09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

糸井神社 遷座祭 子ども相撲 

糸井神社(磯城郡川西町結崎)の秋祭が、10月第4日曜日(2012年は10月28日、前日が宵宮)と近づいてきました。

それに先がけて、第2日曜日(14日)にはとても大事な神事があるというので、行ってまいりました。
神社での神事は朝7時30分から。

ワタクシは、奈良市内を6時過ぎに出発。結崎駅(近鉄橿原線)には7時前に降り立ちました。

寺川沿いを歩いて神社へ。
東の空。




わぁ、川の岸には、白い花がいっぱい。
蕎麦の花?




道草をくいながら、7時15分頃に神社へ着くと、厳粛な雰囲気が漂っていました。

そう、この日は、神社から当(頭)屋へ、神様(分霊)がお遷りになるのです。
当人トウニン(当屋の主人)は、ここにはいず、自宅で神様を迎えます。

神社から神様をお連れするのは、トモ(前年の当人)の役割。
5つの垣内カイト(中村・井戸・辻・市場・出屋敷)から5人のトモがお揃いです。




1番当屋から順番に、神様をいただき、それぞれの地区へ帰って行きます。
神様の前には、ホウキ(箒)、サライ(杷)、砂の入ったバケツを持った人が。
道を清めながら、神様をお連れするのでしょうね。







こちらは4番当屋一行。




トリの5番目となると、境内はひっそり。




糸井神社の氏子エリアはかなり広く、ワタクシ、当屋さんの家がどこにあるのか把握できていません。
一緒についていけばいいと思っていたのですが、すでに4つの当屋さん一行は、去られた後。最後の当屋さんにくっついていこうっと、と思っていたところ、いちばん遠くの地域だったのでしょうね、皆さん、車に乗り込んでさーっと姿を消されました。

あちゃ~^^;
宮司さんが回られるときにご一緒させてもらおうかな。 けれども、宮司さん「今日は当屋へは行かないのですよ」。

そうやったんや、どないしょう、と途方にくれてキョロキョロしたところ、4番当屋さん一行の後ろ姿をずーっと向こうにキャッチ。
うわぁ、待って~(叫んでませんよぉ)。全速力で追いかけたことは言うまでもありません。見失わないようにしなくちゃ!




迷路のような道を抜けて大通りを渡り、重厚な集落へ。
皆さん、ひと言もしゃべらず、同じ速度で、厳かに歩かれていました。

どこへ行くんやろ。ワクワクしながら追っかけていたワタクシはバチアタリ?

かれこれ、10分~15分ぐらい歩いたでしょうか、当屋さん宅に到着しました。
辻地区の、吉田家です。




玄関を入ったところに、神様が遷られる屋形(御拝築)が、でんと据えられていました。
神様をお遷しします。
御神酒、洗米、塩、鯛、りんご、柿、みかん、栗、白菜、などがお供えされていました。




これからお祭りの日まで、毎日、神様を接待されるのです。
当人は、神様に仕える身分となって、精進潔斎の生活に入られるそうです。


10時から、公民館の庭で、子ども相撲が始まりました。




子ども相撲、もともとは、神様のいらっしゃる屋形の前で行われていたと聞いて、「春日若宮おん祭り」を思い浮かべました。
若宮様をお迎えして(遷幸の儀)、御旅所で神楽などを奉納されますね(暁祭)。

同じように、こちらでも、お迎えした神様に子どもたちの相撲を見ていただくということなのでしょうか。

土俵づくりをされていた方が「昔、子ども相撲は3日間も行われたもんや」と懐かしそうに教えてくださいました。
今は少子化が進み、同じ子が何度も相撲をとるという状況です。

幼児から小学生の男の子たちが元気に相撲をとり、周りの人は応援や拍手で盛り上がりました。
では、ちょっとその様子をご紹介しましょう。あ、掲載にあたっては、親御さんの許可を得ていないのですが、かわいいということでご了承くださいね。もし不都合がありましたら、ご一報願います。




赤ちゃんも登場




子ども相撲の終わりに




皆様、お疲れさまでした~
ありがとうございました。

※糸井神社の秋祭り
宵宮 10月27日(第4土曜日)19時30分~
本祭 10月28日(第4日曜日)13時~

※参考(当ブログ内)
注連縄とりかえ→こちら
御幣切り→こちら

関連記事
スポンサーサイト

Posted on 2012/10/17 Wed. 07:32 [edit]

category: 大和の寺社

TB: --    CM: 8

17

コメント

 

円亀山人さん
こんばんは!
はい、やっぱり楽しいことを書いていると楽しいです。
まさに、奈良盆地の真ん中あたりは今も、農業が中心のようですので、こうした実りの感謝ともいうべきお祭りは脈々と伝えられ、暮らしの中に息づいているのかもしれませんね。
お祭りの日には親類の方も集まり、それは賑やかだそうです。
人情も豊かで、感動することばかり。
発行に向けてがんばりたいと思います。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/10/17 20:52 | edit

 

久し振りにご本業の取材リポートに接して、何かホッとしました。
このところ「平城宮跡」問題が話題の中心で、大切なことですが、
「やはり人と人の争い」の一種ですので、いつの間にか心がとげ
とげしくなり、自分でもイヤだなぁ~と気づいています。
当地の最大の秋祭りは金刀比羅宮の秋季大祭ですが、
昔から「おトウニンさん」と呼ばれています。
これが終わると本格的な冬の訪れです。
地方ごとに風習は異なっても、遠い記憶以前の未生のしきたりが
営々としてつづいているのは神道行事だからではなく、収穫の祈り
と豊作への感謝という、「自然」との合体を大切にする庶民の願い
そのものだからなんですね。発行が待たれます。

URL | 円亀山人 #79D/WHSg | 2012/10/17 14:00 | edit

 

リンネさん
こんにちは!
ね、おもしろいでしょう。
昔からの風習を色濃く残していて、興味がつきません。
地元の方以外、見学に来られている方もなく、どっぷりと生活の中に根ざしているように感じられます。
箒は、確かに、不思議な存在ですよね。
そうですか、昔は三当屋だったのですか。氏子地域が広がったのでしょうか。それとも地域分割が変わったのかな。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/10/17 12:40 | edit

 

kozaさん
こんにちは!
談山神社も、氏子さんによって支えられている気がしています。
そこの総代ですから、すごい重責だと思います。でも、kozaさんのお人柄と、信頼されているゆえの大任でしょうね。
嘉吉祭の準備も一度、拝見させていただきたいものです。
「百味の御食」の複雑な神饌づくりを、もう何十年も担当されているFさんから、多武峰へ行くたびにお話を聞かせていただいています。
結崎のお祭りも興味津々なことばかりです。当屋の神事も昔から比べると、かなり縮小されているようですが、感動モノです。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/10/17 12:27 | edit

 

白雪さん
こんにちは!
おかえりなさ~い。
また、郷里の情報もアップしてくださいね。楽しみにしております。特に、ワイナリー^^
このお祭りは初めてですし、詳細はどこにも書いてありませんので、想定外の展開ばかりでオオアワテ^^;
ま、ハプニング続きで楽しいと言えば楽しいのですが…冷や汗ものです。
本はまだだいぶかかりそうですが、頑張りたいと思いまーす。
ありがとうございました。

URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/10/17 12:15 | edit

 

こんにちは
大変興味深く何度も読みました。
素晴らしい!
記事の中で、箒が出てきますが、箒は箒神もいるぐらいだから、箒は神様を送りだす呪術的な道具かなと思ったりしました。
箒を立てると、神様の依代にも見えるし・・・
神社名の糸井の糸は機織りで「機織の神」でしょうね。
宮座は江戸時代までは神座と呼んで三頭屋制であったらしいですが、やがて四頭屋となり、明治から五頭屋となったらしいです。

URL | リンネ #79D/WHSg | 2012/10/17 11:47 | edit

 

なるほど。なるほどですね。最近はすっかり拝見する立場というより、催行する側に立ってしまいます。これは大変だなって思う。
こういう祭祀、続けてきた先人の努力に「ありがとう」って感じです。

URL | koza #79D/WHSg | 2012/10/17 08:45 | edit

 

おはようございます。
かぎろひさん丸出しですね。思わず状況を思い浮かべ一人ニヤニヤしています。
朝早くからご苦労様でした。
本の出来上がり楽しみにしています。
昨夜斑鳩岡本地区(法起寺辺りです。ちなみにこの辺りでは法起寺を岡本宮と呼ばれています。)菅原神社の当屋の引継ぎが行われた様子です。

URL | 白雪 #79D/WHSg | 2012/10/17 08:33 | edit

Comment
list

コメントの投稿

Secret

Comment
form