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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

さよなら 豊住書店さん② お別れイベント 

10月31日(日)、豊住書店さんの閉店にあたり、旧知のNさんやTさんが、感謝をこめて企画されたお別れイベント。

211031平家物語


その冒頭のあいさつを仰せつかったのが、なんと、『かぎろひの大和路』主宰の龍センセ。
どうやら、仲間うちで、いちばんご縁が長い?(最高齢?) 奈良へ来た頃からのおつきあいだそうで、かれこれ53年だとか。

歴史書から全集まで、豊住さんにはずいぶんお世話になったのだ。
おじいちゃんから、この夏亡くなられた店主夫妻とも長いおつきあい。数年前まで、レジに座っていらっしゃった奥様は、ワタクシが立ち寄ると必ず「龍ちゃん、元気?」とお聞きになった。同年齢で、一緒に飲みに行ったこともあるらしい。

そんな思い出話を、企画者のNさんから「3分で」と言われたのに、5分以上も?喋ったのでハラハラしたのはワタクシ(笑)

211031挨拶


閉店を惜しむ人がどんどん集まって

211031ギャラリー

取材なら、もっと全体を撮ることができる場所を選ぶのだけれど、この日は最前列に座ってしまったので身動きとれず(笑)


琵琶演奏の迫力に圧倒された。奏者は薩摩琵琶の第一人者で僧侶でもある関川鶴祐師。

211031関川師

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人もひさしからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。

211031関川師3

哀愁を帯びた琵琶の音色とお声がしみじみと胸に流れ込んだのだった。
琵琶の多彩な奏法にも驚くばかり。こんなに近くで聴いたのは初めて。


最後に、東京からお仕事を休んで業務に当たられている息子さんがご挨拶。
多くは語られなかったが、深々としばらく低頭されていた。

211031挨拶2


ご両親が次々に亡くなったのだから、いちばんショックを受けているのは息子さんのはずなのに、悲しみをおさえてさわやかに諸事をこなされている姿も心にのこった。

ほんとうにお疲れさまです。ありがとうございました。


ご縁を思い出しながら、さみしい気持ちで家路につくと。
閉店演奏会に来られていた人が、SNS上で発信していることを教えてくれるメールが。

211031ツイート

ツイッターはほとんどなじみはないのだが(一応アカウントは持っているが使ったことはない)スタンプで顔を隠す配慮に感心したり、一度、ツイッターを使ってみようかなと思ったり、さみしい気持ちがちょっと和んだのだった(笑)

ありがとう~、豊住書店さん

211031豊住書店

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Posted on 2021/11/01 Mon. 22:45 [edit]

category: こんな店

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