かぎろひNOW
悠久の奈良大和路を一歩ずつ 風景、もの、人…との出会いを楽しみながら
1月の、こんな日本酒
今月は、新年会やお酒のイベントが多くて、より深く日本酒に親しんだような気がします。記録しておかねば・・・。撮りそこなったお酒は、空き瓶を出す前に、感謝をこめて記念撮影。
大晦日にさかのぼって。この日は、娘らとその友人、akkoさん、Tさんが加わり

「みむろ杉」吟醸初しぼりを空けました。
1升瓶、6人だから、大したことありませんよね。
まあ、翌日の大和三山ウォーク(→★)に備えて。
大和三山めぐりから帰ってのおせち宴会は

おきまり、「笑う門には福来たる」。年末に蔵で販売される「風の森」の初しぼり。
今や「風の森」は全国区。喜びながら、どこかさみしい(笑)。
でも、このラベルには
御所の風土、お水、地元のお米によって醸されたお酒をぜひとも地元の皆様に味わっていただきたいと思いました。そこで当蔵の初しぼりを特別に瓶詰めいたしました。
と、地元を大事にされている蔵の姿勢がきちんと謳われていて、うれしくなるのです。目に見えない信頼感でつながっている感じといったらいいでしょうか。
お開きの後の女子会(4人)ではワインを2本。チーズとおしゃべりをアテに、えんえん夜明け前まで。

1月10日は、正暦寺の「菩提酛清酒祭」に参加→★
ゲットした「百楽門」は、ホウボウのお刺身で

あれっ「百楽門」のラベル、変わりました?
甘辛2種類あるっていう話も小耳にはさんだのですが・・・?
翌1月11日は、あべたやさんの「新春! 新酒とJazzを楽しむ会」へ。

わ-い。おいしいお酒がいっぱ~い。
当日提供されたお酒の銘柄(クリックで拡大。ちょっと見にくいかも)

制覇できなかったのが、ちょっと残念。
お酒に合うお弁当もおいしかった~

音楽を聴きながら、ゆっくりお酒を楽しむ。というよりも、ノリノリで・・・

顔見知りが多くて、お酒の輪がどんどん広がっているのを実感。
なにせ、前日、正暦寺で出会ったあの人、この人も(笑)。お隣は亀ちゃん+川クンでしたしね。
14日は「やまとんくらぶ」の新年会を兼ねた打ち合わせ。
富雄の「月のしずく」さんへ。

マーキーさん、NATSUOさん、みゆきさん、abetayaさんと、酒肴の数々を楽しみつつ

飲むも飲んだり

普段、奈良県のお酒を飲むことが多いワタクシにとっては、初めてのお酒も多く、もの珍しさ全開。酔っている間もないくらい(笑)。ちょっと記録しておきましょうっと。
あっ、左端の「三諸杉」は、桜井市三輪の今西酒造さんのもの。「水酛」という特異な仕込み方で、日本酒度がなんとマイナス56! 確かにあま~い。でも上品。酵母無添加。若い蔵元の挑戦にかんぱーい。
「三連星」は、滋賀県甲賀市の美福酒造。お米は滋賀県産吟吹雪100%。
「来福」は茨城県、来福酒造
「而今」は三重県名張市、木屋正酒造
「高千代」は新潟県南魚沼市、高千代酒造
右端、まるでワインのようですが実は、長野県の小布施ワイナリーが、ワイン造りのできない厳寒期だけ造っているという日本酒。その名も「ソガペール エ フィス」。長野県山美山錦100%。
18日は、夫の友人たちのお誘いで、伏見の齊藤酒造へ。

「英勲」を醸す蔵として有名ですが、この日は、「嵯峨酒造りの会」★の酒蔵見学会。
嵯峨地区で京都独自の酒米「祝」を栽培し、齊藤酒造の協力を得て純米大吟醸「げっしょう(月賞)」に仕上げるという取り組みをされています。夫の友人たちが酒米のオーナーということもあり、昨年もお誘いいただいて→★
4段階に分けての飲み比べが楽しい。色も味わいも違って。

「嵯峨酒造りの会」酒米オーナーさんたちは、田植えや稲刈りなども体験。「かかし祭り」は家族連れで賑わうよう。
素敵な案山子を作った人の表彰式も行われました。と、お仲間のYさん(お孫さん)の名前が呼ばれたのにはビックリ。

小学生のお孫さんたちが一生懸命作ったのだとか。

齊藤酒造を後に、「鳥せい」へ。

「神聖」というお酒を醸す山本本家の直営だそうで。

後日、この日ゲットした「英勲」と「古都千年」は、ぶりトロのお刺身と、ヤガラの鍋で

その数日後、お世話になっているIさんからお酒をいただいたら、「古都千年」!
Iさん「箱だけよ。中身は違うで」

ついこの前、齊藤酒造へ行ってきたことを告げると「早く言ってよ」
なんと、Iさんの親友の息子さんのお嫁さんは齊藤酒造のお嬢さんなのだとか。
奈良へ来られたとき、手土産のお酒が入っていた箱なんですって!
人はつながっていることを、またまた実感するできごとでした。
続いて21日、仕事関係の4人と新年会。「じゅん平」さんで。

大和肉鶏も魚もおいしかったけれど、野菜が好評。
お酒は千代酒造さんの「篠峰 ろくまる」2種。ラベルはよく似ているのに、味わいがかなり違っていたのが印象的。

そうそう、今季、最初に味わった初しぼりは、たぶん、西内酒造さんの「談山」。

県外からお酒のプレゼントも

あの、「菊姫」の醸造。
その土地で醸されたお酒は、風土の叙情を運んできて、旅心が一気に深まる感。
Kさん、ありがとうございました。
そして、今宵は「大倉」で、鱈鍋

香川県産米オオセト100%、無濾過生原酒中取り。なぜか、とてもお安かったのだけれど、フルーティで酸が効いてどっしりして、おお、ワタクシ好み!
おっと、大事にとってある未開封の1本

低精白とは思えない味わいの「風の森」山田錦80。
昨年も書いていたようで。→★
もうちょっと寝かしてみようかな。楽しみ~♪
お酒に親しむほどに、その深淵さを感じた1月。
さて、今年は、もう少しちゃんと味わって、それを表す言葉を探したい! というのが課題。
夕食時、そんな話をすると、「言葉は限られているから難しいぞ」と夫。
「海原雄山は、フグのうまさを推古仏にたとえていたけど、そんな表現もありやな」。
なーるほど。お酒を好きな仏像にたとえる。たとえば、聖林寺の十一面さん、室生寺の“横顔の君”、中宮寺の弥勒菩薩、新薬師寺の伐祈羅大将、戒壇堂の広目天・・・はたまた奈良の大仏さん、とかね。
うう、これ、ええやん! とちょっとその気になりかけたのですが・・・。
やっぱり難題ではありますな。
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コメント
日本酒おいしいですよ~(その2)
なむ隊長ゞ
こんばんは! まあ、お酒の記事にコメントありがとうございます。
1か月分まとめてみると、なんか飲んべえみたいですね(笑)。丁寧に造られたおいしいお酒のせいか、飲んだ後も、さわやかでいい気分です。悪酔いなどしませんね。
おいしいとか、うまいだけでは、お酒に申しわけなくなりまして^^; 何か自分流の表現ができたらいいなと思っているのですが・・・。仏像もそうですが、音楽になぞらえるのもいいかも。
なーんて、いいアイディアだと思うのですが、やっぱり難しい~
日本酒飲める人は羨ましい!(その2)
うゎー、すごいですねぇ。
350ml缶ビール1コで1週間以上は持つ超低燃費のワタクシから見ると、
あんびりーばぼーな世界です。
それぞれに味わいが違って、楽しめるのでしょうね。
> 今年は、もう少しちゃんと味わって、それを表す言葉を探したい!
どんな言葉で表現されるか、とても楽しみにしています。>圧!
日本酒おいしいですよ~
PANDORAさん
こんにちは! コメントありがとうございます。
最近はおいしい日本酒が多くなっています。ぜひぜひ!
ビールも好きです(笑)。
「鳥せい」にもちょっと変わったおいしいビールがありますね。また、ご報告を楽しみに拝見します。
日本酒飲める人は羨ましい!
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