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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

下永のキョウ 

先日(といっても4月のことですが)、磯城郡しきぐん縦断ウォークをしたときicon52結崎ゆうざき駅(近鉄橿原線)の北方の集落でこんな光景に出合いました。



一種の結界なんでしょうね。
不思議な雰囲気。この集落にはなんかオモシロイことありそう、ってビンビンきました。

向こうに見えているのが八幡神社の鳥居です。
その近くにいらっしゃった方とお話ししていて、6月第1日曜に野神さんの行事があることを知りました。

6月3日、出かけてみました。
場所は磯城郡川西町かわにしちょう下永しもながにある、隣り合わせた2つの集落、西城(にしんじょう)、東城(ひがしんじょう)。


↓だいたいの位置




この野神行事、正式には「下永のキョウ」と言い、川西町の指定文化財になっているんですね。
↓説明板が掲げられていました(クリックで大きくなります)。

  


最初に、西城で、それが終わると東城で野神神事が行われます。
なぜ、時間差があるかというと、糸井神社の宮司さんがお一人でこの神事に立ち合われるからなんです。
宮司さん、大忙しです。


同時進行じゃないので、取材するほうは安心です。

まずは西城へ。



大和川を渡って、ノガミさんをめざします。
あれっ、男の子が担ぐんじゃないの?

そうなんです、昨今の少子化で、男の子のいない年もあるのですね。
そういう場合でも続けようということが決まったのだそうです。
集落を4つに分けて、順番に担当しているとのこと。




ノガミさん、普段は鍵がかけられていて厳重です。
昔はもう少し北にあったそうですが、浄化センターができたときに、こちらへ移転したのだとか。




生垣に囲まれたこんもりと厳かな場所で神事が始まりました。



あーっ、↑左下に見える黒い物体は、ほほ、ワタクシのリュックです。あんなとこに置きっぱなしにしてたんですね^^;


では、神事をのぞいてみましょう。
生垣の途切れたところからカメラを向けてみました(すいません)。




よしっ、反対側からも撮ってみよう!

と、ぐるっと回って、藪の中を急いで行ったら、うわっ、顔面に蜘蛛の巣が直撃(>_<)











公民館に戻ると、食事の用意が着々と進められていました。
この日の、特別料理です。
「箱ずし」と呼ばれていましたが、参考にされているアンチョコには「四角飾り寿司」と書かれていました。



木枠にすし飯をつめて四角い形を作り、その上に、高野豆腐、しいたけ、薄焼き卵、鯖の切り身、でんぶなどが乗った、なかなか豪快なものです。
「ご飯の量、ずいぶんありそうですね」と言ったら
「1升で7つ作れます」


さあ、次は東城へ。
急ぎ足で歩いていたら、後ろから来た車が停まり「乗っていかれませんか」

なんと、糸井神社の宮司さんです。
す、すいません、おそれおおくも、宮司さんのお隣に便乗させていただきました。
おお、宮司さんと一緒なら、まだお祭り始まってないってことやわ、ラッキー、な~んて、ひそかに思ったのでしたが^^;
ありがとうございました。


東城は、子どもたちが主役。
写真撮らせてね(ブログアップもお父さんたちに了解もらいましたよ)。
中学生の皆さんです。



こちらは、ジャジャウマと呼ばれます。
竹で組んだ屋形を、センダンの葉で葺いたもの。
中のジャは、とぐろをまいているとか。
西城が雄、こちらは雌だそうです。

八幡神社でお祈りをしてからノガミさんへ出発~







ノガミさんで




神事が終わると、待ちかまえていた集落の皆さんがコモクサと農具のミニチュア模型をもらっていました。
以前は、コモクサは投げていたのだそうですが、車が多くて危険なため、手渡しになったとか。



コモクサは三つ編みにして、玄関先に飾っておくと、虫がつかない、邪悪なものから守られると言われています。
この日、家々のコモクサは新しいものと取り替えられます。
そうそう、コモクサの中には、はったい粉が入っているのですって!




ヘッヘ、ワタクシもいただいてしまいました。



もちろん、三つ編みにして、玄関先に飾っています。



この日、奈良の民俗を研究されているという大学院生の方とお知り合いになりました。

西大寺駅まで同じ電車でおしゃべりしながら帰ったのですが、「下永のキョウ」は本来「饗」という字だったらしい、ということを教えていただきました。

彼はこれから論文にまとめられるそうです。
読みたいなぁ。

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Posted on 2012/06/08 Fri. 06:04 [edit]

category: 磯城郡

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コメント

 

リンネさん
こんばんは
はい、とても興味深く見せていただきました。
「神ノ木」ありましたか。きっとそのあたりですね、ノガミさんは。
佐保川を大和川合流地点まで歩いたのもついこの前なので、一気に親近感のわく地域になっています。
ぜひ、行ってみてください。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/06/09 22:56 | edit

 

こんばんは
大変興味深い神事ですね。
あのあたりは広瀬神社の砂掛け祭りや六県神社の御田まつりもありますね。
6月の第一日曜日とのこと。
来年、見に行けたら行きたいと思います。
地図で確認しますと、ここは佐保川、大和川、寺川や少し離れて飛鳥川、葛城川などが合流しているところなんですね。
浄化センターと大和川に挟まれたところが小字の野神で、東城の下永橋の近くには、「神ノ木」の小字がありました。

URL | リンネ #79D/WHSg | 2012/06/09 19:20 | edit

 

なむさいじょうさん
おはようございます!
昔から地域に伝わる行事は、たいへんオモシロイですね。
今年は残念ながら、男の子がいなかった西城ですが、いる場合は、自宅で(複数いるときは、いちばん早く生まれた子の家)で食事を始めとする諸々の用意をするのだそうです。
前日に行ったら、準備されるところが見られるようです。
とぐろを巻いたへび、見たい^^;

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/06/09 07:31 | edit

 

こんばんは!
こういう地域密着型の行事、面白そうですね。
ただ、びじたーにはなかなか遭遇できるチャンスがありません。
少子化、高齢化でこういう行事を維持していくのは大変でしょうけど、大切にしていただきたいですね。

URL | なむさいじょう #79D/WHSg | 2012/06/09 00:27 | edit

 

*ならら*さん
こんばんは
芝辻、法蓮にノガミさんありますよね。
でも、もうあまり行事らしいことはやってないんじゃないかと。
三条のノガミさんは全くやってないと、この日出会った院生さんに教えてもらいました。
もう少し南のほうへ行くと、活発に行われていて、興味深いです~

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/06/08 19:18 | edit

 

おはようございます
へ~~~~!!
家の近くでもノガミさん2か所ほどあります。
なんのことか知らなかったんですが、こうゆう神事をするのですね。
とっても興味深かったです。
ありがと!

URL | *ならら* #79D/WHSg | 2012/06/08 06:22 | edit

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