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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

彼岸の行事 

高野山麓の実家で。

母が存命中は、ご先祖様のお墓参りにもついぞ行くことがなかった。
それなのに今、たったひとりの墓参という不思議。

花を買って行かなかったので、庭やら畑やらで目につくものをどっさり切って抱えて行った。
スイセン(水仙)、ユキヤナギ(雪柳)、バイモ(貝母)、ムラサキハナナ(紫花菜)…。満開の彼岸桜も背伸びして枝を切る、崖の上の危なっかしいところのレンギョウにも手を伸ばして。

写真中央はコウヤマキ(高野槙)。仏前に欠かせないこんな木もちゃんと育っているのがありがたい。

昨夜、mihoさんのブログ「室生浪漫~奈良・大和高原の酒蔵から」を見ると、こんなことが書かれていた。

どこのお家も、一年中、何かお花があるように計画しています。
それは何よりも仏さまのため。
お墓には季節のお花をお供えできるように。それが第一の目的ではないかと思うほど年間お花計画は念入りです。


そうなのか~。
ワタクシがそこらあたりの花を切って墓参りをしたのは正解だったのね。
お墓は春の花に彩られたとはいえ、花を買ってこなかったことにいささか後ろめたいものがあったのだ。

なるほど、母は花好きでもあったが、仏様のことも考えていたってことのようで^^;

母の人生に何か失敗があったとしたら、娘にきちんと郷土の風習や料理を伝授しなかったことかもしれないと思ったりする。

郷里の風習と言えば、お彼岸に集落の1軒1軒が餅まきをする。
順番に上の家から、あるいは下からお餅をまいていく(斜面にはりついているような集落なので上から下からという表現がわかりやすいのだ。餅まきの順番は上から下から毎年交互のよう)。

人々は1軒ずつ餅拾いをしながら、ぞろぞろと巡っていく。
残念ながらワタクシの記憶にはないのだが、おてんばな娘が高校生のときに、母に特別指名されて餅まき、餅拾いに参加したことがある。一昨年になるのかな。その前年かもしれない。

初めての経験だった娘は、何度もワタクシにメールを寄こした。
「餅拾い、おもろい!!!!」「だいぶ激しい!ほんまおもろい!!」

その行事が明日ある。
母のいなくなった実家は、なかなか同調できないというのが実情だ。
餅まきはもちろん強制ではないのだが、実家以外はまかれるようである。

今朝、ご近所のAちゃんが急いでやってきて「お餅丸めるの手伝ってくれへん? 1人なんよ」
このAちゃん、近所のMさん宅のお嫁さんなのだが、実は奇遇にもワタクシの高校時代のクラスメート。
お互いに気安さがあって「オッケー」と出向いて行った。

使い始めという最新の餅つき機が備わっていて、いたく感心した。

蒸すところから一気にやってくれるという。しかもパン生地機能などもついているすぐれもの。
チョーカンタンicon22これはいいわ~。
お餅大好きな父のために購入を提案してみよう。

できたてほやほやのお餅を貰って帰った。
よもぎ餅と、よもぎあんころ餅。仏壇にお供えしてから「いただきま~す」。

故郷の味、春の味である。

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Posted on 2010/03/20 Sat. 20:29 [edit]

category: 高野山麓から

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コメント

 

mihoさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
勝手にご紹介して失礼しました。
室生の里に思いを馳せながら、いつも楽しく拝見しております。
お酒も気になりますし…。
よもぎ餅も気になる…^^;

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2010/03/21 18:44 | edit

 

心臓が止まるかと思いました・・・・・・・・・。
一年生の「あのね帳」のような文章を引用していただいていて・・・。
たいへん恐縮です。
うちでは今、よもぎ餅をつこうかつくまいか、思案中です。
あ、もちろん義母が、ですけど。

URL | miho #79D/WHSg | 2010/03/21 16:32 | edit

 

PANDORAさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
実家と自宅を往復する生活はちょっと似てますよねえ。
でもPANDORAさんは距離が遠いので、その分たいへんですね。
やはり仏壇に供えるためにお花を育てていらしたのですね。
お庭をつぶすのはずいぶん勇気が要ったことと思います。
当初はさみしかったことでしょうが、日々の生活が大事ですものね。
父も仏壇の水替えを日課にしております。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2010/03/20 22:50 | edit

 

こんばんは!
 福岡のお袋も庭に一年中何かしらの花を咲かせていました。
 目的は仏壇に供えるためです。親父の両親は亡くなって50年
以上経っていますが、その間も欠かさず育てていました。
 そのお袋も4月1日で90歳となり、庭にでることも出来なく
なりました。施設通いや訪問ヘルパーさんのこともあり、庭をつ
ぶして駐車場にしてしまいました。
 お袋ももう庭に出ることもないと、駐車場にすることに賛成し
てくれました。
 今では時々花屋で花を買って、仏壇にお供えしています。花瓶
の水替えはお袋の数少ない仕事の一つとなっています。

URL | PANDORA #79D/WHSg | 2010/03/20 22:21 | edit

 

白雪さん
こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
餅つき機をお持ちですか(お餅ですかと書こうとしました^^; 昨日のガクンは、もしかしたらハット驚いた、でしょうか。反応していただき感謝です。ゆるキャラほどではありませんが…。)
この餅つき機があったら、簡単にお餅がつけそうで俄然欲しくなりました。父のために、ですよ。父に丸めてもらったら、1人でもやれそうですよねえ。
それにしても、大事なこと学んでいませんわ~。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2010/03/20 22:09 | edit

 

橋本高校OGさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
今頃はよもぎ餅ですよね!
すでに食べられましたか。やはりお母様のおかげですね。
母も以前はよく自家製のお餅を送ってきてくれたのですが、今となっては、私はお墓参りが精一杯で、餅つきまで手が回りません^^;
今もこの山村ではずっと餅まきの風習は続いているようです。
子どもの数が減りすっかり高齢社会ですけどね。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2010/03/20 22:02 | edit

 

こんばんは、今回の「かぎろひの世界」は少し考えさせられました。はたして母上様が失敗をされたのか・・・・?はたまた娘を見る目があったのか。考えたら眠れそうにありません。
餅つき機で蒸すから突くまでしっかり仕事をするの、凄く便利です。しかし丸めるときの契る役の人とても熱くて火傷しそうです。ほんとたいへん。

URL | 白雪 #79D/WHSg | 2010/03/20 21:34 | edit

 

 かぎろひさん いつもメールを読ませていただいてます。
わたしもよもぎもちを食べました。3月に入ってすぐに、実家の母が近所の和菓子屋さんでよもぎ餅を売っていたからと送ってくれました。きな粉もつけて。ヨモギのいい香りがしました。
餅まき、餅ひろいですが、わたしも子どもの頃に、餅拾いによく回ったことを覚えています。
家の棟上げ、初午、秋祭りとしょっちゅう近所のどこかがおもちをまいていたような記憶があります。今の子どもなら、落ちたものを拾うなんてできないでしょうね。どこの家が何時からお餅をまくという情報も口コミでまわっていましたね。

URL | 橋本高校OG #79D/WHSg | 2010/03/20 21:18 | edit

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