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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

奈良八重桜ウォーキング 

あらゆる桜のなかでいちばん遅咲きの品種が奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)。
奈良県の花、奈良市の花。

「奈良八重桜の会」記録係としては毎年、晩春のお花見を楽しみながら、写真をとっておくこともムネとしている。

4月30日をその日にあてていたのだが、29日朝、emirinさんのブログを見て予定変更。7時30分頃、あわてて奈良公園へ向けて出発。
もちろん、迫りくる36㎞ウォークのことも念頭において、歩け、歩けっ…



撮影場所の目的の1つは、戒壇堂前の奈良八重桜。
先日、「NHK奈良ナビ」さんから、戒壇堂前の奈良八重桜の写真がないか聞いてこられたのに、残念! リクエストにお応えすることができなかったのだ。(かわりにと言ってはなんですけどと、知足院のと転害門近くで撮ったものをお送りしたら3枚使ってくださったとか。あー、見そびれてしまったぁ^^;)

戒壇堂前で




撮りまくる。そのうちの3枚。




さて、次はどこへ行こうかと思案していたら、上のほうから。

「よう、久しぶりやないか。寄っていかへんのかい」






というわけで、お堂へ。




入ってよかった。心洗われる思い。
境内から奈良八重桜を。




そこから、大仏池のそばを通って転害門へ。
右下は、御衣黄。




鼓阪小学校の東に近年植えられた若木にはまだ蕾もたくさん。
昨年の5月4日→こちら




知足院へ




そこから講堂跡を通って




大仏殿の西側へ。
このあたりも、奈良八重桜がわりと見られる所。




今回のもうひとつの目的は、2009年に「奈良八重桜の会」が寄贈した(と言っていいのか)、純系のそれを確認すること。興福寺と法華寺への植樹には会のメンバーも立ち合ったのだけれど、東大寺はお寺のほうにお任せしていたのだ。

たしか、大仏殿回廊の西側とか…あった、あった、これやね。
ほんとうに目立たず、気に留める人は誰もいないが、よく見ると葉陰に可憐な花をつけている。




そこから再び西へ下って指図堂へ。
ここにも奈良八重桜が。あ、でも主役は新緑のカエデさんかな。




←緑とくれば、そうそう、猫段のトンネルを上らなければ!

身体中が緑に染まりそう。


↓振り返る。









緑のなかの二月堂。
そそくさとしたお参りですいません^^;




法華堂前の奈良八重桜。こちらは柳とのコラボ。




若草山麓にピンクのラインが見えたら、それは奈良八重桜。




新たに植えられている奈良八重桜を発見。
土の具合からすると、今年、植えられた? 約20本。
か細い若木にもチラホラ花が。初々しく、消え入るような風情。



1本ずつ見て回っていると、視線を感じて…
↓あなたなの? なにか?




と、そこへ「奈良公園ぐるっとバス」が到着したので、思わず飛び乗る。




手軽で楽しい「ぐるっとバス」は5月27日までの土、日、祝運行。

詳しくはこちら





県庁前がターミナル。
ここで下車したので、せっかくだからと屋上へ。




奈良八重桜巡りのフィナーレは、県庁東駐車場横と、興福寺。





帰宅したらちょうど12時過ぎ。
5時間近くの奈良公園ウォーキングだった。

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Posted on 2012/04/30 Mon. 23:52 [edit]

category: 奈良八重桜

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30

法金剛院へ 

京都の花園にある法金剛院に奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)が、移植されたのは、今年の3月8日。

境内にあった奈良八重桜が枯死してしまったそうで、90歳になられる川井住職が自分の目の黒いうちに復活させたいと思われたのでした。


法金剛院は、唐招提寺と同じ律宗のお寺で、代々、唐招提寺の長老さんがご住職を務められるそうです。

唐招提寺から話を受けた「奈良八重桜の会」(上田トクヱ会長)が仲介するかたちで、奈良県から奈良八重桜が移植されました。


移植されたばかりの奈良八重桜に会いにいこうということで、4月27日、「奈良八重桜の会」のメンバー17人が法金剛院をお訪ねしました。

真っ青な空のもと、あざやかな新緑を背景に可憐な花をほころばせていました。



元気な姿を見て安心、安心。何だか親心のよう^^;


ひょうひょうとした感じのご住職の法話は味わい深く、ありがたく拝聴しました。

平安時代の初めは山荘だったそうですが、鳥羽天皇の中宮待賢門院により、法金剛院として復興されました。

現在は盛時からみると、規模は小さくなっているようですが、池や青女の滝が、極楽浄土を模したという庭園の名残を留めています。
京都のというよりも、奈良のお庭に近い、大らかさを感じました。




↓わが国最古の人造の滝と言われる、特別名勝「青女の滝」(水は流れていませんでしたが)



←滝の説明





たくさんの仏様を拝観させていただきました。


十一面観音さん(鎌倉時代、重文)にくぎづけ。

珍しい4臂で、お座りになっています。

←写真は絵はがきから。
下ぶくれのお顔に見えますが、肉眼ではもっと端正な感じ。
荘厳が華やかで、お入りになっている厨子もとても美しいものでした。





ご本尊の阿弥陀如来(平安時代・重文)さんは、待賢門院がいつも拝んでいらっしゃったものだそうで、出家して法金剛院に入られた女院の胸のうちはいったいどんなものだったのでしょうか。


白河法皇の寵愛を受けながら、孫の鳥羽天皇の皇后になるという、何やらドロドロと伝えられ、あの西行が出家した原因もこの女院にあるとする説もありますが、美しく魅力的な女性だったのでしょうね。


白洲正子は著書『西行』で次のように書いています。

嵯峨に西行をひきつけたのは、ただ景色が美しく静かだというだけではあるまい。そこには待賢門院が晩年を送られた法金剛院があるからだと私は思っている。


『西行花伝』で西行と待賢門院の恋を書いた辻邦生も同様です。
↓『微光の道』より

西行が決定的に京都を離れることができなかったのは、出家され孤独な境涯を法金剛院で送られる待賢門院を近くで見守っていたいという思いが常にあったからに違いない。


法金剛院は、京都十三仏第十番霊場、関西花の寺第十三番霊場で、季節を問わずさまざまな花で彩られるようです。

6月は花菖蒲と菩提樹、あじさい、7月~8月には蓮の花が咲きほこり、まさに極楽浄土の世界だとか。


いろいろな季節にお訪ねしたいものですが、まずは「待賢門院桜」(紅シダレ)が咲く頃がいいなと思っています。

礼堂前の待賢門院桜、この日はもう散り果てていました。




※律宗 五位山 法金剛院

京都市右京区花園扇野町49
TEL075-461-9428

「関西花の寺」法金剛院

Posted on 2012/04/28 Sat. 23:41 [edit]

category: 奈良八重桜

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28

大和国中ウォーク 

無謀にもエントリーしてしまった36㎞ウォークを意識せずにはいられない日々が続いています。
鍛錬を兼ねて歩きたい道はたくさんあるのですが、仕事のほうも気になります。


そこで、『かぎろひの大和路』次号で予定している磯城郡(しきぐん)を歩いてみることにしました。

磯城郡には、川西町(かわにしちょう)、三宅町(みやけちょう)、田原本町(たわらもとちょう)という3つの町があり、奈良盆地のほぼ真ん中に位置しています(←地図中赤丸部分)。

まさに、大和国中(やまとくんなか)の地ですね。


かぎろひ誌でとりあげるテーマはまだ絞り込めていないのですが、今のところ、川西町が有力。


4月24日、田原本町の図書館へ行く用もあったので、磯城郡をウロウロ縦断ウォークを決行してみました。


決めていた目的は川西町にある油掛地蔵さんを探すことぐらい。
最初の取材は、細かいことを考えず、あまり下調べもせず、ただふわっとそこの空気を感じたり、思いがけない出会いがあったり、ほんとうに楽しくてワクワクします。急かされている段階でもないので、気持ちもゆったり。


コース
近鉄橿原線結崎駅→八幡神社→油掛地蔵→島の山古墳→白山神社・杵築神社→三宅古墳群→三宅町役場→孝霊神社→青垣生涯学習センター→酒のあべたや→田原本駅(約17~18㎞)


これを地図に載せますと



一部、太子道(筋違道)を通っています。
以前、このあたり歩いたなあ。→こちら


ハプニングや出会いや発見については、後日のご報告として、まずは感動の風景から。



レンゲ畑が広がり、あぜ道にはたんぽぽの群生。こんな風景、まだあったんやね!




寺川沿いは菜の花ロード。
わぁ、どこまでも歩いていきたーい。




行き交う近鉄電車




特急電車



黄砂が出ているのがよくわかりますねえ。
暑い日でした。

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Posted on 2012/04/26 Thu. 02:00 [edit]

category: ハイキング

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26

奈良国立博物館「貞慶」展 

奈良のお寺復興に尽力した人を挙げなさいと言われたら、誰の名前を出しますか?

東大寺なら、重源さん、公慶さん。西大寺の叡尊さん、それから桂昌院さん、隆光さん。えーと、それから、それから…

ワタクシ、考えても貞慶さんの名前は出なかったと思います。この特別展を見るまでは。


奈良国立博物館で「解脱上人 貞慶 ー鎌倉仏教の本流ー」展が開催されています。









貞慶さんって誰だっけ、誰だっけ、と思いながら博物館に入ったのに、出るときは、これからは奈良仏教復興の先駆者として1番目にこの方の名前をあげようと、熱く思ったのでした。


それほど、インパクトのある展覧会でした。

まっしろな状態で(何も知らない^^;)見始めたのに、最後には、貞慶さんの人物像がくっきりイメージできて感動を覚えていました。同時に、平安末期から鎌倉時代にかけての社会不安や、仏教とはいえ退廃の様相を呈していたのだろうという想像もふくらみました。
あの頃って、お寺が武装集団と化して、本来の仏教から離れていたのではないでしょうか。

貞慶さんはそんな風潮に嫌気がさした?
11歳という幼い頃に出家受戒した興福寺を出て、39歳で笠置寺に蟄居。

しかし、ああ嫌だ嫌だ、と世をはかなむのではなく、実はここから仏教を立て直そうと精力的に奔走するところがスゴイ!

興福寺の北円堂再建や唐招提寺の礼堂を修理したのも貞慶さんなんですってね。


そうそう、唐招提寺の釈迦念仏会(10月21日~23日)を始めたのもこの方。

毎年釈迦念仏会に公開されるという国宝の金亀舎利塔の展示もありました。
←絵はがきから










貞慶さんは晩年、笠置寺から海住山寺へ。

←十一面観音さんがお出ましになっていました(奥の院のもの、絵はがきから)











「南山城古寺探訪」というチラシを見ていたら、頭部のアップがありました。




感動したので書きたいことはたくさんあるのですが、あまり勝手な思い込みを披露するのもどうかと思いますので、このへんで。
ぜひ、博物館へ貞慶さんに会いに行ってくださいね。
そしてもっと顕彰しましょう。


チラシには「ストイックでアクティブ」と書かれていますが、貞慶さんはこんなカタカナで表現されるような軽いイメージではありません。
が、あまり知られていない貞慶さんに興味をもっていただこうとするコピーライターさんか博物館の先生の、ご苦労のほどを感じたのでした。



※解脱上人 貞慶 ー鎌倉仏教の本流ー
5月27日(日)まで
奈良国立博物館
→詳しくはこちら

解脱上人 貞慶フォーラム」も開催されるようです。

※さすがに、海住山寺のサイトでは、詳しく貞慶さんについてとりあげています。→こちら

興福寺のサイトでも貞慶さんの紹介をしてほしいなあと思いました^^;→興福寺

Posted on 2012/04/24 Tue. 00:24 [edit]

category: 奈良国立博物館

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24

佐保川沿いから博物館 

このところ、きたるべき36㎞ウォークをかなり気にしている。
それなのに、運動みたいなことは何もしていない。
どころか、ここ2日は1歩も外出せずに、デスクワークと掃除三昧だった。
ヤバッicon10


4月21日、もう今日を逃したら機会がなくなるのではと思い、奈良国立博物館で開催中の「解脱上人 貞慶」展へ行くことにする。

博物館まではもちろん歩きで。と言っても大したことはないのだけれど。
いつもなら自転車のところを、歩かないとっ!

佐保川沿いの道は、華やかな花から、新緑の季節へと変わりつつあった。




そこから三条通りにある写真屋さんへ立ち寄ってから東へ。

ハナミズキがさわやかに咲くなかを行く。
このあたりの様子は、*ならら*さんのブログでお楽しみください。→こちら


←猿沢池畔の柳も芽吹いて。
ちょっとさみしげだけれど。

↓興福寺五重塔あたり




↓博物館近く




ゆっく~り博物館で過ごしてから、県庁東駐車場の所にある奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)の様子を見に立ち寄る。うーん、まだ蕾は固いか。と、向こうで、みずみずしく手を広げている木が目に飛び込んできた。




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Posted on 2012/04/22 Sun. 08:39 [edit]

category: 佐保川

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22

「農事組合法人 アグリ大泉」の味噌づくり 

先輩&団長さんご夫婦に連れられて「農事組合法人 アグリ大泉」(桜井市)へお邪魔したのは、もう3か月も前のこと。
調べたら、1月23日→記事はこちら

休耕田なども利用して小麦を栽培、収穫した後には大豆を植え、それで味噌づくりをしている、という話に興味をそそられたのだった。

小麦のことを聞けたのもうれしかったが、味噌づくりの現場も見たいものだとひそかに思っていたら、バレバレだったようで、連絡をいただいた。
喜び出かけたのが3月16日。→この日



←1月にゲットしてあったお味噌。

これを開封したときに、味噌づくりのこともご報告したいと思っていたので、アップが遅くなってしまった。

やっぱり味わってからじゃないと説得力に欠けそうで^^;




はい、想像以上の豊かな味わいicon22
自分たちが栽培した大豆で、自分たちが食べるお味噌を作っているのだから、あたりまえか。

販売用も少しはあるようで、三輪座(JR三輪駅前)で入手できる。
たまたまこのお味噌を買って帰った横浜の方から後日、おいしかったから送ってほしいと連絡を受けたと理事長さんは、自慢というより戸惑うような発言をされていたけれど、もっとどんどん販売してくださーい。


←味噌づくりの作業は設備の整ったこちらで行われていた。外山(とび)にある。







←この日は、何回目かの作業の日で、塩麹はすでにできあがっていた。











では、ひととおりの行程をご紹介


大豆は洗って、1昼夜、浸漬
















↓大きな圧力釜で煮る。




↓煮上がると、冷ます。




↓塩麹と混ぜ合わす。





←種水を注いで、仕込み味噌の固さを調節する。










↓ミンチにかける。






↓計量(1㎏)して袋づめ




これは組合員が買われるもの。
残りを商品化されるのかな。
今年は昨年よりも多めに作るとおっしゃっていた。

ワタクシも、今のがなくなればまたほしいと思っている。
まさに安心安全の味噌づくりをかいま見た感じ。


味噌づくり、ワタクシはちょっとのぞかせていただいただけだが、何度も同じ工程を繰り返されたはず。
少人数で、要領よくテキパキと働かれていた。


さて、大泉。おいずみ、と読む。

地図でこの地を確認してみると昨年、ワタクシが三輪山(大鳥居を入れた)を撮りに何度も通ったあたり。

もしかしたらっと思い、昨年冬に行ったときの写真を見てみると、おおっ、なんと小麦畑が撮れているではないの~v(^_^)v。
知らなかったんかい、って、はい、このときはまだ小麦のことを意識してなかったもので。お恥ずかしい限り。


↓朝日を受ける小麦畑。西を向く(2011.2.26撮影。以下の写真も同日)。




樹木の向こうに二上山が見えているのよ。
ちょっとアップ~



向こうの集落は、田原本町味間(たわらもとちょうあじま 磯城郡)


へへ、東を向いて撮ったのもあったわ。三輪山と小麦畑




朝日が出たとき、ワタクシはこんなところにいたんやね^^;




この日、JR奈良駅始発の電車で三輪へ向かったのだった。
三輪山の撮影スポットを探すのが目的だったのだが、見つけられず。→この日


早朝から歩き始めたのに、徒労だったか、とちょっとガッカリしていたことを思い出した。
実は、こんないい小麦畑が撮れていたことに、我ながら驚き喜び、ちょっと興奮したのだった。

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Posted on 2012/04/21 Sat. 08:32 [edit]

category: こんな品

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21

モンベル サハラキャップ 

ここ半月ほどの間に、2つの機関紙を作らせていただきました。

どちらも、一般には目にすることはないと思いますが、一応、仕事もしているというアピール、または、『かぎろひの大和路』が遅れる言い訳にさせてくださーい^^;

↓「社団法人 奈良市商店街振興会」発行の『商振会ニュース』




↓「奈良八重桜の会」発行の『奈良の八重桜』




いよいよ、『かぎろひの大和路』のほうにも、力を注いでいきたいと思っています。

やっぱり、暑くなる時期から本格取材に入るんですよね。
今年も、汗と(涙と)日焼け(もうすでにかなり黒いのですが。というよりも地黒で)との闘いデス。

あっ、そのためにというわけではありませんが、36㎞ウォークに備えて本日、モンベルでこんな帽子を買いました。

キャップの後ろに日除けがついています。
↓前後から撮ってみました。



首のあたりが涼しそう、おおスグレモノ、と思いましたが、こうやって見ると、ちょっと恥ずかしいかも^^;


モンベルのサイト→サハラキャップ

紫外線遮蔽率最大98%ですって。ええやん、ええやんicon22

Posted on 2012/04/18 Wed. 20:13 [edit]

category: こんな品

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18

お酒からぜんざいまで 

4月中旬頃はまとまった時間がとれそうだから、上京しようかと考えていた。
もちろん、娘の部屋にころがりこんで、滞在費を浮かせる魂胆。

そろそろ計画立てなきゃと思っていた矢先、当の娘から奈良へ帰るからね、とメールが届いた。
14日に、高校時代の部活後輩の結婚式があるのだそう(もうそんな歳になってるのね)。

まさにワタクシが上京しようと思っていた日程と重なり、こりゃいかん、まだ機は熟してなかったか、とあっさり無期延期とあいなった^^;


久しぶりに娘が帰って来るとあって、そのオヤジは大はりきり。
魚を食べたいという娘のリクエストに応えて、お寿司をにぎった。




ワタクシはいつものようにお酒調達係。
何にしようと考えて、あそうそう、3月に酒蔵へお邪魔した「百楽門」(葛城酒造)で決まりやね。
蔵で仕込みタンクなどを見学、社長じきじきに説明を受け、何種類も試飲させていただいたのだ。


↓葛城酒造蔵見学で(2012.3.11)




結局、蔵ではお酒を買わなかった。品切れになっていたものも多かったのだが、小売店でよろしくという配慮を感じたのだった。

あっ、それなら、お世話になったあべたやさんへ行かなくっちゃなのだけれど、今宵の宴に間に合わせるには田原本まではちょっと遠い。
で、すいません、いっちゃん近いJR奈良駅ビエラの「もも太朗」さんへ。

「中汲み、ありますよ」と声をかけていただき「わっ、ではそれを」だったのに、いつのまにか品切れとかで、雄町の純米吟醸を求めた。

その夜は食べて飲んで、賑やかなおしゃべりが続き、その後、娘らは出かけていった。不良め。親の顔が見たーい。


翌日は、久しぶりに母娘でJR奈良駅周辺をぶらぶら。

「わぁ、変わってる~」とビエラの出現に、テンション上がる娘。

3時頃、どこかでお茶をということになって、ビエラ2階の天極堂へ。
天極堂さんの7つ目のお店なんですって。

いただいたのは↓



ワタクシはぜんざいとコーヒーを、娘らは葛とじごはん、抹茶アイス。

なに、この、てんでばらばらのチョイスは!(笑)

それぞれ選んだものを、どれどれ、どんなん? って、味見めぐりをして、おお、いけるやん。

久しぶりに、のんび~り遊んだ1日だったなぁ。

15日、娘は東京へ戻って行った。

Posted on 2012/04/16 Mon. 07:05 [edit]

category:

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16

佐保川を下る 

桜井市体育協会が主催するワンデーウォークに参加したい思いはあれど、36㎞はワタクシにとって想像を絶する距離。
その感触を確かめるために歩いてみなければ。あっそうや、佐保川を下ってみるというのはどうやろ。

佐保川は水源の若草山東麓から大和川合流地点まで延長19㎞。
ワタクシの住まいの近くから合流点まで15㎞とすると、これを往復すれば30㎞になる計算。
歩いてみたうえで、参加するかどうか決めることにしよっと。かねてから歩いてみたかった流域でもあるのだ。

佐保川流域


締切が4月15日に迫っていることもあり、12日決行。
ワンデーウォークとほぼ同時刻の8時20分に出発する。
空は青く、桜満開。鼻歌まじりに行く~♪

12.4.12佐保川桜



桜並木はJR関西線まで。
大和郡山市に入ると様相はがらりと変わり、黄色が目立つ、何とものどかな風景が広がる。車が入らない堤防の道は歩きやすく、足どり快調!

佐保川橋菜の花12.4.12

ミモザ ロードも通ったよ。

ミモザ12.4.12




川の中にポツンポツンと浮き出た石の上に、亀と鵜が並ぶ光景にも気持ちがなごんだ。

大和郡山亀3



佐保川は途中、いくつかの川(北から、能登川、岩井川、秋篠川、地蔵院川、菩提仙川、楢川、高瀬川、珊瑚珠川、中川、かな)を合わせながら流れ下ってゆく。

大和郡山市に入ってすぐに合流するのは秋篠川。

12.4.12秋篠川佐保川


菩提仙川との合流地点

12.4.12菩提山川


左手の集落は、番条町。

大和郡山市唯一の酒蔵、「萬穣(ばんじょう)」を醸す「中谷酒造」もここに立地。

12.4.12中谷酒造



室町時代、清酒が初めてつくられた正暦寺域を水源とするのが菩提仙川で、佐保川との合流点に酒蔵があるのも興味深い。以前、取材させていただいたとき、室町期の壺が伝わっていると聞いた。



ついに到着、大和川との合流点!

大和川合流地点12.4.12

↑写真向かって右手が佐保川。左は本流の初瀬川。


合流地点に建っていた石碑。ここから大和川に沿って河口まで歩いたら36㎞や(笑)

大和川石碑12.4.12



初瀬川沿いもなかなかええ感じ。

大和川12.4.12


歩いて行きたい気持ちを抑えて、奈良県浄化センター公園へ。
芽吹き始めた新緑とユキヤナギの白が目にまぶしい。

ユキヤナギ12.4.12


公園で、持参したおにぎりをパクパク。
アイスクリームを食べ、スポーツドリンクを調達して、さあ、Uターン。12時30分。

帰り道は行きとは反対側の堤を歩いてみる。

堤防の道は途切れなく続いているわけではなく、何か所かは迂回(左岸のほうが多かった)。
時には危険な冒険も(ゴメンナサイッ。真似しないでね)。

危険箇所12.4.12


帰り着いたのが16時30分。
おお、もしかしたら36㎞行けるかもと思い、その足で銀行へ直行、ワンデーウォーク参加費を振り込んだのだった(振込先の番号をmikkoさんに調べてもらった。ありがとう)。


その夜、飲み友のKさん(マラソンランナー)からメールが届いた。
今日、ブログを拝見しました。
36KMウォークに参加するか迷っておられるようですが、かぎろひさんなら大丈夫です。

もちろん私は参加します。
集合時間に都合のよい電車が、橿原神宮前7:47発下市口8:11着の特急で連休中で売り切れになる心配がありますので、かぎろひさんの分も購入しました。

これにはちょっと笑ってしまった。
だって、本人が迷っているのに、参加するだろうことを見通されていたというわけで。さすがは長年の飲み友やね。ありがとう。

それから、迷っている記事をアップしたときに激励してくださったブログ友達の声にも背中を押してもらった。
kozaさんPANDORAさんなむさいじょうさん*ならら*さん、ありがとうございました。

-- 続きを読む --

Posted on 2012/04/14 Sat. 01:31 [edit]

category: 佐保川

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36㎞ 歩けるか 

桜井市体育協会が毎春催されるワンデーウォークのご案内です。





桜井市体協と言えば、昨秋(10月30日)、ワタクシも18㎞コースに参加、雨の中を歩いたことは今も新鮮に思い出されます。

雨中、龍王山を下るのは、結構キツイものがあったのですが、今となっては楽しかったなあと…→phana

思いがけない道草あり…→phana


さて、今回の桜井市体育協会主催のワンデーウォークは、なんと36㎞。
下市口から御所までを歩こうという企画です。

興味はあるのですが、なにせ36㎞も歩いたことがありません。


実はワタクシ、先だってから、参加しようかどうか、迷いに迷いま酔い…しているうちに、締切日まであと4日となり、決断を迫られております。


これまでのワタクシの最長距離は20㎞(高野山町石道→botan-07

というわけで、全く自信がないのに、歩きたくてしょうがない。

揺れる、揺れる、オトメゴコロ…^^;


先日来会った友人たちの意見も参考にしようと聞いてみたものの…

一緒に歩こう、と誰1人言ってくれないばかりか、
なにそれ、無謀よ、と冷たい反応(さびしい……)

学生時代ワンダーフォーゲル部でならした友人「この前、40㎞歩いた」と言うので、
わぁ、スゴイ、どんな感じか聞こうとしたら
「2日かけてよ。それでもしんどかった」とのこと。

途中リタイアも視野に入れて、今のところは歩きたい気持ちのほうが上回っています。

歩きませんか~


↓歩くコースを、桜井市体協さんのサイトからお借りしました。クリックで大きくなります。

   


※桜井市体育協会主催ワンデーウォーク

5月3日、近鉄吉野線下市口駅集合
8時15分出発

下市口駅→五條→葛城古道→御所駅(36㎞)

詳しくはこちらで。

Posted on 2012/04/11 Wed. 11:05 [edit]

category: 未分類

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