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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

「お水取り展鑑賞とお松明」2018 報告 

遅くなりましたが、3月6日、奈良国立博物館特別支援会員「結の会」主催による「お水取り展鑑賞とお松明」のご報告をしておきたいと思います。

毎年恒例のこのイベント、今年は12回目。
全国から170余人の方が参加してくださり、大盛況でした。

ワタクシも集客に貢献したいと、イベントがスタートした当初の頃は『かぎろひの大和路』読者から選んだ何人かに往復はがきで案内を出したり。参加率が結構高くて、せっかく来ていただくのだからと翌日は読者サービスということで、歴史探訪ハイキングを主催していました。それが今の「かぎろひ歴史探訪」につながるのですから、なんだか不思議です。
最近はブログとフェイスブックで20人ぐらいはお申し込みいただけるようになったので、はがき案内はしなくなってしまい、申しわけありませんm(__)m

受付にも初めて「かぎろい」コーナーが登場!

180306受付


このイベント、奈良国立博物館⇒東大寺本坊⇒二月堂
という流れは当初からずっと変わらないのですが、博物館講堂にお迎えする講師やお土産の内容は毎年少し違います。
「結の会」会員は、できるだけ参加者に喜んでいただけるものにしようと工夫を重ねているわけでーす。ボランティアなんですが、ほんまにようやりますわ。会員のワタクシが言うのもなんですが(笑)


私のほうにお申し込みいただいたのは、東京のIさんご夫妻、岡山から昨年に引き続いてご参加のWさんご夫妻はじめ、神奈川県のNさん、神戸のFさん、奈良県各地からIさんご夫妻、Tさん、Iさん、Tさん、Yさん、Kさん、Aさん、Tさんと、お友達の皆様。
ありがとうございました。


博物館講堂では映像作家の保山耕一さんをお招きしての講演と作品上映。
お話も、映像も、心に響く内容で、会場は静かな感動に包まれました。ワタクシは急遽、照明を担当することになり、雰囲気をそのまま体感できず残念でしたが、後で、涙をふいている人も多かったということを聞きました。

180306保山さん講堂




保山さんの「テレビカメラマンから見たお水取り」
迫力ある映像もさることながら、それを撮るまでのご苦労や経験を通して感じられたお話は、保山さんだけにしか語られないと思えるもので、心にしみいりました。

ちょっとご紹介しますね。

行の様子を真正面から撮るために、2週間毎日、早朝からカメラをかついで局に正座し続けたこと。
参拝者を優先される東大寺さんの姿勢に理解を示し讃えながら、クレームが出ないように謙虚にのぞまれた結果、やがて、周りの人もあきれ(?)、「喉渇いてない?」「飴でもどうぞ」というような和やかな状況になって、撮影は成功したとか。

そうして、このすばらしい席は誰のためにあるのだろうという思いが脳裏をよぎる。
背中がゾクゾクっとして、振り返ると…、そこにはただ静かに奈良盆地が広がっているだけ。ああ、こうして名もないたくさんの民衆のために祈ってくださっているのだと、奈良の人だけじゃなくすべての人のために。そう実感することができたのだそうです。
そのときに涙があふれたとおっしゃっていました。

それともうひとつ。お松明について。
お松明は本来、練行衆の道あかりとして灯される、と言いますよね。だったら、あんなに大きくなくてもいいんじゃない?

保山さんに言わせると、あの大きさは遠くからでも目が届くためにある。離れた所からでもお松明の火を感じ、ああ私のかわりに懺悔して祈ってくれていると手を合わせることができるのだと。


「伊賀一ノ井松明調進行事」も心に残りました。

二月堂修二会が1回も途切れず続いてきたということは、とりもなおさず、それを支え続けている人がいること、と保山さん。
そうして、名張の「伊賀一ノ井松明調進行事」を紹介されました。
750年以上も前から、だったん松明に用いられるヒノキを納めてくださっているのです。もっともっと注目されていいと思ったことでした。
詳しくは極楽寺⇒

180306名張


最後は「映像詩、東大寺」

ほんとうに美しくてすばらしくて、照明室にいるワタクシもついウルウルしてしまいました。

180306映像

音楽はすべて「祈り」をテーマにしたものだったとか。音響システムの効果の大きさも付け加えておきたいと思います。
氷室神社の大宮宮司さんのご協力と、博物館のご理解を得て実現した「ひむろタイムドメインシアター」。
↓最後にご挨拶された大宮宮司さん

180306大宮宮司


東大寺本坊で、上野道善長老の講話

180306本坊


今年は万惣さんのお弁当。おいしかった~

180306弁当


お松明を見学して

180312お松明


お堂へ

180306二月堂


お松明直後の混雑はまもなく、ウソのようにおさまり、お堂の中で続けられる行の気配を感じながら、まちの灯りを見ていました。みんなのために祈ってくれているという、保山さんの言葉をかみしめながら。

180306夜景

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Posted on 2018/03/15 Thu. 08:53 [edit]

category: 奈良国立博物館

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コメント

 

歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索すればヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。その1からラストまで無料です。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。 夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない方が多いですね。岡潔が後半生を暮らした奈良が舞台の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。
(東大寺・毘盧遮那仏を造立した聖武天皇の外祖父が登場します。)

URL | omachi #- | 2018/03/15 17:44 | edit

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