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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

大和の紺掻き 

大和郡山市在住の藍染師、西井康元さんがこのほど古稀記念作品集『大和の紺掻き(こうかき) 藍に生きる』を出版されました。
ワタクシにも届いてビックリするやら感激するやら…。
あまりにも素敵なのでご紹介したいと思います。

200619大和の紺掻き


まず、凝りに凝った装丁!
藍染の布貼り本。タイトル文字も藍染をした和紙に金泥で本人が手書きしたもの。


作品は1ページに1つ配されていて楽しめます。
なかには、見開きページいっぱいに、どーんと使った作品もあって迫力満点。

200619見開き


200619かぎろひ
↑「かぎろひ」2001年

万葉集に残された柿本人麻呂の歌「東の野にかぎろひの立つみえて かえりみすれば 月傾きぬ」をモチーフにした作品には、特に深い思い出があります。

とあり、工房西隣にある、やまと郡山城ホールが開館したばかりの時に最初の展示会を開き、その記念作品として正面を飾ったのが「かぎろひ」。これまでの藍染技法に加えて、草木染めを用いての豊かな色彩を表現した最初の作品だそうです。


その後、板締め技法で輪郭線をくっきり表現して、草木染の浸染法や刷毛染めでより具象的な作品を編み出していきます。


作品群を眺めているだけで楽しいのですが、読み物としても充実させているのは、西井さんならでは。


その歴史について

200619日本の藍染の歴史と大和郡山
↑クリックで拡大


邪馬台国の時代から現代まで歴史を下りながら、藍染に特化して解説しているのがわかりやすいですね。
そうそう「紺掻き」というのは、室町時代からの職人の呼び名だそうです。


藍染の多様性と国際化についても。

200619藍染の多様性と国際化


また、「藍染の科学」や

200619藍染の科学



「板締め技法について」の解説もあって、素人にはなかなか難しい世界なのですが、一端を垣間見ることができました。


この豪華本は限定100部だそうで、こんな貴重本をいただくのは申しわけないと思いつつ、うれしさが胸にあふれます。

古くからの友人、お世話になった方々、お弟子さんたちに、この本を贈呈させていただいております。

とあって、ワタクシ、古くからの友人の1人に入れていただけた? とニタニタ。

いやぁ、1年に1度作品展にお邪魔するだけで、友人というほど親しくはないのですが、初めてお会いしたのがかれこれ30数年前、奈良へ来てすぐの若い頃。西井さんは「マイ奈良」というタウン誌で動かれていた頃で、ワタクシも雑誌社にいたのですが、どこかでお会いしたのです。

どこでどうして知り合ったのかよく覚えていないのですが、ご自身が描かれたスケッチ? を見せていただき、繊細なセンスを感じたことだけが鮮明で。西井さんは覚えていないかもしれませんが、ワタクシの記憶にくっきり刻まれたのでした。

タウン誌から離れられて、藍染師として独自の世界を創られているのを知った時も、ごく自然なこととして受け止められましたね。


それにひきかえ、ワタクシは、あの頃と変わらないナ…トシはとったのに、という思いも^^;


※「大和の紺掻き」は、西井さんのHPでPDFファイルとして見ることができます。⇒

このブログでも、作品展のことは何度かアップしています。古い記事は写真が消えていますが、よろしければ⇒


年賀状も毎年楽しみにしています。↓今年のもの

200619年賀状


西井さん、ありがとうございました。
これからも楽しみにしています。



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Posted on 2020/06/19 Fri. 19:20 [edit]

category: 読書

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