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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

子日目利箒 

あけましておめでとうございます。

2020年賀状


毎年、年賀状に使う干支のカットはこれまでに撮ったものから探しているのですが、ねずみ、って?
「ねずみ返し」ぐらいしか思いつかなくて、お正月からあんまりの絵やね(笑)

まあ、「子日目利箒」(ねのひのめとぎのほうき)も「正倉院宝物」とはいえ、おめでたい年の初めにふさわしいかと言えば?なのですが^^;
昨年、「正倉院展」に出陳されましたので、図録から説明をお借りしてみます。

…キク科のコウヤボウキの茎を束ねたもので、紫色に染めた鹿革で包んだ上に金糸を巻き付けて把手としている。茎には濃緑色のガラスの小玉が差し込まれており、現在は六個が残る。

箒と聞いて思い浮かべるものとはいささか違いますよね。


年賀状にお借りしようと思ったのは、「子」つながりであり、昨年の正倉院展に出ていたこともあるのですが、実はひそかに個人的にウケているのが「コウヤボウキ」という植物で作られている点。

コウヤボウキ⇒(ウィキペディア)


以前、このブログでも書いたことがあるのですが、その名(高野箒)からもわかるとおりかつて、高野山や麓の九度山町でよく作られていたらしいのです。⇒


高野箒は、養蚕の室を掃除する道具だったのではと見られています。

高野山麓にあるワタクシの実家でも昔、養蚕業を営んでいた時期があります。
とはいえ、ワタクシが生れた頃にはすでに廃業していました。物置にしていた結構大きな建物を、みんながそう呼ぶので、わけもわからず「ヨーザンショ」と言っていたのですが、後に「養蚕所」のことだったのかと気づいたのでした。今はもう跡形もありませんが。

もしかしたら、その頃、養蚕所では、コウヤボウキで作った箒で掃除していたのかなと想像をふくらませたりしているのです。


正倉院宝物は儀式用の「玉箒」ですが、図録からご紹介しておきますね。

20子日目利箒


この品には「天平寶字二年正月」の墨書名があります。
『万葉集』巻20にも同じ年の「子」の日に詠まれた家持の歌が載っています(4493)

初春の初子の今日の玉箒 手に執るからにゆらく玉の緒

天平寶字2年(758)の最初の子の日に詠まれたようです。この年は正月3日でした。
さて、令和2年の最初の子の日は? 1月10日のようです。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




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Posted on 2020/01/02 Thu. 12:51 [edit]

category: 日記

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