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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

お水取りイベント2012 

3月11日、葛城古道を歩いて酒蔵見学をし、奈良のお酒を味わうというイベントに参加しました。

出発前に、御所駅前で1分間の黙祷をしてから歩き始めたのですが、それでも、こんな日にという後ろめたい気持ちをずっと引きずりながら……も、楽しく過ごしてしまいました。申しわけありません。
帰りも遅くなったのですが、そうや、せめて、二月堂へお参りして手を合わせようと思い立ちました。

二月堂に着いたのは、22時頃だったでしょうか。
お堂の周りはひっそりして人の姿もありません。耳を澄まさずとも、声明や鈴の音が聞こえてくることに感動しました。



お松明が終わったすぐ後のザワザワした感じとは別世界ですね。ああ、ほんとうはこういう時間に来るべきなのだと実感しました。
練行衆の皆さんが、すべての幸せのために懺悔してくださっているということが心底ありがたく感じられたのでした。


3月2日に行われたイベント「お水取り展鑑賞とお松明」(奈良国立博物館特別支援会員「結の会」主催)で聴いた西山厚先生のお言葉が耳によみがえりました。

お水取りは、十一面観音さんにおわびをする行です。



おわびして、おわびして、声明をとなえ、礼拝し、時には板に体をうちつけたり(五体投地)しながら、合わせて「天下安穏・五穀成熟・万民豊楽」を祈るのです。

しかし、昨年3月11日、あの大震災が起きました。あろうことか、お水取りの最中でした。
翌日、東大寺の北河原公敬別当は、二月堂で涙ながらに語りかけられました。




練行衆の皆さんはどんなにか苦悩されたことでしょう。無力感にさいなまれたはず。
今年の祈りはもっと深くなると思います。


西山先生は、このように締めくくられました。


3月2日、「お水取り展鑑賞とお松明」に参加された皆さんは、西山先生のお話を聴いてから、「お水取り展」を鑑賞、それから東大寺総合文化センターへ移動しました。

ミュージアムでは、初公開の、東大寺の僧侶の日記「二月堂修中練行衆日記」(重文)が展示されていました。(これは14日まで)

ちょうど西山先生から聞いたばかりの、平清盛の命令で重衡が行った「南都焼き討ち」(治承4年=1180)のページが開かれていて、生々しい描写を見ることができました。

※東大寺ミュージアム 
特集展示「二月堂修二会」は4月1日まで。詳しくはこちら


←同センター金鐘ホールでは、上野道善東大寺長老のありがたい法話に耳を傾け










本坊で食事をして、二月堂へ向かいました。




↓食事






←銘菓「糊こぼし」とお香水のお土産









ご参加の皆様ありがとうございました。

奈良国立博物館特別支援会員「結の会」では毎年、このイベントを行っています。
「お水取り」初心者にとっては、とてもわかりやすく、内容のつまったものになっていると思います。
興味のある方は、どうぞご参加くださいませ(日程などは、2月頃から、奈良国立博物館のHPでお知らせします)。

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Posted on 2012/03/13 Tue. 23:04 [edit]

category: 奈良国立博物館

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コメント

 

natsuoさん
こんにちは。
こちらこそ、その節はありがとうございました。
私も二月堂は好きなのですが、「お水取り」については初心者です。
ほとんど知らないのも同然なのですが、深夜の声明は落ち着きます。
すばらしい声とリズムがあって、引きこまれてしまいます。
「南無観」ぐらいしか聴き取れなかったりしますが^^;
来年はもう少し聴聞の機会があるといいのですけど。
この日は、例の会に参加した友人と一緒にお参りしました。
それを書かなかったものですから、深夜の独り歩きは危険だとあちこちで言われてしまいました。
あっ、natsuoさんのブログ、まだ探せずにいます。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/03/17 13:59 | edit

 

先日はありがとうございました。
二月堂さんにはご縁があってよくお参りに行きます。
でも、お水取りがどういう理由で執り行なわれているのか
全く知りませんでした。
教えていただきありがとうございます。
それから、ずっと考えていたけど、なかなか理解できなかった
昨年の地震のあとの東大寺さんの「借り入れをして義援金」の
意味が少し理解できました。
これからは今まで以上にキチンとお参りしないと、と強く思います。

URL | natsuo #79D/WHSg | 2012/03/17 10:50 | edit

 

らん♪ちゃん
こんばんは!
修二会も、満行ですね。春が待たれます。
お疲れさまです。
現地へ行かれた人の言葉には重みがあります。
私も東北のお酒を飲むようにします。
ご自愛くださいね。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/03/14 20:25 | edit

 

なむさいじょうさん
こんばんは!
昔、12日にずっと午前3時頃でしたか、最後まで聴聞したことはあるのですが、結構混んでいた記憶があります。12日は特別なんでしょうね。
でも、11日の静かさにはびっくりでした。
南の局でいたのですが、しんとして厳か感いっぱい。
声明のリズムもハーモニーも素敵(などと言っていいのでしょうか^^;)で、引きこまれました。楽譜にしたい気持ちがわかりました!
来年は、深夜の聴聞を予定に入れて、じっくりのぞみたいと思います。
あの、お水取り弁当、食べたいですよね~
商 品化されたらどうでしょう。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/03/14 20:19 | edit

 

おはようございます。
毎年、2度は局で深夜拝聴しているのですが
今年は事情があり行けません。
遠くから祈るばかり。
宮城県では、住宅地の間に仮説住宅が並んでいたり
津波の被災地から離れた東北大学でも壁がくずれたままのところも。
先日の法要は1000体の御遺体が安置されていたそうで
1年後にようやく法要を行うことで使われた場所だそう。
そこに立たせていただいて参拝の方と少しのお話を。
わたしに今出来ること。
被災地の物を買うことが一番なのでしょうか?
それしか思い浮かびませんでした。
一生懸命に自分達で作ったものを売っている姿が
目に焼きついています。
どこに行っても、空き店舗や露店で個人商店の方々が
出店されていました。

URL | らん♪ #79D/WHSg | 2012/03/14 05:09 | edit

 

こんばんは!
二月堂、行かれたのですね。
22時ともなれば、かなり静かになっている頃ですね。
静寂と闇と寒さと。
今年の堂内は特別な祈りに包まれているように感じました。
お水取り企画は大勢いらっしゃっているようですね。
世話役、ご苦労様でした。
お弁当は、例のお水取り弁当かなと一瞬思いました。(笑)

URL | なむさいじょう #79D/WHSg | 2012/03/14 01:04 | edit

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