fc2ブログ

11 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 01

かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

春日若宮おん祭 恋笹 

春日の若宮神が御旅所へお遷りになったのですね。
昨夜、現地でその神事に立ち合われた方も多かったのではないでしょうか。

ワタクシは残念ながら、今年はここ高野山麓で、思いを馳せています。
あの、身の引き締まるような、ゾクゾクとするような、厳かな気持ちは、まだそれ以上のものに出合えていないような気がします。

全ての灯が消された漆黒の闇のなか。
ずうっと向こうから、なにか胸騒ぎにも似た声が聞こえてきます。
だんだん近づいてくる不思議な発声。
「オーオー」と解説には書いてあったりしますが、それではちょっと伝えきれないような…。
春日大社のホームページを見ると次のように書いてありました。

榊の枝を以て神霊を十重二十重にお囲みして、お遷しするという他に例を見ないものである。全員が口々に間断なく「ヲー、ヲー」という警蹕(みさき)の声を発する。又、楽人たちが道楽(みちがく)の慶雲楽(きょううんらく)を奏で、お供をする。


やがて、先頭にほの明かりが見えてくるのは、神主さんが引いている松明。
点々とした火の粉がつくる道が神様を導いていきます。

昼間のお渡りは観光行事であるとしたら、これはまさに厳かな密かな神事ですね。
来年はまた厳粛な気持ちに浸りたいと思います。



さて、先日15日の大宿所詣の後、こんなものを頂戴しました。

koizaza.gif

「春日若宮おん祭り 恋笹(こいざさ)」
笹には、「逢う恋」「見る恋」「忍ぶ恋」と記した短冊がつけられています。

なんとロマンチックな笹ですこと!
これを部屋に飾っておいたら、素敵な恋が芽生えるでしょうか(プフッ。な~んてね)

伝統のおん祭りとはいささか趣を異にするような気もしないではありませんが、実はこれ、お渡り行列に登場する「馬長児(ばちょうのちご)に由来しています。

「馬長児」について。
これも、春日大社さんに教えていただきましょう。

山鳥の尾を頂に立てたひで笠をかぶり、背中に牡丹の造り花を負った騎馬の美しい少年は馬長児(ばちょうのちご)である。もとは興福寺学侶が輪番で頭人となり稚児を出していた。
 その後には、五色の短冊をつけた笹竹を持ち、龍の造り物を頭にいただき、腰に木履を一足吊り下げた従者が二人ずつ従う。


笹に付けられていた絵馬。

emabatyounotigo.gif


笹にはこんな口上がありました。

おん祭りのお渡り式の中でもひときわ目を引くのが馬長児です。この児には被者と呼ばれる龍笠をかぶりゲタを腰につけ「逢う恋」「見る恋」「忍ぶ恋」等恋愛にまつわる文言をしるした五色の短冊をつけた笹を手にしたお供がつきます。この被者はその出で立ちから雨乞に由来し、恋は「乞ひ」に通じます。よって願い事が叶う縁起物として「恋笹」を調整いたしました。毎年おん祭にうけて家に飾り、新年を迎えられますようお祈りいたします。春日若宮おん祭り保存会

どうやら、この縁起物自体は新しそうですね。
はい、1年飾っておきます。


今日のお渡り式の皆様のレポートを楽しみにしていま~す。
かなり寒そうですので、温かくしてお出かけくださいませ。

スポンサーサイト



Posted on 2009/12/17 Thu. 09:02 [edit]

category: こんな品

TB: --    CM: 4

17