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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

ユリアと魔法の都 

先日、娘から送られてきた写真で初めて知った「キッザニア」。
子供向けの職業体験型テーマパークだそうで。⇒

へえぇ、サイトを訪ねてみると
キッザニアは楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。
体験できる仕事やサービスは、約100種類!本格的な設備や道具を使って、こども達は大人のようにいろいろな仕事やサービスを体験することができます。


基本的に、大人が付き添うのは×だそうで、別の場所で待機。子どもだけがこのまちを楽しむ仕組みのようである。

なっちゃんとあーちゃんも、いろいろなお仕事を体験してきたもようだ。

2212キッザニア
↑お医者さん、料理人、研究者?

作った料理は持ち帰ることができるのだそう。この日は、鳴門金時のグラタンを作ったらしい。
制服とかも本格的。銀行などもあって、窓口業務の仕事をしたり、お客さんとして銀行口座を開いてキャッシュカードを発行してもらったりすることができるという。それも、ほんまの銀行さんが協賛協力してはるというからスゴイ。

2212銀行


子どもの国、こどもの街、やね。

ふと、思い浮かべたのが辻邦生が書いた唯一の童話、『ユリアと魔法の都』。

221230ユリアと魔法の都

ユリア(小学校低学年ぐらい?)がたった1人で、山奥の両親の家から、都会に住むおじいさまの所へ出かけるのだが、たどりついたのは、子どもだけのまち。

歩いている人も、ガラス磨きも、新聞売りも、商店の主人も、床屋も、みんな子どもでした。駅前広場で、笛を鳴らして交通整理をしている巡査も子どもでした。運転手も子どもなら、乗っている客も子どもでした。

どこを見てもおとななどおりません。…子どもたちは、まるでおとなみたいに、せっせとまじめな顔をして働いていました。花をならべている女の子は、ちゃんとエプロンをかけ、ポケットから小さな手帖を出して、花の数をかぞえて、それを書きこんでおりました。肉屋では、ほほの赤い男の子が牛肉をうすく切ったり、豚肉をひいたりして働いていました。くつ屋では、子どもの主人が、子どものお客に、小さな子ども用のくつを出して「働くには、このほうがいいですよ」と説明していました。

白い配達車を運転する牛乳屋も、赤い自転車を走らす郵便配達も子どもでした。洗濯屋も道路工夫もガス屋も水道工も電気工もみんな子どもでした。



駅前広場でも銀行でも商店でもホテルでもやはり働いているのは子どもだけでした。子どもの支配人が、おかねを数えている子どもの銀行員を監督していました。受付係も子どもなら、集っているお客も子どもでした。どこへいっても、ユリアと同じ年ごろの子どもばかりでした。ユリアはふと、子どもの国にはいりこんだのだろうか、と考えました。

ユリアは、仕事をしないで遊んでいる子どもたちと友達になり、不思議な大都会の謎を解いてゆく。冒険をかさね、危険がせまるなか、最終章へ。
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Posted on 2022/12/30 Fri. 22:01 [edit]

category: 辻邦生

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