かぎろひNOW
悠久の奈良大和路を一歩ずつ 風景、もの、人…との出会いを楽しみながら
白毫寺から春日大社
例年よりも長い冬がゆっくりと行き、北国にやっと春が訪れると、梅もすももも桜も…いろいろな花がいっせいに咲き始めた…
というようなシーンから始まる小説、あれはいったい何だっただろう。透明感のある空気と水彩画のような美しい光景だけは見てきたように目に浮かぶのに、小説の題名も、そこから続くストーリーも思い出せない。
北国ではないけれど、今春の奈良(他地も?)の花々はまるであの小説のようではないか。
と思いながら、白毫寺へ向かった。
お寺へ着くまでにも、民家の庭先から顔を出すモクレンやツバキ、ミモザ…、梅の花までもまだ残っているのを見かけた。
白毫寺では。
山門前の桜が咲いて、この時期に来たのは初めてのような気がする。

だったら、ツバキはもう遅いのかなあと思っていると。

本堂前の、ひときわ華やかな緋車椿にはまだつぼみもいっぱい。
寒い頃にいつも咲いている「子福桜」も満開。可憐な花にくぎづけ。

本堂前、花たちの競(共)演

白毫寺から高畑、ささやきの小径(禰宜道)へ。
ここまで来ると人通りもなく、森の中の馬酔木トンネルをくぐるすがすがしさ。
春日大社南門前のシダレも今をさかりと。
わぉ、アングルを変えて撮らずにはいられない。

というようなシーンから始まる小説、あれはいったい何だっただろう。透明感のある空気と水彩画のような美しい光景だけは見てきたように目に浮かぶのに、小説の題名も、そこから続くストーリーも思い出せない。
北国ではないけれど、今春の奈良(他地も?)の花々はまるであの小説のようではないか。
と思いながら、白毫寺へ向かった。
お寺へ着くまでにも、民家の庭先から顔を出すモクレンやツバキ、ミモザ…、梅の花までもまだ残っているのを見かけた。
白毫寺では。
山門前の桜が咲いて、この時期に来たのは初めてのような気がする。

だったら、ツバキはもう遅いのかなあと思っていると。

本堂前の、ひときわ華やかな緋車椿にはまだつぼみもいっぱい。
寒い頃にいつも咲いている「子福桜」も満開。可憐な花にくぎづけ。

本堂前、花たちの競(共)演


ここまで来ると人通りもなく、森の中の馬酔木トンネルをくぐるすがすがしさ。
春日大社南門前のシダレも今をさかりと。
わぉ、アングルを変えて撮らずにはいられない。

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春日野園地から氷室神社
3月29日、奈良公園管理事務所に所用あり。
このあたりの桜ももう満開近い~
桜色と芝の緑と大仏殿鴟尾のコラボ、1年中でいちばん華やかな季節でしょうね。

立ち止まって、じっと見ていたら、同類発見^^

それから、氷室神社の前を通って帰ることに。
さすがに、大和の一番桜は散っているかなと思いつつ行くと、どうして、どうして。
花びら1つ落ちていず、花という花が全部咲ききっている風情。
ゴージャスに流れるような花!

狛犬さんも、どこか誇らしげ…

このあたりの桜ももう満開近い~
桜色と芝の緑と大仏殿鴟尾のコラボ、1年中でいちばん華やかな季節でしょうね。

立ち止まって、じっと見ていたら、同類発見^^

それから、氷室神社の前を通って帰ることに。
さすがに、大和の一番桜は散っているかなと思いつつ行くと、どうして、どうして。
花びら1つ落ちていず、花という花が全部咲ききっている風情。
ゴージャスに流れるような花!

狛犬さんも、どこか誇らしげ…

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「櫛羅」「篠峰」を囲む会 IN じゅん平
ちょうど1か月も前のことになりますが、2月27日、千代酒造(→■)蔵元を囲む会に参加しました。会場は「じゅん平」(→■)。
←蔵元から運ばれたお酒は、8種類。
←詳しくはクリックしてどうぞ。
じゅん平さんのおいしいお料理で、お酒がすすみます~^^

大和やきそうめんじゅん平風

蔵元ならではの、貴重なお話を聞くことができました。
「愛山」という酒米のこととか、うすにごりのこと。そして、ノーラベルの品評会出品酒が登場するサプライズ!
千代酒造さんの「吟和」は、9年連続で「金賞」街道ばく進中ですからね、今年も期待したいと思います。
←「篠峰」のこの文字を書かれた方にもお会いしましたよ。
書家とかイラストレーターさんかと思っていたら、お酒関係の方とは。
こういう会には珍しく、女性が多くてビックリ、うれしくなりました。
でも、単身乗り込んだのはワタクシだけだったみたいで、「え、女性1人で参加するって度胸あるね」みたいなほめられ方(ですよね)をされました。へへ、フツーなんですけど^^;
参加するときは1人でも、お酒の会って、結構すぐにうちとけるんですよね。みんな友達、友達! のココロ。
斜め前の男性「どこかでお会いしてますよね」
そういえば見覚えがあるような?
「もしかしたら、abetayaさんの会とかに参加されてません?」
「あっ今度、“あべたやバー”に行きますよ」
「あら、私もですよ」
何度も握手を交わしたり。ほんま、お酒の席ならではやね。
いつのまにか、“あべたやバー”の日が近づいています。
最近、年度末ということもありバタバタ続きだったので、息抜きして楽しむゾ~。


じゅん平さんのおいしいお料理で、お酒がすすみます~^^

大和やきそうめんじゅん平風

蔵元ならではの、貴重なお話を聞くことができました。
「愛山」という酒米のこととか、うすにごりのこと。そして、ノーラベルの品評会出品酒が登場するサプライズ!
千代酒造さんの「吟和」は、9年連続で「金賞」街道ばく進中ですからね、今年も期待したいと思います。

書家とかイラストレーターさんかと思っていたら、お酒関係の方とは。
こういう会には珍しく、女性が多くてビックリ、うれしくなりました。
でも、単身乗り込んだのはワタクシだけだったみたいで、「え、女性1人で参加するって度胸あるね」みたいなほめられ方(ですよね)をされました。へへ、フツーなんですけど^^;
参加するときは1人でも、お酒の会って、結構すぐにうちとけるんですよね。みんな友達、友達! のココロ。
斜め前の男性「どこかでお会いしてますよね」
そういえば見覚えがあるような?
「もしかしたら、abetayaさんの会とかに参加されてません?」
「あっ今度、“あべたやバー”に行きますよ」
「あら、私もですよ」
何度も握手を交わしたり。ほんま、お酒の席ならではやね。
いつのまにか、“あべたやバー”の日が近づいています。
最近、年度末ということもありバタバタ続きだったので、息抜きして楽しむゾ~。
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佐保川の桜2013.3.26
佐保川沿いの桜も、例年より早くほころび始めています。


川路桜も、今年は早いような。

樹齢160年。杖をつき、腰を曲げながらも、今年もまたたくさんの花を咲かせてくれた…と思うだけで、もう胸いっぱい。
いかんいかん、トシのせいか、つい涙もろくなっておるゾ…^^;
老樹の花、ういういしく

佐保川の桜(上流ですが)、全体では、まだまだこんな感じ↓です。

3~4割程度ではないでしょうか。
人気の、桜トンネルも

ここ数日の肌寒さで、開きかけた桜も、とまどっているように見えます。
あっ、電車がきた!

←佐保川沿いのこの柳も好き。
桜と水と柳がお互いの魅力をさらに高め合っているような気がします。


川路桜も、今年は早いような。

樹齢160年。杖をつき、腰を曲げながらも、今年もまたたくさんの花を咲かせてくれた…と思うだけで、もう胸いっぱい。
いかんいかん、トシのせいか、つい涙もろくなっておるゾ…^^;
老樹の花、ういういしく

佐保川の桜(上流ですが)、全体では、まだまだこんな感じ↓です。

3~4割程度ではないでしょうか。
人気の、桜トンネルも

ここ数日の肌寒さで、開きかけた桜も、とまどっているように見えます。
あっ、電車がきた!


桜と水と柳がお互いの魅力をさらに高め合っているような気がします。
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第1回 赤ひげ大賞
地域医療に貢献されている医師を表彰する「赤ひげ大賞」が決まり、3月22日、皇太子さまご出席のもとで授賞式が行われたと、翌日の新聞が報じていました。
←受賞されたのは、全国から5名の医師
この中に、お世話になった先生の名前を見つけ、拍手するとともに、いろいろなことが思い出されて、つい涙ぐんでしまいました。
和歌山県から受賞された横手英義先生は、ワタクシの郷里、九度山町で横手クリニックを開業されています。
癌に冒され、病院を転々としていた母の最期のひとときを、自宅で過ごさせてやりたいと、思い切って在宅医療を選んだとき、お世話になったのが横手先生でした。
このとき、すでに母は、身体中に癌が蔓延していて、癌が血管をも圧迫している状態とかで、「たいていの人はこういう状態になる前に死んでしまう、これからどうなるのか未経験だ、もう手の施しようがない」と病院の若い主治医は困っていることを平気で家族の前で言ったりしていました。
こんな母をはたして自宅介護できるか、はなはだ不安だったのですが、帰りたそうにしている母と、投げやりな医師を見て、決断したのでした。
実家近くの横手医師とは面識はありませんでしたが、「気むずかしい」「コワイ」という噂を耳にしていたので、初日の往診はちょっと緊張してお迎えしたことを思い出します。
が、実際お会いしてみると、どこからそんな噂が出るのか不思議なほど、親身になって寄り添ってくださったのです。
家族は、身体の清拭や下の世話はどうということはありませんでしたが、手術痕がジュクジュクして膿のようなものが出てきたり、出血をみると、もう手に負えないありさまでした。
横手先生は、日祝日でも連絡のとれる電話番号を教えてくださり、現にオロオロして電話すると、すぐに飛んできて診てくださったので、安心感でいっぱいでした。(その後、父が別の医師にかかったとき、休日に連絡をとることは不可能だったことを考えても、横手先生の姿勢には頭が下がります。)
そして、もうこれ以上は自宅で看るのは無理だろうと判断されたとき、救急車の手配も病院のお世話もしてくださったので、とてもスムーズに入院することができたのです。
母は奇跡的に2か月間、自宅で過ごしました。
そしてまさかこんな日がくるとは思っていなかった、(もと)家族5人の生活がよみがえった日々でもありました。
母の葬儀を終えて、横手先生に報告とお礼のご挨拶に伺ったとき、先生は診察の途中で出てきてくださいました。
そして「お母さんはみごとでした。あんな身体でよく生きていると感心していましたよ」と。
あれからもう5年が経ちます。
初めての「赤ひげ大賞」に横手先生が選ばれて、ほんとうにうれしい限りです。
先生、おめでとうございます。改めて、ありがとうございました。
←産経新聞の写真から。皇太子さまと対面されている背中の方が、横手先生(たぶん)
←新聞記事(クリックで拡大)

この中に、お世話になった先生の名前を見つけ、拍手するとともに、いろいろなことが思い出されて、つい涙ぐんでしまいました。
和歌山県から受賞された横手英義先生は、ワタクシの郷里、九度山町で横手クリニックを開業されています。
癌に冒され、病院を転々としていた母の最期のひとときを、自宅で過ごさせてやりたいと、思い切って在宅医療を選んだとき、お世話になったのが横手先生でした。
このとき、すでに母は、身体中に癌が蔓延していて、癌が血管をも圧迫している状態とかで、「たいていの人はこういう状態になる前に死んでしまう、これからどうなるのか未経験だ、もう手の施しようがない」と病院の若い主治医は困っていることを平気で家族の前で言ったりしていました。
こんな母をはたして自宅介護できるか、はなはだ不安だったのですが、帰りたそうにしている母と、投げやりな医師を見て、決断したのでした。
実家近くの横手医師とは面識はありませんでしたが、「気むずかしい」「コワイ」という噂を耳にしていたので、初日の往診はちょっと緊張してお迎えしたことを思い出します。
が、実際お会いしてみると、どこからそんな噂が出るのか不思議なほど、親身になって寄り添ってくださったのです。
家族は、身体の清拭や下の世話はどうということはありませんでしたが、手術痕がジュクジュクして膿のようなものが出てきたり、出血をみると、もう手に負えないありさまでした。
横手先生は、日祝日でも連絡のとれる電話番号を教えてくださり、現にオロオロして電話すると、すぐに飛んできて診てくださったので、安心感でいっぱいでした。(その後、父が別の医師にかかったとき、休日に連絡をとることは不可能だったことを考えても、横手先生の姿勢には頭が下がります。)
そして、もうこれ以上は自宅で看るのは無理だろうと判断されたとき、救急車の手配も病院のお世話もしてくださったので、とてもスムーズに入院することができたのです。
母は奇跡的に2か月間、自宅で過ごしました。
そしてまさかこんな日がくるとは思っていなかった、(もと)家族5人の生活がよみがえった日々でもありました。
母の葬儀を終えて、横手先生に報告とお礼のご挨拶に伺ったとき、先生は診察の途中で出てきてくださいました。
そして「お母さんはみごとでした。あんな身体でよく生きていると感心していましたよ」と。
あれからもう5年が経ちます。
初めての「赤ひげ大賞」に横手先生が選ばれて、ほんとうにうれしい限りです。
先生、おめでとうございます。改めて、ありがとうございました。


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森野旧薬園のカタクリ
森野旧薬園でカタクリが咲き始めたことを、emirinさんのブログ(→こちら)で知り、近々の大宇陀行きには、はずせないと思っていました。
3月21日、その時、到来。
この日は、かなり寒かったのですが、細い上り道の斜面に、カタクリの群生が見られました。

そうっと近づいてみます。

←つぼみ
陽ざしを受けて、はなびらを開き、日が陰ったり、夕暮れになるとまた、閉じるそうです。
じっと見ていると、あっ、今、確かに、ちょっと揺れて花が少し開いたような。
←開くとなったら、もうめいっぱい。
ややうつむきがちに咲くのに、花びらを反り返らせて一生懸命…
なんだかいじらしく、愛らしい。
そばで、小さなセリバオウレンも見守っているようでした。

森野旧薬園の、自然そのまま全てが魅力。
郷里の山野を思い起こさせる懐かしさもあって…1日中でも過ごせそう。

見晴らしもいいのです。
高見山をのぞむ。

おーい、来月、登りに行くからね~♪(昨日決まったばかり)
重伝建のまちなみを見下ろす。甍が美しい。

◆森野旧薬園
奈良県宇陀市大宇陀上新1880番地
TEL 0745-83-0002
3月21日、その時、到来。
この日は、かなり寒かったのですが、細い上り道の斜面に、カタクリの群生が見られました。

そうっと近づいてみます。


陽ざしを受けて、はなびらを開き、日が陰ったり、夕暮れになるとまた、閉じるそうです。
じっと見ていると、あっ、今、確かに、ちょっと揺れて花が少し開いたような。

ややうつむきがちに咲くのに、花びらを反り返らせて一生懸命…
なんだかいじらしく、愛らしい。
そばで、小さなセリバオウレンも見守っているようでした。

森野旧薬園の、自然そのまま全てが魅力。
郷里の山野を思い起こさせる懐かしさもあって…1日中でも過ごせそう。

見晴らしもいいのです。
高見山をのぞむ。

おーい、来月、登りに行くからね~♪(昨日決まったばかり)
重伝建のまちなみを見下ろす。甍が美しい。

◆森野旧薬園
奈良県宇陀市大宇陀上新1880番地
TEL 0745-83-0002
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近鉄吉野線ラッピング車
3月21日、近鉄吉野線を走るラッピング車を初めて目撃!
たしか、吉野線開業100周年を記念して生まれ、昨年10月1日から運行している(のだと思う)。

しかし、突然のできごと。
橿原神宮前駅吉野線のホームで、ボーっと電車を待っていたら、目の前に入ってきたのが、なんと見たことのないラッピング車。
撮りたい! と思うけれど、カメラは急に取り出せない
しかも、ワタクシ、この電車に乗るヒト。
車内はフツー。
降りたら撮るぞ、はやるココロ。
飛鳥駅で、いちばん初めに降りて、カメラを向けるも、あっという間に動きだして…撮ったのはこれだけ↓

飛鳥、吉野山、十津川もあったかな…もうちょっと全身を見たい。
今度、めぐり合えるのはいつ?
たしか、吉野線開業100周年を記念して生まれ、昨年10月1日から運行している(のだと思う)。

しかし、突然のできごと。
橿原神宮前駅吉野線のホームで、ボーっと電車を待っていたら、目の前に入ってきたのが、なんと見たことのないラッピング車。
撮りたい! と思うけれど、カメラは急に取り出せない

しかも、ワタクシ、この電車に乗るヒト。
車内はフツー。
降りたら撮るぞ、はやるココロ。
飛鳥駅で、いちばん初めに降りて、カメラを向けるも、あっという間に動きだして…撮ったのはこれだけ↓

飛鳥、吉野山、十津川もあったかな…もうちょっと全身を見たい。
今度、めぐり合えるのはいつ?
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平城宮跡を横切って
3月19日、気温上昇、空は青。一気に春らんまんになりそうな気配に、気持ちもふわり。
→奈良伝統工芸展(近鉄百貨店)→図書情報館と自転車移動。
やさしい風を感じながらペダルを踏む。ヒャッホー。
近鉄百貨店へは、もちろん平城宮跡を横切って。
レンギョウの黄、梅の花々、あおめる柳…
平城宮跡ってやっぱりいいな。

しかし、ここへ来て、唖然。朝堂院跡。

草1本も生えていない土色…むなしい………
その北側でも

調整池の工事だそうで。
国交省の説明→こちら
平城宮跡を守る会のブログ→こちら
※工事の中止を求める署名、4月5日に第2次分を提出してくださるとのこと。まだの方はよろしくお願いします。→署名用紙、送り先はこちらから
→奈良伝統工芸展(近鉄百貨店)→図書情報館と自転車移動。
やさしい風を感じながらペダルを踏む。ヒャッホー。
近鉄百貨店へは、もちろん平城宮跡を横切って。
レンギョウの黄、梅の花々、あおめる柳…
平城宮跡ってやっぱりいいな。

しかし、ここへ来て、唖然。朝堂院跡。

草1本も生えていない土色…むなしい………
その北側でも

調整池の工事だそうで。
国交省の説明→こちら
平城宮跡を守る会のブログ→こちら
※工事の中止を求める署名、4月5日に第2次分を提出してくださるとのこと。まだの方はよろしくお願いします。→署名用紙、送り先はこちらから
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21
奈良伝統工芸展
3月14日から、西大寺の近鉄百貨店で開かれている「奈良伝統工芸展」。

3月19日、やっと行ってまいりました。
早々に行って、ご案内させていただきたいと思っていたのですが、残すところ20日(あっ、今日)だけになってしまい申しわけありません。

大和の長い歴史の中で生まれ、育まれてきた伝統工芸品には、押しも押されもせぬ格調の高さがあります。

この日は、奈良県工芸協会副理事長の小川一雅さん(赤膚焼)がいらっしゃって、お話を聞くことができました。
小川さんには、『かぎろひの大和路』郡山特集号(18号)のときに、いろいろとお世話になりました。
とはいえ、10年ぶり^^;
それでもネットのおつきあいは不思議ですねえ。お顔は忘れそうになっていても(失礼)、親近感いっぱいです。
かぎろひ誌を買ってご紹介くださっているのは、ブログで知っていますのでね(→こちら)、お会いできてとても嬉しかったのです。
展示の様子

奈良の伝統工芸は、一刀彫、赤膚焼、奈良団扇、筆、漆…
ひとくくりにされ、固定したイメージを抱きがちですが、こうして作品群を目の前にしてみると、受け継がれてきたものを大事にしながらも、独自のものを出そうとされているのが感じられます。力強い叫びのようなものが聞こえる気がしました。
従来にないような?テーマの一刀彫作品には思わず笑顔に。

マグカップの攪拌用(マドラー)茶筌、使ってみたい!
斬新な焼物もありましたよ。
織物やガラス、漆の作品も、それぞれがとても繊細で、ため息まじりに拝見しました。
あっ、忘れちゃいけない、小川さんの大作、菓子器です。
お父様の、三代目二楽さんの作品。

やはり堂々の貫禄を感じました。
86歳におなりだそうです。
以前お会いしたときの、大らかな温もりのある笑顔が思い出されます。
※奈良伝統工芸展
3月20日(水・祝)まで
会場:近鉄百貨店 奈良店5階クラフトスタジオ美術画廊
奈良市西大寺東町2−4−1 TEL 0742-30-2651
主催:奈良県工芸協会
※第76回 奈良県美術協会展(絵画・彫塑・工芸・写真)
4月17日(水)~4月21日(日)
午前9時~午後5時(21日は4時30分まで)
奈良県文化会館A・B展示室(奈良市登大路町)

3月19日、やっと行ってまいりました。
早々に行って、ご案内させていただきたいと思っていたのですが、残すところ20日(あっ、今日)だけになってしまい申しわけありません。

大和の長い歴史の中で生まれ、育まれてきた伝統工芸品には、押しも押されもせぬ格調の高さがあります。

この日は、奈良県工芸協会副理事長の小川一雅さん(赤膚焼)がいらっしゃって、お話を聞くことができました。
小川さんには、『かぎろひの大和路』郡山特集号(18号)のときに、いろいろとお世話になりました。
とはいえ、10年ぶり^^;
それでもネットのおつきあいは不思議ですねえ。お顔は忘れそうになっていても(失礼)、親近感いっぱいです。
かぎろひ誌を買ってご紹介くださっているのは、ブログで知っていますのでね(→こちら)、お会いできてとても嬉しかったのです。
展示の様子

奈良の伝統工芸は、一刀彫、赤膚焼、奈良団扇、筆、漆…
ひとくくりにされ、固定したイメージを抱きがちですが、こうして作品群を目の前にしてみると、受け継がれてきたものを大事にしながらも、独自のものを出そうとされているのが感じられます。力強い叫びのようなものが聞こえる気がしました。
従来にないような?テーマの一刀彫作品には思わず笑顔に。

マグカップの攪拌用(マドラー)茶筌、使ってみたい!
斬新な焼物もありましたよ。
織物やガラス、漆の作品も、それぞれがとても繊細で、ため息まじりに拝見しました。
あっ、忘れちゃいけない、小川さんの大作、菓子器です。

お父様の、三代目二楽さんの作品。

やはり堂々の貫禄を感じました。
86歳におなりだそうです。
以前お会いしたときの、大らかな温もりのある笑顔が思い出されます。
※奈良伝統工芸展
3月20日(水・祝)まで
会場:近鉄百貨店 奈良店5階クラフトスタジオ美術画廊
奈良市西大寺東町2−4−1 TEL 0742-30-2651
主催:奈良県工芸協会
※第76回 奈良県美術協会展(絵画・彫塑・工芸・写真)
4月17日(水)~4月21日(日)
午前9時~午後5時(21日は4時30分まで)
奈良県文化会館A・B展示室(奈良市登大路町)
TB: -- CM: 2
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