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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

桜井市高家の綱掛け神事 

過日の桜井市ウォーキングフェスティバルでお知り合いになったkozaさん(奈良まほろば検定ソムリエ)のお誘いで、1月8日、桜井市下高家(しもたいえ)の綱掛け神事を見学させていただきました。

明日香村の稲淵や栢森の綱掛け神事、桜井市大西・江包のお綱祭りなどは有名ですが、下高家の行事となると、地元にお住まいのkozaさんならではの情報。大喜びで「行きます、行きます!」

kozaさんは、当日までに、西内さんとこの「談山」に御献酒の熨斗(神様だと思って。お供えではないですよね)つけて(>kozaさん)届けてくださったり、いろいろとお気遣いされたようですが、ワタクシは当日、のんきに便乗させていただいただけ^^;


では、下高家の場所から。


大きな地図で見る


↓近くの道標とお地蔵さま





奈良盆地を見下ろす風景がすばらしい。

↓北を向く。



↑東に、三輪山、龍王山♪…と山々が北へ連なり、若草山まで目が届きます。
左手、向こうの古墳は箸墓ですね。


↓北西方面を。



↑正面に耳成山、左の山の間から二上山。なんとものどかな風景が広がります。


↓畝傍山が見える場所も発見icon22




こんなに素敵な所、また改めてゆっくりと歩いてみたいと思ったのでした。


ん? ここで締めてどうすんねん^^;
これから、本題でーす。


↓下高家の集落



綱掛け神事は、下高家の14軒で行われています。
綱作りは、毎年順番に当たる頭屋さん宅で行われるのですが、今年は↑写真左の橋本家で。

作業は午後いちばんから始まりました。
藁を持って、頭屋さんの家へ集合します。



↑藁は各家から12把ずつ持ち寄りますが、閏年は13把。で、今年は13把なのだそうです。


↓まずは、始まりのセレモニー。
ご挨拶の後、お酒をキュッといただいて、気合いを入れます。




←よっしゃ、ワタクシも。
(ってアンタが気合い入れてどうする!)

ありがたく頂戴して、綱が無事にできあがることをお祈りしましたよっ。

豪快にお湯のみで♪



いよいよ綱作り。まずは藁打ちなどをして準備~




綱を綯うのは屋根にわたしたハシゴを利用。
ハシゴにかけた藁を3等分し、ハシゴ下で3人が分け持ちます。ヨイショ、ヨイショとかけ声高らかに、“左手で送る、右手で取りにいく”(左回りですね)と回していきます。いわば、人間綱綯い機。ひとつかみの藁をタイミングよく足していく人の早業にも目を奪われました。綱を綯う3人は、足された藁をギュッとねじながら回す、回す~

息が合うと、それはもう見事な回転ぶりbikkuri-03 思わず拍手してしまいました。



しかーし、なかなかこうはうまくいきません。
やはり、長年の間にコツをつかんでいくもののようです。

この日、頭屋の2人の息子さん(24歳、19歳)が、デビューを果たされました。



連綿と続いてきた風習は、こうして次の世代へ伝えられていくのですね。
その瞬間に立ち合ったような気がして、思わず胸が熱くなりました。


デビューした若者がいるかと思えば、もちろん卒業した方も。
別室で細綱を一生懸命作っていらっしゃいました。
見事な役割分担ですね。





↓だいぶできてきましたね。綱は25尋(ひろ。1尋は両手をいっぱいに広げた長さ)で40mにもなります。




ちょっと休憩をはさんで、さあ、最後の雄綱のシンボルづくり。



複雑でどないなっているのか見ていてもわからなかった^^;のですが、要領よく編まれていきます。
ほぉーっ、見事なできばえ! と感心していたら、
「今年のは小さいな。いつもの半分くらいやで。誰や、ちょっと締めすぎや~」
でも「形はいい」という全体評価でした。


完成した綱はまぁるく積まれ、塩、洗米をお供えし、灯明を立てます。
その前に長老が座り、一同、般若心経を唱和。




その後は怒濤の勢いで事が進み、般若心経の余韻に浸っていたワタクシ、あっけにとられるばかりでした。

↓綱をくずすや、それを頭屋さんにワッと浴びせかけ




↓綱は一気に表へ引かれていきました。




↑しかし、道へ出るとスムーズには進みません。
雄綱シンボルを電柱に巻き付けたり、岸に転がしたり…
おっちゃんたちが無邪気な笑顔で綱を運んでいくのが、た、楽しすぎる~(^O^)


綱掛け場に到着~




綱は、集落の境界の地に、高家川を挟んで高々とかけられていきます。




この頃には、5時を過ぎて夕闇が迫り、奈良盆地にも灯りが見え始めていました。




皆様、たいへんお疲れさまでした。
お世話になりました。
kozaさん、ありがとうございました。

※すでにkozaさんがブログアップされています→こちら

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Posted on 2012/01/12 Thu. 20:08 [edit]

category: 桜井市

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コメント

 

なむさいじょうさん
こんばんは!
勧請縄は、ちょっと山間部に入った所に多く見かけるような気がします。
1月~2月が多いのではないでしょうか。
今回、とても楽しかったので、あちこち行ってみたいものです。
そうそう、今日、開店中の餅商一ツ橋に立ち寄ることができました!
最後の4個の焼き餅をゲット。それから念仏寺にも足を伸ばしてきました。ああ、おもしろかった~。後ほどアップしまーす。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/01/14 22:42 | edit

 

円亀山人さん
こんばんは
連日、1日出ておりまして、掲示板のほうも失礼しております。
高家は、難読地名やな、と思いつつ、書いておりました。
貴重な行事に半日どっぷり見学させていただき、とても楽しかったです。
奈良まほろばソムリエ検定というのは、奈良商工会議所が主催している奈良検定で、1級、2級、ソムリエがあったかと思います。
詳しくは
http://www.nara-cci.or.jp/narakentei/

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/01/14 22:35 | edit

 

*ならら*さん
こんばんは
奈良県内各地を歩いているとよく勧請縄に出合いますが、きっと、それぞれの地で特有の行事が行われているのでしょうね。
あちこち巡ってみたくなりました。
「カンジョウ」の小字も各地にあるのでしょうか。
ほんとに深くて興味が尽きない奈良!

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/01/14 22:29 | edit

 

こんばんは!
こういう行事は、なかなかお目にかかる機会がないので、貴重ですね。
そういえば小夫の天神社に行ったときに、県道に勧請縄が掛けられていました。
掛け替えはどこも同じような時期なんでしょうか。

URL | なむさいじょう #79D/WHSg | 2012/01/14 18:17 | edit

 

似たような行事は全国各地に存在しますが、さすが奈良には数が
多いです。そして地名も面白い。「下高家(しもたいえ)」と読むんで
すか。集落の全戸が集まる行事というのがいいですね。
おじさんたちの繊細にして豪快な技の冴えを実感できました。
「奈良まほろば検定ソムリエ」って、どこが実施している資格検定なの
ですか? 難しそうですね。
Kozaさんのブログも拝見しました。奈良学のエキスパートのような!

URL | 円亀山人 #79D/WHSg | 2012/01/14 10:22 | edit

 

おはようございます。
とってもとっても興味深く何度も何度も読みました!!
リンネさんのコメントもとっても興味深いです。
一帯に残る、この行事
いつの時代からのものなのか(ほんとに知らないことばかり・・)
調べてみようかと、おもったり!!
奈良のありようって、
あ!おもしろ~~~ぃ。

URL | *ならら* #79D/WHSg | 2012/01/14 08:54 | edit

 

リンネさん
こんばんは。
大和路のあちこちにこうした伝統行事が残っているのですね。
貴重な神事に立ち合わせていただけて、感動しました。
高家にカンジョウの小字がありましたか。
興味深いですね。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/01/13 23:43 | edit

 

こんばんは
貴重な神事ですので、お若い後継者もデビューされ後世に伝承してもらいたいですね。
県内には地名で「綱掛け」に関する小字も沢山残っていますが、高家にも「カンジョウ」の小字がありました。

URL | リンネ #79D/WHSg | 2012/01/13 19:07 | edit

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