fc2ブログ

12 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 02

かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

雪の若狭神宮寺 

関わっている団体の研修旅行で、1月27日から1泊で北陸路へ。
山代温泉で宿泊し、金沢21世紀美術館などを訪ねました。

かぎろひスタイルの1人旅では考えられない、スマートで豪華なバスツァー。
盛りだくさんな内容でしたが、まずは、奈良とも関連の深い話題から。

東大寺二月堂「お水取り」に対する「お水送り」行事で知られる小浜市の神宮寺さんへ立ち寄りました。
正式名称は「天台宗霊応山神宮寺」

訪ねたのは、雪の降りしきるまっただ中でした。




冷え込む本堂(冷暖房完備と笑わせた)で、ご住職の講話を聴きました。

その名前からもうかがえますが、神仏混淆の原型のような姿を残す神宮寺さん。
お寺で柏手をうってお参りしたのは初めて。

注連縄がはられています。




↓お茶室も雪の中




↓「お水送り」が厳粛に行われる閼伽井戸。
左の巨木は、推定樹齢500年の椎の木(スダジイ)〈小浜市指定天然記念物〉




「お水送り」が行われるのは3月2日。
10日かけて東大寺二月堂の若狭井へ達すると言われます。




ご住職の話では、ここ神宮寺からまっすぐ南へ平安京ー平城京ー熊野本宮がほぼ一直線で結ばれるとのこと。
興味深いですね。


大きい地図・ルート検索  ( powered by ゼンリン地図 いつもNAVI )


なぜ「お水送り」がここ若狭で行われるかということについては、諸国の神々が二月堂の行法に集まったとき、若狭の遠敷(おにゅう)明神だけが釣りをしていて遅れ、そのお詫びに閼伽水を献納することになったと伝えられていますが、ご住職の話を聞いていて、これには何か深い意味があるのだろうという思いにさせられました。

また、季節を変えてゆっくり訪ねてみたいものです。

ご本尊の薬師如来さまをはじめとする仏像群も、ほの暗い堂内で存在感を放っていました。
美しい十一面観音さまにもまたお会いしたいな。


※神宮寺についての説明→小浜市のHP

スポンサーサイト



Posted on 2012/01/29 Sun. 01:08 [edit]

category: 県外

TB: --    CM: 12

29