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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

往馬大社の秋祭り⑥ べんずりさんに密着 

往馬大社の秋祭りからちょうど1か月も経ってしまい恐縮ですが、シリーズ⑥よろしければおつきあいください。

2013年10月13日(日)の本祭、午前中のことです。

13.10.13行事案内-s


例祭は神社における年に一度の最も重要な祭祀で、神社本庁からの幣帛(へいはく)を献じ、来賓や関係者が参列して厳粛に執り行われます。
(往馬大社火祭り保存会発行『往馬大社の火祭り』より)


しか~し、ワタクシが興味をもったのは、例祭ではなくてm(_ _)m、弁随(べんずり)さんの動向なのでした。
前回の⑤でもちょっと触れましたが、弁随さんといえば、お祭りを取り仕切る重要な役で、機嫌を損ねたらお祭りができないほどの強い権限があり、神職よりもエライのだ、と聞いていました。

しかし、本祭の午前中、弁随さんたちは往馬大社にいらっしゃいません。

弁随さんは北地区と南地区から、それぞれ4人選ばれますが、北地区の弁随さんは「高良社(こうらしゃ)」で過ごした後、歩いて春日社へ渡り、そこで南地区の弁随さんと合流するという話を聞きつけました。

「高良社」は住宅地の真ん中に鎮座。探し当てるのにずいぶん苦労しました。

13.10.13高良社


以前はこんもりした森の中にあったそうなのですが…


生駒山の眺めはバツグンで、きっともともとは一等地に鎮座されていたのでしょうと思えました。
高良社越しにのぞむ生駒山。

13.10.13高良社から生駒山


朝9時前から、弁随さんを待ち構えていると、あっ、ご到着です!

13.10.13到着


弁随さんたちの役割は、「神酒拝戴(しんしゅはいたい)」。
そうです、ひたすらお酒を飲みます。接待役の人もいらっしゃいます。

13.1013高良社酒-s


1升のお酒が空になると、弁随舞を奉納。

13.10.13高良社べんずり舞


ゆったりした動きで、どこかユーモラス。お酒が入らないとこの感じは出せないのではと思いました。

神様に御挨拶をして

13.10.13高良社礼_1


いざ、春日社へ出発~

13.10.13べんずり歩き-s

先頭は一等弁随さん。冠の形が他の3人と違うのにご注目ください。これが垂纓(すいえい)の冠。3人は巻纓(けんえい)の冠。

お祭りのいちばんエライ人たちだというのに、お供の方もいず、沿道にも誰もいません。もちろん取材はワタクシのみ。
弁随さんたちがこうしてお渡りされていることを住民は知らないような?


あれだけお酒を飲めばのども乾くというもの。自動販売機で飲物をゲットする弁随さんたち。一等弁随さんのおごりのよう。弁随さんの装束と自動販売機の対比が何だかおかしくてクスッ。

13.10.13自動販売機

それからうちそろって一分駅へ。

13.10.13一分駅

ええっ、電車に乗るの?

さにあらず。あれだけお酒を飲めば、あたりまえの生理現象が…
「ここで行っとかな、トイレないねん」


な、な~るほど。
あっ、それなら、ワタクシも~^^;


皆さんスッキリして、再び歩き始めます。
旧道の風情は、弁随さんによく似合いますね。

13.10.13お渡り


生駒山をバックに撮らせていただきました。

13.10.13記念撮影



30分以上も歩いたでしょうか、第二阪奈を越えたあたりに春日社は鎮座。
南の弁随さん一行(白い装束の方々)がお待ちです。

13.10.13合流


合流して、神様におまいりしてから

13.10.13春日社_1



「神酒拝戴」が始まりました。
ここでは2升のお酒を飲み干します。焼き鯛が用意されていました。

13.10.13春日社酒


そのうちに、「どうや、アンタも飲みなはれ」とワタクシにも盃が回ってきて…

「これ飲むとな、病気せえへんで。まちがいなく健康が約束されるで。さあ」

というわけで、ワタクシもありがたくお神酒をいただきました。北と南の一等弁随さんから頂戴し、ご返杯もさせていただいた次第。

13.10.13酒

その後、8人で弁随舞を奉納。ゆったりと浮遊するような大らかさです。

13.10.13春日社べんずり舞


↓これが、いわゆる「えびすくい」の所作カナ。

13.10.13春日社べんずり舞7


南北の弁随さんたちはかたく握手をかわし

13.10.13春日社握手

神様に御挨拶をして

13.10.13春日社礼2

往馬大社へ向かわれました。

13.10.13大社へ_1


大社の近くまで来ると、警固のお迎えが

13.10.13迎え


警固の方は弁随さんの前と後ろにつかれて

13.10.13迎え2


大社入り~

13.10.13大社到着

弁随さんたちは、この後、齋館に入り、三献(さんこん)の儀式にのぞまれました。

そうして、お祭り本番で大活躍。何時間もご一緒させていただいたせいで、親近感いっぱいのお祭り見学となりました。皆様、ありがとうございました。お約束どおり、『かぎろひの大和路』ができましたらお送りさせていただきます。すいません、もうちょっとかかりますが…^^;

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Posted on 2013/11/13 Wed. 23:31 [edit]

category: 大和の寺社

TB: --    CM: 4

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コメント

 

山野のしゅんらんさん
こんにちは!
コメントありがとうございます。
ブログをご覧いただいているとすればバレバレですが、このところ他事にかかりきりで、本業がおろそかに・・・^^;
生駒特集はまだ取材を残したまま進展しておりません。発行はもう少し後になると思います。お恥ずかしい限りです。
諸事が収束してまいりましたので、集中的に頑張りたいと思いまーす。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2013/11/15 11:18 | edit

 

かぎろひ様
こんばんは。
今月は、七五三のお参りで、可愛いこどもに付き添った御家族を、よく見かける往馬大社です。
今回、この地域の氏神様神社のお祭りを丁寧に教えて頂き、嬉しさと新住民の関心の希薄が、まさに私自身でした事に・・・・・””トホッ!!。
ありがとうございました。
かぎろひ様のパワフルの原動力に乾杯!!です。
        おやすみなさい

URL | 山野のしゅんらん  #79D/WHSg | 2013/11/15 00:07 | edit

 

円亀山人さん
こんばんは!
弁随さん、当屋とはまた違うようですね。
確かに酒豪じゃないと務まりませんよね。
取材も下戸では無理かも(笑)
生駒のお酒を使っていらっしゃるのがいいなと思いました。
あちこちでお祭りの取材をしてきましたが、地元のお酒を使っているケースは意外に少ないんですよ。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2013/11/14 21:11 | edit

 

弁随さん、単なる当屋とは異なるのですね。
お祭りは地方、地域によって随分様相がちがうので面白いですね。
それにしても二つの神社で一人あたり4~5合のお神酒を頂くとは。
下戸には務まらない役職です。
かぎろひさん、日本酒大好きでよかったですね。

URL | 円亀山人 #79D/WHSg | 2013/11/14 14:46 | edit

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