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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

ごちどり 

先日、久しぶりに家族3人で居酒屋へ行った。
こういう話だけはスムーズにまとまる^^;


行き先は、娘(21歳)のお勧め、大和肉鶏専門の「目茶旨地鳥焼家 ごちどり」。

テレビ番組のランキングで上位に入ったり、昨年5月のB級グルメ決定戦では「大和焼きそうめん」をひっさげ優勝した(→「日々ほぼ好日」)ことなどなど、ご存じの方も多いと思う。


ワタクシは以前1度お邪魔したことがあり、新鮮な大和肉鶏のおいしさやスタッフの元気さなどが印象に残っていた。

ここで、奈良のおいしいお酒が何種類か飲めたらもっといいのだが、っとひそかに思いつつ、でもまさか声には出さずに、ご無沙汰していた。

娘に「“風の森”を置かはるようになった」と聞いては、行かずばなるまいicon09


いただいたお料理の数々。肝さしもタタキも、焼いたのも、大和肉鶏のうま味を再認識するものばかり。
鶏せんべいとモツァレラのピザ風やカマンベールの丸ちゃん焼などは初めての味わいだったがおいしかった~(そう、大和肉鶏以外の一品も充実)




いまや奈良の名物「大和焼きそうめん」は、このお店が開発した味。

そうめんに、しっかり出汁がからまっておいしい~





「風の森」「篠峰」をはじめ、東北のお酒などもいただいた。




←飲めるお酒(クリックで拡大)





「風の森」のきき酒セットを頼んだら、こんな素敵なグラスで。4種類も!
(背景が食べ散らかした料理ですみません^^;)



山田錦、雄町、露葉風、アキツホ、だったカナ。

メニューに書いてあるのより、お酒の種類は増えているようだ。

奈良の地酒が飲める店が増えるのはやはりうれしい。
旅先ではその土地のお酒が飲みたいと思うはず(ですよねっ)なので、観光客にとってもこれは朗報やね。
駅近やし。

ごちどり 新大宮店
奈良市大宮町6-9-4  TEL/0742-35-0400
近鉄奈良線新大宮駅から南へ。徒歩1分
営業時間/17:00~翌2:00(LO1:00) 
日祝 17:00~24:00(LO23:30)
定休日/無休



大きい地図・ルート検索  ( powered by ゼンリン地図 いつもNAVI )

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Posted on 2012/05/31 Thu. 05:58 [edit]

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31

葛城山に登る その② 

5月20日、葛城山へ登ったお話その①のつづきです。


ロープウェイ乗り場を左手に見て、道なりに進むと、自然に登山道へと導かれます。








ロープウェイを見上げながら、山道へ。いい雰囲気~。





推奨の登山コース2つの分岐には、すぐにさしかかります。
←図は近鉄さん作成のもの。クリックで大きくなります。

●櫛羅の滝コース 約3㎞→hoshi-01(御所市役所HPから)
●北尾根コース   約4㎞→hoshi-04(同上)



どっちを行こうか、迷いますよね。

ワタクシは行きと帰りと別コースにしようと思っていましたので、単純に「櫛羅の滝コース」を選びました。

というのはウソで、北尾根コースの登山口は、登り道というよりも崖をよじ登るという感じだったんですね。下りてこられる方に「こっちは危険やで」と言われたこともあって、ビビったというのが真相^^;


櫛羅の滝。

次から次へ訪れる人がいっぱい。


↓「櫛羅の滝」説明
(クリックで拡大)







このコースは整備されているのですが、うーん、8割ぐらいが階段状。
かなり足にきました(まだまだ修行が足りませぬ)。





小学校低学年ぐらいの子どもを連れた家族をよく見かけました。




階段が途切れると、林の中の道はとっても歩きやすく、周りを眺める余裕も出るというもんですicon22




みずみずしい新緑に、思わず立ち止まってきゅうけ~い。




根っこが地面に露出したその形状が、なんともおもしろくて




じっと眺めたり写真をとっていると、後続の団体さんに追い越されました。

整然と、黙々と、脇目もふらず、登っていく様子は圧巻。
一糸乱れぬチームワークを感じました。

おースゴ~イ!
ワタクシは、感心して見送ったのでした。









登山道には番号(1~9)がふられているので、だいたいどのあたりにいるのかつかむことができます。
突然、道が大きく開けると、9番。ホッ。深呼吸して、さぁicon09




この日、ツツジ園は満開~→こちら


葛城高原のツツジ、最初に撮ったのがこれ




んで、2枚目が





ツツジを堪能した後、北尾根コースで下山することに。

危険やで、と言われたのが気になったのですが、あの階段を下りるのもヤダ(笑)
カメラはコンデジに替え、軍手をはめ、気合いを入れて下りましたよ。


わぁ、素敵~、歩きやすいわ~と思ったのは最初のほうだけ。











途中からは、石がごろごろとした急坂で、ロープにつかまりながら、必死。










時折のぞく展望に、わぁ。癒されます。






樹間からロープウェイが見えたりもします。ヤッホー。




で、いちばんの難所は、崖のような登山口のところでした(笑)

次回はこちらから登ってみたいと思います。







↓こんな道も歩いてみたいナ。ダイヤモンドトレール。





ますます、低山歩きの魅力にはまる今日この頃で~す。

Posted on 2012/05/29 Tue. 06:48 [edit]

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29

葛城山に登る その① 

5月20日、葛城山へ登ったときの話。
葛城高原のツツジが見頃を迎えた日曜日って、こんなにも人出が多かったんですね。

←近鉄南大阪線尺土しゃくど駅のホームが大混雑しているのを初めてみました。
(御所駅へは尺土で乗り換え。大阪方面からの人が多かったですね)

御所行き電車も超満員
(こんなこともあるんや~)。



←御所駅とロープウェイ駅を往復しているバスも増便しているものの、人、人、人。

歩かれる人も結構多いようでした。





ワタクシももちろん最初から歩くつもりでした。
へへ、実はね、以前、御所特集のときだったかなぁ、いい道を見つけておりましてね、ここをもう一度歩きたかったんです。

駅から、フツーにロープウェイ駅へ行こうとすると、車道を歩くことになります。
歩道のない狭い道を歩くのでかなりストレスがたまるんですよね。で、ワタクシはできる限り、この道を避けているというわけです。

御所駅の1、2本北の細い道を西へ入るだけで、気持ちのいいのどかな景色が展開します。
閑静な住宅地を抜けると、山のほうへまっすぐに続いている細く白い道。




葛城山を背景にしたゆるやかな段々畑のあちこちで、黙々と農作業をされる人たちの姿がちらほら。




整然と並んだ支柱が目を引く、この畑ではいったい何を栽培されているのでしょう。

うつむいて、1つ1つの支柱の根元に丁寧に肥料をまいていかれる姿に熱いものを覚えながら、こちらに近づくまで、眺めることしばし。
「すいませーん、これは何が植えられているんですかぁ。」
おじさまは手をとめて(<(_ _)>)笑顔で応えてくださいました。
「ヤマノイモやでぇ」
早く支柱を立てておかないと、芽を出したらすぐにツルが伸びるのだそう。


どの畑もほんとうに美しくて、土地を慈しみ、丁寧に作物を育てられる心が伝わります。



いちばん上は、何の花かわかります?

じゃがいもじゃ? でもワタクシの知るジャガイモは白い花だったような?


お孫さん(たぶん)とエンドウ採りをされていたおばさまがこの疑問に答えてくださいました。
「白い花はだんしゃく、紫色はメークイン」



風景を楽しみ、人情に触れながら、どんどん山へ近づいていきます。

「篠峰」「櫛羅」でおなじみの千代酒造さんの酒蔵を左手に見ながら進むとすぐに山麓線(県道30号御所香芝線)へ。ここも渋滞のようで、難なく道路を渡ることができました。




しばらく西へ進むと、もうしゃあないなぁ、正当ルート(?)へと吸収されてしまいました。
動かない車の列、じゅずつなぎの行列に、唖然。我に返ったのでした。
で、ワタクシもその中の1人に。






やがて、ロープウェイ駅に到着。わぉ、ここもすご~い人face08




ここから、いよいよ登山道に入りますが、長くなりましたので、その②は後日とさせていただきまーす。

Posted on 2012/05/26 Sat. 11:16 [edit]

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26

グラゼニ 

タイガースファンの皆さ~ん、いかがお過ごしですかぁ。

昨夜(23日)やっと1勝(交流戦)したとはいえ、ったく! ったく! な日々ですよねぇface09


5月22日、5連敗を喫するとはまだわからなかった時間帯に、娘から画像添付メールが届きました。
「この近さ、やばいやろ」




おおっ、京セラドームからや。
「すごいっ! しっかり応援してやぁ」とハハは返信しておいたのですが…。



アニキ~ッ!!  たのむでぇ。




よっしゃ、今夜は勝ちそうやん。勝ってや! と期待をふくらませていると、娘から今度は「きれそう(笑)」というメールが。


嫌な予感。でもまあちょっとぐらい負けていてもええか。逆転劇にこそ醍醐味あり。
と、ネット速報で確認してみると、な、な、6-0のbehind。しかも、なになに、新人選手に満塁ホームランを打たれたですとicon08

この夜もゲッソリなのでした。
せっかくいい席で応援していた娘も「私が行くと負けるわ~」と、いつになく悲観的。


翌日(23日)は投打がかみあって、8-2で勝利したのですってね(喜びきれない)。

この日の投手陣を見ると、岩田から、福原 、筒井 、榎田 とつないで、藤川 というリレーだったんですね。



ここで、はたと思い出したのが野球漫画『グラゼニ』(原作:森高夕次、漫画:アダチケイジ)。


2月頃に、東京在住の“バロックおじさん”から、3冊ドサッと贈られて、このコミックを知りました。

バロックおじさんというのは、かぎろひ誌の古くからの読者で、まあワタクシの音楽の師なのですが、時たま思いがけないものが届いてビックリさせてくれる方。


最近では、“かぎろひバス”icon52の贈り主、と言うと覚えてくださっている方もいらっしゃるかもしれませんね。あっそうそう、かぎろひバスには挑戦せねばならぬ課題があるのでした。


今回の『グラゼニ』も久々にはまっている漫画です。
タイトルは、「グラウンドには銭が埋まっている」の略なんですって(笑)

主人公は、プロ野球の中継ぎ投手、凡田夏之介。8年目の26歳。年俸1800万。
目立たない中継ぎ投手を主人公とした視点がとても新鮮でおもしろいのです。



ワタクシ、注目を浴びやすい先発投手や抑えの投手ではなく、中継ぎ投手のことは常々気になっていました。
だって、1人だけ、1球だけのために登場したり、毎日のようにベンチ入りしたり、大変な役割を担っていますよね。そのわりには格下のような位置づけで、しかも目立たない。
かつては、便利に使われ過ぎて、いつのまにか姿を消してしまった中継ぎ投手もいたような…。


ストーリーももちろんおもしろいのですが、野球のことに知悉しているとはいえないワタクシ、かねがね抱いていた疑問が、この漫画で解けたり、納得したり。野球観戦にも幅が広がってより楽しくなりそうに思えます。

先日、東京から戻ってきた娘が、これ読みたかったのよね、と言って、1巻を持って帰りました。

4巻も出ているようですね。読まなくては!

で、タイガースさん、これから上昇してくださいね~icon09

Posted on 2012/05/24 Thu. 22:48 [edit]

category: 読書

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24

「うつわ文居」で 真泥 陶二人展 

5月初旬だったでしょうか、*ならら*さんの「うつわ文居」からはがきが届きました。





「うつわ文居」はこの4月7日にオープンしたばかりicon52

初の企画作品展になるのかしら。
「服部克哉 村山朋子 真泥までい 陶二人展」と記されたシンプルなはがきを何気なく見ながら、アーッ、服部さんって、初日にワタクシが気に入って求めたカップの作者では!! ということに気づきました。


あれ以来、このカップでコーヒーを飲まない日は1日もなかったと思います。



もうすっかりなじんだマイカップ。
これはぜひともこの機会に、作り手の服部さんを拝顔してこなくちゃ。



作品展の初日、5月22日にさっそくお邪魔してまいりました。




服部克哉さんと村山朋子さんはご夫婦だそうですが、作風は一目瞭然、がらりと違います。
土のにおいが感じられるような服部さんの作品と、さわやかでやさしい空のような村山さん。
対照的なようでいて、どこかひとすじ共通しているような、楽しい空間です。




マイカップは、服部さんのCOMAシリーズ。
ワタクシはたっぷりコーヒーが飲めそうな量感と、手になじみそうな曲線、落ち着いた色合いのなかに感じられる斬新さみたいなところに一目惚れしただけで、その他のことは何も考えませんでした。

使い始めてビックリ。
大らかに見えたカップは、実はかなり細部にこだわって作られていたのです。
取っ手の持ちやすさ、唇を当てたときのやさしさ、コーヒーの飲みやすさ…使うほどにいい感じです。


作り手の服部さんにお会いして、何だかとても納得させられました。

お願いして写真をとらせていただきました。もちろんブログでの掲載も許可済みですよ~




COMAシリーズについてもいろいろと興味深いことを教えていただきました。
へへ、ちょっとナイショ。ごめんなさい。




※「服部克哉 村山朋子 真泥 陶二人展」は27日(日)まで
10:00~18:00 (最終日は17:00まで)

うつわ文居

※なら大好き♪ 服部克哉さんのカップ

Posted on 2012/05/22 Tue. 23:06 [edit]

category: 展覧会

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22

葛城山のツツジ 

葛城山も、かねてから登りたい山の1つ(ロープウェイではなく歩いて)。
でも、1人での山登りは危険だと思うので、自制しています。

が、今のツツジのシーズンなら、きっと大丈夫。日曜日ならたくさんの人出があるだろうし、登っている人も多いに違いないわ。
ということで、5月20日、単身、葛城山に挑みました。

実は、葛城山のツツジを見たことがありません。
この話をすると、相手は「うそっ」。信じられないというような反応をされます。
あの見事さを知らないとは! 見ておいたほうがいいわよ。

それを聞いても、ワタクシの目的は、ツツジよりも葛城山を登ることでした。

しか~し、斜面をおおいつくすように燃えるツツジを見たとき、そのすばらしさに息を呑みました。
多くの人が毎年、毎年、遠しとせずに出かけていくのがわかるような気がしました。ワタクシ、来年も行きたい!




あの金剛山がすぐそこにそびえているのもうれしいではありませんか。




ツツジを見ながら、おにぎりを食べ、回遊路をウキウキと一巡しました。
登ってきた疲れを忘れさせてくれる赤色でした。




その後、山頂へ。ばんざーい。




霞んでいて、下界の見晴らしがイマイチだったのがちょっと残念。




この日は、御所駅からお気に入りの道をたどり、登山口からは櫛羅の滝を経て山上へ、北尾根ルートで下山しました。
龍王山icon52よりもかなりきつかったそのご報告は、改めましてicon23

Posted on 2012/05/21 Mon. 22:57 [edit]

category:

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21

佐保川清掃2012 

年に1度、地域ぐるみで行われる佐保川清掃(佐保川校区)に参加しました。→佐保川清掃2011

この地域に住んで、もしも佐保川がなかったら、暮らしの潤いは半減するにちがいありません。
毎日のように、この川のそばを歩き、癒されているワタクシ、万葉人も通ったのだなあと思うといっそうの喜びがあります。

川の恩恵を感じないではいられない日々を過ごしているので、佐保川清掃にはできる限り参加したいと思っています。

特に今年は、自治会の班長の役が回ってきており、思いは責任重大。
娘に「班長あたっているのよ」と言うと
「カッコイイ!」
「組長もいるよ」(笑)


それと、先日、佐保川を下流まで歩いたことによりicon52、さらに親しみがわき、流域や、そこに暮らす人々にまで思いを馳せるきっかけになりました。



↓朝8時30分、佐保川小学校運動場で行われた開会式




それぞれに分かれて、川や周りを一斉に掃除します。
ワタクシは、公園清掃に参加しました。

木漏れ日の下で、草むしりや掃除など。伐採なども行われました。男性も多いので助かります。




みんなで力を合わせると、あっという間にきれいになることに、今さらながらカンドーしています。
皆様、お疲れさまでした。






←参加賞のクリームパンと炭酸飲料。

久しぶりの味わい。おいしくいただきました。

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Posted on 2012/05/20 Sun. 05:43 [edit]

category: 佐保川

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志賀直哉と奈良公園 

先日このブログで、飛火野から奥飛火野を抜けると高畑たかばたけの志賀直哉旧居のところへ出る、という記事を書いたらicon52、夫の友人Yさん(京都市在住)からメールが届いた。

美しい写真を見ていてボーっとしたことなどが書かれてあり、最後に、志賀直哉は奈良で永いこと住んでいたんですか? とお尋ねされている。

ワタクシ、志賀直哉は10年ほど奈良に住んでいたこと、ここで『暗夜行路』を書き上げたらしいこと、旧居は直哉自身の設計によるもので家族思いがわかることなどを、きちんと調べもしないで、自分の知っていることだけを簡単にメールで書き送った。

そして、見学もできること、春日大社からささやきの小径を抜けていくルートが素敵なこと、あるいは私のように飛火野からいくつかの沢を渡って行くのもまた楽しいというようなことなども書き添えたのだが…。

最後は、ホームページに丸投げ^^;
→奈良学園セミナーハウス 志賀直哉旧居



後で、簡単すぎて失礼だったかしらなどと、アレコレ気になり、夫の本棚に「志賀直哉全集」(岩波書店)があったことを思い出して、手にとってみた。


奈良に関する随筆は、全集14巻のうちの第7巻に所収されていた。






志賀直哉旧居のホームページにも載せられているが、「奈良」と題する随筆はつとに有名。↓

 兎に角、奈良は美しい所だ。自然が美しく、残っている建築も美しい。 そして二つが互いに溶けあってゐる点は他に比を見ないと云って差支えない。 今の奈良は昔の都の一部分に過ぎないが、名畫の殘欠が美しいやうに美しい。
(昭和13年)


それからパラパラと見ていくと、「置土産」という随筆の一文に目がとまった。


 奈良公園から公園という稱呼を去(と)って、奈良神苑、或ひは奈良何々といふやうな、なにかいい名を考へ、他の市にある普通の公園からはつきりと此公園を區別して了ふがいいと思つた。東京の日比谷公園、上野公園、浅草公園、大阪の天王寺公園、中之島公園、皆公園にちがひないが、奈良公園を同じ公園の呼名で云ふのは少し間違ってゐるやうな氣がして來た。或る廣ささへあれば何所にでも作れる公園と奈良のやうな千何百年の歴史を持ち、更にそれ以前からの原始林をひかえてゐる自然の庭のやうな公園は一緒にならない。…



↓奈良県庁屋上から(2012.4.29撮影)





ワタクシ、かねがね、どんな名園と云われる所へ行っても、奈良公園ほどすばらしい所はないと感じてきた。というよりも、奈良公園は、公園と名がついているとは言え他地の公園とは全く別物やね、という感じ。さほど旅をしているわけではないけれど、奈良公園にまさる公園があるとは思えない。


へぇ、志賀直哉にこんな一文があったなんて!
急に、この文豪に親しみを覚えて、うれしくなったのだった^^;


だが、すぐその後に、こんな文章↓を発見して、ムッとしたface09


 古への奈良の都の八重櫻といふ櫻は知足院といふ寺にあるさうだが、未だ見ない。
 春日神社の回廊から左へ降りた所にも立札をしてその貧弱な八重櫻があるが、名高い和歌の名譽のため、あれはなくもがなだ。
(「奈良の櫻」より 昭和6年)



※円亀山人さんから、志賀直哉の「奈良にはうまいものがない」という例の一文についてのコメントをいただいたので、原文をひいておきたい。

 食ひものはうまい物のない所だ。私が移つて來た五六年間は牛肉だけは大變いいのがあると思つたが、近年段々惡くなり、最近、少しよくなつた。此所では菓子が比較的ましなのではないかと思ふ。蕨粉といふものがあり、實は馬鈴薯の粉に多少の蕨粉を入れたものだと云ふ事だが、送つてやると、大概喜ばれる。豆腐、雁擬がんもどきの評判もいい。私の住んでゐる近くに小さな豆腐屋があり、其所の年寄の作る豆腐が東京、大阪の豆腐好きの友達に大變評判がいい。私は豆腐を剰り好かぬので分からないが、豆腐好きは、よくそれを云ふ。

(「奈良」より 昭和13年)

この文章は、最初に引用した「兎に角、奈良は美しい所だ。」の10行ほど前に書かれている。

同じ、「奈良」という随筆の最初のほうには、先に東京へ引きあげた家族のもとへ行った直哉が「妻子五人ゐる自分の家にいながら、二三日すると、矢も楯も堪らず、奈良に歸りたくなるのは不思議な位だ。」と書いてあったりもする。

インパクトのある1行は、そこだけ独り歩きしがちだが、やはり全文を読まないとなあ思ったことであった。

Posted on 2012/05/18 Fri. 07:38 [edit]

category: 読書

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鴨也で反省会 

5月11日、龍王山へ登りicon52仲間と別れた後、ワタクシは王寺へ向かいました。行き先は、河内鴨のお店「鴨也かもや」さん。

ここで、マーキーさん、NATSUOさん、abetayaさんと反省会の予定があったのです。


おいしいお料理と奈良の地酒を楽しみました♪




鴨料理って、日本酒に合うのですね。
鴨以外の一品もすこぶるのおいしさ。特に、クリームチーズのような食感の胡麻豆腐が印象に残りました。
さわやか青年の料理人Yさんの腕とセンスを感じさせてくれる数々でした。


鴨也さんのお料理がおいしいのはもちろんですが、奈良の地酒がたくさん置かれているのも大きな魅力です。
ワタクシのお店の評価は、これがポイント高いんですよね。

「百楽門」(葛城酒造)、「風の森」(油長酒造)、「篠峰」(千代酒造)、「花巴」(美吉野醸造)、「大倉」(大倉本家)などなど、いただきました。


この日は、ちょうど2か月前に開催された「第2回やまとんくらぶ」の反省会なのでした。

えっ、なぜ、かぎろひさんがそこにいるのって?

実は、「第1回やまとんくらぶ」が、昨年9月、ここ鴨也さんで行われたときにicon52主催者のマーキーさん、NATSUOさんたちとご縁ができまして…

その後、蔵見学という話が出たときに、散策と結びつけたら素敵でしょうね、などと勝手なことを言っておりましたら、「じゃあ、仲間に入ってそこを担当してよ」と言われましてね。いやぁ、断る理由もないし、楽しそうなので、ちょっと首を突っ込んでしまったというわけなのです。


で、「第2回やまとんくらぶ」は、葛城古道を歩いて「百楽門」の蔵(葛城酒造)を訪ね、その後、ほうらんや(橿原市)でお料理と「百楽門」各種をいただく、という内容で行われたのでした。


もちろん、ワタクシの担当は歩くコース。

振り返ってみると、4回も下見に行っておりました。
親しんでいるコースなのに、なぜ4回も?


①回目…不覚のなせるワザと言いましょうか、御所ごせびいきのワタクシ、最初は単純に、あれもこれも見てほしいと考えました。風情ある御所まちを通って蛇穴さらぎの集落まで南下、色彩の残るお地蔵さんや樹齢300年の御所柿ごしょがきの木を見てもらうのもいいかな。そこから東へ道をとり、葛城古道をめざす。→1月25日雪の葛城古道

しかーし、それは自分の趣味を押しつけるようなものであるということに気づきまして^^; はたして参加者に喜んでもらえるのか? それに、時間もかかりすぎ。歴史探訪の会ちゃうねんから。わかっているのは、参加者はお酒が好きだということだけ。いかん、いかん。ということに思い至ったのでした。

②回目…オーソドックスに、葛城古道へ入ることに。
御所駅から柳田川沿いに東へ行き、鴨山口神社~六地蔵を経て、南へ。→2月22日(ブログには書いていなかったようで)

③回目…マーキーさんと一緒に同じコースを歩く。→2月26日片上醤油さんで

④回目…もう少し時間を短縮できればということで、1人で最終下見。→3月7日春へ

まあ好きなことですからね。下見を口実に何度も出かけていたような気がしないでもないのですが。
どの日も、ワタクシにとっては新たな発見のあった、思い出にのこる1日となりました。


結局、「やまとんくらぶ」では、御所駅からちょっとだけ24号沿いに鴨都波かもつば神社前を通って南へ、孝昭天皇陵の所から東へ折れて葛城古道へ入るというルートをたどることになりました。



重厚な家屋が美しい三室みむろの集落を抜けて、のどかな道を行く、素敵なコースだったと思います。


←一言主ひとことぬし神社で記念撮影(皆さんの了解を得ていないので小さめに^^;)







この後、葛城酒造さんで蔵見学と試飲をさせていただきました。
蔵元社長の丁寧な説明に、ますますお酒の奥深さを感じたひとときでした。




第2部は、ほうらんや(橿原市)で「百楽門と里山三昧鍋を楽しむ会」。
奈良の野菜、大和肉鶏、大和ポークのお鍋と、日本酒の相性もグー。
初対面でも、一緒に歩いてきた仲間はもうすでに親近感いっぱい(ワタクシの飲み友3人も参加)。

蔵元社長が、こちらにも参加してくださり、内容の濃い宴となったのでした。


←当日登場したお酒(クリックで大きくなります)

グラフィックデザイナーのNATSUOさん作成
















スタッフ4人のチームワークもバッチリicon22
ま、ワタクシは歩くコースだけの担当で大したことはしていませんが、お酒のセレクトや折衝から細かな気遣いまで、皆さん、お仕事の合間をぬってよくこなされたものだと思います。常に、参加していただく方にどうしたらいちばん楽しんでもらえるか、ということを念頭においての企画だったからこそ、好評を博したのでしょうね。



←記念のしおりもNATSUOさんの作品。

あっ、背後にちょこっと見えているのは『かぎろひの大和路』の「葛城の道」特集号

これに、しおりをはさんで、参加者にプレゼント。


ハプニングもありましたが^^;、楽しい1日になりました。
参加させていただきありがとうございました。

2度の打ち合わせ会も、楽しかったなあ。スタッフ冥利というやつですな。

Posted on 2012/05/16 Wed. 03:25 [edit]

category: やまとんくらぶ

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3度目の龍王山 

5月11日、龍王山(天理市、586m)へ登る。

郷里の友人、丹生姫さんから「どうしても龍王山へリベンジしないといけないのよ」と連絡が入ったときには笑ってしまった。
どないしたん? 私と一緒やないのぉ。

理由はこうである。
郷里に「九度山ハイキングクラブ」というのがあり、友人たち(丹生姫さん、みっちゃん、まっちゃん)も入会して毎月のように登山を楽しんでいるのだそう。
この4月は三輪山と龍王山。どしゃぶりの雨にもかかわらず決行。
ところが、丹生姫さんとみっちゃんは、三輪山登拝はしたものの、龍王登山はエスケープ、タクシーを呼んで温泉(天理健康ランド)に浸かっていたというのだ(オイオイ)。

5月の例会(神戸方面らしい)が近づき、何としても龍王山へ登っておかなくては申し開きできない状況に追い込まれている、というのが真相らしい。
まっちゃんは雨中登ったが(エライ)、眺望ゼロだったので、リベンジしたい、という。

龍王山と聞いては、万難排しても登りたいワタクシ。
何十年も憧れながら登ることが叶わなかった龍王山が、昨年10月からもう3回目の登山になることを思うと、ご縁ができたんやなあとうれしくてたまらない。

(か弱き)女性だけでは不安なためか、黒1点、我らが画伯(しょうちゃん)が隊長の任を受けての同行。6人のパーティとなった。


チーム編成も、出発時間(9時30分)も、ルートも、昨年11月と奇しくも一緒→icon52


天理トレイルセンターで合流。
ワタクシは、昨年と同じ時刻の電車でちょっと早めに柳本駅に降りたってウロウロ。

崇神天皇陵で、龍王山を見上げると




ウッ、また雨にたたられるの? と不安にかられるものの、
意外に景色はくっきりと見えて、山頂からの眺めに大きな期待がふくらんだ。

黒塚古墳から見た箸墓と、崇神天皇陵あたりから西を見た風景




←新緑、鳥のさえずり、カエルの声(?)、山菜、珍しい草花…

話題はつきず、笑い声は絶えない。












山頂には、昨年11月にはなかった説明プレートが出現していた(2011年12月設置)。




わぁ~



←クリックで拡大




視線を右のほうへ移していく



画伯、まっちゃん、口をそろえて「明石海峡大橋が見える!」

ええっ、どこどこ? おおっ! 





←クリックで拡大


感激しながら、楽しいお弁当の時間。寒っ。
この日も、思い出にのこる龍王登山となった。

もちろん、不動明王さまicon06に会いにいくことも忘れなかったよ。




長岳寺にも立ち寄る。




カキツバタが咲きほこるちょうどこの時期に訪ねるのは初めてかも。




本堂から出たときに目に入ってきた緑色の世界に息をのむ




幼なじみたちとの楽しかった登山は、これで終わるわけがない。
↓今度はこの山に登ろうと、またたく間に決まった。



Posted on 2012/05/12 Sat. 21:34 [edit]

category:

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