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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

「正倉院展」2013 お茶席 

「正倉院展」期間中、奈良国立博物館西新館南側ピロティでお茶席が設けられるようになって、かれこれ10年が経ちました。お茶の先生方が交替しながら担当、ボランティアでのご奉仕ですが、細かく心配りされています。

ワタクシは茶道に疎いのですが、なぜか最初から関わっていて、できる範囲でのお手伝いをしております。
10月29日、行ってまいりました。

13.10.29お茶席2-s

「正倉院展」鑑賞後、お庭を見ながらホッとされるひととき

13.10.29お茶席-s


10月30日以降のお茶席担当は下記のとおりとなっています。

10月30日  恵心会
    31日  奈良八重桜の会
11月 1日  万葉ゾンタクラブ
     2日  グループ華大和
     3日  桐の会
     4日  伽羅の会
     5日  一寧会
     6日  吉川学園
     7日  敬游茶会
     8日  悠喜会
     9日  奈良女子大学
    10日  敬游茶会
    11日  茶結会

お茶とお菓子のセットで500円。

お茶は奈良県山添村産の「聖の光」。

聖の光

お菓子は、本家菊屋製の薯蕷(上用)饅頭「花喰鳥」

お菓子花喰鳥-s

※お茶席に入られる時間帯によっては、「さつま焼き」(春日庵)ということもありますのでお含みおきくださいますように。


花喰鳥と言えば、今年の「正倉院展」にお目見えしていますね!
(↓図録より)

正倉院展花喰鳥-s


刺繍の残片から垣間見える美しい色づかいや華麗な姿が、いかばかりの豪華な品だったのかと想像をふくらませてくれます。

※「正倉院展」は11月11日(月)まで
奈良国立博物館

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Posted on 2013/10/30 Wed. 07:00 [edit]

category: 奈良国立博物館

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30

往馬大社の火祭り⑤ 宵宮 

「往馬大社の火祭り」シリーズ、今回は前夜祭、宵宮風景をご紹介します。
2013年10月12日に執り行われました。

宵宮の行事は↓こんなふうに書かれているのですが

宵宮行事

実際は多彩な神事が同時進行で行われているのでした。

15時30分、一等弁随(べんずり)神拝行事

宵宮べんずり2

弁随は火祭りを取り仕切る重要な役目を負い、南・北地区それぞれ4人ずつが選ばれます。その中でも、一等弁随は強い権限をもつのだそうです。拝殿で玉串奉奠をしてお祭りの無事を祈られました。

巫女による神楽奉納がえんえんと続き、お参りの人々はひきもきらず。

宵宮拝殿



観音堂が静かに開扉される一方で

宵宮観音堂開扉

子ども神輿が賑やかに繰り出しました。

宵宮子どもみこし


お祭りに参加される皆さんは、南北の宮座に集まって、神酒拝戴(しんしゅはいたい)中(↓は南座)。

宵宮南座

宵宮のクライマックスはやはり、大松明が燃え上がる「宵宮火・祈願木焚上」でしょうと思っていたのですが、「禊(みそぎ)」が気になりましてね…

お祭りに参加する人は心身を清めるために禊を行うのです。
前日、「よっしゃ、ふんどし姿見せたるわ! 元気出るでぇ」と言われていたものですから、見なくちゃと待ちかまえておったわけでアリマス。

あっ、やってきました!

宵宮禊

ワッショイ、ワッショイ、気合いが入ること、入ること。なるほど、見ているほうも元気が出る、出る~

宵宮禊2

それからあの急な石段を走り上って行かれました。

宵宮禊7


気がつくと、すでに宵宮火はあかあかと燃え上がっていて

宵宮火炊上

宵宮松明を持った2人の青年(脇火)が階段を駆け下って大松明に点火するところは、完全に見そびれてしまいました^^;

点火後、高座前の階段に置かれる宵宮松明は、北地区は上向きに、南地区は下向きに立てかける、と聞いていたのですが、すでに燃え尽き寸前…

宵宮松明

てな、宵宮参拝となったのでしたが、元気もらったから、ま、いいかっ。

Posted on 2013/10/28 Mon. 07:31 [edit]

category: 大和の寺社

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28

「正倉院展」開幕2013 

今年も10月26日から「正倉院展」(第65回)が始まりました!

正倉院展2013

鑑賞された方にホッとくつろいでいただくピロティでのお茶席は、今年も期間中設けられます(特別支援会員「結の会」主催)。10月25日朝から準備に行ってまいりました。
雨でちょっと蒸し暑い1日でしたが、お庭のハナミズキが色づいてきていました。

13.10.25奈良博庭-s


その後、ご褒美の「正倉院展」鑑賞。

今年の図録です。

13.10.25図録-s

↓裏表紙は花喰鳥

正倉院展花喰鳥-s


どんな品々が出陳しているのかは、奈良国立博物館のホームページでご覧ください。→こちら


さっき、図録を見ていて、初めのほうに載せられている「正倉院宝物の成立と公開」と題する一文に心を動かされました。ほんの少しご紹介したいと思います。執筆者は、かの西山厚先生。


……なぜ光明皇后は、それらの品々を大仏に献納したのだろうか。夫の遺愛の品々を妻は手元に残して大切にするのが普通だろう。しかし、光明皇后は手元に何ひとつ残さなかった。……
 聖武天皇が大切にしていたものが手元にあると、目に触れる。目に触れると、天皇が元気だった昔のことが思い出され、辛くなる。辛くて、悲しくて、悲しみに耐えられず、心が崩れ摧(くだ)けてしまう。そうであるならば、思い切ってすべての品々を大仏に献納し、聖武天皇の冥福をお祈りしよう。光明皇后が大仏に宝物を献納したのは悲しみに耐えられなかったから。光明皇后の深い悲しみのおかげで、聖武天皇遺愛の品々は現代に伝えられた。
……


以上、引用させていただいたのは、原文のほんの一部です。あとは図録でお読みくださいますよう。

光明皇后が献納された聖武天皇遺愛の品々は、正倉院宝庫の北倉に納められています。今年は北倉から11件。

図録からちょっとご紹介。

平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)

13.10.25図録鏡-s

鳥毛帖成文書屏風(とりげじょうせいぶんしょのびょうぶ)

13.10.25図録屏風-s


鹿草木夾纈屏風(しかくさききょうけちのびょうぶ)

13.10.25図録2-s

聖武天皇と光明皇后をしのび、天平時代へと心がはばたいた後は、お茶席でごゆるりと。
おふたりから1字ずついただいた奈良県産のお抹茶「聖の光」で、どうぞ余韻をお楽しみくださいませ。

聖の光2


第65回「正倉院展」は11月11日(月)まで。
奈良国立博物館

Posted on 2013/10/26 Sat. 06:51 [edit]

category: 奈良国立博物館

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往馬大社の秋祭り④特殊神饌「ひの御供」 

往馬大社の秋祭りに、本殿と4つの神輿に供えられる特殊神饌「ひの御供」(ヒノゴク)は、その前日(2013年10月11日)作られました。

火の神様ですから、「火の御供」かとも思うのですが、火祭り保存会発行の冊子には「ひの御供」と書かれていますので、それに倣っておきましょう。
またお伺いする機会もあると思いますので、確認してきますね。

台座はコモクサ(真菰マコモ)で編まれます。コモクサは神事と深い関係があるようですね。これまでの取材でもそうでしたし、出雲大社では「まこもの神事」があると聞きました。

コモクサはこの日の朝、小明池こうみょういけ(生駒市)で採ってきたばかり。池の中に浸かっての作業だったようです。
折れてはいけないので、まず茹でて、しなやかにします。

コモクサ


2人の方が作業にとりかかられました。一朝一夕に誰もができるというものではないようです。

カメコモクサ


そうして、できあがったのは。

カメ完成3

そうです、亀の形なのです。皆さん「カメ」と呼んではりました。

亀といえばすぐに、明日香村の亀型石造物や、高松塚、キトラの玄武が思い浮かびます。
神社やお祭りの定かな起源はわからないそうですが、特殊神饌ひとつとっても、うーん、これは時代をどんどんさかのぼりそう…ではありませんか!

カワラケの上にご飯を乗せるのですが、これまた複雑なのです。

半円筒のブリキを置き
カメブリキ


ご飯をつめていきます。ご飯は全部で2升5合、40%が餅米とのこと。
カメごはん


ブリキの周りを、下方から丁寧にコモクサで巻いて
カメブリキコモ

結び目も独特の形で、いくつも揃うととても美しい。
カメブリキコモ3

上方まで巻かれると、ブリキの型をそっと抜いて
カメブリキ抜き


上にズイキの葉をかぶせると完成
カメ葉



お箸はヤナギの枝を削って作られました。
特殊神饌完成


古来、人づてに継承されてきた技術に感動しつつ、次世代に伝えることも伝統あるお祭りの課題なのだと感じました。


※往馬大社の秋祭りは、奈良県指定無形民俗文化財です。

Posted on 2013/10/24 Thu. 06:58 [edit]

category: 大和の寺社

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24

往馬大社の秋祭り③大松明、御串作り 

往馬大社(生駒市壱分町)の秋祭りは毎年、体育の日の前日に行われます。
2013年は10月13日、厳かに賑やかに終了しました。

取材かたがた、準備の様子から宵宮、本祭まで何度かお訪ねし、貴重なシーンを撮らせていただきました。
クライマックスの「火取り」をさすのでしょう、「一瞬の祭り」などとよく言われますが、実は長期間、多くの方々の労力によって支えられているお祭りであることを垣間見た気がします。『かぎろひの大和路』としてはやはり、あまり目立たない縁の下の力に焦点を当てたいなあと思うのでありました。
シリーズでご紹介していきます。

お祭りに用いられる大松明(おおたいまつ)と御串(ごむし)は、約1週間前に作られます。2013年は、10月6日がその日に当たりました。

氏子各地域から総代さんが集まり、午前9時、まずミーティング。青年会の方もいらっしゃいます。

13.10.6ミーティング


3班に分かれて作業が始まりました。

社務所前では御串づくり。ごむし、って読めませんよねえ。

13.10.6ごむし2

ススキは2週間前に、奈良市東部山間で刈り取ったもの。約15000本。今年は17500本もあったそうですよ。
全部で8本作りますから、1本に約2000本のススキが使われていることになります!

13.10.6ごむし


午前中かかって完成

13.10.6ごむし完成2



鳥居を入って右側にある管弦楽座では、大松明作り。

13.10.6大松明

小麦のわらを用いますが、ここまでくるのに、もうすでにずいぶん手がかかっているのです。

暗峠近くの小麦畑。
8月2日歩いたときに見つけたのですが、ちょっと前に刈り取り作業をされていたと近くの方が教えてくださいました。

小麦畑


種をまくのは今頃。お祭り当日に、「19日に種まきするよ」とおっしゃっていましたが、雨天でしたからどうだったのでしょうか。


刈り取った麦わらはそのままでは使えません。ていねいに、“しび”取りをします。葉っぱなどを取り除いて芯だけにするんですね。
そんなこんなご苦労を経て、この日を迎えたのでした。

さすが、手慣れた職人技という感じで、どんどん作業を進めていかれます。


縄のかけ方もそれは美しくてね。
縄



大松明は2つ作られるのですが、競争用でもありますので、大きさに差があってはなりません。慎重に測りながら作業されているのも印象に残りました。

縄計測



同時進行で、北座では青年会の皆さんが宵宮に焚き上げられる大松明を作られていました。

13.10.6宵宮松明




さて、これらの大松明がお祭り当日、どのように活躍したかといいますと。
まずは、10月12日の宵宮で。「宵宮火・祈願木焚上」

あかあかと燃え上がる火に、たくさんの人々は何を祈ったのでしょうか。

宵宮火炊上

10月13日、本祭で。御串の独特の姿はことに目を引きました。

ごむし祭り当日


大松明は高座(御旅所)の左右にかけられています。

13.10.13大松明


各地域から奉納された8本の大きな御幣を、宮司さんが次々に振ってお祈りされます(奉幣ほうべい)。

奉幣



この厳粛なお祈りの途中、宮司が3本目の御幣に触れたとたん、突然、静寂をうち破って太鼓が鳴り響きました。
何事かっとビックリしていると、北から南から、青年たちによって、大松明と御串が担ぎ出されて、競争が始まりました。



大松明の上に4本の御串を早く突き立てたほうが、勝ち~

ごむし競争

あっという間の早業でした!
ちょっと南のほうが早かったですかね。


この後、火取りが駆け抜けると、御串が燃え上がる光景もそれは見事だと聞いていたのですが、ワタクシはといえば、3時間も前から正面で場所とりをしていましたので^^;、これは見ることができず、ちょっと残念。

帰りがけに、「祭りの後」の御串を見て、妙に感動を覚えたのでした。

13.10.13ごむし黒_1

Posted on 2013/10/22 Tue. 12:05 [edit]

category: 大和の寺社

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22

竹林寺「月待ち会」へ 

10月17日、「竹林寺」(生駒市有里町)で、十三夜の月待ち会が開かれました(竹林寺護寺ボランティア主催)。



本山の唐招提寺から石田智圓長老さんがお見えになり、本堂で月待ち法要

13.10.17竹林寺本堂


その後、庫裡で法話。
たくさんの人がいらっしゃっていました。

13.10.17庫裡


お団子までいただき

おだんご


三味線、胡弓、笛や小太鼓の演奏、朗読など盛りだくさんの内容

13.10.17三味線_1



地元に溶け込む医院の、渡辺賢治先生による「健康って何だろう?」

13.10.17健康って

貝原益軒の『養生訓』を引きながらの楽しいお話でした。
ふむふむと興味深く拝聴。耳のいたいこともありましたが…^^;
『養生訓』ってどんな内容? とお知りになりたい方は、現代語訳がこちらに出ていますのでご参考に。

そうそう、貝原益軒と言えば、『かぎろひの大和路』(復刊24号)でも取り上げたことがあります。
紀行文『和州巡覧記』(大和廻めぐり

13.10貝原


益軒さんは、京都から歌姫越えで奈良へ、ジグザクに巡りながら香久山、飛鳥、吉野へ。
帰路は龍門山地を細峠で越え多武峰、忍坂、初瀬、桜井、三輪と、目をみはるばかりの健脚ぶり。

文中、貴賤によって表情を変えない風景のすばらしさをたっぷりと味わう楽しさが書かれてあって、共感を覚えたんやったなぁ。

先生のお話を聞きながら、そんなことを思い出していたのですが、益軒さんって、何歳まで生きられたのか気になって調べてみました。
なんと、85歳! 人生50年という時代だったでしょうから、益軒先生、やはり長寿をまっとうされたのですね。
『養生訓』がますます説得力を帯びてくるというもんです。ちゃんと読んでみようっと。

あ、話がちょっと脱線しましたが、この日、お月様は顔を出して

13.10.17月


行基さんのお墓も照らし

13.10.17行基


素敵な「月待ち会」となりました。
しみじみと心温まるひととき、ありがとうございました。

皆様お疲れさまでございました。

Posted on 2013/10/20 Sun. 00:12 [edit]

category: 大和の寺社

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20

斎藤茂吉 北杜夫 辻邦生“三人展” 

往馬大社の火祭りはシリーズでご紹介する予定ですが、ちょっとうれしいことがありましたので、中断。聞いてくださいますか~♪

今年2月22日から5月10日まで、奈良大学博物館で企画展「斎藤茂吉 北杜夫 辻邦生“三人展”」が開催されました。

全く知らず行きそびれたワタクシはとてもショックだったのですが、ネット検索して、奈良県立図書情報館にそのときの図録があること、この展覧会に行かれた方のブログ「鉄道の旅 音楽の旅」に行きついたことなどを、先日のブログで書きました。→icon52

「鉄道の旅 音楽の旅」を勝手にリンクさせていただいたので、一応、おことわりしなきゃ、とコメントしておきました。

すると、「鉄道の旅 音楽の旅」の管理人、我太呂さんがコメントをくださり、なんと、図録は手元に2冊あるので、1冊差し上げます、と夢のようなお話。

お送りいただきました。

三人展


我太呂さんがなぜ2冊も図録を入手されたかということについては、お手紙に書かれていました。

ニュージーランドへ移住して、昨年末に亡くなった北杜夫好きの友人の供養になるかと思い、手元においていたものですが、日本でのご縁がなくなってしまいましたので、どうしようかと思っていたところでした。
お役に立てそうでよかったです。


思いもかけず、貴重な図録が届いたうれしさをかみしめながら、日本から遠く離れたまちへ行かれ、そこで亡くなったお友達の身の上にしばし思いを馳せたのでした。

我太呂さん、ありがとうございました。


北杜夫と辻邦生の親交は、辻ファンなら誰でも知るところですが、2人の対談がずいぶん前に出ています。
『若き日と文学と 北杜夫・辻邦生 対談』

若き日と文学と

↑右は中公文庫(昭和49年)
左は昭和45年、中央公論社刊の単行本。ワタクシ、まだ辻邦生を知らない頃の本で買いそびれていたのを、後年、バザーの古書コーナーで見つけたもの。100円のたたきうりでムッとしたけれど、ワタクシにとってはお宝発見となったのでした。

新しいところでは、2010年、『若き日の友情 辻邦生・北杜夫往復書簡』。

若き日の友情

奈良大学の図録には、3人の年表が載せられていました。
辻さんが大和文華館で講演されたことも入れてほしかったなあと、奈良在住辻邦生ファンは思うのでした。
平成2年(1990)10月21日のことです。タイトルは「宗達幻想」。

Posted on 2013/10/18 Fri. 01:15 [edit]

category: 辻邦生

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往馬大社の火祭り② 火きり木神事 

往馬大社(往馬坐伊古麻都比古神社)は平安時代の『延喜式』にも載る古社ですが、もっとさかのぼる記述もあり、はっきりした創立年代はわからないそうです。

生駒山をご神体としてまつられた、のは間違いないと、こんな風景↓を見ると、ごく自然に感じられます。

近鉄生駒線の車窓から、いつも釘付けになっていました。こんなにも秀麗だったのかと見つめ直した生駒山と、その麓に鬱蒼と雄大な姿を見せる鎮守の森。

生駒山車窓から

古来より生駒に住む人々にとって生駒山は大自然の象徴であり、生駒山に沈み行く夕陽を見て、自然を恐れ神の存在を感じていました。
その神様を里にお迎えして、盛大に豊作を感謝する祭りが火祭りです。
(往馬大社火祭り保存会発行の冊子より)

火祭りで用いられる神聖な火は、本祭の1週間前にきりおこされます。
10月7日夕方6時から始まるのに合わせて行ってみました。

生駒山に陽が沈み

13.10.6生駒山


境内は静まりかえり

13.10.6往馬大社

拝殿で厳かに神事が始まりました。
今は簡単に火が得られますが、古来の方法で火をおこします。

↓火をおこすろくろ。

13.10.6火きり


この神事にあたられるのは、谷野宮司さん、神職の方、「火出し」の辰巳さん

13.10.6火きり神事


木と木の摩擦で火をおこすというのですから大変です。何度も何度も、代わる代わる…
こちらも力が入ります。

あっ、煙が!

13.10.6火きりけむり2


火が!!

13.10.6火きり火



祈るような気持ちで見守ります。

13.10.6火きり火3


おお、つきました! 

13.10.6火きり火2

思わず拍手をしそうになって…^^;

お疲れさまでした。


この火は、お祭りが終わるまで絶やすことなく点けておかれます。

13.10.6ろうそく3


斎館で

13.10.6ろうそく


この後、斎館前で火が焚かれ、禊(みそぎ)が行われました。お祭りの参加者や神職さんたちはこれより毎日朝夕に禊をされて身を清められます。



※往馬大社ホームページ→こちら

Posted on 2013/10/16 Wed. 05:46 [edit]

category: 大和の寺社

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16

往馬大社の火祭り2013  「火取り」 

先週は連日のように、往馬大社(生駒市壱分町)へ通っていました。
途中に「かぎろひ歴史探訪」icon52を挟みましたので、かなりハードでしたが…。
10月12日の宵宮、13日の本祭にいたっては、夜遅く帰り、翌朝早く出かけたので、家人とは顔を会わさない始末^^;

お祭り準備の様子もたくさん取材させていただきました。
珍しい特殊神饌づくりや、お祭りの神聖な火をろくろでおこす「火きり木神事」など、貴重なシーンにも立ち合えて感激。

けれども、(撮り過ぎて)まだ写真の整理がついておりませんので、おいおいご紹介できればと思っています。

本祭行事も多彩でしたが、まずは、クライマックスの「火取り」を。

↓「火取り」で用いられる松明(右2本)

13.10.12松明

縦90㎝、横35㎝。麻殻を束ね、さらしで巻いた縄で頑丈にできています。

さあ、そのときがやってきました。

13.10.13火取り


選ばれた2人の若者(氏子地域を南北に分けて1人ずつ)が、同時に松明を受け取り石段を駆け下り速さを競います。
はらはら、どきどき。

13.10.13火取り2



あっ

13.10.13火取り3


今回はちょっとハプニングもありましたが、手に汗にぎる瞬間を味わいました。皆様、お疲れさまでした。

Posted on 2013/10/14 Mon. 08:03 [edit]

category: 大和の寺社

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磯城の里 実りの秋 

10月5日、八幡神社(磯城郡川西町下永)の秋祭り宵宮phanaの後、久しぶりに足をのばしてみました。
このあたりは、昨年よく歩いた所なので、何だかなつかしい~

360度ぐるりと広がる風景は盆地部ならでは。
稲穂の向こうに連なる青垣の山々。

二上山



矢田丘陵、生駒山



龍王山




コスモスが稲穂によく似合いますね。




油掛地蔵さんも稲穂の中




稲穂の波に浮かぶような杵築神社




神社から見ると




黄金色の風景の中を歩いていると、今しがた見てきた秋祭りの、実りを神様に感謝するココロが、ストンとわかる気がします。

いちめんの実りの上に広がる空も、ひ、ひろ~い!

いろんな形の雲が何層にもなって漂っていて、寺川の堤防の上で立ち止まり、飽きず眺めたのでした。



Posted on 2013/10/12 Sat. 11:21 [edit]

category: 磯城郡

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