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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

辻邦生への旅① 「夏の砦」展 

「永遠の光アルカディアー辻邦生『夏の砦』を書いた頃」というミニ展覧会が学習院大学史料館で開かれています。2017.7.18~8.11

辻邦生チラシ_ページ_1


行ってきました(8月4日)!


学習院大学の正門

170804学習院大学

辻邦生は35年間にわたって学習院大学で教鞭をとりました(フランス文学科)。自筆原稿、創作ノートなど多くの資料は学習院大学に寄贈されているのです。


170804辻邦生展


史料館はとても素敵な建物でした。

170804資料館2


和と洋が調和していて、辻邦生展にぴったりではありませんか!

170804資料館

明治42年(1909)、図書館として竣工したのだそう。
国登録有形文化財の指定を受けています。


10時15分前に着いてしまったのですが、わぁすでに開館!

170804開館中2


受付

170804受付


ワタクシ、この日の一番乗りでした。
胸を高鳴らせてゆっくり拝見。

170804夏の砦展



自筆の原稿や、ノート類なども展示

170804ノート


ワタクシひとりじめ状態で、『夏の砦』ワールドに浸ったひとときでした。

『夏の砦』は昭和41年(1966)、書き下ろし長編小説叢書として刊行。
初めての書き下ろし長編ということや、主題と素材の複雑さなどから、完成までにかなりの年月をかけています。
展覧会ではそのあたりの苦悩や努力を知ることもできました。

↓図録から抜粋
1958年(昭和33): 佐保子(奥様)から幼少期の思い出を聞く(このとき書き留めたエピソードが「夏の砦」の素材となった)
1963年(昭和38): 8月、北八ヶ岳稲子にて「夏の砦」の作品化を思い立ち、執筆にとりかかる。
1964年(昭和39): 「夏の砦」第一稿を執筆
1965年(昭和40): 「夏の砦」第二稿を執筆
1966年(昭和41): 4~6月、担当編集者坂本一亀や福永武彦のアドヴァイスを受けて「夏の砦」第三稿を執筆、これを決定稿とする。
1971年(昭和46): 新鋭作家叢書『辻邦生集』(河出書房新社)に「夏の砦」収録



ワタクシが辻邦生を知ったのは、もう少し後のことで、新鋭作家叢書『辻邦生集』を持っていないのが残念。
学生時代の終わり頃、『夏の砦』の前に出た長編『廻廊にて』とあわせて、耽読したものです。
もう一度、卒論を書くことがあるとしたら、今度は辻邦生にしようと思いながら、中世に編まれた日記や歌集にかかりきりになっていたことを思い出します(笑)


河出書房新社の坂本一亀編集長(坂本龍一氏のお父様)に「激励され、威嚇され、叱咤されて」長編小説にとりかかったとか。
↓クリックで大きくなります。

170804編集者


タイトルも、最初は「迷宮の記憶」!

170804迷宮の記憶

おそるおそる「写真はだめでしょうね」とお聞きしてみたら、大丈夫ですよ、どうぞ、どうぞ、とおっしゃっていただき、うれしい限り。
笑顔の素敵な学芸員のTさんからいろいろお話をうかがうことができ、ワタクシも厚かましく親近感いっぱいにしゃべり^^;、過去の図録までたくさんいただいてしまったのでした。
うれしい~っ。ありがとうございました。

170804図録

ここまで書いてきて、辻邦生って誰? 「夏の砦」ってどんな内容? と思われる方も多いのではと気づきました。
「夏の砦」に寄せるワタクシの思いもあわせて、いつかご紹介できればと思います。
長なるで~(笑)
今回は、このへんで。
「辻邦生への旅」は続きます。


※永遠の光アルカディアー辻邦生『夏の砦』を書いた頃
8月11日(金・祝)まで
学習院大学史料館
東京都豊島区目白1-5-1
TEL 03-5992-1173
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Posted on 2017/08/07 Mon. 10:36 [edit]

category: 辻邦生

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