かぎろひNOW
悠久の奈良大和路を一歩ずつ 風景、もの、人…との出会いを楽しみながら
糸井神社の秋祭り 本祭

暗闇を進む宵宮のお渡りは、雰囲気があっていいのですが、写真が難しい。
日中に行われる本祭でいいのを撮るぞと思っていたところ、あいにくの雨。
ビニールなどがかけられていて、ちょっと…写真的にはトホホ^^;
(でも珍しくていいかも~)

雨のせいで、少しの変更がありました。
本来ならば、13時に5軒の当屋さん一行は鳥居の所で落ち合って、宮司さんによるお祓いなどの後、行列をなして拝殿へ進んでいくのだそうです。
この日、当屋さんはそれぞれに進まれました。

次々に入って来られます。

↓あ、ここで竹馬さんをご紹介。

↑左が竹馬。足に括られた藁づとにはカマス。
竹馬の下に見える赤いのは御神酒の入った壺。赤い紙で覆われていますが、宵宮では黒だったんですよ。
右のほうに稲束。
これらは丸葉柳の枝に括られています。
当屋さんたちは、25日にいろいろなものを準備されましたが、丸葉柳の枝が伐採されたのもこの日。
丸葉柳を準備する様子もご紹介しておきましょう。
境内にある背の高~い木に登られての大仕事でした。昨年は蜂の巣(スズメバチ?)があって大変だったとか。

はい、話をお祭り当日に戻します。
各当屋さんによる「奉幣の式」は宵宮と一緒ですが、御幣が違います。
前夜は白一色でしたが、この日は、赤と黒が入って、華やか。

当人さんが後ろにつけているのは「尻当て」で、これは必須アイテム。
この後、晴天なら、拝殿前で儀式が行われたはずなのですが、宵宮と同じように拝殿内で(写真略)。
宮司さんから、来年度の当屋さんの発表があり、これをもってお祭りは終了しました。

この頃には、雨もやみ、陽ざしも出て。
お世話になった1番当屋さんの記念撮影をさせていただきました。

と、うちもお願いしようかな、と別の当屋さん(3番当屋さんですね)。
おお、光栄です。
はーい、並んでくださーい。後ろの方、お顔が見えませーん。

えへへ、写真屋さんになったり。
かと思うと、見知らぬ男性から「ブログ書かれています?」と声をかけられて、戸惑いつつ「はい…」とお返事したところ、「かぎろひさん?」と言われてビックリ。恥ずかしかったけれど、ちょっとうれしくなりました。奈良まほろばソムリエの方でした。Fさん、ありがとうございました。
それにしても、当人さん、トモさん、皆さんこぞって、この装束がお似合いになること、なること!
日本人は、洋服を脱ぎ捨てて、本来の民族衣装にかえるべきではないのだろうかと、まじめに考え込みながら家路についたのでした。

いただきマス。
この日は、平城宮跡の舗装に抗議するパネル大作戦の日。
できることならワタクシも参加したかったのですが、1年前から追っかけていた秋祭りの取材の日とあって断念。
しかし、ちょうどその頃の時間帯に近鉄電車に乗ることがわかり、興奮していました。
参加できないけれど、写真は撮ろう。

思ったより参加人数が少ないこと、雨の中でこうした行動を起こしてくださっていることに、熱いものを覚えながら西大寺駅で下車。
橿原線に乗り換えました。
結崎駅ではどしゃぶりの雨。
「あっ、傘がない!!」
夢中で写真を撮って、雨中のパネル大作戦を思い、傘のことはすっかり忘れていたのでした^^;
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Posted on 2012/11/06 Tue. 17:23 [edit]
category: 大和の寺社
06
« 多武峰から奥明日香ハイキング | 糸井神社の秋祭り 宵宮 »
コメント
円亀山人さん
こんばんは!
いつもありがとうございます。
ええ、傘はもう惜しくないので問い合わせもしませんでした。
バッチリの上下レインウェアに身を包んでおりましたので、こわいものナシの心境でしたよ。
興味深いお祭りでした。川西町にはまだまだユニークなものがあるようです。
掲示板へは明日、書き込みますね。
すみません、ねむ~いので(=_=)、おやすみなさーい。
URL | かぎろひ #79D/WHSg | 2012/11/06 23:04 | edit
詳細なる祭礼の式次第、凄腕のカメラマン兼取材記者の
筆の冴えで全部拝見したような気分です。
ご苦労様でした。そのうえ、雨中の平城宮跡パネル大作戦を
パチリとは心にくい。傘なんてどこにでも転がっています。
帰りには止んでいたでしょう。
ほんとうに、14人での「パネル大作戦」の絵には泣けてきます。
URL | 円亀山人 #79D/WHSg | 2012/11/06 20:37 | edit
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