かぎろひNOW
悠久の奈良大和路を一歩ずつ 風景、もの、人…との出会いを楽しみながら
リニューアルした「なら仏像館」
奈良国立博物館の「なら仏像館」が約2年間の改修工事を終えてリニューアルオープンしたのは、今年の4月29日のことでした。
ようやく6月28日、「和紙」展を見た後、行くことができました。

↑おお、モデルはひときわ美しい勝林寺の十一面さん(重文)。
ちなみにチラシに使われているのは、国宝の薬師如来坐像(奈良博所蔵)

久しぶりにお会いする仏様たち~♪
「なら仏像館」の入口前まで行って、あれれ。
以前は入口のところから、たくさんの仏様たちを拝することができたのですが、大きな衝立状のものが目前に立ちはだかり、「右へ曲がってください」。
どこかさみしい閉塞感におおわれながら、順路に従って行くと、以前の中央室に導かれてホッ。
以前は、勝手に自分の好きな所へ行くことができたのですが、順路を守らなくてはならなくなったんですね。
いつでも行ける地元の者は今日はこれだけとか、この仏様だけに会っていこうというような自由さがよかったのですが、遠来の方にとっては迷路のようでややこしかったのかもしれず、修正されたのでしょうか。
重要文化財「帝国奈良博物館本館」の重厚な雰囲気をこわさず、展示品がより見やすいよう配慮されていると感じました。
免震機能を備えた展示台、ケースは高透過ガラスに、低反射フィルムが貼付されているとのこと。照明設備も一新、すべてLED化されたそう。
展示ケースに入ってしまうとどうしても美術品を見るという感じになってしまい、祈りの対象として拝したい人には抵抗があるかもしれませんが、ご安心を。中央の3室は以前のまま。身近に向き合い、手を合わすことができますよ。
「なら仏像館」に現在、お出ましの仏像は→★
あの、大津皇子さんもいらっしゃいましたよ。9月19日まで入れ替えはないようです。
寄付金で修理されたという毘沙門天立像があり、修理前の写真も掲げられていたのですが、あまりの違いに仰天。
タイムリーにも、今日の産経新聞に記事が載っていました。

6月28日、奈良博庭園の緑はみずみずしく、蓮が花を開き

愛らしいカルガモの姿も見られました。

7月23日から始まる「忍性」展も楽しみです。

奈良国立博物館→★
ようやく6月28日、「和紙」展を見た後、行くことができました。

↑おお、モデルはひときわ美しい勝林寺の十一面さん(重文)。
ちなみにチラシに使われているのは、国宝の薬師如来坐像(奈良博所蔵)

久しぶりにお会いする仏様たち~♪
「なら仏像館」の入口前まで行って、あれれ。
以前は入口のところから、たくさんの仏様たちを拝することができたのですが、大きな衝立状のものが目前に立ちはだかり、「右へ曲がってください」。
どこかさみしい閉塞感におおわれながら、順路に従って行くと、以前の中央室に導かれてホッ。
以前は、勝手に自分の好きな所へ行くことができたのですが、順路を守らなくてはならなくなったんですね。
いつでも行ける地元の者は今日はこれだけとか、この仏様だけに会っていこうというような自由さがよかったのですが、遠来の方にとっては迷路のようでややこしかったのかもしれず、修正されたのでしょうか。
重要文化財「帝国奈良博物館本館」の重厚な雰囲気をこわさず、展示品がより見やすいよう配慮されていると感じました。
免震機能を備えた展示台、ケースは高透過ガラスに、低反射フィルムが貼付されているとのこと。照明設備も一新、すべてLED化されたそう。
展示ケースに入ってしまうとどうしても美術品を見るという感じになってしまい、祈りの対象として拝したい人には抵抗があるかもしれませんが、ご安心を。中央の3室は以前のまま。身近に向き合い、手を合わすことができますよ。
「なら仏像館」に現在、お出ましの仏像は→★
あの、大津皇子さんもいらっしゃいましたよ。9月19日まで入れ替えはないようです。
寄付金で修理されたという毘沙門天立像があり、修理前の写真も掲げられていたのですが、あまりの違いに仰天。
タイムリーにも、今日の産経新聞に記事が載っていました。

6月28日、奈良博庭園の緑はみずみずしく、蓮が花を開き

愛らしいカルガモの姿も見られました。

7月23日から始まる「忍性」展も楽しみです。

奈良国立博物館→★
30
雨上がりの御蓋山
小雨のなか、奈良国立博物館へ行く途中、ちょっと足をのばして、お気に入りの風景にあいに行ってみました。

緑はいきいき潤って、美しいのだけれど、御蓋山(春日大社の神山)がお隠れになっていて残念。
それから、博物館で、和紙展と「珠玉の仏教美術」展(どちらも7月3日まで)、リニューアルした「なら仏像館」をゆっくり巡って約2時間。
博物館を出ると、雨は小やみに。おお、いいかも~。
まずは飛火野へ。

わー、背後の春日山は霧の中、御蓋山だけがくっきりとお出ましではありませんか。
ワタクシにとってはレアな御蓋山!

普段の御蓋山をご存じない方に。
秀麗なお山なのですが、背後の峯々と重なって、知らない人にはちょっとわかりにくいかも、なのです。

↑2011.6.6撮影

↑2012.8.20
もちろん、鷺池、荒池へも行きましたよ。
浮見堂

荒池

雨のせいで、池はどよ~んと濁っていたのですが、木々の緑を映すグラデーション!

久しぶりに奈良公園を歩き回って自然の奥深さを堪能。それから、ちょっと下ると繁華街でしょう。
改めて奈良の素敵を感じたのでした。

緑はいきいき潤って、美しいのだけれど、御蓋山(春日大社の神山)がお隠れになっていて残念。
それから、博物館で、和紙展と「珠玉の仏教美術」展(どちらも7月3日まで)、リニューアルした「なら仏像館」をゆっくり巡って約2時間。
博物館を出ると、雨は小やみに。おお、いいかも~。
まずは飛火野へ。

わー、背後の春日山は霧の中、御蓋山だけがくっきりとお出ましではありませんか。
ワタクシにとってはレアな御蓋山!

普段の御蓋山をご存じない方に。
秀麗なお山なのですが、背後の峯々と重なって、知らない人にはちょっとわかりにくいかも、なのです。

↑2011.6.6撮影

↑2012.8.20
もちろん、鷺池、荒池へも行きましたよ。
浮見堂

荒池

雨のせいで、池はどよ~んと濁っていたのですが、木々の緑を映すグラデーション!

久しぶりに奈良公園を歩き回って自然の奥深さを堪能。それから、ちょっと下ると繁華街でしょう。
改めて奈良の素敵を感じたのでした。
28
奈良警察署跡から弥生前期の水田跡
奈良警察署跡で、広大な水田跡が見つかり、6月25日、現地説明会(奈良県立橿原考古学研究所)が開かれました。
水田跡は、御所市の中西遺跡で出たときの現説に行ったことがありますが(→★のまん中あたり)、奈良市内というのは珍しいですよね。
午前午後とも予定が入っていたのですが、現場があまりにも近いので、所用の間隙を縫って、自転車を走らせてきました。
昨年12月に、奈良時代の遺構に関する現地説明会がありましたが(→★)、今回の出土はその下の層になります。
古代から現代までの堆積層

出土遺物の中にはこんなものもあって

へえぇ、これって何千年も前のこと? 火山活動があった? 若草山が?
と、こちらにも興味を奪われました。
さて、見つかった水田ですが、 平城京左京二坊十四坪の調査区のほぼ全域で確認され、広さ5500㎡。

↑南から撮影。正面は奈良市役所
↓西北から

↓現説資料の表紙

水田一区画の面積が平均7㎡と小さいのが特徴で約500区画。当時の作業効率を考えると小さく区切られるのは当然で、これは中西遺跡でも同様でした。
区画する畦(あぜ)は幅1m弱もある大きなものと、幅30㎝ほどの小さなものがあり、全体でみるとさながら「あみだくじ」状(現説資料引用)。資料から↓

調査区の北側には、水路も。ここから田に水を引いたらしい。

出土遺物はあまり多くなかったようです。
石包丁

弥生土器片


水田として利用されていたのは、短期間だったと見られています。
雨がぱらつくお天気だったせいか、現地説明会としては人が少なかったようにも思いましたが、ワタクシは懐かしいお二人に出会ってしばしおしゃべり。
※詳しくは現説資料をどうぞ(クリックで拡大します)

水田跡は、御所市の中西遺跡で出たときの現説に行ったことがありますが(→★のまん中あたり)、奈良市内というのは珍しいですよね。
午前午後とも予定が入っていたのですが、現場があまりにも近いので、所用の間隙を縫って、自転車を走らせてきました。
昨年12月に、奈良時代の遺構に関する現地説明会がありましたが(→★)、今回の出土はその下の層になります。
古代から現代までの堆積層

出土遺物の中にはこんなものもあって

へえぇ、これって何千年も前のこと? 火山活動があった? 若草山が?
と、こちらにも興味を奪われました。
さて、見つかった水田ですが、 平城京左京二坊十四坪の調査区のほぼ全域で確認され、広さ5500㎡。

↑南から撮影。正面は奈良市役所
↓西北から

↓現説資料の表紙

水田一区画の面積が平均7㎡と小さいのが特徴で約500区画。当時の作業効率を考えると小さく区切られるのは当然で、これは中西遺跡でも同様でした。
区画する畦(あぜ)は幅1m弱もある大きなものと、幅30㎝ほどの小さなものがあり、全体でみるとさながら「あみだくじ」状(現説資料引用)。資料から↓

調査区の北側には、水路も。ここから田に水を引いたらしい。

出土遺物はあまり多くなかったようです。
石包丁

弥生土器片


水田として利用されていたのは、短期間だったと見られています。
雨がぱらつくお天気だったせいか、現地説明会としては人が少なかったようにも思いましたが、ワタクシは懐かしいお二人に出会ってしばしおしゃべり。
※詳しくは現説資料をどうぞ(クリックで拡大します)

26
香リング(カオリング)
過日、新緑の二上山絶景コースを歩いたときのこと(→★)。登山中、1人が蚊に襲撃されました。
うわ、こんな雨でも、山中でも蚊がいるのね。用心、用心と思っていると、Fさんがすばやく、虫よけになるという輪ゴム状のものを配ってくれたのでした。みんな、両腕に虫よけ輪ゴムをはめて、ゴー。大助かりだったのです。いい香りのする輪ゴムをはめているだけで虫よけになるなんて!
そんなグッズがあることも知らなかったワタクシは大感激。
これはスグレモノやん。「かぎろひ歴史探訪」時にも役立ちそうなのでゲットしておこうっと。
と思ったのですが、近くの薬局では見つからず。
もっと大手をのぞいてみようと思っていた矢先、Fさんから送られてきました。

一瞬、袋を開けてご紹介しようと思ったのですが、いやいや、近々使用予定もないので、効果が薄れるとアカンと思い、開封をとどまりました。袋に描いてあるイラストでイメージしてくださいね。

二上山で撮った写真。ちょっとピンボケですがこんな感じで装着。

先日のダイトレ歩き(→★)でも、Fさんのお世話に。この方も付けてはるでしょ。

殺虫成分は含まず、虫が嫌がる花の香りや成分が配合されているのだそうです。効果は12時間持続。
効果がなくなった後も、アクセサリー感覚で使えます。
というのはどうかな(笑)
※香Ring(カオリング)→★
KINCHO 大日本除虫菊株式会社
うわ、こんな雨でも、山中でも蚊がいるのね。用心、用心と思っていると、Fさんがすばやく、虫よけになるという輪ゴム状のものを配ってくれたのでした。みんな、両腕に虫よけ輪ゴムをはめて、ゴー。大助かりだったのです。いい香りのする輪ゴムをはめているだけで虫よけになるなんて!
そんなグッズがあることも知らなかったワタクシは大感激。
これはスグレモノやん。「かぎろひ歴史探訪」時にも役立ちそうなのでゲットしておこうっと。
と思ったのですが、近くの薬局では見つからず。
もっと大手をのぞいてみようと思っていた矢先、Fさんから送られてきました。

一瞬、袋を開けてご紹介しようと思ったのですが、いやいや、近々使用予定もないので、効果が薄れるとアカンと思い、開封をとどまりました。袋に描いてあるイラストでイメージしてくださいね。

二上山で撮った写真。ちょっとピンボケですがこんな感じで装着。

先日のダイトレ歩き(→★)でも、Fさんのお世話に。この方も付けてはるでしょ。

殺虫成分は含まず、虫が嫌がる花の香りや成分が配合されているのだそうです。効果は12時間持続。
効果がなくなった後も、アクセサリー感覚で使えます。
というのはどうかな(笑)
※香Ring(カオリング)→★
KINCHO 大日本除虫菊株式会社
24
法華寺十一面観音の後ろ姿
先日(6月9日)、久しぶりに法華寺の十一面観音さん(国宝)を拝観しました。→★
写真で接するのと、実際のお姿と、これだけ印象の違う仏様も少ないような気がするのですが、そんなふうに感じません?
失礼ながら、むっちりと太くて短い足、長い右手(正立手摩膝相しょうりゅうしゅましつそう)も棒のように見えて…
す、すいません、ひどいことを書きましたが、あくまでも写真から受けるイメージですよ。
実際のお姿は、均整がとれ、たおやかで神々しくて、うっとりしてしまいます。
写真がとらえるのは像そのものだけで、お堂やお厨子の雰囲気まで感じさせないからでしょうか。
白洲正子さんはどんなふうに書いていたかしらと確認してビックリ。
久しぶりにお目にかかる十一面観音は、やはりすばらしい彫刻であった。観光が盛んになって以来、方々で写真に接するが、どれもこれも気に入らない。太りすぎて、寸づまりに写るからである。しまいには、それがほんとうのような気がして来て、写真の力というのは恐しいものだと思う。
我が意を得たり!
続けて
「皆さんそう仰います。実物をごらんになって、びっくりなさいます」
と尼さんもいわれるが、しょせんレンズは肉眼とは違う。発達すればする程、よけいなものまで写してしまうに違いない。たしかにこの観音は太り肉ではあるが、ほのかな光の元で見る時は、嫋々とした感じで、右手の親指でそっと天衣の裾をつまみ、やや腰をひねって歩み出そうとする気配は、水の上を逍遙するといった風情である。(『十一面観音巡礼』「幻の寺」より)
ああよかった、やっぱりみんなそう感じるんですね。
「かぎろひ歴史探訪」ウォークで当日配布した案内メモの最後に載せてあった十一面観音さんの後ろ姿にくぎづけ(資料は龍センセ作成)。

お厨子から出し、光背も外して撮られたことがあったのですね!
この写真が掲載されているという『大和古寺大觀』(岩波書店 1977)を見ずにはいられません。

後ろ姿だけではなく、横からの写真も。

正面から撮ったお姿よりも、こちらのほうが実際の像の雰囲気を出しているような気がしました。
撮影されたのは

あっ、小川光三さんは先日、お亡くなりに…
恐縮しながら撮らせていただいたのはもう12年も前になります(お隣は、元NHKアナウンサーNさん)。

ご冥福をお祈りします。合掌
※6月23日追記
なむさいじょうさんからコメントをいただきましたので、白洲正子さんの文章をもう少しひいておきたいと思います。
上記に挙げた箇所のすぐ後に出てきます。
…
蓮の巻葉の光背は後補と聞くが、やや凝りすぎのきらいがある。写真にとると、よけいうるさい。肉眼で見たような写真がないかと思って、入江泰吉氏にうかがってみると、この観音様はお厨子の中に入っている為、撮影するのがむつかしく、ライトを使うとどうしても強く写ってしまうというお話であった。まともに見るのも憚られるように造られたものを、写真にとるのがそもそも無理な注文なので、巧く行かないのは当り前のことかも知れない。
写真で接するのと、実際のお姿と、これだけ印象の違う仏様も少ないような気がするのですが、そんなふうに感じません?
失礼ながら、むっちりと太くて短い足、長い右手(正立手摩膝相しょうりゅうしゅましつそう)も棒のように見えて…
す、すいません、ひどいことを書きましたが、あくまでも写真から受けるイメージですよ。
実際のお姿は、均整がとれ、たおやかで神々しくて、うっとりしてしまいます。
写真がとらえるのは像そのものだけで、お堂やお厨子の雰囲気まで感じさせないからでしょうか。
白洲正子さんはどんなふうに書いていたかしらと確認してビックリ。
久しぶりにお目にかかる十一面観音は、やはりすばらしい彫刻であった。観光が盛んになって以来、方々で写真に接するが、どれもこれも気に入らない。太りすぎて、寸づまりに写るからである。しまいには、それがほんとうのような気がして来て、写真の力というのは恐しいものだと思う。
我が意を得たり!
続けて
「皆さんそう仰います。実物をごらんになって、びっくりなさいます」
と尼さんもいわれるが、しょせんレンズは肉眼とは違う。発達すればする程、よけいなものまで写してしまうに違いない。たしかにこの観音は太り肉ではあるが、ほのかな光の元で見る時は、嫋々とした感じで、右手の親指でそっと天衣の裾をつまみ、やや腰をひねって歩み出そうとする気配は、水の上を逍遙するといった風情である。(『十一面観音巡礼』「幻の寺」より)
ああよかった、やっぱりみんなそう感じるんですね。
「かぎろひ歴史探訪」ウォークで当日配布した案内メモの最後に載せてあった十一面観音さんの後ろ姿にくぎづけ(資料は龍センセ作成)。

お厨子から出し、光背も外して撮られたことがあったのですね!
この写真が掲載されているという『大和古寺大觀』(岩波書店 1977)を見ずにはいられません。

後ろ姿だけではなく、横からの写真も。

正面から撮ったお姿よりも、こちらのほうが実際の像の雰囲気を出しているような気がしました。
撮影されたのは

あっ、小川光三さんは先日、お亡くなりに…
恐縮しながら撮らせていただいたのはもう12年も前になります(お隣は、元NHKアナウンサーNさん)。

ご冥福をお祈りします。合掌
※6月23日追記
なむさいじょうさんからコメントをいただきましたので、白洲正子さんの文章をもう少しひいておきたいと思います。
上記に挙げた箇所のすぐ後に出てきます。
…
蓮の巻葉の光背は後補と聞くが、やや凝りすぎのきらいがある。写真にとると、よけいうるさい。肉眼で見たような写真がないかと思って、入江泰吉氏にうかがってみると、この観音様はお厨子の中に入っている為、撮影するのがむつかしく、ライトを使うとどうしても強く写ってしまうというお話であった。まともに見るのも憚られるように造られたものを、写真にとるのがそもそも無理な注文なので、巧く行かないのは当り前のことかも知れない。
22
月雲(つくも)
ダイトレ歩き(→★)は、自分の体力や筋肉のことを考えさせられる結果になった。
トシやで。
彼女がいなければ、ワタクシもそう思って、山歩きをやめるほうへと向かったかもしれない。
最近一緒に山歩きをしているFさんは学生時代の同級生。
ワタクシがふうふう言いながら、重い足取りで必死に階段を登っているとき、彼女は涼しい顔で、リーダーにぴったりついて軽やかに進んで行ったのだった。
下山後はおんな二人でおきまりの反省会。以前、連れて行ってもらって印象に残っていた「月雲」さんへ(→★)。
この日はまず、ビールで「お疲れさま」

↑伊勢角屋麦酒。やっぱりおいし~
それから奈良のお酒を。
「奈良のお酒、おいしいね」「でしょう~」「次、何にする?」
彼女は神戸在住。他県の人から奈良のお酒をほめられると、単純にうれしい。自慢したくなる(笑)
月雲さんは日本酒1杯が90ccで、あまり強くないワタクシ向き。いろいろ飲めるのでね。
というわけで、ほぼ制覇?

こんなものまで。

さらに、彼女が静岡のお酒が好きだというので

アテもおいしくて、彼女も気に入った様子

学生時代はほとんど接触のなかったワレワレが、卒業以来、ン十年経って一緒に山歩きを楽しみ、その後、お酒を飲んでおしゃべりしている不思議! あの頃のクラスメートが知ったら、ビックリするだろうな。
彼女とこれからも山歩きしたいから、そしてその後、一緒にお酒を飲みたいから、ワタクシも筋力をつけなければ。がんばるぞ。
※月雲(つくも)
橿原市久米町540-2
0744-27-5755

トシやで。
彼女がいなければ、ワタクシもそう思って、山歩きをやめるほうへと向かったかもしれない。
最近一緒に山歩きをしているFさんは学生時代の同級生。
ワタクシがふうふう言いながら、重い足取りで必死に階段を登っているとき、彼女は涼しい顔で、リーダーにぴったりついて軽やかに進んで行ったのだった。
下山後はおんな二人でおきまりの反省会。以前、連れて行ってもらって印象に残っていた「月雲」さんへ(→★)。
この日はまず、ビールで「お疲れさま」

↑伊勢角屋麦酒。やっぱりおいし~
それから奈良のお酒を。
「奈良のお酒、おいしいね」「でしょう~」「次、何にする?」
彼女は神戸在住。他県の人から奈良のお酒をほめられると、単純にうれしい。自慢したくなる(笑)
月雲さんは日本酒1杯が90ccで、あまり強くないワタクシ向き。いろいろ飲めるのでね。
というわけで、ほぼ制覇?

こんなものまで。

さらに、彼女が静岡のお酒が好きだというので

アテもおいしくて、彼女も気に入った様子

学生時代はほとんど接触のなかったワレワレが、卒業以来、ン十年経って一緒に山歩きを楽しみ、その後、お酒を飲んでおしゃべりしている不思議! あの頃のクラスメートが知ったら、ビックリするだろうな。
彼女とこれからも山歩きしたいから、そしてその後、一緒にお酒を飲みたいから、ワタクシも筋力をつけなければ。がんばるぞ。
※月雲(つくも)
橿原市久米町540-2
0744-27-5755

20
ダイヤモンドトレール その①
歩いてみたかったダイヤモンドトレールに初めて挑戦しました。

山歩きを楽しむ人にはおなじみですが、「それなに」という方もいらっしゃると思いますので簡単に説明しますね。
奈良県香芝市の屯鶴峰(どんづるぼう)から大阪府和泉市の槇尾山(まきおさん)までの縦走路で、全長45km。大阪府と奈良県が昭和43年に整備したそうです。
大阪府のダイヤモンドトレールのサイト(→★)からお借りしました。

行程の高低図も拝借(クリックで少し大きくなります)

我々はリンネリーダーのもと、何度かに分けて踏破しようという計画です。
実施日 6月14日
メンバー 4人
リンネさんの当初の計画
ダイヤモンドトレール起点から大和葛城山縦走 ロープウェイにて下山~御所駅
メンバーの体調を見て途中での下山もあり。降水確率50%以上の場合は延期。
が、当日の情報で、ロープウェイが運休中であることが判明。
集合 近鉄南大阪線 上ノ太子駅 8時45分

上ノ太子駅からダイトレ北入口までは、こんな風景を見ながら。
西から見る二上山。

実はワタクシ、余裕があったのは初めの頃だけ^^;
カメラをぶら下げてはいたのですが、だんだん撮ることすら忘れ、たま~に思い出してもファインダーを覗かずシャッターだけ切るという状況。確認してみたら、ブレブレ写真が多くて。
急勾配のアップダウン。道は整備されているのですが階段ばかり。きつ~い。

もちろん、平坦な道もあり、そんなときは気持ちいい~のですが、

またすぐに階段、の繰り返しで、だんだん不安がつのるのでした。
とはいえ、ササユリの群落に出合って癒されたり

展望に歓声をあげたり

平石峠でお弁当を食べたり

久米の岩橋に立ち寄ったり

岩橋山に出現していた、いくつもの小さな白い泡に驚いたり

↑これって何? 正体をご存じの方、教えてくださーい。
などなど、楽しいこともたくさんあったんですけどね、ワタクシにとってはこれまでの山歩きの中でいちばんキツイ感があったので、同行の仲間に迷惑をかけないかと心配になるほどだったのです。安易に参加したけれど、考えてみたら、こんな長距離の縦走は初めてだったわ^^;
岩橋山にたどり着いたとき、そこから葛城山まで行って、自力下山する体力はもう残っていないような気がしました。
リーダーが布施城跡分岐から下ろうと決断してくれて、ホッ。「かぎろひさん、見てられへんわ」と言われたところをみると、気持ちだけではなく見かけもヨレヨレだったのでしょうね。お恥ずかしい限り。
昨年登った布施城跡(→★)に立ち寄り、近鉄御所線新庄駅に着いたのはすでに5時でした。
あそこで下山して正解だったから気にしないように、とみんな慰めてくれましたが、ああ、ワタクシ足手まといになったわ~感ヒシヒシ(T_T) 同時に体力、筋力のなさを痛感したのです。ごめんなさーい。
しかーし、ゲンキンなもので、下山後は元気回復、おんな2人で恒例反省会。
次回に続きまーす。

山歩きを楽しむ人にはおなじみですが、「それなに」という方もいらっしゃると思いますので簡単に説明しますね。
奈良県香芝市の屯鶴峰(どんづるぼう)から大阪府和泉市の槇尾山(まきおさん)までの縦走路で、全長45km。大阪府と奈良県が昭和43年に整備したそうです。
大阪府のダイヤモンドトレールのサイト(→★)からお借りしました。

行程の高低図も拝借(クリックで少し大きくなります)

我々はリンネリーダーのもと、何度かに分けて踏破しようという計画です。
実施日 6月14日
メンバー 4人
リンネさんの当初の計画
ダイヤモンドトレール起点から大和葛城山縦走 ロープウェイにて下山~御所駅
メンバーの体調を見て途中での下山もあり。降水確率50%以上の場合は延期。
が、当日の情報で、ロープウェイが運休中であることが判明。
集合 近鉄南大阪線 上ノ太子駅 8時45分

上ノ太子駅からダイトレ北入口までは、こんな風景を見ながら。
西から見る二上山。

実はワタクシ、余裕があったのは初めの頃だけ^^;
カメラをぶら下げてはいたのですが、だんだん撮ることすら忘れ、たま~に思い出してもファインダーを覗かずシャッターだけ切るという状況。確認してみたら、ブレブレ写真が多くて。
急勾配のアップダウン。道は整備されているのですが階段ばかり。きつ~い。

もちろん、平坦な道もあり、そんなときは気持ちいい~のですが、

またすぐに階段、の繰り返しで、だんだん不安がつのるのでした。
とはいえ、ササユリの群落に出合って癒されたり

展望に歓声をあげたり

平石峠でお弁当を食べたり

久米の岩橋に立ち寄ったり

岩橋山に出現していた、いくつもの小さな白い泡に驚いたり

↑これって何? 正体をご存じの方、教えてくださーい。
などなど、楽しいこともたくさんあったんですけどね、ワタクシにとってはこれまでの山歩きの中でいちばんキツイ感があったので、同行の仲間に迷惑をかけないかと心配になるほどだったのです。安易に参加したけれど、考えてみたら、こんな長距離の縦走は初めてだったわ^^;
岩橋山にたどり着いたとき、そこから葛城山まで行って、自力下山する体力はもう残っていないような気がしました。
リーダーが布施城跡分岐から下ろうと決断してくれて、ホッ。「かぎろひさん、見てられへんわ」と言われたところをみると、気持ちだけではなく見かけもヨレヨレだったのでしょうね。お恥ずかしい限り。
昨年登った布施城跡(→★)に立ち寄り、近鉄御所線新庄駅に着いたのはすでに5時でした。
あそこで下山して正解だったから気にしないように、とみんな慰めてくれましたが、ああ、ワタクシ足手まといになったわ~感ヒシヒシ(T_T) 同時に体力、筋力のなさを痛感したのです。ごめんなさーい。
しかーし、ゲンキンなもので、下山後は元気回復、おんな2人で恒例反省会。
次回に続きまーす。
18
心機一転
ご無沙汰してしまいました。いつもご訪問ありがとうございます。
近況報告を。
って言っても、まあ大した変わりはないのですが、ここ1週間ほど、急な仕事が舞い込み、あたふた。
そんななかの山歩き。
初めは雨マークだったので、中止(延期)やなあと決め込んでいたら、突然、晴れマークに変わり、出かけてきました。
これが過酷だったんですよ。初めてのダイトレ(ダイヤモンドトレール)。ご報告は次回に。
自分の体力のなさを痛感して、落ち込みながらのデスクワーク。ちょっとつらかったんですよね。
本日朝(6月17日)、仕事の1つをクリア。ホッ。
ちょうどその後、思いがけず贈り物が届きまして。

バロックおじさんからCDと東大寺南大門の仁王さんの写真でした。
何というタイミングなの! 思わず涙ぐみそうになったじゃあありませんか^^;
バロックおじさんのメッセージ
ごぶさたしております。
古い写真がでてきました。平成3年大修理に入る前の東大寺南大門金剛力士像です。
金網が取り払われ、直接拝むことができました。
恐れ多くて、1枚ずつしかシャッターを切れなかったのも今では思い出です。

その後、打ち合わせ会議に出発。
気持ちがずいぶん明るくなって、佐保川沿いを歩いて行きました。
わぁ、いつのまにか緑のトンネルが!

↑これは河津桜
ソメイヨシノはこちら↓

この風景を撮っていて、ふと思い出しました。

ブログを初めて書いた日のことを。今頃だったかなあ。
2009年5月16日のことでした。→★
いつのまにか、8年目になっている!
それにしても、ワタクシ、いい人たちに囲まれて恵まれているなあ、とつくづく感じたのでした。
心機一転、がんばろうっと。
今、バロックおじさんにいただいた、ヴィヴァルディのフルート協奏曲集と、タルティーニのヴァイオリン協奏曲を繰り返し聴いています。ありがとうございました。
近況報告を。
って言っても、まあ大した変わりはないのですが、ここ1週間ほど、急な仕事が舞い込み、あたふた。
そんななかの山歩き。
初めは雨マークだったので、中止(延期)やなあと決め込んでいたら、突然、晴れマークに変わり、出かけてきました。
これが過酷だったんですよ。初めてのダイトレ(ダイヤモンドトレール)。ご報告は次回に。
自分の体力のなさを痛感して、落ち込みながらのデスクワーク。ちょっとつらかったんですよね。
本日朝(6月17日)、仕事の1つをクリア。ホッ。
ちょうどその後、思いがけず贈り物が届きまして。

バロックおじさんからCDと東大寺南大門の仁王さんの写真でした。
何というタイミングなの! 思わず涙ぐみそうになったじゃあありませんか^^;
バロックおじさんのメッセージ
ごぶさたしております。
古い写真がでてきました。平成3年大修理に入る前の東大寺南大門金剛力士像です。
金網が取り払われ、直接拝むことができました。
恐れ多くて、1枚ずつしかシャッターを切れなかったのも今では思い出です。

その後、打ち合わせ会議に出発。
気持ちがずいぶん明るくなって、佐保川沿いを歩いて行きました。
わぁ、いつのまにか緑のトンネルが!

↑これは河津桜
ソメイヨシノはこちら↓

この風景を撮っていて、ふと思い出しました。

ブログを初めて書いた日のことを。今頃だったかなあ。
2009年5月16日のことでした。→★
いつのまにか、8年目になっている!
それにしても、ワタクシ、いい人たちに囲まれて恵まれているなあ、とつくづく感じたのでした。
心機一転、がんばろうっと。
今、バロックおじさんにいただいた、ヴィヴァルディのフルート協奏曲集と、タルティーニのヴァイオリン協奏曲を繰り返し聴いています。ありがとうございました。
17
光明皇后ウォーク、報告
6月9日の「かぎろひ歴史探訪」ウォークが第6期の最終回でした。
今期はほんとうに雨が多かったような気がしますが、振り返ってみると、実は2回だけだったんですね。
2回連続したのと、今回も、前回も、雨予報にヤキモキしていたので、そんな気がするのかも。いや、6回中2回というのはやはり多いか^^;
6月9日も、午後からの降水確率が70%。参加者も少ないだろうと思っていたのですが。。
今期最多の46人が集まってくださいました。今期初参加の顔ぶれもちらほら「ご無沙汰してます~」
コース:
近鉄新大宮駅ー法華寺→平城宮跡→水上池→コナベ・ウワナベ古墳→不退寺→興福院→聖武天皇・光明皇后陵→東大寺転害門(仮解散)→東大寺境内
法華寺でパラパラと降ってきたのですが、拝観を終えると、あら~やんでる~

国宝十一面観音さんをはじめ名勝庭園の特別公開中で、ゆっくり拝観させていただきました。
本堂前の菩提樹が花を開く時期にもあたって

平城宮跡で、龍センセの講座、お弁当、自由見学。

大極殿の見学も。

ここからは一路、東へ、東へ。
水上池沿い

コナベ~ウワナベ~不退寺~

興福院(こんぶいん)~聖武天皇・光明皇后陵へ

転害門で仮解散

皆様、お疲れさまでした。
記念撮影は平城宮跡で。

※参加者のブログ
鉄道の旅、音楽の旅→★
ぴあののーと・いたりあのーと→★
個人的には、平城宮跡の大きな空に改めてカンドー

何度も通っている水上池なのに、こんな表情を見たのは初めてかも! うわー

印象派にこんな絵があったような。好みそうな。絵心がないのに、絵心が刺激されたワタクシ(笑)
いいお仲間に恵まれて、ワタクシ自身も楽しませていただいています。楽しみすぎ?^^;
皆様、ほんとうにありがとうございました。
第7期は9月からスタートします。
内容は追ってHPで案内していきます。が、まだもうちょっと先になりそうなので、
簡単な日程はこちらで→★
今期はほんとうに雨が多かったような気がしますが、振り返ってみると、実は2回だけだったんですね。
2回連続したのと、今回も、前回も、雨予報にヤキモキしていたので、そんな気がするのかも。いや、6回中2回というのはやはり多いか^^;
6月9日も、午後からの降水確率が70%。参加者も少ないだろうと思っていたのですが。。
今期最多の46人が集まってくださいました。今期初参加の顔ぶれもちらほら「ご無沙汰してます~」
コース:
近鉄新大宮駅ー法華寺→平城宮跡→水上池→コナベ・ウワナベ古墳→不退寺→興福院→聖武天皇・光明皇后陵→東大寺転害門(仮解散)→東大寺境内
法華寺でパラパラと降ってきたのですが、拝観を終えると、あら~やんでる~

国宝十一面観音さんをはじめ名勝庭園の特別公開中で、ゆっくり拝観させていただきました。
本堂前の菩提樹が花を開く時期にもあたって

平城宮跡で、龍センセの講座、お弁当、自由見学。

大極殿の見学も。

ここからは一路、東へ、東へ。
水上池沿い

コナベ~ウワナベ~不退寺~

興福院(こんぶいん)~聖武天皇・光明皇后陵へ

転害門で仮解散

皆様、お疲れさまでした。
記念撮影は平城宮跡で。

※参加者のブログ
鉄道の旅、音楽の旅→★
ぴあののーと・いたりあのーと→★
個人的には、平城宮跡の大きな空に改めてカンドー

何度も通っている水上池なのに、こんな表情を見たのは初めてかも! うわー

印象派にこんな絵があったような。好みそうな。絵心がないのに、絵心が刺激されたワタクシ(笑)
いいお仲間に恵まれて、ワタクシ自身も楽しませていただいています。楽しみすぎ?^^;
皆様、ほんとうにありがとうございました。
第7期は9月からスタートします。
内容は追ってHPで案内していきます。が、まだもうちょっと先になりそうなので、
簡単な日程はこちらで→★
11
9日、歴史探訪ウォーク実施します
9日は昨日まで曇りマークだったのに、さっき確認してみると、な、なに、雨マークが。。。^^;
梅雨ですものね。
もちろん、実施しまーす。
アップダウンもあまりないし、山道じゃないので、雨も楽しみたいと思います。
明日の案内メモと7期(9月から)の予定も整いました。
前回の集合写真もできています。

そうそう、最近、「かぎろひの大和路」「かぎろひ歴史探訪」のフェイスブックページを作りました。
FBはブログよりも簡単にアップできるので、歴史探訪ニュースは、まずこちらがいちばん早くなりそうです。
公開にしていますので、どなたでも見ることができるはず。
ご興味がありましたら、こちらのチェックもどうぞよろしくお願いします。→★
「かぎろひの大和路」のHPでは、歴史探訪の様子などもご覧いただけます。→★
梅雨ですものね。
もちろん、実施しまーす。
アップダウンもあまりないし、山道じゃないので、雨も楽しみたいと思います。
明日の案内メモと7期(9月から)の予定も整いました。
前回の集合写真もできています。

そうそう、最近、「かぎろひの大和路」「かぎろひ歴史探訪」のフェイスブックページを作りました。
FBはブログよりも簡単にアップできるので、歴史探訪ニュースは、まずこちらがいちばん早くなりそうです。
公開にしていますので、どなたでも見ることができるはず。
ご興味がありましたら、こちらのチェックもどうぞよろしくお願いします。→★
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