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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

忙中喜(*^_^*) 

頼まれ仕事、テープ起こし、ボランティア団体の資料づくりなどの期限が3月31日、1日、2日と続いているにもかかわらず、昨日まる1日、青春18きっぷの旅で遊んだ。
1人だったらやめていたと思うのだが、ワタクシが声をかけて仲間を集めた経緯があるので、抜けるわけにもいかない。それはそれでたいへん楽しかったのだが。

一夜明けて、顔がひきつる。
自分に「落ち着け」と言い聞かせながら、優先順位のもとに作業を進める。
その中に、4月25日、26日のイベント「いにしえの奈良八重桜、再発見の集いー奈良八重桜と大遣唐使展」の案内を、会の顧問の先生方(6人)にお送りするというものがあった。

印字する紙も封筒も、桜をイメージして薄いピンク色を選んだ。
手元に切手がなかったので、郵便局へ持って行く。
係の女性の方が、重さなどを確認した後、「この切手を使っていいですか」と示してくれたのが、なんと桜の切手!


思いがけないできごとに、すっかりうれしくなってしまった。
感激して「わぁうれしい! ありがとうございますっ!!」
お礼を言うと、驚かれた様子で「いえいえ、たまたまここにあったものですから…」

何気ない日常の中での、ふとしたこんなできごとがたまらない。
一日中楽しい気持ちで過ごすことができたのだった。

それから、所用を済ませて、お茶の誘いにも(珍しく)応じず、さあ仕事! と編集室へ戻ると1通の分厚い封書がワタクシ宛に届いていた。

先日、「かぎろひの大和路」のホームページから、バックナンバー全冊と、次号からの購読申し込みのあった岐阜県のKさんからだった。

思いがけないうれしさ続きで、お断りもなしにお手紙をご紹介しま~す(Kさんお許しを)。
以下、原文のまま。


奈良が好きで学生時代には度々訪れておりましたが、その後、就職、結婚、子育てと、自分の時間をなかなか取れずにおりました。が、ようやく2~3年前より暇を見つけ、奈良を再訪できるようになりました。

30年前に歩いた飛鳥や斑鳩の地を訪れ、言葉に言い尽くせぬ郷愁、懐かしさを感じました。
また、歴史と文化の織りなす重層的な落ち着きは、30年前と何ら変わらぬものでした。

今年は折しも平城遷都1300年。
インターネットで調べものをしている時、偶然、貴誌の存在を知り、バックナンバーとあわせて購読の申し込みをさせていただいた次第です。
26冊の中から、気のおもむくままに読ませていただいております。

特集記事は該博な知識と実際に現地をお歩きになられたこその新鮮かつ詩情あふれる文章に感激いたしております。

休日の何よりの楽しみに酒杯を片手に奈良の地図を横に置き、拝読いたしております。
続けての刊行をとても楽しみにいたしております。



やっぱり涙が出るくらいにうれしい!
ほめすぎもあるけれど、単純に(O型のせいか)うれしい。

これから徹夜仕事だってできそうな気がするicon09


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Posted on 2010/03/31 Wed. 23:53 [edit]

category: かぎろひの大和路

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31

佐保川の桜 

佐保川沿い(奈良市芝辻町から法蓮町あたり)はワタクシのテリトリーを自負しているので、開花情報にも責任を感じている(勝手ながら)。

桜がほころび始めてから3日間を留守にするのはまことに不安だ。
気温によっては一気に満開ということもあり得るし。

先日26日に奈良を離れるとき(実家行きで)、佐保川沿いを「急がないでね」「ゆっくり咲いてや~」と木々たちに話しかけながら駅へ向かった。

願いを聞き届けてくれたとはいえ、まさかこんなに寒くなるとは!
JR和歌山線五条あたりでは雪がちらついたし、金剛山も吹雪いていた。

そうして、奈良市内でも雪が降ったのには驚いた。

3日ぶり帰宅する前に、一応花たちに挨拶に行く。

花たちは、寒さでとまどっているかのよう。
「こんなに早く咲き出すんじゃなかったわ~」という声が…(^_-)

桜のトンネル


昨年のピーク時


この調子では、見頃は今週末か、来週あたりになるかも。
ちなみに、昨年の写真は4月9日のもの。

Posted on 2010/03/29 Mon. 22:59 [edit]

category: 佐保川

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29

紀ノ川をのぞむ 

高野山麓にて。
3月27日、久しぶりの青空~♪

青空に菜の花が映えるお気に入りのあの景色に合えるのは、もう今朝を逃したら今年はないだろうという予感。

よし、洗濯機が回っている間にと、カメラを持って飛び出したicon16


10327kinokawakage.gif

実家近くから紀ノ川をのぞむ風景。
正面は和泉山脈。

菜の花のすぐ前は柿畑(柿山)。
その向こう(左)は九度山町のシンボル、雨引山(あまびきやま)。
ここから左手のほうへ尾根づたいに、世界遺産登録されている高野山町石道(こうやさんちょういしみち)は続いていく。

高野山町石道約20㎞を歩いた時→


この日は、もうひとつビューポイントを発見。
畑の主に、写真撮らせてくださいとお願いすると、「どうぞ、でも柿の芽には触れないでね。すぐ落ちるので」。
ちょっとだけ失礼して。菜の花がきれいだった~。

10327kinokawa2bokasi.gif


Posted on 2010/03/28 Sun. 18:39 [edit]

category: 高野山麓から

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28

旅立ち 

3月から4月にかけては、ご多分にもれず何だかあわただしい。
かぎろひ誌は全くはかどらないのに、頼まれ仕事に加えてボランティアがらみの事務局を担当したりしているため、会員への連絡や総会に向けての資料作り、会報作成などに結構時間をとられる。

高野山麓の実家に来ると動きようがなく、意外に仕事に集中できるので、今回もそのつもりで3泊4日のわりには、いろいろ持ってきてしまった。
がんばるぞ~icon09

だが、気になる。
何がって、ほら、セリーグ開幕戦!

最初は観てなかったのだが、もう我慢できないとばかりテレビをつけると阪神ー横浜戦の7回くらい。
いいとこ続きで、もうやめられない。
ついにはひとりビールを飲みながらの観戦になった(^_^)v

この寅の年、優勝間違いなしを思わせるスタートicon22
(ちなみに、横浜の尾花監督は、わが故郷九度山町の出身。けれども、それとこれは別)

先日大学を卒業した娘は「五黄の寅」生まれ。
23日卒業式、25日に下宿を引き上げて我が家へ一旦もどり、本日東京へと旅だっていった。
社会生活第一歩を未知の土地で始めるのは、本人はもちろんだろうが親にとっても不安だ。

阪神タイガースの開幕勝利は、寅年の娘へのエールのような気がしてうれしい限り。

25日の家族水入らずの壮行会の宴は主人公の希望で、やはりお刺身を中心としたものとなった。

誤解を招かないために言っておくが、料理人は夫であ~る。

ワタクシは(旅立つ娘のために)酒を求めて雨中をさまよっていた^^;

「酒蔵ささや」さんで、試飲もして買おう♪と楽しみに向かっていて、木曜日だということに気づいた。休みかぁ、残念。

次に、そうそうたしか奈良町の入口へんにある「小川又兵衛商店」さんが奈良の地酒を置いてるっていうてたよね、と向かうとなんとシャッターがおりている、残念。

結局、もちいどのセンター街のオーケストで、千代酒造の特別純米酒「千代大和」を購入。
千代酒造は「櫛羅」「篠峰」を醸す葛城山麓の酒蔵。どちらもたいへん味わい深い美酒なのだが、オーケストにあったのはあまり名前を聞いたことがない「千代大和」だった。
お値段も安かった。1升瓶で2000円ちょっとだったと思う。

さほど期待していなかったのだが、これが香り高くてとてもおいしい。
「御所っておいしいお酒が多いよね」と娘。よく知ってるね。さすがわが娘!
葛城山からの清冽な伏流水による仕込みはうまい酒をつくるのだろう。

というわけで、思い出にのこる旅立ちの日となったのだった。
フレーフレーicon23

Posted on 2010/03/26 Fri. 23:08 [edit]

category:

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26

奈良八重桜と「大遣唐使展」 

以前にもご紹介しましたが、平城遷都1300年祭奈良市市民連携企画補助事業の選定を受けたイベント「いにしえの奈良八重桜、再発見の集いー奈良八重桜と大遣唐使展」があと1か月と迫ってまいりました。

奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)が見頃を迎えると思われる4月25日(日)、26日(月)の2日にわたって実施します。

イベント内容がきっちり固まりましたので、再度のご紹介です。
(つまりは、まだ空席あり。ご参加くださ~い! という呼びかけでもあるのですが^^;)

たいへん魅力的な内容になっていると思います。

それなのに、25日のほうがまだ満席ではないというので、ワタクシ急いでこの日だけのチラシも作ってみました。

左が25日のもの。右は昨年作ったチラシで2日間の案内。


1日目の案内です。
内容が以前のものと少し変わっています。

と き: 2010年4月25日(日)午後1時30分開演

ところ: 奈良国立博物館

内 容: 
icon52講演会「はるかに遣唐使たちを想う」(西山厚奈良国立博物館学芸部長)

icon52歌で伝える奈良八重桜(史上初の和歌曲=岡美保子)

icon52「大遣唐使展」鑑賞


定 員: 先着200人

参加費: 3000円(博物館入館料込み)

主 催: いにしえの奈良八重桜、再発見の集い実行委員会

後 援: 奈良国立博物館、奈良市、平城遷都1300年記念事業協会、国際ゾンタ 奈良ゾンタクラブ

icon61岡美保子プロフィール

大学で声楽を学ぶ。
ジャンルにとらわれず、グローバル・シンガーとして、コンサート、CM、映画音楽などで活躍中。
歴史上初の「本居宣長」「熊野古道」の音楽化を創作、公演し高い評価を受ける。
作詞・作曲家、舞台プロデューサー。
ヴォイストレーナーとして後進への指導も行う。

西山厚先生はご存じのとおり、心に訴えるお話で大人気。
はるか昔の遣唐使たちが、いきいきと現代によみがえるお話になるであろうことは想像できますよね。
楽しみです。

ぜひぜひご参加くださいませ~。

これまでにお申し込みいただいた方には、昨日(3月24日)詳しいご案内や「木簡はがき」などをお送りしました。
実行委員のメンバーが集まり作業をしました。

参加のご希望やお問い合わせについては、ワタクシがうけたまわります。ブログ右下のオーナーへメッセージからどうぞ。

4月26日(バスツァー)も若干空きがありますので、まだお申し込みいただけます。
奈良八重桜観賞、興福寺(森谷英俊執事長の講話、国宝館拝観)~昼食(奈良ロイヤルホテル)~法華寺~平城遷都1300年祭会場
参加費5000円(拝観料、昼食代含む)


平城遷都1300年記念の「大遣唐使展」も力が入ってますよね。
公式ホームページのトップの動画はドラマを予感させる壮大さ。映画の予告みたい^^
http://kentoushi.exh.jp/

チラシもしかり。今までよりも斬新な感じ。


Posted on 2010/03/25 Thu. 08:20 [edit]

category: 奈良八重桜

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25

平城京の世界 

3月22日、調べものがあって、奈良県立図書情報館へ行く。

3階ブリッジで「平城京の世界」展をやっていた。



図書の展示だけではなく、図書情報館が所蔵する平城京に関する書物のリストも。

「平城京の世界」「木簡を学ぶ」「木簡から見える平城京」に分けて100冊以上を収録したもの。

請求番号や所在(開架か書庫かの区別など)が書かれていて親切。

このリストは、持ち帰り自由。



発掘品の展示もあり。
「石上宅嗣が使っていたかも」という説明のついた「硯」、「東院」という文字がはっきりわかる墨書土器(須恵器のふた)、それからお金(和同開珎、神功開寳、萬年通寳)など。

出土資料は、奈良市埋蔵文化財調査センターから借りているとのこと。

発掘調査中の写真パネルの展示などもあった。

「平城京の世界」展は、4月29日まで。

奈良県立図書情報館ホームページ

図書情報館のホームページを見ていたら、こんな情報が!

桜を見物される皆様方に図書情報館をご利用いただけるよう、下記の通り3月29日(月)、31日(水)は一部施設を開放し、 4月5日(月)は、臨時開館(通常開館)させていただきます。是非、ご来館下さい。

やるねっicon22

Posted on 2010/03/23 Tue. 00:08 [edit]

category: 展覧会

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23

JRラッピング②万葉の四季 

tetsudaさんの「日々ほぼ好日」に「秘密のケンミンSHOW(奈良の明日を考える)」の動画が紹介されていて、興味深く見た。

その中で、和歌山県出身の坂本冬美さんが「JR和歌山線」を語りながら、「どういう方が乗っているのかわからないのですけど…」「和歌山の方すみません」というシーンがあった。

ワタクシ思わず「乗ってますがな」とつぶやいていた。

今日も和歌山線で♪
最寄りは南海電車の九度山駅なのだが、弟に「高野口までお願い!」と送ってもらったのだ。
最近は、JRのラッピングをマークしているもので。

でも出合うチャンスはなかなかないわね、と思っていたら、なんと対向車線(和歌山行き)に到着したのが初めてみるラッピング車!
この前の「旅万葉」に比べると全体にトーンがやさしい。
manyounosiki.jpg

manyounosikiaki.jpg


manyounosikinatu.jpg


「万葉の四季」のタイトルそのままに、春夏秋冬とそれに合わせた次の万葉歌が見られた。
icon75
春さればまづ咲く宿の梅の花独り見つつや春日暮さむ
(山上憶良 5-818)

icon75
春過ぎて夏来るらし白栲(しろたへ)の衣乾したり天の香具山
(持統天皇 1-28)

icon75
秋山の黄葉(もみち)を茂み迷(まと)ひぬる妹を求めむ山道(やまぢ)知らずも
(柿本人麻呂 2-208)

icon75
降る雪はあはにな降りそ吉隠(よなばり)の猪養(ゐかひ)の岡の寒からまくに
(穂積皇子 2-203)

もっとも、片面を見ただけだから、反対側はよくわからないのだが。
コンテストで最優秀賞を受けたデザインのよう。

3月13日から運行されているとか。
4月には新たなラッピング車もお目見えするようだから、楽しみは続く。続いてほしいよ、どこまでも♪

「万葉の四季」最後部は春のデザイン

manyounosikisaikoubu.gif

傍らの桜もほころびかけていたのだが、黄砂があまりにも…。

Posted on 2010/03/21 Sun. 22:47 [edit]

category: 鉄道

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彼岸の行事 

高野山麓の実家で。

母が存命中は、ご先祖様のお墓参りにもついぞ行くことがなかった。
それなのに今、たったひとりの墓参という不思議。

花を買って行かなかったので、庭やら畑やらで目につくものをどっさり切って抱えて行った。
スイセン(水仙)、ユキヤナギ(雪柳)、バイモ(貝母)、ムラサキハナナ(紫花菜)…。満開の彼岸桜も背伸びして枝を切る、崖の上の危なっかしいところのレンギョウにも手を伸ばして。

写真中央はコウヤマキ(高野槙)。仏前に欠かせないこんな木もちゃんと育っているのがありがたい。

昨夜、mihoさんのブログ「室生浪漫~奈良・大和高原の酒蔵から」を見ると、こんなことが書かれていた。

どこのお家も、一年中、何かお花があるように計画しています。
それは何よりも仏さまのため。
お墓には季節のお花をお供えできるように。それが第一の目的ではないかと思うほど年間お花計画は念入りです。


そうなのか~。
ワタクシがそこらあたりの花を切って墓参りをしたのは正解だったのね。
お墓は春の花に彩られたとはいえ、花を買ってこなかったことにいささか後ろめたいものがあったのだ。

なるほど、母は花好きでもあったが、仏様のことも考えていたってことのようで^^;

母の人生に何か失敗があったとしたら、娘にきちんと郷土の風習や料理を伝授しなかったことかもしれないと思ったりする。

郷里の風習と言えば、お彼岸に集落の1軒1軒が餅まきをする。
順番に上の家から、あるいは下からお餅をまいていく(斜面にはりついているような集落なので上から下からという表現がわかりやすいのだ。餅まきの順番は上から下から毎年交互のよう)。

人々は1軒ずつ餅拾いをしながら、ぞろぞろと巡っていく。
残念ながらワタクシの記憶にはないのだが、おてんばな娘が高校生のときに、母に特別指名されて餅まき、餅拾いに参加したことがある。一昨年になるのかな。その前年かもしれない。

初めての経験だった娘は、何度もワタクシにメールを寄こした。
「餅拾い、おもろい!!!!」「だいぶ激しい!ほんまおもろい!!」

その行事が明日ある。
母のいなくなった実家は、なかなか同調できないというのが実情だ。
餅まきはもちろん強制ではないのだが、実家以外はまかれるようである。

今朝、ご近所のAちゃんが急いでやってきて「お餅丸めるの手伝ってくれへん? 1人なんよ」
このAちゃん、近所のMさん宅のお嫁さんなのだが、実は奇遇にもワタクシの高校時代のクラスメート。
お互いに気安さがあって「オッケー」と出向いて行った。

使い始めという最新の餅つき機が備わっていて、いたく感心した。

蒸すところから一気にやってくれるという。しかもパン生地機能などもついているすぐれもの。
チョーカンタンicon22これはいいわ~。
お餅大好きな父のために購入を提案してみよう。

できたてほやほやのお餅を貰って帰った。
よもぎ餅と、よもぎあんころ餅。仏壇にお供えしてから「いただきま~す」。

故郷の味、春の味である。

Posted on 2010/03/20 Sat. 20:29 [edit]

category: 高野山麓から

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20

バンビーナ 

先日、実に久しぶりに(3年ぶりぐらいか)奈良市内循環バスに乗ったら、これがレトロ調の「バンビーナ」♪

時々見かけてはいたのだけれど、実際に乗るのは初めて。

乗ったとたん、他のバスとは違うなという感じ。
木(桜の無垢材だそう)をベースにした仕様で、サロンふうの落ち着いた雰囲気。
木の枠に大きな窓、座席の緑色が印象的。

すっかりうれしくなって、カメラを取り出す。
乗客を撮るのはやはりためらわれるので(こっちもちょっと恥ずかしいし)、近鉄奈良駅でガランとなったところを。


後部座席は、いわば展望デッキ。

景色が楽しめるように外向き。ちょっと遊園地気分になれそうface02
奈良観光の方は、この席に座ってぐる~り1周するのもおすすめかも。
ちなみに料金は一律200円。

車内には、バスの変遷が写真で紹介されていて、興味深い。


さあ、あとは一番先に降りて、動き出すまでにバスの外観を撮らなくちゃ~icon09

ローズ色に鹿のデザインがかわいい~。
窓の形もおっしゃれ~。


前はどんなふう?
ステップが低くて、子どもさんや高齢者も乗りやすそうね。

女性ドライバーっていうのもやさしいムード。




バンビーナを見送る。やっぱりかっこええわ~。ありがとね~icon23


ああ楽しかった。
と我に返り、「あっ帽子!」(ハット驚く^^;)

お~い、とちょっとバスを追っかけたけれど、無理~(-_-;)

またやってしまったわ。
壺坂山駅に「母の帽子」を忘れて届けてもらったのはつい昨年のことなのに…。
あのとき、もうこんな忘れ物はしないと誓ったのではなかったか。
今、読み返してみるとやっぱり「以後気をつけますっ」と書いてある。
恥を忍んで、昨年の忘れ物

エエトシして調子に乗りすぎたかも、と神妙に反省しながらすごすご自宅に戻る。
忘れたのは母の帽子ではないけれど、ちょっと気に入っていたやつ。高価だったし(ワタクシ的には)。

うん、やっぱりあきらめきれない! と奈良交通へ電話してみる。
4時15分ぐらいに高畑でバンビーナに乗ったと言うとすぐ「今走行中ですが、もう1回まわったら休憩に入りますので、その時に確認してご連絡しましょうか」というお返事。「それともこちらへいらっしゃいますか」。
「はいっ、これからすぐ行きます、行きます」と自転車を飛ばす。

バスの休憩所(三条川崎町)に着くと、ちょうどバンビーナから係の方が降りてこられるところだった。
手には、ワタクシの帽子が…

駆け寄る。
丁重にお礼を述べてから、ゲンキンにも取材モード。
で、わかったこと。

「バンビーナ」は3年前から走行。1台だけ。
女性ドライバー限定。
愛称は子鹿のバンビからきているのだろうと思っていたら、イタリア語で女の子という意味があるのだそう。
時刻も決まっているみたい。奈良交通

お世話になりましたm(_ _)m
以後気をつけますっ。

Posted on 2010/03/19 Fri. 21:00 [edit]

category: 奈良市

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19

平城京発掘 

3月10日、明日香村へ納品に行った後、普通なら散策を楽しむところなのだが、この日は雨だったのであきらめて、橿原考古学研究所附属博物館の「平城京発掘~ここまでわかった奈良の都~」展へ。


橿原考古学研究所附属博物館

後方にのぞくのは畝傍山。

玄関で迎えてくれたのは「せんとくん」と、だ~れ?



もしかしたら、橿考研のマスコットキャラクター「イワミン」かなあ。

それとも「なーむくん」?

どちらとも、ちょっと違うような…。

で、ネット検索かけていたら、なーむくんのサイトを見つけた。
静かに活躍されていたのね!


そうそう、肝心の「平城京発掘」展^^;

出土した瓦、土器、鏡、お金、祭祀具、ものさしや分銅…。

1300年前の遺物を目の当たりにする驚きや新鮮さ!

でも見終わってから、んこれだけ?
膨大な木簡群は?

ワタクシ勝手に壮大な「平城京展」を想像していたみたい。
よく見れば「特別陳列」って書いてあるし、図録には下記のように謳っていたのだ(たぶん展示室にも)。

今回の特別陳列は、本年が平城京に遷都されて1300年目の年であることを記念して、発掘調査が明らかにした平城京の姿を紹介することを目的とした。
しかし成果は膨大であることから、平城宮や大寺院については別の機会とし、奈良県橿原考古学研究所が行った最近の京内の調査成果を中心に、関連するいくつかのテーマに注目して展示している。


つまり簡単に言うと、橿考研さんが行った最近の平城京の発掘成果(平城宮や大寺院以外)を中心にした展覧会、なのだった。
「ここまでわかった奈良の都」っていうサブタイトルは、ちょっと週刊誌的見出しのような(-_-;)

いや、文句を言っているわけではありませんゾ。
ワタクシが勝手なイメージを膨らませていたにすぎないのでね。

そうとわかれば、平城京に住んでいた人たちの生活を垣間見ることができるような展示だったと思う。
墨書人面土器や木製人形、馬形、鳥形、鳥馬などの祭祀具が特に目を引いた。

願わくばいつか、これまでの平城京発掘を総括したような展覧会を開いてほしいもの。
長屋王邸からの膨大な木簡群の展示室があったりね。
そうなるとやはり、奈文研さ~ん(?)。


「平城京発掘~ここまでわかった奈良の都~」は3月22日まで。
遅い紹介になってすみません。

※常設展示も見応えあり。併せてどうぞ。橿原考古学研究所附属博物館

※奈良県立図書情報館では、図書展示「平城京の世界」を開催中。4月29日まで。

Posted on 2010/03/18 Thu. 08:20 [edit]

category: 展覧会

TB: --    CM: 4

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