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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

天満神社(笠地区)の秋祭 

10月30日、桜井市ウォーキングフェスティバルに参加したときの、ハプニングレポートです。

ウォーキングと名のつく会には、今回初めて参加したのですが、皆さん結構早いペースでもくもくと歩かれることにまず驚きました。
私はときたら、ゆっくり散策みたいなとらえ方だったんですよね。認識不足ですみません。

長谷のまちで知った顔に会って立ち話をした時点で、かなり後ろのほうになったと思います。

それから、長谷寺を横目で見て、朱塗りの連歌橋の向こうの素盞雄(すさのお)神社の大銀杏はまだ緑やなと眺めながら行くも、もうこの時点で列を離れて立ち寄りたい気分がこみ上げてきたりしたのでした。何しろ久しぶりなので、ね。

長谷寺11.10.30


でも、ここから先がワタクシにとって未知の土地だと思うと、見るもの全てが新鮮でわくわく。

どんどん登って行きます。ジャック(と豆の木)になった気分(笑)。
眼下に見下ろす風景が素敵でした。

初瀬から笠へ


立ち寄りたい所がいっぱいありますが…^^;

長谷ルート


またいつかゆっくり来ましょう。


天満神社の前をさしかかると、提灯がともり、おまつりの雰囲気がしました。

天満神社


さすがに、ここを素通りすることはできません。
こらこら、足が勝手にそっちへ向かう。しゃあない、ちょっとだけ寄っていこ。



↓拝殿

天満神社2



拝殿の前に2棟の建物があり、それぞれで神事が進行中のようです。
厳かな空気が漂っています。

天満神社秋祭2



先日、箸中の国津神社秋祭を取材したばかりのワタクシには、宮座の神事だということがすぐにわかりました。どんな風習が残っているのでしょう、こんな山深い地域にはきっと特別な何かが伝えられているに違いありません。

静かに近づき、外でいらっしゃる方にそっとお尋ねしてみました。

この日は秋祭(10月最終土日)本番の日で、宮座の神事が行われているということでした。拝殿での神事が終わり、こちらに移動したところのようです。
中にいらっしゃるのは、長老(一老=宮本)さん6人、当家さん(介添え役を入れて2人)、神主さん、の9人。

ワタクシがこれまで取材してきた盆地部の宮座は、限られた座筋の家だけで組織されていましたが、ここ笠地区は全戸(約70軒)で行われているそうです。東座と西座の2座。ただ、女性だけの家ははずすとのこと。

神饌についてお聞きすると、「拝殿に置いてあるから上がって見ておいで」。

「えっいいんですか」雨の中を走って拝殿へ。

失礼しまーす。

天満神社拝殿


あ、その前にちゃんとお賽銭入れて手を合わせましたよ。



おお!
2座のお供えがそれぞれ9人分、置かれていました。

拝殿供え


こんなかわいい柿があるんですね。この地で採れる山柿とみかんと、洋梨のようだと思っていたら、これも地元の山梨なんですって。

拝殿お供えアップ




↑お餅の形にご注目ください!
まんまるじゃないでしょう。これは通称「牛の舌」。似ている、似ている~♪ 
そういえばと、三十八神社(京都府木津川市加茂町観音寺)のお祭りで「猫の耳」というお餅が作られることを思い出したりしました。


元に戻ると、「ほたこんにゃく」という声が聞こえたので、ナニナニ“ほた”? 「ほたってどんな字を書くんですか?」「さあわからんな。平仮名、平仮名。あっそうや、食べたらええわ」


1つだけ残っていたのをいただきました。

ほたこんにゃく

いやぁ、空腹だったわけではないんですよ。お祭りに欠かせない“ほたこんにゃく”の味わいって気になるじゃありませんか! ま、お味はフツーの甘辛く煮たものでしたが、御利益あるかもicon22



神事は、最後のクライマックスに移ろうとしていました。

盛り上げ

↑“もりあげ(盛り上げ?)”と呼びます。
大根に、菊の花と南天が挿されています。昔は紅白の南天だったらしいのですが、白いのがなかなかないそうで、最近は赤のみとか。盃が伏せてあるでしょう。長老さんたちは、順番にこの盃でお酒をいただきます。

天満神社宮座

お酒をつぐのは当家さん。介添え役の人が“もりあげ”を持って進んでいきます。最後に神主さん。

そうして、当家さんのごあいさつで神事は締めくくられました。
「“あとざしき”はこれにて終わらせていただきます」

拝殿での神事の後、座敷で行うから“後座敷”なんですかね。

天満神社資料

突然、ふらふらとお邪魔したのに、丁寧に対応してくださりありがとうございました。また、きちんと取材させてくださいね。


ああ、いいもの見せていただいたわ~

はっ、私は何をしている? そうや、ウォーキング!

そこに仲間のような方がいらっしゃったので、ワタクシと同類もいることにホッと安心して「歩かれている方ですか?」

「あなたをお待ちしていました。最後尾ですよ」

ひえぇ。すみません。平身低頭。
どうやら、スタッフの方が最後の人を見届けながら来られたら神社にワタクシの姿を見つけたということのようでした。

その方と一緒に、笠のチェックポイントへ。
「だいぶ前に皆さんチェックを済まされました」

申しわけありません<(_ _)>
この時点でちょうど12時頃だったと思います。
3時半のゴール制限時間までには大丈夫でしょうとタカをくくってお弁当を食べることに。


食べ終わると早々に出発!

だが、人影見えず。んん、やはりワタクシが最後尾?
龍王山までは、ほぼ一人旅でした。

山頂にいらっしゃった数人よりも早く下りましたから、この時点で最後ではなくなったことは確かです^^;

下山途中で、おじいちゃんとお孫さんらしき2人に追いつきホッ。

おじいちゃんは山慣れたふう。お孫さんは小学校2~3年生ぐらいか。
滑りそうな岩場に出くわすと、「横に歩け」「走るな」

お孫さんはおじいちゃんの言うとおりに1つずつクリアしていくのですが、その後、必ず後ろを振り返ってワタクシを気遣ってくれるのです。何か言うわけではないのですが、どんなに心強かったことでしょうか。「ありがとうね。大丈夫よ」と何度もワタクシが応えます。小さいけれど、とても頼もしく感じました。

麓まで来ると行列が見えて、やっとウォーキングフェスティバルに参加しているのだという実感がわきました。
上ツ道では、最後の力をふりしぼってラストスパート、約20人をごぼう抜き。が、ごまめの歯ぎしり(笑)。最後のほうでゴールインしたことは言うまでもありません。

到着の打刻は、15時13分でした。

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Posted on 2011/11/01 Tue. 22:08 [edit]

category: 大和の寺社

TB: --    CM: 20

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