かぎろひNOW
悠久の奈良大和路を一歩ずつ 風景、もの、人…との出会いを楽しみながら
唐招提寺金堂の平成大修理
以下の写真は、見学会のときのもの。
構造補強を検討するためにつくられたという10分の1の模型。
白い部分が、新たに挿入した補強材という説明があった。



パネル説明をご参考に。
(クリックで大きくなります。)
今回の大修理で、新たな発見がいくつかあった。
扉の金具の下から見つかった彩色文様もそのひとつ。

金具のおかげで奇跡的に彩色が残っていたということだ。
再び金具が取りつけられた。
どうやら扉全体にも華やかな文様があったよう。
何だかピンとこない。
今とはずいぶん趣がちがったということだろう。
唐招提寺の大修理は、平安、鎌倉、江戸、明治、そして平成。
次は100年後か、200年後か?
10年の歳月をかけた平成大修理は、多くの方々の知恵と技術を結集した最新最高のものだったはず。
それはまた、過去の大修理に携わった方々との共同作業でもあったのではないか、と思うと、なにかワクワクするものがある。
見ず知らずの過去の作業者に信頼感や親近感を抱き対話しながらの作業だったのではないか、技術者だけが理解しうる世界なのではないか、それぞれの胸のうちに秘められた感慨があるのではないのか、と想像はふくらみ興味は尽きない。
現場で作業をされた人々の話を聞いてみたいもの。
皆様、たいへんたいへんお疲れさまでございましたm(_ _)m
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