fc2ブログ

04 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 06

かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

阿弥陀浄土院跡 

日付を確認すると、12月10日のことです。
新大宮駅前のビルに所用があったのですが、いいお天気なので、ちょっと早めに出てお散歩がてら行くことに。

寒いときはあまり自転車に乗りたくないし、そうそう、この日は、段ボールを束ねたのを回収場所まで持っていくことにしたのでした。
徒歩10分くらいかな。
ちょうど作業中のお兄さんに段ボールを渡した後、そこから北へ続いているような路地が見えたので入ってみたのでした。初めての道です。

新しい家が立ち並ぶ道のすぐそこに、えっ。

221210阿弥陀浄土院跡


ここだったのかー^^; 阿弥陀浄土院跡。
西から平城宮跡に入ると、いちばん東の隅っこだし、法華寺あたりからでも、わざわざ目指さないと行けない所に位置しているのです。

思いがけず行きついて、いやはや、自宅からのほうが近かったとは(笑)

石碑も説明板も立派で、それだけで大事な場所だと考えられていることがわかります。

221210阿弥陀浄土院石碑

説明

221210阿弥陀浄土院説明板
↑クリックで拡大します。

光明皇太后の一周忌が行われた所とあります。
発掘調査で、浄土庭園の存在も確認されたとか。

花崗岩の景石が残る?

キョロキョロ、あっ、あれかな。

221210景石


221210景石2


どうやら、田んぼの中にあるようです。

農作業をされているおじさま「あの石、昔からあんねん」

221210景石と作業中
↑赤丸が浄土庭園の景石

農作業される人と、奈良時代の遺物が自然に共存している風景に、妙にカンドーしてしまいました。

平成12年(2000)の発掘調査で浄土庭園が見つかったようですが、それまでに、「この石、邪魔やな、抜いてしまおか」とならなかったものですね(笑)


阿弥陀浄土院は平城宮跡東院庭園のすぐ東側。

221210東院庭園





法華寺旧境内といえば、もともとは藤原不比等の邸宅だった所。
平城宮との距離感、その大きさからも、うーむ、不比等さんの圧倒的な力が伝わってくるような気がします。

関連記事
スポンサーサイト



Posted on 2022/12/21 Wed. 14:54 [edit]

category: 奈良市

TB: 0    CM: 0

21

コメント

Comment
list

コメントの投稿

Secret

Comment
form

トラックバック

トラックバックURL
→http://kagiroi3.blog.fc2.com/tb.php/3150-930e2d81
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Trackback
list