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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

加茂駅あたり 

「かぎろひ歴史探訪」4月4日のコースを案内しましたが(⇒)、漏れたことなどを。

実は、加茂駅に明治時代の遺構があるのです。それも、「大仏鉄道」という愛称で親しまれた関西鉄道時代のもの。
レンガづくりの「ランプ小屋」がそれ。

210329ランプ小屋

210329ランプ小屋説明

かれこれ35年ほど前になりますかね、「大仏鉄道」を追っかけていて、かぎろひ誌の旧刊で、シリーズ掲載していました。
その頃はまだ、大仏鉄道に乗った人や見た人がいらして、おもしろい話も聞けたんです。

もちろん、この「ランプ小屋」も撮りにきました。
加茂駅は今はすっかり新しくなっていますが、その頃は昔の駅舎そのままで、ランプ小屋もホームの片隅にありました。
保存されていてよかった! というより、今も倉庫としてしっかり活かされているようですね。

加茂駅からは船屋通りを行きます。

210329船屋通り2

かつては、街道として、またその名前からもうかがえるように、木津川の舟運でも栄えたとのこと。
今はさみしい限りですが、そこここに往時の名残がしのばれます。

210329船屋通り
↑右は江戸時代の旧家、左は酒蔵

210329山城酒造
↑山城酒造の看板がかかっていました。


昨日の案内では、万葉歌碑の紹介にとどめたのですが、こんな歌碑も

210329みかのはらわきて

しばらく立ちどまって首をひねりましたが(笑)
あ、百人一首でも有名なあの歌ですね!

みかの原 わきてながるる泉川 いつみきとてか 恋しかるらむ(藤原兼輔)

泉川=木津川

瓶原(みかのはら)は、まさに恭仁宮のあるあたり。
三方を山で囲まれた盆地で、南には木津川が豊かに流れ、都づくりには適していたのでしょうね。

210329木津川


木津川沿いに立つ1本の大きな桜の木に心ひかれましたー。

210329堤防


そうそう、この商店街にお菓子屋さんを見つけました。

210329小間安老舗

下見の日はお休みだったので残念でしたが

210329小間安老舗3

「恭仁古銭」が興味深い。和同開珎に由来しているのでしょうね。

4月4日は営業されていると思いますので、帰りに立ち寄りたいともくろんでいます。

ホームページありましたー⇒

小間安老舗(こまやすろうほ)と読むようです。
「和同開珎」もあるぞ(笑)

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Posted on 2021/03/31 Wed. 13:51 [edit]

category: かぎろひ歴史探訪

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31

恭仁宮跡から海住山寺へ 

4月4日(日)に実施する「かぎろひ歴史探訪」のご案内です。
3月29日(月)、下見歩きをしてまいりました。

「みかのはら」の里は、どこまでものどかで、花々に彩られていました。

210329山城国分寺跡
↑七重塔跡。大きな礎石が残ります。


210329恭仁京大極殿址

210329山城国分寺跡3

210329山城国分寺跡2
↑背後の山の中腹あたりに、海住山寺があります。
クリックで大きくしてご覧いただくと、

210329海住山寺の標柱

これですね。お寺へはここから800m

210329海住山寺の標柱2


あ、ちょっと戻りますね。
恭仁宮跡から、海住山寺をめざします。最初はなだらか~

210329海住山寺へ


このあたりから勾配を増していくのですが

210329海住山寺へ2


あの急坂はすごいと巷で騒がれているほどには大したことがないと思いますよ。
「かぎろひ歴史探訪」で松尾山や明神山を登った人には軽く思われるかも。たしかに急坂ではありますが、距離が短いので。

現に、ひるんでいた龍センセが元気に上りきらはりました。

210329センセ

マケソーでした(笑)

210329センセ2


だんだん高くなって、下界を見下ろすことができるのは、ひとつの力になりますね。

210329下界


以前、伊吹山に登ったとき、ずーっと展望がきいたので疲れを知らなかったことを思い出しましたよ。⇒

海住山寺の様子は昨夜アップしました⇒

拝観させていただき、境内でお弁当タイムも。
見晴らしバツグン

210329展望
↑黄砂め


210329お弁当

ベンチがないので、敷物をお持ちください。
万が一、雨天の場合も確保できていますのでご安心を。

実は、龍センセは20~30年ほど前、加茂町の図書館講座で文章教室の講師を務めたことがあったのですが、なんとお寺の夫人が出席されていたのですって。この日、奇遇にも再会を果たし、しかも、センセよりも年上なのに、若々しくて知的で、しっかり覚えてくれていたみたいでビックリ感激のひととき。


帰りは途中から別ルートをとって。

さえぎるものひとつない大らかさ

210329車道

広がるお茶畑

210329茶畑


いっぱいの菜の花

210329菜の花2


ああ、このあたりをやみくもに歩いてみたいと思わずにはいられませんでした。

だいぶ端折りましたが、歩くコースは、こんな感じです。
YAMAPをオンにしていたので、借りましょう。

20210329yamap.jpg
↑青い線が歩いたコース(約8~9km)。ポイントはかぎろひが書き加えました。


恭仁大橋を渡る前に、岡田鴨神社へ足をのばします。⇒

210329岡田鴨神社


恭仁大橋

210329恭仁大橋


橋を渡ったところにある万葉歌碑

210329万葉歌碑


東大寺の長老、守屋 弘斎師の揮毫でした。

210329万葉歌碑2

今造る 久邇の都は山川の 清けきみればうべしらすらし(巻6-1037)


恭仁宮は、わずか5年ほどの短さ。
天皇の軽率短慮の結果、どれだけの人が犠牲になったことか! と、センセは巨大な礎石に腰かけながら、憤慨していました(笑)

210329礎石に


※かぎろひ歴史探訪第16期③

2021年4月4日(日)午前10時、加茂駅を出発します。

210329加茂駅

事前申し込みなしの飛び入り参加OK(お弁当、敷物などをお持ちください)
参加費 1500円(資料、保険などを含みます)



Posted on 2021/03/30 Tue. 19:38 [edit]

category: かぎろひ歴史探訪

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30

海住山寺の桜 

3月29日、加茂駅から恭仁宮跡などを経て海住山寺へ行ってきました。

はい、4月4日(日)に実施する「かぎろひ歴史探訪」の下見です。

詳しいご案内は明日としまして、今夜は海住山寺の桜を紹介しまーす。
お寺まで、急坂をどんどん上るのですが、満開の桜に元気をもらいながら歩きましたよ。

210329桜


海住山寺が花のお寺だったとは。

210329山門

210329本堂2
↑本堂

210329境内



五重塔(国宝)

210329五重塔3

210329五重塔

初層に裳階がつく、特異なかたちですよね。法隆寺と2例だけとか。


山の中腹にあるので見晴らしも抜群。

改めて紹介しまーす。今日はこれにて。オヤスミナサイ。

Posted on 2021/03/29 Mon. 21:29 [edit]

category: かぎろひ歴史探訪

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29

専称寺のしだれ桜とどんづる峯 報告 

3月25日(木)、「かぎろひ歴史探訪」第16期の2回目を実施。

当初の予定ではお昼タイム(弁当+講座)をどんづる峯で過ごすことになっていました。
どんづる峯には小さなあずまやはあるのですが、入り切らない、老朽化? な感じで、あんな場所で雨に降られたらどうしようもありません。周辺には、道路が走るばかりで、どう思い描いても雨をしのげる場所がないのです。

龍センセは前日、現地へ行き、何とか雨をしのげそうなトイレ付き公園を探し、雨ならコースを逆にする、と。当日の朝、天候をみて、駅で判断することを決めたのでした。

いやぁ、センセは何事もきっちり決めておかずテキトーなことも多いのですが、そのええ加減さが、逆に言えば臨機応変に対処できることにつながるのね~と、そっと拍手を送りましたよ(笑)

しかも、逆コースにしたおかげで、どんづる峯に着く頃には雨もあがり、結局、最終ポイントになった専称寺では、しだれ桜が満開で、疲れが癒され、ほっこり。

210325専称寺2

実は、ワタクシ自身が専称寺のしだれ桜を見たくて、企画したコースでした。検証歩きも。
ずいぶん悩んで日程を決めたので、例年よりも開花が早かったようですが、満開の日に行きあえて、ほんとうに胸をなでおろしたことでした。

コース
近鉄南大阪線二上山駅⇒安遊寺⇒大坂山口神社(穴虫)⇒大坂山口神社(逢坂)⇒旭ヶ丘近隣公園⇒万葉歌碑⇒地蔵磨崖仏⇒穴虫峠の馬頭観音石仏⇒どんづる峯⇒志満堂の石仏⇒専称寺⇒二上山駅


安遊寺へ

210325安遊寺

210325安遊寺2


江戸時代、この近くのゴボ山で威奈大村の骨臓器が発見されたとき、まずは安遊寺で保管されたらしい。現在は国宝、四天王寺蔵。


穴虫の大坂山口神社で

210325大坂山口神社

210325大坂山口神社2

逢坂の大坂山口神社

210325大坂山口神社3


午後からは、どんづる峯をめざします。

210325どんづる峯へ


万葉歌碑

210325万葉歌碑

このあたりで、ようやく雨が上がりそうになって


道なき道の上にある、地蔵磨崖仏の所へも何人かは行ったもよう。

210325磨崖仏


こちらは穴虫峠の馬頭観音石仏

210325馬頭観音


どんづる峯へ

210325どんづる峯へ2

210325どんづる峯

210325どんづる峯3

小学校のときに遠足で行ったという方が何人かいらっしゃいました。

朝から雨が降っていたので

210325二上山駅

参加者は少ないと思っていたのですが、予想以上にたくさんの方がいらっしゃってビックリでした。
遠くは千葉からKさん、滋賀県からYさん、Tさん。皆様、ありがとうございます。お疲れさまでした。
地元にお住まいで、下見歩きにも同行してくださったTさんが、今回も先導してくださり、感謝です。馬頭観音石仏を見つけてくださったのもTさんです。ありがとうございました。

210325記念撮影

参加者33人(スタッフ2人)

次回は4月4日(日)、午前10時、JR加茂駅を出発します。

近々、下見歩きをしますので、ご案内します。


Posted on 2021/03/28 Sun. 13:01 [edit]

category: かぎろひ歴史探訪

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28

佐保川の桜2021③8分咲き 

3月27日、図書情報館から借りている本の返却期限がきたので、ぶらっと行ってきました。

佐保川沿いの桜並木、昨日の朝は6~7分咲きかなあと思いながら歩いたのに、今日はもう満開一歩手前の風情。
個体で差がありそうなんですが、全体的には8分といったところでしょうか。

210327佐保川2

210327佐保川

家族連れで賑わっていました。
上流とは違い、このあたりは、お弁当を食べられる場所がいっぱいありそうです。
なっちゃん、あーちゃんに、声をかけようかな。

210327佐保川3

Posted on 2021/03/27 Sat. 12:56 [edit]

category: 佐保川

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27

ブログ更新が遅れただけで… 

3月25日(木)は「かぎろひ歴史探訪」2021春季2回目でした。
朝から雨だったのに、予想外に多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
追ってご報告します。

実は今日は朝からバタバタしどおしで、大事な会議もありまして、昨日の写真の確認はおろか、いつもならブログは後回しにしてもFBで報告してお礼を申し上げたりしているのですが、そんな余裕もなく…

とはいえ、早朝に起きると濃霧だったので、カメラを持ってちょっと出たりはしたのですが。

210326佐保川3
↑午前7:30頃。あっという間に雲散霧消(笑)。もう少し早く出ればよかった。


会議の帰りも、佐保川沿いを通って、桜花を謳歌してきたというのに

210326川路桜
↑午後5時頃


まさか、わが家の娘らのラインで、こちらの身の上を案じられていたとは。
さっき、見て、笑ってしまったので、今日のブログはこの話題で。

20210326ライン1

20210326ライン

まあ、そそっかしやのハハにつき、いろいろ心配させてはいるとは思うけれど、ちょっと異常じゃね?(笑)
遭難って(笑)


Posted on 2021/03/26 Fri. 21:14 [edit]

category: 日記

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26

本日3月25日、歴史探訪実施します 

おはようございます。

「かぎろひ歴史探訪」2021春季2回目⇒

210325資料

お天気が悩ましい~^^;
まあ、大したことはないだろうとは踏んでいるのですが、お昼頃に降ってきたら、お弁当+講座タイムが危ういのです。

というわけで、昨日、センセが現地に行って、雨天でも大丈夫な場所を確認してきました。
万が一雨なら、コースを変更する可能性あり。

でも、集合場所(近鉄南大阪線二上山駅)は変わりません。
訪ねるポイントも同じなのですが、順序が変わることになるかもしれません。

現地での判断になりそうです。

どうぞよろしくお願いします。

Posted on 2021/03/25 Thu. 05:33 [edit]

category: かぎろひ歴史探訪

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25

肋骨ひびの日々 

胸を強打してから1か月。99%の復活を確信しています。
ご心配してくださった皆様、ありがとうございました。

2月22日、胸を強打⇒

最初、ネットで調べまくっていたところ、肋骨骨折って意外に多いんですね。
身近な友人からも、
私も5、6年前に自宅で肋骨ヒビ入った事あります。コルセットで10日間位かかった記憶があります。大事にしてね。

とか、友人が、夜寝てて咳込んで肋骨にひびが入ったとか。


ネットで知り得る限りでは、痛みの具合や、治る日数は、どの部分にダメージを受けたかによって、微妙に違うようですね。
記録されている方も多くて、参考になったり、励まされたりもしました。

というわけで、ワタクシもひび(日々、笑)メモしてきました。

202103肋骨図
↑ネットから拝借

ワタクシの場合、強打したのは、真ん中の胸骨体、その真ん中あたりと近くの肋軟骨という部分だと思われます。
これがレントゲンには映らない所だそうで、果たしてひびが入ったのかどうか、本当のところはわからないのですが…

2月25日(3日目)
痛みが強くなるような感じがするので、整形外科へ。
ゆっくり歩いて約30分。時々、胸を圧迫されるような痛みが襲い立ちどまること、何度か。
肋骨ひびの可能性。鎮痛剤と貼り薬を処方される。痛みは2~3週間続くでしょうとのこと。


2月26日(4日目)
うつむくと痛むので風呂掃除がきつい。上に手を伸ばしても痛い。重い物が持てない。
寝るとき、起きるとき、最悪。落ち着いてしまえば、薬のおかげか、夜は熟睡。寝返りは無理。
大きな車が頭の上にかぶさってくる夢を見て目ざめ、咳が出たのにはまいった。鎮痛剤も咳には効かないようだ。

2月27日(5日目)、日用品を買いに歩いていく。少しは胸に響くが大したことはない。「肋骨はここにあるのだぞ」と主張している程度。2日前のような圧迫通はなく、立ち止まることもなく歩けた。少しは回復していると実感できてうれしい。咳は悶絶寸前。死ぬかとぞ思う。が、じっとしていると痛みを忘れる。

「痛み止めは「まずい範囲」まで身体を動かしてしまうのでおすすめしません」という記事を読んだので、1回飛ばしてみたら、かなりの痛みが押し寄せてきてマイッタ。鎮痛剤を飲んでも完全に痛みはとれていなかったので?だったのだが、効いていたようで。
夕食後、痛み止め服用。
夫がお寿司を握ってくれて感謝しかない。

210327お寿司


2月28日(6日目)
朝、起きるのがやや楽。胸の痛みは続いている。同時に、同じ姿勢で寝ているせいか、身体中が固まっている感じ。ストレッチもできていないしなあ。筋トレも、だ。
薬を真面目に飲んでいないせいか、すごく痛くなるときがある。というか、だんだん痛みが強くなっているのでは? と不安になることも。

3月1日(7日目)
朝、郵便局からの帰り佐保川沿いを通って。歩くには全く支障がない。
咳をする痛みは変わらない。その後もしばらくひりひりとした痛みが続く。

3月3日(9日目)
初めて、痛み止めなしでやってみる。お雛様を片づけ、掃除もして少しすっきり。

3月4日(10日目)
午前中の打ち合わせ会議を終えて、下見歩き。松塚駅から約10km歩いた。普段はこれくらいの距離は何でもないのだが、だんだん胸の痛みが強くなるように感じられ、さすがに疲れた。⇒

3月5日(11日目)
クシャミは最悪。全身の力を使うのか、しばらく強い痛みで悶絶寸前。

3月6日(12日目)
自転車はまだコワイので、日用品の買い出しを大きなリュックで。疲れた。

3月7日(13日目)
胸の痛みは続く。咳とクシャミはまだ恐怖。
明日で2週間になるのに、こんな調子ではとちょっと不安にもなるが、考えてみると、当初は顔を洗うこともお風呂掃除もできなかった。上の物をとったり、ファスナーを締めるのもきつかったことを思うと、だいぶ改善していることに思い至る。

3月8日(14日目)
まる2週間、胸の痛みはとれない。不用意にクシャミをしたら体全体に痛みが走った。でも、2回目の下見で10km歩いても大したことはなかった。

3月10日(16日目)
咳やクシャミはまだ痛い。胸の痛みもあるが、歩く分にはなんの支障もない。
もう半月。治るの遅すぎひん?

3月11日(17日目)
かぎろひ歴史探訪で10km歩く。念のため、痛み止めを服用して出発。⇒

3月13日(19日目)
胸の痛みがかなり楽。
久しぶりに拭き掃除。最初は手に力を入れるだけで痛くて無理だったのに。

3月15日(21日目)
朝、不用意にクシャミ。あれ。あんまり痛くない! 明日でちょうど3週間。完全復活といきたいものだ。

3月16日(22日目)
午前中は会議、午後は奈良博。⇒
普段なら歩きとおすはずなのだが、往復ともバスに乗ってしまった。いまひとつ体調すぐれず。

3月18日(24日目)
朝、咳をしても、あれ、痛みがマシ。
起き上がると、胸にまだ違和感が残る。胸骨の打撲だけが残っている感じがするので、久しぶりに貼り薬。早くなおれー

3月19日(25日目)
寝返りも上向きも楽になった。下見歩きを8km。歩いていると快適。痛みを忘れる。⇒

3月20日(26日目)
寝るのは楽になった。

3月21日(27日目)
90%は回復か。明日で1か月。

※参考にさせていただいた記事
肋骨ビビ生活日記 痛みは何日ぐらいで治るのか⇒
肋骨骨折のリアル 症状や治療方法、完治までの生活をまとめてみた⇒

お2人とも、痛みのなかで、ユーモアを交えながらの文章、元気をいただきました。

ワタクシの場合、もしひびだとすると、人生2度目の骨折。
1度目は生後1歳の頃、うれしそうにお餅を持って走っていて縁側から落ちて腕を骨折したとか。
もちろん覚えていないのですが、なんか笑えるではありませんか。

今回の肋骨ひび事件も、笑いを提供。なんせ、原因がすべり台ですから^^;

ン十年経っても、なんか、変わらないなあ、という自嘲的できごとでした。

これからは気をつけます。

Posted on 2021/03/24 Wed. 12:44 [edit]

category: 日記

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24

佐保川の桜2021②3~4分咲きカナ 

桜の季節になると、なんだか落ち着かなくなって困ります^^;

所用ついでに、足を伸ばさずにはいられません。昨年まで住んでいたエリアに。

210323佐保川4

210323佐保川6

だいぶ、ほころび始めていますね~


満開の木もあるのですが

210323佐保川5満開


全体的には3~4分咲きといったところでしょうか。

210323佐保川7
↑栄楽橋から西。まだまだな感じです。


不思議なのは、大仏鉄道記念公園の所のしだれ桜、例年、ソメイヨシノよりだいぶ早いのですが、今年は

210323佐保川8しだれ

なんだか、足並みをそろえているような感じ。


かと思うと

210323佐保川9
↑椿の花のそばに、ツツジが咲いていたりして


なにもかも一緒にいこうや、てな感じも


210323佐保川10
↑学び橋から東


210323佐保川2


Posted on 2021/03/23 Tue. 19:28 [edit]

category: 佐保川

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23

長距離走者の孤独 

アラン・シリトー著『長距離走者の孤独』。
20代の頃、いたく感じるところがあった本のうちの一冊だ。奈良へ来る前の話。

先日、夫としゃべっているうちに、何からどうなったのかは思い出せないが、この本にいきついた。
夫も若い頃、感銘を受けたのだという。

えーっ、出会って40年、初めて聞く話。共通点があったとは(笑)

なぜか、2人とも今は手元にないのも一緒^^;

もう一度、読みたくなって注文した。

51JDTQK14FL.jpg

金庫を盗んで捕まり、感化院に入ることになった17歳の少年、スミスの独白のかたちで話は進む。

感化院では体力と脚力をかわれて、長距離走の選手に選ばれる。毎朝のトレーニングを重ね、スミス自身も走ることが好きになり、めきめきと才能をのばす。
いっぽう感化院長にとっては、わが施設から優勝者を出すことは、若者の更生に尽力しているという名誉につながる。

スミスはお見通しだ。

大会当日、スミスはぶっちりぎりの速さで2位以下を大きく引き離し、優勝は間違いないと誰もが信じて疑わなかった。
が、ゴール手前でスミスは走ることをやめる。後ろから遅れて走ってくる選手に優勝をゆずり、自らは2位に甘んじる。
偽善的な感化院長や権威への反抗だった。


ええーっ。
思い描いていたラストとは違うことに少なからずのショック。
もちろん、権威や偽善に対する反抗心についての思いは変わらないのだが、2位でゴールしたのだったとは…

ワタクシがずっと心の中にイメージとして残っていたのは、ゴールを目前にして、逆走する少年の姿なのだ。

それがワタクシだけの印象なら、単なる思いこみで済むのだが、なんと、夫もゴールから逆走するイメージをもっていたというではないか。

もう一度、小説を確認してみる。

河野一郎 訳

今や観覧席では紳士淑女連中が叫び、立ち上がって、「走れ! 走れ!」ときざな声でわめいてやがる。だが、おれは、目も見えず耳も聞こえずまるで阿呆みたいにその場に立ったきりだ。…赤んぼみたいにおいおい泣きながら立ちつくしていた。とうとう奴らをやっつけたことで、嬉し泣きに泣けてきたのだ。

なぜなら、そのどよめきが聞こえ、ガンソープの連中が空中に上衣を放り上げているのが見え、おれのうしろでペタペタ聞こえていた足音がしだいに近づき、とつぜん汗の臭いと、息もたえだえのあえぎをつづけている両肺がおれのそばを通りすぎ、すっかりばてちまい、よたよた左右にふらつき、頭のおかしくなったズールー族みたいにぶつぶつ何やら口走り、おれが90歳ででっかい布張りの棺に足をつっこむようになるときの幽霊みたいな恰好で、あのロープめがけてふらふら走ってゆく姿が見えたからだ。おれ自身奴を声援してやりたいくらいだったー「さあ行け、さあ行け、早くとびこんじまえ。…」

だが奴はもうすでにゴールに達していた。そこでおれも奴のあとからとことこ走りだし、まだゴールの手前にあるときから耳ががあんとしはじめ、ゴールにつくなりへたへたと崩れてしまった。


2位でゴールしているのは間違いない。

次に、映画にもなったようだから、もしかしたら監督が脚色したのかも?

ではなく、原作に忠実なようだ。⇒

権力と威厳で屈従させる院長への反感は、レースが近づくにつれ、大きくなっていった。さて、レースの日。彼は案の定トップを独走している。院長は満足げに紳士、淑女を見渡す。ところが、期待を一身に集めた彼はゴール間近で、急にスピードを落し後のパブリック・スクールのライバルに優勝を譲った。これが霜のおりた凍てつく早朝にトレーニングをさせられた彼の淋しい孤独の勝利の小さな復讐であった

じゃあ、逆走のイメージはどこからきたん?
2位でゴールするのではなく、背を向けて逆に走っていく少年というイメージを勝手にふくらませていたというのか。2人とも?(笑)

Posted on 2021/03/22 Mon. 11:33 [edit]

category: 読書

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