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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

文政13年庚寅の石燈籠 

同じ所へ行くたびに、違うルートでたどり着くのを楽しみにしている。
奈良のような古いまちなみは、通るたびに新しい発見がある。
袋小路に入ったり、迷い込んでしまうこともあるけれど。

1月18日、目的地は南紀寺町。
出発は近鉄新大宮駅あたり。やや南東の方角めざして、自転車でゴー。

JR京終(きょうばて)駅の前を通って、東へ上るルートは初めての道。

道を東へ折れるとすぐに、大きな石燈籠が2基、目にとびこんできた。
高さ3~4メートルほどもあり、かなり立派なもの。
JR奈良駅前にあるのと同じぐらいか。



燈籠に刻まれている文字は、金比羅大権現、春日大明神、天照皇太神宮、八幡大菩薩、とあり、文政十三庚寅五月、と見える。



庚寅、って今年ではないのぉ!
60年に1度しか巡ってこない庚寅の年に、この燈籠を見つけたのが何だかうれしいicon22

帰宅してから日本史年表を見てみると、文政13年は1830年。ちょうど180年前だ。3つ前の庚寅の年ということになる。

おもしろいのは、文政13年12月に年号が天保に変わっていること。
石燈籠を建ててから半年ほどで年号が改まったとみえる。

年表の社会・文化の欄には、伊勢おかげ参り大流行と特筆されている。
この燈籠も、そういった信仰の名残なのかもしれない。


※ 燈籠がある場所を地図で確認すると、肘塚(かいのつか)町になるのかな。

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Posted on 2010/01/21 Thu. 14:22 [edit]

category: 奈良市

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