かぎろひNOW
悠久の奈良大和路を一歩ずつ 風景、もの、人…との出会いを楽しみながら
戒壇院千手堂
日頃、ご無沙汰しているので、厚かましくこの日だけは…^^;
最近、あまり歩いていないので体力の低下を実感することも多く、JR奈良駅前に自転車を預けて、歩いて二月堂へ向かいました。
所用を終えて近鉄奈良駅から東へ。

ここまできたら千手堂を拝観してからにしよ。と二月堂を後回しにすることに。
東大寺戒壇堂は耐震化工事(3年間の予定)のため現在、拝観できません。
あ、四天王さんは東大寺ミュージアムで拝観できますのでご安心を。

ありがたいことには、戒壇堂にかわり、通常非公開の千手堂が特別に公開されているのです。

水門町を抜け、つきあたりの石段を上り(好きな道の一つ)

この方に挨拶して

千手堂へ

お堂に入ると目の前、華麗なお厨子のなかに、きらびやかな仏様がいらっしゃいました。
ご本尊の木造千手観音菩薩と、その脇に木造四天王像。
お寺でいただいたしおりから、そのまま説明をお借りします。
ご本尊は木造千手観音菩薩像で、木造四天王像とともに黒漆塗厨子に納められ、中央の須弥壇上に安置されている。檜の寄木造で全身に金泥を塗り、華麗な装飾を施している。その像容から鎌倉時代後期の作と認められる。江戸時代の縁起には、後嵯峨院が圓照上人に宮中の二間ふたま観音を下賜したとあり(『東大寺諸伽藍略録』・『南都東大寺戒壇院縁起』)、千手堂の創建事情や仏像の年代観にほぼ一致する点は注目される。
堂内には、鑑真和上像も。

↑しおりから
享保18年(1733)、唐招提寺の和上像を模刻したものだそうです。
唐招提寺の和上さんより、ちょっと若い感じがしました。
このとき、拝観者は2人だけ。堂内は開け放たれ、ゆっくり拝観させていただくことができました。
それから、二月堂へ。


ある程度の縮小は想像していましたが、ひっそり。


例年のくじ引きもなくて残念^^; 「およく餅」もすでに売り切れ~
4年前のおよく⇒★
二月堂からの帰り、母仔鹿のむつまじい光景を目にし、しばし暑さを忘れたのでした。

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コメント
ご無沙汰です
まつよいぐささん おはようございます。コメントありがとうございます。
ほんとうにお久しぶりです。柳生以来?
千手堂は、戒壇堂工事中は公開されていると思います(たぶん)。
暑さとコロナでなかなか遠出できにくい状況が続きますが、こちらへ来られるようなことがありましたら、ぜひ。
どうぞご自愛くださいますように。
お久し振りです(*^^*)
知りませんでした! 昨日行けばよかった
毎年15日に万灯供養会や中元万燈籠に参拝していたので
直前の行事に目がいきませんでした。
五劫院の五劫思惟阿弥陀仏坐像も拝観したかったです。
来年の楽しみにしたいと思います♪
URL | まつよいぐさ #- | 2020/08/10 19:20 | edit
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