かぎろひNOW
悠久の奈良大和路を一歩ずつ 風景、もの、人…との出会いを楽しみながら
唐招提寺金堂の鴟尾
これから歴史を刻んでゆく真新しい平成の鴟尾。

すっかり新しくなった鴟尾を見ていると、長年の風雪に耐えてきたあの鴟尾たちに、もう一度感謝と敬意を表したいという思いにかられる。
最後の見学会のときに、公開された鴟尾。

こちらは東のもの。
鎌倉時代の元享3年(1323)の銘がある。
頭部から腹部までひび割れが生じていたという。
西に据えられていた鴟尾。


思わず、「お疲れさまでした」と声をかけたくなる痛々しさ。
創建当初から日本の歴史を見守り続けてきたお方。
どうぞゆっくりおやすみくださいませ。
って、ついつい感情移入してしまうほどの風格。
なにしろ、鑑真和上に同行してきた技術者の指導でつくられたと考えられている鴟尾なのだ。
これらの旧鴟尾は、新宝蔵で観ることができる。
見学会時の写真をもう少し(2007年11月4日撮影)



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« 唐招提寺金堂の平成大修理 | 唐招提寺金堂 »
コメント
メグさん
おはようございます。
コメントありがとうございます。
ほんとに、お疲れさまでした~って、感慨深いものがありますよね。
新しい鴟尾に後を託せてホッとしていらっしゃるでしょうね。
URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2009/08/27 07:39 | edit
鑑真和上展の時
鴟尾を拝見しました
本当に 御苦労さまって なでて差し上げたい位m(__)m
長い間
ず~~っと 見てこられたのですもののね
yoshyさん
おはようございます。
コメントありがとうございます。
そこは聞いてないのですが、
わざわざ色を合わせる必要性がないと判断されたということでしょうね。
東の屋根も写真では、2色しかわかりませんが、
実際には、濃い色を中心にして、微妙に違いますので、合わせるのは難しいかも。
むしろそのグラデーションが美しくて、
ああ古瓦がここに使われているということがよくわかり、
感動します。
本意はわかりませんが、機会があればまたお聞きしてみますね。
それから、落慶法要は、遠まきに静観します。
URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2009/08/27 06:04 | edit
emirinさん
おはようございます。
寝そべったんですか! さすがはemirinさん。やりますね。
そう、シート敷いてありました。
ああ、私はそのご親切にむくいなかったんですね。
次の機会にはガンバロウ。
そこに寝そべって撮ってはる方いらしたら声かけますね~。
emirinさんの隅鬼見たいなあ。
URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2009/08/27 05:52 | edit
鴟尾の御近影?を出していただき、感謝です。
瓦というものはつくづく耐久性があるのですね。
ところで、新しい瓦の色が今まで葺いてあった古いものと違うのはなぜなんでしょう。
新旧の区別のため?。
古いものに合わせないのには、何か理由があるのでしょうね。
元興寺の極楽坊の屋根を思い出します。
落慶法要を挟んで、ますますお忙しくなるでしょうが、ご活躍を期待いたします。
今晩は!
そこは、おばさん根性・・・(笑)
寝そべりましたよ!
その時、親切なのかわかりませんが・・・確か
青いシートがひいてあったような??
隅鬼さん・・・腕を膝の上に置いて踏ん張る姿に微笑みました。
>落慶法要は11月1~3日ですが、混雑しそうですよ。
そうですねぇ~でも行きたいですね!
emirinさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
この時はすごい人出でしたね。
隅鬼うまく撮れました?
やっぱり寝そべって撮らないと難しいですねえ。
ちょっとできませんでした~^^
落慶法要は11月1~3日ですが、混雑しそうですよ。
URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2009/08/26 19:40 | edit
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