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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

五劫院 


3月3日、「お水取り展鑑賞とお松明」イベントに参加された『かぎろひの大和路』読者と一緒に、散策を楽しんだ。
「お水取り」イベントの翌日の、私どもの恒例行事となっている。

今年の参加者は15人。東京を中心に長野県、京都市、宝塚市からのお客様。
案内役は、かぎろひ誌主宰の田中龍夫センセ。

メンバーからの希望を入れながら、前日の修二会とも連動するような味わい深い散策になったと思う。

■3月3日「かぎろひ散策」
コース
近鉄奈良駅→奈良県庁屋上→水門町→戒壇院→転害門→雑司町→五劫院→正倉院→東大寺大鐘楼→三月堂(法華堂)→水谷川→春日大社→森の小径(下の禰宜道)→高畑→昼食(カフェリノワ)→白毫寺→頭塔→大乗院庭園文化館→奈良町→近鉄奈良駅
[行程約6~7㎞]


閑静なまちなみに溶け込む五劫院(ごこういん)。


江戸時代、大仏復興を成し遂げた公慶(こうけい)上人のお墓がある。



前日、西山厚先生から、1667年修二会の最中に二月堂が全焼した時のお話があった。
お堂が焼け落ちた後、本尊の十一面観音様がひとり立っておられたという。

実はこの時、公慶さんは練行衆として参籠していた。公慶さん二十歳、2回目の参籠だった。

写真は、公慶上人が亡くなられて300年(平成17年)の時に、奈良国立博物館で開催された特別展の図録。
この中でも、西山先生は、公慶上人の人生を熱く執筆されているので、興味のある方はご一読を。語りと同様、文章もわかりやすく、まるで小説を読むように感情移入してしまった。

図録の中で、当時の別当、森本公誠師は、次のように公慶上人の功績を讃えている。

平安時代末期と戦国時代と、二度も戦乱で無惨に焼け落ち、聖武天皇の余映はいずこにと、荒れ果てていた東大寺の大伽藍。それが不死鳥のようによみがえったのは、まさしく公慶上人の獅子奮迅の働きがあったからであります。今日の東大寺はいうに及ばず、古都奈良が世界遺産に指定されたのも、公慶上人のおかげといって過言ではないでしょう。ところが地元の人たちの間でさえ、公慶上人のことがほとんど知られていないのです。

平城遷都1300年にあたる今年は、五劫院のご本尊、五劫思惟阿弥陀仏坐像 (ごこうしゆいあみだぶつざぞう)(重文)が特別開帳される。鎌倉時代に、東大寺復興に尽力した重源(ちょうげん)上人が宋から持ち帰ったとされる仏様。ヘアスタイルがちょっとユニークですよね。

4月2日~4月15日(2010年のみ公開)
8月1日~8月12日(例年公開)
http://www.1300.jp/event/roam/yamatoji/shaji/08.html

これに併せて、ぜひ、本堂裏の公慶上人のお墓にもお参りください。

境内の見返り地蔵


五劫院の甍にサンシュユの黄色が美しく映えていた。


※思惟山五劫院
奈良市北御門町(小さなホテル奈良倶楽部さんのちょっと東)

鎌倉時代末期に創建。東大寺の末寺。
現本堂は寛永年間(1625~44)に再建。

地図
http://blog.narasaku.jp/index_map.php?x=135.83738565444946&y=34.69231518672502&z=16&blog_id=

※トップの写真は、奈良県庁屋上から。
東大寺大仏殿と、そのやや右手に二月堂が見える。

※3月3日、ご参加の皆様へ。
軽めの散策というには、ちょっとハード過ぎたかもしれません。
お疲れは出ていませんでしょうか。
行き届かないところも多く、失礼しました。
ありがとうございました。

※毎年「お水取り」イベントに併せて、その翌日、散策を楽しんでおります。
前夜遅くなる方もいらっしゃいますので、朝遅めに10時頃から奈良市内を和気藹々と。
ワタクシ自身ものんびり楽しみたいという思いもあって、あまり積極的なお誘いもせず、ひそやかに決行しております。
田中龍夫センセの説明付きです。
興味のある方は来年、よろしければご参加ください。
散策だけのご参加もOKです。

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Posted on 2010/03/05 Fri. 20:36 [edit]

category: 大和の寺社

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コメント

 

やろいさん
こんばんは。
お訪ねありがとうございます。
仏教を身近にされているのですね。
頭が下がります。
また、いろいろと教えていただけたら幸いです。
五劫院さんには、私もまた拝観にうかがいたいと思っています。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2010/03/06 21:18 | edit

 

今晩は。
五劫院・・・懐かしいです。
たった一度ですが随分前に訪ねたことがあり、昨年から僧侶の方に薦められました。
仏教を学ぶようになりまして、1つのことばを大切にするようになりました。
一劫・・・何度も聞かせていただくことばです。
1辺20kmの岩を3年に1度、天女が舞い降りて羽衣でなで、岩がすり切れてなくなってしまうまでの時間・・・途方も無い時間・・
常に称える経典に中に「五劫思惟之摂受 重誓名声聞十方」と言う
お言葉があります。
そんな意味を考えながらもう一度訪ねさせていただきます。

URL | やろい #79D/WHSg | 2010/03/06 19:59 | edit

 

旅宿ぶらりさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
お忙しそうですね。
>今年はやっぱり狙い目ですね!
ほんとに!
あんまり多すぎて、選ばないといけない、うれしい悲鳴です^^

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2010/03/06 12:08 | edit

 

白雪さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
県庁屋上からの眺めは、高い建物がないこその、奈良のすばらしさを実感していただけますよね(^_^)v
この日は10時に近鉄奈良駅出発。
10人の方は3時半に清水通りの骨董屋さんに約束があるとのことでしたので、ピタリ間に合わせることができました。
その後、5人で頭塔(これはすばらしい。またアップします)や大乗院庭園文化館で休憩し、おくたさんでみたらし買ったりしながら、近鉄奈良駅が5時頃でした。
急遽、三月堂を入れましたので、昼食が遅れたりして、ちょっと盛りだくさん過ぎたかも。
お疲れになった方がいらっしゃるのではとちょっと心配しております。
でも、メンバーの中に、85歳くらいの方がいらっしゃって、お元気に歩かれていました。
この方は毎回、お水取りイベントと両方参加くださっています。
皆さん、年齢は高めです。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2010/03/06 12:03 | edit

 

寿限無でおなじみの「五劫のすりきれ」ですよね(笑)
気の遠くなるような長い年月にわたって、祈りを捧げておられた・・・確かそのようなことを伺った覚えがあります。
独特なヘアスタイルは唯一無二。
一度このお寺にお伺いしたことがあるのですが、予約が必要とのことで、以来遠ざかっておりました。
今年はやっぱり狙い目ですね!

URL | 旅宿ぶらり #79D/WHSg | 2010/03/06 10:13 | edit

 

おはようございます。
トップの写真「県庁屋上」と思わずニヤリ最高のアングルですね。
昨秋に同郷の関西在住の人たちを案内したとき皆さん絶賛されていました。
いささかそのときは鼻のほうが数センチ?高くなりました。
この行程で時間はどのくらい掛かりますでしょうか?還暦プラス・・・歳でも大丈夫でしょうか?
今後の参考にしたいのですが。

URL | 白雪 #79D/WHSg | 2010/03/06 08:20 | edit

 

なむさいじょうさん
おはようございます。
コメントありがとうございます。
>わたくしも去年の9月に奈良倶楽部さんの前を通って五劫院を訪問しました。
ブログ記事読ませていただきました。
そういえば、読んだことがあるような^^;
失礼しました~。
>ご存知かもしれませんが、朝日新聞にタレントのはなさんがここの五劫思惟阿弥陀仏を「奈良のお母さん」と呼んでいる記事がありました。
本堂の裏に、この記事が掲示されていたと記憶しています。
これは気がつきませんでした。
ご紹介のはなさんの記事は読ませていただきました。
自分の好きな仏像がある、必ず会いに行く、いいお話ですね。
それが五劫思惟阿弥陀仏さまというのもいいな^^

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2010/03/06 07:19 | edit

 

こんばんは~
 わたくしも去年の9月に奈良倶楽部さんの前を通って五劫院を訪問しました。
閑静な、いいところですね。
 ご存知かもしれませんが、朝日新聞にタレントのはなさんがここの五劫思惟阿弥陀仏を「奈良のお母さん」と呼んでいる記事がありました。
   http://www.asahi.com/kansai/kokoro/hana/OSK200706290032.html
 本堂の裏に、この記事が掲示されていたと記憶しています。

URL | なむさいじょう #79D/WHSg | 2010/03/05 23:00 | edit

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