かぎろひNOW
悠久の奈良大和路を一歩ずつ 風景、もの、人…との出会いを楽しみながら
カワセミくんにぞっこん
1月28日、佐保川べりで、偶然、カワセミを見かけた。

昨年の3月、雨の中で出あって以来。
いつも気にしながら歩いているのだけれど、なかなか視野に入ってこないのでちょっとコーフン。
けれども、あっという間に飛び立って、どこどこ? としばらくキョロキョロしていたら

すぐ下で、「おらおら、ここだよ~」と、挑発するかのような後姿。
またすぐに居なくなるも、
今度は「見つけたで~」とワタクシ。

すっかり、カワセミくんに遊ばれているような気分になったのだけれど、そうそうつき合ってらんないわ。「またね~」と声をかけて失礼したのだった。
翌29日、カワセミくんが気になってしかたがないので、ハガキを投函しに行くついでに、佐保川へ(どちらがついでかわからないけどね^^;)。
これまでは、目を凝らしても見つけられなかったのに、すぐにその姿を確認。

やっほ。
もちろん同じ所にとどまっているわけではないのだけれど、どこかにいる気配が。


「見ててね」とカワセミくん。
あっ、川に飛び込んだ!
一瞬のことで、撮られるわけがないやん。もうちょっと早く合図してよ(笑)
戻ってきたカワセミくんは小魚をゲットしていた。

こんなんだよ~

はい、ポーズ

再び、枝に飛び移って

カワセミくん「いくよ」
「よっしょあ」
ん? あれ? カメラが、カメラが・・・、なんたることか、バッテリー切れ…^^;
ご、ごめんね。じゃ、また~~
カワセミくんとお友達になれそうな気がしたのだった。
もうちょっと望遠のきくカメラが欲しいなぁ。
※写真は2回クリックでちょっと大きくなります。

昨年の3月、雨の中で出あって以来。
いつも気にしながら歩いているのだけれど、なかなか視野に入ってこないのでちょっとコーフン。
けれども、あっという間に飛び立って、どこどこ? としばらくキョロキョロしていたら

すぐ下で、「おらおら、ここだよ~」と、挑発するかのような後姿。
またすぐに居なくなるも、
今度は「見つけたで~」とワタクシ。

すっかり、カワセミくんに遊ばれているような気分になったのだけれど、そうそうつき合ってらんないわ。「またね~」と声をかけて失礼したのだった。
翌29日、カワセミくんが気になってしかたがないので、ハガキを投函しに行くついでに、佐保川へ(どちらがついでかわからないけどね^^;)。
これまでは、目を凝らしても見つけられなかったのに、すぐにその姿を確認。

やっほ。
もちろん同じ所にとどまっているわけではないのだけれど、どこかにいる気配が。


「見ててね」とカワセミくん。
あっ、川に飛び込んだ!
一瞬のことで、撮られるわけがないやん。もうちょっと早く合図してよ(笑)
戻ってきたカワセミくんは小魚をゲットしていた。

こんなんだよ~

はい、ポーズ

再び、枝に飛び移って

カワセミくん「いくよ」
「よっしょあ」
ん? あれ? カメラが、カメラが・・・、なんたることか、バッテリー切れ…^^;
ご、ごめんね。じゃ、また~~
カワセミくんとお友達になれそうな気がしたのだった。
もうちょっと望遠のきくカメラが欲しいなぁ。
※写真は2回クリックでちょっと大きくなります。
29
都祁の里、雪景色
青空が広がり、寒さも和らいだ昨日(1月26日)、都祁(つげ)を訪ねました。
榛原駅を出発したバスが坂道をどんどん上っていき、香酔峠(こうずいとうげ)を越えると雪景色が広がっていて、おお~!
まあ、地元の人の話では、2~3日前に降った雪がちょこっと残っているだけ、という感じでしたけれど。
都祁から見る額井岳

興善寺

池には氷が張って。午後2時過ぎですよ。

↑向こうに見えるのは都介野岳
三陵墓古墳群の1つ

もっと歩きまわりたかったのですが、ズシリと重い荷物を持っていて、白菜、お芋、お酒・・(笑)
たまたまやってきたバスに手を挙げて乗ってしまったのでした。
この次はもう少し計画的に訪ねようっと。
バスの中から見えたのは、高見山?

玉立橋(とうだちばし)付近も心ひかれる風景!

※都祁
旧都祁村。2005年に奈良市に編入された。南東部の高原地帯に位置。
榛原駅を出発したバスが坂道をどんどん上っていき、香酔峠(こうずいとうげ)を越えると雪景色が広がっていて、おお~!
まあ、地元の人の話では、2~3日前に降った雪がちょこっと残っているだけ、という感じでしたけれど。
都祁から見る額井岳

興善寺

池には氷が張って。午後2時過ぎですよ。

↑向こうに見えるのは都介野岳
三陵墓古墳群の1つ

もっと歩きまわりたかったのですが、ズシリと重い荷物を持っていて、白菜、お芋、お酒・・(笑)
たまたまやってきたバスに手を挙げて乗ってしまったのでした。
この次はもう少し計画的に訪ねようっと。
バスの中から見えたのは、高見山?

玉立橋(とうだちばし)付近も心ひかれる風景!

※都祁
旧都祁村。2005年に奈良市に編入された。南東部の高原地帯に位置。
27
追悼 露の雅さん
1月16日、落語家の露の雅(つゆの・みやび)さんが35歳で急逝されたことを、新聞の訃報欄で知りました。
ワタクシの娘とさほど変わらない歳だと思うと、身体の力が抜けていくような感じになります。ご両親の悲しみはいかばかりかと、お悔やみ申し上げます。
露の雅さんと親交があったわけではないのですが、これまでに2度、公演中の写真を撮る機会がありました。
話されている間ずっと、カメラを向けて彼女に向き合いました。ひたむきな練習を思わせる豊かな表情、あどけなさが残る笑顔、もうそれだけで親近感をもつことになりました。つやのある声や知的な雰囲気も印象に残っています。
実際に紙面に使う写真は1枚だけなのですが、魅せられて、たくさんの写真を撮っていました。
ワタクシのパソコンの中だけに貴重な写真を眠らせておくのも申しわけありませんので、ここに披露して、ご冥福をお祈りしたいと思います。
2012.2.17 ならまちセンター


2014.10.7 ならまちセンター


ワタクシの娘とさほど変わらない歳だと思うと、身体の力が抜けていくような感じになります。ご両親の悲しみはいかばかりかと、お悔やみ申し上げます。
露の雅さんと親交があったわけではないのですが、これまでに2度、公演中の写真を撮る機会がありました。
話されている間ずっと、カメラを向けて彼女に向き合いました。ひたむきな練習を思わせる豊かな表情、あどけなさが残る笑顔、もうそれだけで親近感をもつことになりました。つやのある声や知的な雰囲気も印象に残っています。
実際に紙面に使う写真は1枚だけなのですが、魅せられて、たくさんの写真を撮っていました。
ワタクシのパソコンの中だけに貴重な写真を眠らせておくのも申しわけありませんので、ここに披露して、ご冥福をお祈りしたいと思います。
2012.2.17 ならまちセンター


2014.10.7 ならまちセンター


24
京都・伏見の雪景色
今日1月20日は二十四節気の「大寒」。暦どおりの寒い日になりましたね。
週末にはまたまた寒波到来とか。
先週末も土曜日の夜から奈良でも雪が降って。
翌朝の雪景色をちょっと期待したのですが、ワタクシの住む所ではほとんど雪は残っていない状態でした。

↑1月15日、佐保川、午前8時頃。
↓平城宮跡、車窓から。

この日は昨年から、京都、伏見へ行く予定になっておりまして。えへへ、夫の友人たちから蔵見学のお誘いを受けていましてね。
奈良より京都のほうが積雪はあるだろうとは思ったのですが、いやいや伏見はあまり積もらない。奈良と変わらへんで、という話を聞いていたのです。
が、桃山御陵駅に降りると、いちめんの雪景色。京都の人がビックリされていました。

いつも風情ある松本酒造なのですが、雪は初めて!

ひとり、道路を渡って

一度、蔵見学とかさせていただく機会はないものかと思いつつ、この日の目的は

「英勲」の齊藤酒造。「嵯峨酒造りの会」の酒蔵見学会なのでした。
嵯峨地区で京都独自の酒米「祝」を栽培し、齊藤酒造の協力を得て純米大吟醸「げっしょう(月賞)」に仕上げるという取り組みをされています。夫の友人たちが酒米のオーナーということで、その枠でご招待をいただいたのです。
「嵯峨酒づくりの会」は今年、22年目を迎えるのだそうです。スタートした頃に生まれた赤ちゃんも、お酒を飲める歳になっているという社長さんのお話が印象的でした。
こちらで、しぼりたてのお酒を3段階に分けて試飲させていただきました。
また、案山子コンテストの表彰式もあったのですが、我らがお仲間のNさんも。

おめでとうございます。
この後、昼食兼飲み会(笑)。鳥せいで。

駅で解散後、ひとりで桃山御陵にお参り。
参道がながーい。

ようやく御陵に着いたとき

雪が降り始め、誰もいないし、不安いっぱい。でも、見下ろす雪のまちの美しいこと!

旅気分を味わったのでした。
この日ゲットしたお酒。奈良酒びいきなんですけどね、たまには。

週末にはまたまた寒波到来とか。
先週末も土曜日の夜から奈良でも雪が降って。
翌朝の雪景色をちょっと期待したのですが、ワタクシの住む所ではほとんど雪は残っていない状態でした。

↑1月15日、佐保川、午前8時頃。
↓平城宮跡、車窓から。

この日は昨年から、京都、伏見へ行く予定になっておりまして。えへへ、夫の友人たちから蔵見学のお誘いを受けていましてね。
奈良より京都のほうが積雪はあるだろうとは思ったのですが、いやいや伏見はあまり積もらない。奈良と変わらへんで、という話を聞いていたのです。
が、桃山御陵駅に降りると、いちめんの雪景色。京都の人がビックリされていました。

いつも風情ある松本酒造なのですが、雪は初めて!

ひとり、道路を渡って

一度、蔵見学とかさせていただく機会はないものかと思いつつ、この日の目的は

「英勲」の齊藤酒造。「嵯峨酒造りの会」の酒蔵見学会なのでした。
嵯峨地区で京都独自の酒米「祝」を栽培し、齊藤酒造の協力を得て純米大吟醸「げっしょう(月賞)」に仕上げるという取り組みをされています。夫の友人たちが酒米のオーナーということで、その枠でご招待をいただいたのです。
「嵯峨酒づくりの会」は今年、22年目を迎えるのだそうです。スタートした頃に生まれた赤ちゃんも、お酒を飲める歳になっているという社長さんのお話が印象的でした。
こちらで、しぼりたてのお酒を3段階に分けて試飲させていただきました。
また、案山子コンテストの表彰式もあったのですが、我らがお仲間のNさんも。

おめでとうございます。
この後、昼食兼飲み会(笑)。鳥せいで。

駅で解散後、ひとりで桃山御陵にお参り。
参道がながーい。

ようやく御陵に着いたとき

雪が降り始め、誰もいないし、不安いっぱい。でも、見下ろす雪のまちの美しいこと!

旅気分を味わったのでした。
この日ゲットしたお酒。奈良酒びいきなんですけどね、たまには。

20
お水取り展鑑賞とお松明 2017
奈良国立博物館特別支援会員「結の会」が主催する「お水取り展鑑賞とお松明」は、今年も実施します。
振り返ってみたら、もう11年目! ボランティア団体ですが、好評なのを意気に感じて、スタッフ一同頑張っています。
昨年の、受付準備中(奈良国立博物館新館入口前)

昨年とちょっと変わったところもありますが、内容は次のようになります。
「お水取り展鑑賞とお松明」2017
●とき:
平成29年3月3日(金)午後2時開会(受付は午後1時15分から)
*奈良国立博物館新館正面入口前にご集合ください。
●ところ:
1.奈良国立博物館(午後2時~午後4時30分)
2.東大寺本坊大広間(午後5時~午後6時15分)
3.東大寺二月堂(午後6時30分~午後7時30分)
*午後7時30分に現地解散となります。
●内容:
1.お水取りを紹介するDVDの視聴と岩井共二情報サービス室長の講演(奈良国立博物館講堂)
2.特別陳列「お水取り展」(奈良国立博物館新館)及び「なら仏像館」鑑賞
3.上野道善東大寺長老の講話(東大寺本坊大広間)
4.お食事(東大寺本坊大広間)
5.お松明観賞(東大寺二月堂)
●会費:6,000円(食事、松明箸、和菓子、入場料等の費用)
*お松明に使用した竹から作った箸、和菓子(良弁椿)をお持ち帰りください。
*会費は当日頂戴いたします。
●定員:150人(先着)
●主催:奈良国立博物館特別支援会員「結の会」
●後援:奈良国立博物館
キャンセルされる場合は、実施日の2日前までにご連絡ください。
当日及び1日前のキャンセルは3,000円を申し受けます。
奈良国立博物館でお水取り(修二会)について学んだ後は、東大寺本坊へ移動

上野長老の講話

参籠が30回にも及ぶという上野長老ならではの裏話がオモシロイのです。
カメラを持つ手がふるえて、だいぶブレました^^;
上野長老

使用されていた紙衣(かみこ)、差懸(さしかけ)、造花の椿(糊こぼし)などを、毎年お持ちくださるのもありがたいことです。

魅力的な内容にしたいと、お持ち帰りいただくお土産も変遷しているのですが、お松明に使った竹で製作したお箸が自慢。

本家菊屋さんの「良弁椿」も、この日のためだけに特別に作っていただいているもの。

昨年、ワタクシのブログを見てご参加の「まつよいぐさ」さんがブログ「待宵草の薄暮日記」で丁寧にリポートしてくださっていますので、参考までに。→★
実は、これまでの案内では触れずにおりましたが、サプライズな抽選会も目玉になりつつあるかも。
上野長老の色紙が当たるのですが、当選確率の高さを誇る大サービス。お楽しみに!
クジ

※「お水取り展鑑賞とお松明」の申し込みについて
奈良国立博物館のホームページにも公開され、まもなくお申し込みいただけるようになりますが、ワタクシのほうでは今から(笑)、受け付けたいと思います。お問い合わせやお申し込みは右のメールフォームからどうぞ。
振り返ってみたら、もう11年目! ボランティア団体ですが、好評なのを意気に感じて、スタッフ一同頑張っています。
昨年の、受付準備中(奈良国立博物館新館入口前)

昨年とちょっと変わったところもありますが、内容は次のようになります。
「お水取り展鑑賞とお松明」2017
●とき:
平成29年3月3日(金)午後2時開会(受付は午後1時15分から)
*奈良国立博物館新館正面入口前にご集合ください。
●ところ:
1.奈良国立博物館(午後2時~午後4時30分)
2.東大寺本坊大広間(午後5時~午後6時15分)
3.東大寺二月堂(午後6時30分~午後7時30分)
*午後7時30分に現地解散となります。
●内容:
1.お水取りを紹介するDVDの視聴と岩井共二情報サービス室長の講演(奈良国立博物館講堂)
2.特別陳列「お水取り展」(奈良国立博物館新館)及び「なら仏像館」鑑賞
3.上野道善東大寺長老の講話(東大寺本坊大広間)
4.お食事(東大寺本坊大広間)
5.お松明観賞(東大寺二月堂)
●会費:6,000円(食事、松明箸、和菓子、入場料等の費用)
*お松明に使用した竹から作った箸、和菓子(良弁椿)をお持ち帰りください。
*会費は当日頂戴いたします。
●定員:150人(先着)
●主催:奈良国立博物館特別支援会員「結の会」
●後援:奈良国立博物館
キャンセルされる場合は、実施日の2日前までにご連絡ください。
当日及び1日前のキャンセルは3,000円を申し受けます。
奈良国立博物館でお水取り(修二会)について学んだ後は、東大寺本坊へ移動

上野長老の講話

参籠が30回にも及ぶという上野長老ならではの裏話がオモシロイのです。
カメラを持つ手がふるえて、だいぶブレました^^;
上野長老

使用されていた紙衣(かみこ)、差懸(さしかけ)、造花の椿(糊こぼし)などを、毎年お持ちくださるのもありがたいことです。

魅力的な内容にしたいと、お持ち帰りいただくお土産も変遷しているのですが、お松明に使った竹で製作したお箸が自慢。

本家菊屋さんの「良弁椿」も、この日のためだけに特別に作っていただいているもの。

昨年、ワタクシのブログを見てご参加の「まつよいぐさ」さんがブログ「待宵草の薄暮日記」で丁寧にリポートしてくださっていますので、参考までに。→★
実は、これまでの案内では触れずにおりましたが、サプライズな抽選会も目玉になりつつあるかも。
上野長老の色紙が当たるのですが、当選確率の高さを誇る大サービス。お楽しみに!
クジ

※「お水取り展鑑賞とお松明」の申し込みについて
奈良国立博物館のホームページにも公開され、まもなくお申し込みいただけるようになりますが、ワタクシのほうでは今から(笑)、受け付けたいと思います。お問い合わせやお申し込みは右のメールフォームからどうぞ。
18
1ℓボトル カバー
14
追悼 油長酒造 山本会長
1月9日、今年も正暦寺で「菩提酛清酒祭」が行われました。

今年は5人の仲間と参加し、そのことをブログに書こうとしたのですが・・・。
菩提酛の仕込に山本長兵衛さんの姿がないという事実に、改めて衝撃を受けました。蔵元の皆さんはもっとひしひしとその大きさを感じられていたのではないでしょうか。
500年前のお酒づくり、菩提酛復興の、いちばんの立役者とも言える油長酒造の会長、第12代山本長兵衛さんは、昨年11月、急逝されました。64歳という若さでした。
菩提酛復興の足跡を振り返ってみます。
平成8年(1996)、山本長兵衛さんが蔵元仲間に話をもちかけて「奈良県菩提もとによる清酒製造研究会」が発足。座長は山本長兵衛さん(このときは油長酒造の社長)。設立時の蔵元会員は15。奈良県工業技術センターの協力を得て、文献を研究しつつ、天然微生物の採取などに取り組まれます。
3年間の研究を経て、平成11年(1999)復興の成功と市販にこぎつけました。
当時の写真(紙焼きを撮影)

『かぎろひの大和路』誌では、菩提酛のことをシリーズで取り上げさせていただきお世話になりました。ワタクシの担当ではなかったのがちょっと残念なのですが。
シリーズ②(1999.5発行)に載る山本座長の言葉
菩提酛づくりが奈良の風物詩になるよう、さらに酛の完成度を高めるよう研究を続けます。
それから20年近く経った今、まさに奈良の風物詩になりつつあるなあと、たくさんの見学者を見て思わずにはいられません。
菩提酛づくりに関わる蔵元さんたちにも世代交代が感じられるようになりました。こうして受け継がれていくことを長兵衛さんも喜んでいらっしゃるでしょうと、M先生。
奇しくも、12年前に菩提酛づくりを体験した3人が今年、正暦寺に集まり、長兵衛さんにとても丁寧に教えていただいたことなど共通の思い出話ができたのもなによりでした。
個人的な思い出話もご紹介させてください。
平成16年(2004)『かぎろひの大和路』御所特集のとき、裏表紙に、御所の3つの蔵が並ぶ広告をいただいたことがあります。大好きな御所のお酒に並んでほしいという企画を持っていったところ、応援をいただき、あとの2つの蔵にも行ってきなさいと送り出してくださったのでした。2蔵にも快くOKをいただいたことは忘れられません。

その4年後、もっと個人的な話で恐縮ですが、母を亡くして落ち込んでいたとき、高校生の娘がワタクシの誕生日に「風の森」をプレゼントしてくれたのです。ずっと前にも書いたことがあると思うのですが、改めて。
あまりにうれしくて、蔵元にメールを送ってしまったのでした。
秋色ただよい始めました。
たいへんご無沙汰しております。
私事でいろいろありまして、かぎろひ誌の発行が大幅に遅れているような状況でございます。
さて、そんななか、今日はとてもうれしい出来事がありましたので、ご報告させてください。
昨日、私の誕生日だったのですが、高校生の娘から思いがけないプレゼントがあったのです。
それがなんと、「風の森」純米大吟醸 しぼり華(山田錦 精米歩合45%)の逸品!
制服姿で、一升瓶をかついで帰ってまいりました(きちんと包装してくださっていましたのでご安心を)。
アルバイトでためたお金をつぎこんでのプレゼントに胸が熱くなりました。
私が、珍しく最近ちょっと元気がなかったものですから、大盤振る舞いのプレゼントとなったようです。母親を元気づけようとひらめいたのが日本酒というのも、ちょっと複雑なものがありますが(^_^;)
・・・
お返事は全く期待していなかったのですが、蔵元じきじきにメールが届いてビックリ。
お誕生日おめでとうございます。
娘さんの誕生日プレゼントが風の森だったとは造り手としてもうれしいかぎりです。
母親思いの娘さんですね。
また、元気を出してかぎろひの大和路発行してください。
きっとかぎろひさんの文章で元気をもらっている読者の方が待って下さってますよ。
稲穂が頭をたれてきました。またお酒造りが始まります。
今年も皆さんが元気になっていただけるような風の森を造りたいと思っております。
今読んでも、いや今だからいっそう胸をうたれます。
そうそう、山本長兵衛さんは、「風の森」の生みの親でもあります。純米、火入れなし、加水なし、無濾過にこだわったフレッシュなお酒は、じわじわと酒好きの間に広まり、今や全国区ですよね。いわゆる酒米ではなく、アキツホという食米を用いて、おいしくてリーズナブルなお酒をつくられたことは画期的だったのだと思います。
今期の「風の森」初しぼり、会長も見届けられたでしょうか。

お米を磨いたらうまい酒ができるのかと思っていたワタクシに、そうではないことを教えてくれたのも「風の森」でした。20%しか磨いていない「風の森 雄町80」や「風の森 山田錦80」にお酒造りの奥深さを感じたものです。
長兵衛さんは、けれども、自分の蔵のことだけではなく「奈良のお酒は全国的にみてもレベルが高い」とおっしゃり、酒造業界全体のことを考えていらっしゃるようでした。
ずいぶん前に、ある蔵元を取材したときに聞いた話が印象に残っています。
頼りにしていた杜氏が突然倒れ、お手上げ状態だったときに、長兵衛さんが駆けつけてくれたのだとか。年末年始の、自分の蔵も多忙を極めるときに来て支えてもらい恩義に感じている、足を向けては寝られないと、しみじみおっしゃっていました。
蔵元仲間からも一目おかれ、尊敬される、存在だったのでしょう。
どうもありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。
あちらで、今西酒造の先代とお酒談義をされているかも、と考えると、少し気持ちが和みます。

今年は5人の仲間と参加し、そのことをブログに書こうとしたのですが・・・。
菩提酛の仕込に山本長兵衛さんの姿がないという事実に、改めて衝撃を受けました。蔵元の皆さんはもっとひしひしとその大きさを感じられていたのではないでしょうか。
500年前のお酒づくり、菩提酛復興の、いちばんの立役者とも言える油長酒造の会長、第12代山本長兵衛さんは、昨年11月、急逝されました。64歳という若さでした。
菩提酛復興の足跡を振り返ってみます。
平成8年(1996)、山本長兵衛さんが蔵元仲間に話をもちかけて「奈良県菩提もとによる清酒製造研究会」が発足。座長は山本長兵衛さん(このときは油長酒造の社長)。設立時の蔵元会員は15。奈良県工業技術センターの協力を得て、文献を研究しつつ、天然微生物の採取などに取り組まれます。
3年間の研究を経て、平成11年(1999)復興の成功と市販にこぎつけました。
当時の写真(紙焼きを撮影)

『かぎろひの大和路』誌では、菩提酛のことをシリーズで取り上げさせていただきお世話になりました。ワタクシの担当ではなかったのがちょっと残念なのですが。
シリーズ②(1999.5発行)に載る山本座長の言葉
菩提酛づくりが奈良の風物詩になるよう、さらに酛の完成度を高めるよう研究を続けます。
それから20年近く経った今、まさに奈良の風物詩になりつつあるなあと、たくさんの見学者を見て思わずにはいられません。
菩提酛づくりに関わる蔵元さんたちにも世代交代が感じられるようになりました。こうして受け継がれていくことを長兵衛さんも喜んでいらっしゃるでしょうと、M先生。
奇しくも、12年前に菩提酛づくりを体験した3人が今年、正暦寺に集まり、長兵衛さんにとても丁寧に教えていただいたことなど共通の思い出話ができたのもなによりでした。
個人的な思い出話もご紹介させてください。
平成16年(2004)『かぎろひの大和路』御所特集のとき、裏表紙に、御所の3つの蔵が並ぶ広告をいただいたことがあります。大好きな御所のお酒に並んでほしいという企画を持っていったところ、応援をいただき、あとの2つの蔵にも行ってきなさいと送り出してくださったのでした。2蔵にも快くOKをいただいたことは忘れられません。

その4年後、もっと個人的な話で恐縮ですが、母を亡くして落ち込んでいたとき、高校生の娘がワタクシの誕生日に「風の森」をプレゼントしてくれたのです。ずっと前にも書いたことがあると思うのですが、改めて。
あまりにうれしくて、蔵元にメールを送ってしまったのでした。
秋色ただよい始めました。
たいへんご無沙汰しております。
私事でいろいろありまして、かぎろひ誌の発行が大幅に遅れているような状況でございます。
さて、そんななか、今日はとてもうれしい出来事がありましたので、ご報告させてください。
昨日、私の誕生日だったのですが、高校生の娘から思いがけないプレゼントがあったのです。
それがなんと、「風の森」純米大吟醸 しぼり華(山田錦 精米歩合45%)の逸品!
制服姿で、一升瓶をかついで帰ってまいりました(きちんと包装してくださっていましたのでご安心を)。
アルバイトでためたお金をつぎこんでのプレゼントに胸が熱くなりました。
私が、珍しく最近ちょっと元気がなかったものですから、大盤振る舞いのプレゼントとなったようです。母親を元気づけようとひらめいたのが日本酒というのも、ちょっと複雑なものがありますが(^_^;)
・・・
お返事は全く期待していなかったのですが、蔵元じきじきにメールが届いてビックリ。
お誕生日おめでとうございます。
娘さんの誕生日プレゼントが風の森だったとは造り手としてもうれしいかぎりです。
母親思いの娘さんですね。
また、元気を出してかぎろひの大和路発行してください。
きっとかぎろひさんの文章で元気をもらっている読者の方が待って下さってますよ。
稲穂が頭をたれてきました。またお酒造りが始まります。
今年も皆さんが元気になっていただけるような風の森を造りたいと思っております。
今読んでも、いや今だからいっそう胸をうたれます。
そうそう、山本長兵衛さんは、「風の森」の生みの親でもあります。純米、火入れなし、加水なし、無濾過にこだわったフレッシュなお酒は、じわじわと酒好きの間に広まり、今や全国区ですよね。いわゆる酒米ではなく、アキツホという食米を用いて、おいしくてリーズナブルなお酒をつくられたことは画期的だったのだと思います。
今期の「風の森」初しぼり、会長も見届けられたでしょうか。

お米を磨いたらうまい酒ができるのかと思っていたワタクシに、そうではないことを教えてくれたのも「風の森」でした。20%しか磨いていない「風の森 雄町80」や「風の森 山田錦80」にお酒造りの奥深さを感じたものです。
長兵衛さんは、けれども、自分の蔵のことだけではなく「奈良のお酒は全国的にみてもレベルが高い」とおっしゃり、酒造業界全体のことを考えていらっしゃるようでした。
ずいぶん前に、ある蔵元を取材したときに聞いた話が印象に残っています。
頼りにしていた杜氏が突然倒れ、お手上げ状態だったときに、長兵衛さんが駆けつけてくれたのだとか。年末年始の、自分の蔵も多忙を極めるときに来て支えてもらい恩義に感じている、足を向けては寝られないと、しみじみおっしゃっていました。
蔵元仲間からも一目おかれ、尊敬される、存在だったのでしょう。
どうもありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。
あちらで、今西酒造の先代とお酒談義をされているかも、と考えると、少し気持ちが和みます。
12
奈良・人と自然の会
十数年来おつきあいのあるIさんは、ワタクシよりもだいぶ年上なのだけれど、お料理やお菓子づくりはプロ級、パソコン駆使、アイディア豊富、行動的で、かねがね尊敬しています。
そんなIさんが以前にもまして活き活きと楽しそうなのは、おそらく「奈良・人と自然の会」に関わり始めた頃からではないかとワタクシはにらんでいるのです。
「奈良・人と自然の会」の主な活動のひとつが「ならやまプロジェクト」。放置されていた山林、竹林、水田、畑、果樹園などの整備をされていて、そのエリアたるや、奈良市佐紀町、奈良阪町、法連町、法華寺町にまたがる約17ha。
ついにワタクシ、その拠点「ならやまベースキャンプ」に潜入。突撃取材を決行したのは昨年12月8日のことでした。
自転車でゴー! 新大宮界隈から北へ、ウワナベ古墳を左手に、24号奈良バイパス沿いを走ります。
右手に見えてくる山がどうやらそうらしいわね。

↓こんな標識が見えたところで

その脇からJR関西線の線路をくぐって東へ抜けると

驚くばかりの別世界が広がっていました。

毎週木曜日が活動の日。
この日は、「芋煮会」だそうで、皆さん大忙しの様子でしたが、副会長のMさんが山の中を案内してくださいました。
うわーっ、森の気が身体中をかけめぐります。

山間で育ちましたのでね、生き返る心地。懐かしい~、癒される~。
樹木の様子を見ながら、伐採を担当される方。

全国的に問題となっている「ナラ枯れ」の被害。ここでは2000本全てのコナラを調査対象にして、その1本ずつに番号をふり見守っていらっしゃいます。

遊びの森。
自然の中で遊んでほしいと、子どもたちを招くイベントを催し、とことんつきあいます。

シイタケ栽培も。

近くの佐保台小学校5年生は、ここでの田植えや稲刈りなどがカリキュラムに組まれているのだそうですよ。
↓案山子も彼らの作品とか。

地域貢献も活動のひとつにされているのです。

↑「ならやま里山林」を案内していただいてからは、1人で探検してみることに。
山に沿って走るサイクリングロードを歩いていきます。素敵な風景が続いて!

途中で出会った方が、荷物を脇に置くと、引き返して案内してくださいました。皆さんとても親切!
左手はソバ畑だそう。

11月の新蕎麦祭りは大いに賑わったとか。「奈良・人と自然の会」には蕎麦クラブというのもあるんですって。歴史・文化クラブも!
竹林でも

作業中

伐った竹をチップにして有効利用するようですね。
いっぽう、有機農法を実践するグループも。

大量に野菜が収穫されていました。

欲しい人は100円で購入。
参加していいよと言われたものの、マゴマゴしているうちに全部なくなりまして。
あらら残念とのんびりしていたら、畑からひいたるわと連れて行ってくださり

これ割れてるから1本おまけ、と大サービスを受けたのはいいのですが、
見事な大根足を2本、自転車に積んだら重くて重くてふらふら。おまけにサイクリングロードを通って鴻ノ池のほうへ出たものですから、キツイ上り道と、コワイほどの急降下。汗をたっぷりかいて帰ったのでした。

あっ、大事なことを忘れるところでした。
この日は芋煮会。お肉以外のほとんどがこの里山で収穫したものだとか。黒米も作ってるんですね!

えへへ、ワタクシもお相伴にあずかりまして。いい日に行ったもんや(笑)

皆さんの思いがつまった、滋味あふれるごちそうでした。ぜいたく~。
まだまだ紹介しきれていませんが、会報紙「ネイチャーなら」の充実ぶりを忘れてはいけません。

月刊!
ほとんどの方がリタイアされたシニアのように見受けられましたが、皆さん思い思いのところで大活躍。活き活きと楽し気な様子が深く印象に刻まれたのでした。まさに理想郷ではありませんか!
1月5日、今年初の活動日にはハイキングがてらお邪魔しました。
9時、朝のミーティング

ラジオ体操

この日のお昼はお餅つきと七草粥のふるまいのようでした。「七草すべてがここでそろいますので、これから摘みに出かけます」の言葉を耳にして、後ろ髪ひかれながら、失礼したのでした。
皆様、ありがとうございました。
※「奈良・人と自然の会」は昨年3つの賞を受けられました。
・「第36回緑の都市賞・市民の協働活動部門・奨励賞」(公益財団法人 都市緑化機構)
・第7回「あしたのなら表彰」(奈良県)
・「生物多様性アクション大賞・入賞」(国連生物多様性の10年日本委員会)
※「奈良・人と自然の会」→★
※「かぎろひ歴史探訪」ウォーク第8期の1回目は、このあたりを歩きますのでお邪魔させていただきます。
そんなIさんが以前にもまして活き活きと楽しそうなのは、おそらく「奈良・人と自然の会」に関わり始めた頃からではないかとワタクシはにらんでいるのです。
「奈良・人と自然の会」の主な活動のひとつが「ならやまプロジェクト」。放置されていた山林、竹林、水田、畑、果樹園などの整備をされていて、そのエリアたるや、奈良市佐紀町、奈良阪町、法連町、法華寺町にまたがる約17ha。
ついにワタクシ、その拠点「ならやまベースキャンプ」に潜入。突撃取材を決行したのは昨年12月8日のことでした。
自転車でゴー! 新大宮界隈から北へ、ウワナベ古墳を左手に、24号奈良バイパス沿いを走ります。
右手に見えてくる山がどうやらそうらしいわね。

↓こんな標識が見えたところで

その脇からJR関西線の線路をくぐって東へ抜けると

驚くばかりの別世界が広がっていました。

毎週木曜日が活動の日。
この日は、「芋煮会」だそうで、皆さん大忙しの様子でしたが、副会長のMさんが山の中を案内してくださいました。
うわーっ、森の気が身体中をかけめぐります。

山間で育ちましたのでね、生き返る心地。懐かしい~、癒される~。
樹木の様子を見ながら、伐採を担当される方。

全国的に問題となっている「ナラ枯れ」の被害。ここでは2000本全てのコナラを調査対象にして、その1本ずつに番号をふり見守っていらっしゃいます。

遊びの森。
自然の中で遊んでほしいと、子どもたちを招くイベントを催し、とことんつきあいます。

シイタケ栽培も。

近くの佐保台小学校5年生は、ここでの田植えや稲刈りなどがカリキュラムに組まれているのだそうですよ。
↓案山子も彼らの作品とか。

地域貢献も活動のひとつにされているのです。

↑「ならやま里山林」を案内していただいてからは、1人で探検してみることに。
山に沿って走るサイクリングロードを歩いていきます。素敵な風景が続いて!

途中で出会った方が、荷物を脇に置くと、引き返して案内してくださいました。皆さんとても親切!
左手はソバ畑だそう。

11月の新蕎麦祭りは大いに賑わったとか。「奈良・人と自然の会」には蕎麦クラブというのもあるんですって。歴史・文化クラブも!
竹林でも

作業中

伐った竹をチップにして有効利用するようですね。
いっぽう、有機農法を実践するグループも。

大量に野菜が収穫されていました。

欲しい人は100円で購入。
参加していいよと言われたものの、マゴマゴしているうちに全部なくなりまして。
あらら残念とのんびりしていたら、畑からひいたるわと連れて行ってくださり

これ割れてるから1本おまけ、と大サービスを受けたのはいいのですが、
見事な大根足を2本、自転車に積んだら重くて重くてふらふら。おまけにサイクリングロードを通って鴻ノ池のほうへ出たものですから、キツイ上り道と、コワイほどの急降下。汗をたっぷりかいて帰ったのでした。

あっ、大事なことを忘れるところでした。
この日は芋煮会。お肉以外のほとんどがこの里山で収穫したものだとか。黒米も作ってるんですね!

えへへ、ワタクシもお相伴にあずかりまして。いい日に行ったもんや(笑)

皆さんの思いがつまった、滋味あふれるごちそうでした。ぜいたく~。
まだまだ紹介しきれていませんが、会報紙「ネイチャーなら」の充実ぶりを忘れてはいけません。

月刊!
ほとんどの方がリタイアされたシニアのように見受けられましたが、皆さん思い思いのところで大活躍。活き活きと楽し気な様子が深く印象に刻まれたのでした。まさに理想郷ではありませんか!
1月5日、今年初の活動日にはハイキングがてらお邪魔しました。
9時、朝のミーティング

ラジオ体操

この日のお昼はお餅つきと七草粥のふるまいのようでした。「七草すべてがここでそろいますので、これから摘みに出かけます」の言葉を耳にして、後ろ髪ひかれながら、失礼したのでした。
皆様、ありがとうございました。
※「奈良・人と自然の会」は昨年3つの賞を受けられました。
・「第36回緑の都市賞・市民の協働活動部門・奨励賞」(公益財団法人 都市緑化機構)
・第7回「あしたのなら表彰」(奈良県)
・「生物多様性アクション大賞・入賞」(国連生物多様性の10年日本委員会)
※「奈良・人と自然の会」→★
※「かぎろひ歴史探訪」ウォーク第8期の1回目は、このあたりを歩きますのでお邪魔させていただきます。
07
亀の瀬から龍田大社
あけましておめでとうございます。
年末から本日(3日)まで、SNSとはほぼ無縁の生活。ようやく一段落、パソコンを開けています。
恒例の元日ハイキングは今年も実施しました。ハイキングの後おせちという我が家のかたちがスタートして10年目! すっかり定着した感があります。
毎年、歩くメンバーは微妙に変わり、今年は過去最少の3人。10回全てに参加しているのはワタクシと長女だけ。彼女のおかげで10年も続いてきたんやなあとしみじみ思う、記念ハイキングになりました。

(↑ハイキング終着、王寺駅の手前で)
コース(大阪府柏原市から奈良県生駒郡三郷町~王寺町へ)
JR関西線河内堅上駅~亀の瀬~峠八幡神社~関地蔵~龍田大社~神奈備神社~三郷駅~岩瀬の杜~王寺駅
河内堅上(かわちかたかみ)駅

JR関西線と大和川、国道25号線が並行

地形が複雑で、線路も国道も大和川と同様に蛇行。
河内堅上駅近くですれ違う電車

そのちょっと前は大和川を渡って、大きなカーブを描きながら進みます。

電車に乗っていても目が離せない風景が続きますよね。
参考までに地図をどうぞ。
このあたり、「亀の瀬」という地域は古来、激しい地すべりで悩まされてきました。
地すべりが大和川をせきとめ大洪水を起こしたことは何度もあったと、奈良へ来てからよく聞きました。
どうやら、数百万年前の火山(ドロコロ火山)活動によってできた地質が大きな原因だとか。溶岩でできているんですって。
加えてその地形。生駒山地と金剛山地にはさまれた谷あいであるうえ、奈良側からたくさんの支流(156本!)が集まって、1本の大和川に流れ込んでいくのも要因なんですね。
しかし、50年(平成11年に完成)をかけた対策工事が功を奏し、地すべりがくいとめられているようで、ほんとうによかった!
不思議な風景が展開していました。
亀の瀬地域を走る広い道路は、工事関係車と地元民のためだけのものとか。

丸いタンクのようなものは集水井。中から地中へ細い管が何本も伸びていて、これで地下水を集めるのだそうです。

のどかな風景の中に、集水井が点在

申し込めば見学できるようです。→★


地すべりの跡?

峠八幡神社で初詣

↑お堂におはす地蔵菩薩さんは鎌倉時代末期~室町期の造立(案内看板から)。
清らかな境内

狛犬さん、かわい~

峠を下って、奈良県入り。生駒郡三郷町。

およそ古道らしくない風景の中に現れる「龍田古道」の道しるべを見ながら

龍田大社へ。すごい人です!

大麻(おおぬさ)で頭をなでてお祓いして

神前へ。

お神酒は「出世男」(今井町、河合酒造)。ことのほか、おいしかったのでゴザイマス。

この後、神奈備神社へおまいりして

岩瀬の杜に立ち寄り

一路、王寺駅へ。

※「大和川河川事務所」のサイトを参考にしました。記事はだいぶ端折っていますので、詳しくは、亀の瀬→★
※そのうち「かぎろひ歴史探訪」でも歩いてみたいと思っています。
※昨年の元日ハイキング→★
今年もどうぞよろしくお願いします。
年末から本日(3日)まで、SNSとはほぼ無縁の生活。ようやく一段落、パソコンを開けています。
恒例の元日ハイキングは今年も実施しました。ハイキングの後おせちという我が家のかたちがスタートして10年目! すっかり定着した感があります。
毎年、歩くメンバーは微妙に変わり、今年は過去最少の3人。10回全てに参加しているのはワタクシと長女だけ。彼女のおかげで10年も続いてきたんやなあとしみじみ思う、記念ハイキングになりました。

(↑ハイキング終着、王寺駅の手前で)
コース(大阪府柏原市から奈良県生駒郡三郷町~王寺町へ)
JR関西線河内堅上駅~亀の瀬~峠八幡神社~関地蔵~龍田大社~神奈備神社~三郷駅~岩瀬の杜~王寺駅
河内堅上(かわちかたかみ)駅

JR関西線と大和川、国道25号線が並行

地形が複雑で、線路も国道も大和川と同様に蛇行。
河内堅上駅近くですれ違う電車

そのちょっと前は大和川を渡って、大きなカーブを描きながら進みます。

電車に乗っていても目が離せない風景が続きますよね。
参考までに地図をどうぞ。
このあたり、「亀の瀬」という地域は古来、激しい地すべりで悩まされてきました。
地すべりが大和川をせきとめ大洪水を起こしたことは何度もあったと、奈良へ来てからよく聞きました。
どうやら、数百万年前の火山(ドロコロ火山)活動によってできた地質が大きな原因だとか。溶岩でできているんですって。
加えてその地形。生駒山地と金剛山地にはさまれた谷あいであるうえ、奈良側からたくさんの支流(156本!)が集まって、1本の大和川に流れ込んでいくのも要因なんですね。
しかし、50年(平成11年に完成)をかけた対策工事が功を奏し、地すべりがくいとめられているようで、ほんとうによかった!
不思議な風景が展開していました。
亀の瀬地域を走る広い道路は、工事関係車と地元民のためだけのものとか。

丸いタンクのようなものは集水井。中から地中へ細い管が何本も伸びていて、これで地下水を集めるのだそうです。

のどかな風景の中に、集水井が点在

申し込めば見学できるようです。→★


地すべりの跡?

峠八幡神社で初詣

↑お堂におはす地蔵菩薩さんは鎌倉時代末期~室町期の造立(案内看板から)。
清らかな境内

狛犬さん、かわい~

峠を下って、奈良県入り。生駒郡三郷町。

およそ古道らしくない風景の中に現れる「龍田古道」の道しるべを見ながら

龍田大社へ。すごい人です!

大麻(おおぬさ)で頭をなでてお祓いして

神前へ。

お神酒は「出世男」(今井町、河合酒造)。ことのほか、おいしかったのでゴザイマス。

この後、神奈備神社へおまいりして

岩瀬の杜に立ち寄り

一路、王寺駅へ。

※「大和川河川事務所」のサイトを参考にしました。記事はだいぶ端折っていますので、詳しくは、亀の瀬→★
※そのうち「かぎろひ歴史探訪」でも歩いてみたいと思っています。
※昨年の元日ハイキング→★
今年もどうぞよろしくお願いします。
03
| h o m e |