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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

柳生の里 紅葉 



11月29日の日曜日は、ずっと以前から、家族で信楽(しがらき)へ行く予定になっていた。
ところが、朝から思わぬトラブル、アクシデントにみまわれ、落着したのがお昼。
ワタクシは寿命を10年ほど縮め(それでも90歳まではだいぶあるicon22)、へこたれて、信楽行きはあきらめ、そうだ柳生行こう!

紅葉はまだまだ楽しめた。
芳徳禅寺、天乃石立神社、一刀石、柳生陣屋跡、疱瘡地蔵、家老屋敷などを回り、晩秋の柳生を満喫。
一日ゆっくり楽しめそうな場所だと再認識したことであった。

上の写真は円成寺楼門。

芳徳禅寺



芳徳禅寺本堂からのぞむ紅葉 



柳生家墓所への道で














天乃石立神社へ至る道から




柳生陣屋跡

小さな桜の花が咲いていた。

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Posted on 2009/11/30 Mon. 00:08 [edit]

category: 奈良市

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30

野の花こんなに 

高野山麓にて。
暖かい陽ざしに誘われて、野山を散策。

えっと思うほど、野の花が咲いている。
そこに師走がいるなんて、考えられないほど。

1時間足らずのうちに、こんなに。
名前のわかるのも、わからないのも、一挙公開~。



お向かいの山々。

そのもうひとつ向こうが高野山。

それから、なぜか猫に寄ってこられてビックリ。
よほど人恋しい? 珍しい? 同類?
なんだか、うれしかったけど。

Posted on 2009/11/27 Fri. 21:15 [edit]

category: 高野山麓から

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27

貴醸酒、三累醸酒 



昨日のサイクリングの最終目的地が、桜井市の西内酒造さん。
談山神社一の鳥居の近く、聖林寺もすぐそこ。

ここの「貴醸酒(きじょうしゅ)」が珍しい。
日本酒をつくるとき「仕込み水」のかわりに純米酒を使ってできたのが貴醸酒。
「酒でつくった酒」と言ったらいいだろうか。

貯蔵熟成期間が、普通の清酒に比べて数倍も必要だという。
そう、なんともぜいたくなお酒なのである。

一口ふくむと、とろ~り、あま~い。
でも甘ったるい甘さではない。
後味がすっきりして、上質なお酒であることがよくわかる。

どちらかというと、お酒が好きという人よりも、ちょっと弱い人向き、カナ。
杯を重ねるというタイプのお酒ではないし、第一モッタイナイ。
そのへんの酒飲みには飲ませたくないなあ、と思う(^_^;)

冷え性の女性なら、就寝前にちょこっと飲むと身体があたたまって改善するかも。
あるいは、食前酒か。

貴醸酒をつくる蔵は全国的にも少ないようだ。
西内酒造の貴醸酒は、昭和56年度科学技術長官賞を受けている。



驚くなかれ。
西内酒造は、仕込み水のかわりに「貴醸酒」を使って、さらにぜいたくなお酒をつくってしまった。

これが写真の「三累醸酒(さんるいじょうしゅ)」。
仕込みに貴醸酒を使うだけではなく、これを3回繰り返して発酵させる。

ルーツは平安時代にさかのぼるという。
『延喜式』に見える「しおり」という製法なのだそう。

さらにさかのぼると、記紀神話でスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治するときに飲ませた「八塩折(やしおり)之酒」にもいきつく。
何度もくりかえしてつくった酒、という意味らしい。
オロチが飲み干して酔っぱらったというのだからよほど甘くておいしかったということなのだろう。
もっとも、原料は米ではなかったようだが。


貴醸酒がぜいたくなのに、さらに超のつくぜいたくなお酒って、どんな味がするのだろう。
興味シンシンで1本購入。
もちろんお値段も高級。
大きな瓶だったらワタクシの手には届かなかっただろうが、200ml詰めなので1500円。

書くためには試飲しないとね、ということで昨夜就寝前にちょこっとなめてみた。
芳醇な古酒の味わい、とろ~り、まった~り、うっと~りface05
奥行きを感じさせる。
そして、琥珀色の美しさ!

お酒の弱い方、お試しを。

※西内酒造
桜井市下3番地
TEL 0744-42-2284
FAX 0744-45-1015

Posted on 2009/11/26 Thu. 20:56 [edit]

category:

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26

サイクリングJR柳本~談山神社一の鳥居 

レンタサイクル社会実験「秋の奈良でレンタサイクルを楽しもう!」
(奈良県主催、天理市・橿原市・桜井市・田原本町・JTB西日本協力)。

メグさん情報で知ってから、これは利用したいとずっと思っていた。
本日やっと決行。

仕事関係を3か所からませて、風景も楽しもうという欲張りな計画。
本日のコースをざっと紹介すると。

JR柳本駅→三輪そうめん山本本社(巻向)→奈良県三輪素麺工業協同組合(三輪)→西内酒造(談山神社一の鳥居近く)

三輪で、旅館「大正楼」さんに立ち寄る。
旅宿ぶらりさん、突然失礼しました~。

午後1時、JR柳本駅を出発、上ツ道(かみつみち)を一路南へ。
ギア付き自転車にしたかったのだが、前かごが小さくて、ワタクシのどでかい荷物は収まりきらず、仕方なく普通自転車に。ギア付きかっこよかったんだけどなあ。新しそうだったし。

三輪山を背景に。
右は前から見たところ。「ゆっくり、のんびり秋の奈良めぐり」快走中! と書いてある。
ちょっとハズカシー。


街道の面影をのこす町並みをぬける。



三輪そうめん山本本社の紅葉が美しい。


三輪への道からのぞむ三輪山。


趣ある旅館「大正楼」さんと三輪の街なみ。ワタクシの好きなまちの1つ。


三輪から桜井へ。
式島橋からの眺め。


鮮やかな紅葉の向こうに外鎌山(とがまやま)がのぞく。



多武峰街道は登り坂。
なんだ坂、こんな坂、汗をかきかきがんばる。
西内酒造さん到着。


もう少し遠くまで行きたかったけれど、自転車返却のリミットが5時。
時間が心配なので引き返す。自転車は桜井駅で返却もOK。ワタクシは余力があったので、柳本まで帰ることに。

伊射奈岐神社で日没近し。狛犬の表情いいなあ。


JR柳本駅帰着。

おしぼりとお茶をいただき、至れり尽くせり。
アンケート書いて、グッズをいただいたし。

でも、本日の柳本ポートの利用者は2人だったんですって^^;

PRが行き届いてないせいもあると思うけど、おすすめデス。

500円と安価なうえに、鉄道利用者は200円引きというサービス。
車では味わえない良さがいっぱい。

ワタクシは期間中にもう一度利用したいと思っている。今度は1日たっぷりとって、ね。
12月6日(日)まで。


http://rent-a-cycle.info/

Posted on 2009/11/25 Wed. 23:17 [edit]

category: 耳より情報

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25

秋篠寺と唐招提寺の紅葉 


所用で大阪へ来たという金沢の友達が、明日は奈良へ行くからね、と連絡してきた。

どこへ行きたい? と聞くと「唐招提寺と石舞台」。

ワタクシは即「それは無理」と却下。
「どちらかに決めて。駆け足の点々観光では奈良の良さはわからないし、疲れるだけよ」と旧友のよしみで、本音をズバリ。でしょ?

駅で迎えると、ご主人と妹さんも同行。

「唐招提寺に決めたけど紅葉も見たいからもう1か所」というので秋篠寺へ行くことにした。
東門から鮮やかな紅葉がのぞく(写真上)。


本堂



大元堂


初めての秋篠寺を3人はとても気に入った様子。
本堂でゆっくり仏像に向かい(椅子があるのがいいわ~)、外でも秋の陽ざしを浴びて「まったりするわ」とかなりゆったりとした時間を過ごす。

昼食は、駅近くで大衆食堂ふうの店を見つけたご主人が「入ろう」。
鯖のみそ煮とか、豚のしょうが焼きとか、なんとか定食というのをそれぞれが頼み、誰か(ワタクシではありませんよ)が「ナマチュー」と言い、我も我もと続く。
ずいぶん久しぶりの再会だったので、近況報告やら思い出話で盛り上がり、時間を見ると2時を回っている!

あわてて唐招提寺へ。
さすがに人が多い。
10年ぶりの金堂拝観もうれしかったけれど、唐招提寺の紅葉がこんなに美しかったのだということを知り感動。



時間がおしてきて、お寺の前からタクシーでJR奈良駅へ。
セーフicon22

冒頭エラソーに、奈良観光を演説したわりには、何というええ加減な時間配分。
駆け足でごめんね。

しばらくぶりの友達だと観光よりおしゃべりがメインになるのがネックやね。
これはやっぱり奈良で泊まってもらわないことにはシンドイなあ。
夜はおしゃべりタイム、昼は観光ということで…。

しかし思いがけず、旧交をあたため、食と紅葉を楽しむ2日間となった。

だが、明日締め切りの仕事をまだ終えていない…(-_-;)

Posted on 2009/11/24 Tue. 01:44 [edit]

category: 大和の寺社

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24

「粟」ならまち店で「まほろば奈良散歩」 

季刊誌『あかい奈良』の倉橋みどり編集長が案内する「まほろば奈良散歩」の3回目(最終回)にやっと参加することができた。

今回のテーマは「奈良のおいしいものいろいろ」、場所は、清澄の里「粟」(あわ)ならまち店。

ずうっと行ってみたいと思っていた大和の伝統野菜が味わえるお店なので、楽しみに出かけた。

ワタクシ自身も、今日は仕事抜きで、神戸の友達を誘い、完璧な遊び気分♪

まずは、倉橋編集長と「粟」オーナー三浦雅之さんの楽しいお話。

京野菜が流通にのって注目を浴びるなか、大和野菜は知られることなくひっそりと作られてきた。おいしいからと自分たちのために作られたきたいわば「家族野菜」だとか。

三浦さんの言葉を借りれば「家族の喜ぶ顔を思い浮かべながら育てられ、作り手の心や地域の食文化とともに受け継がれてきた野菜たち」。


倉橋編集長おすすめの奈良のおいしいものの紹介。
清酒「奈良の八重桜」(今西清兵衛商店)、「ぶと饅頭」(萬々堂通則)、「奈良漬アイス」(植村牧場)、などが挙がっていた。

そして、昼食は、粟「清澄の里」御膳。

食前酒がわりのブルーベリージュース、今市かぶのゆず味噌、月ヶ瀬こんにゃく、生湯葉と大和芋のとろろ、そうめんかぼちゃ、雑穀寒天、冬瓜の含め煮吉野葛仕立て、絹ごし豆腐とひもとうがらし(季節最終とか)、などなど。
どれも、やさしい味わい。

続いて、野菜の煮物や天ぷら、デザートまでついていた。


デザートに用いられていたりんごは都祁地区で採れたものとか。




参加者は県外の人が多かったもよう。
ワタクシもすっかり県外人のような感覚になって楽しんでいたら、最後に突然、紹介されて、えっ、ドキッ。

倉橋さん、楽しくておいしいひとときをありがとうございました!


※清澄の里「粟」ならまち店
奈良市勝南院町1番地
TEL 0742-24-5699
http://kiyosumi.jp/awa/awa-naramachi/

Posted on 2009/11/23 Mon. 01:09 [edit]

category: こんな店

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23

手作りの本 3たび 


富山市在住の大島悦雄さんから「小佐波(おざなみ)のふるさと」という冊子が送られてきた。

文字どおり手作りの冊子で、写真も文も絵も、装丁に至るまで全て、大島さん1人で手がけたもの(印刷していない。自筆、コピー)。
これで3冊目となる。


さすがに、そう驚かなくなったが、初めて送られてきたときはほんとうにびっくりしたものだ。

http://kagiroi.narasaku.jp/e10089.html

独自でまとめあげ、1冊の本にしてしまうこと自体がすばらしいのはもちろんだが、85歳という年齢にも舌を巻く。

大島さんは、60歳を過ぎてから、5万分の1の地図を持って、奈良県内を歩き回られたという(年に数回)。
このときに、『かぎろひの大和路』を見つけてくださったようだ。

そして、80歳を過ぎて郷土の歴史や風景をかたちにされている。

先日のおたより
おかげさまにて健康に恵まれまして、最近は県境の山里や越中新川(にいかわ)平野の原風景の撮影に飛び回っております。

今回のお手紙によれば、1年をかけて現地に足を運んだとのこと。
山々の写真が印象的だ。

最後のページには、「山のあなたの空遠く…」というブッセの詩を掲げ、その間に、こんな言葉が置かれていた。

山嶺 聳り立って天空暗し

激流 崖下深くに響きあり

棚田 山峡に烈し鮮やかなり

民家 木陰に佇みて谺する


大島さんの3部作


大島さんを見ていると、サミュエル・ウルマンの「青春」を思い出さないわけにはいかない。

青春とは若い一時期をさすのではなく、心のあり方を言うのだ。
逞しき意志、優れた創造力、燃ゆる情熱、怯懦(きょうだ)を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こういう様相を青春というのだ。

年を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。歳月は皮膚にしわを増すが、恐怖、失望、こういうものこそ人を老いさせる。

70歳であろうと、16歳であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。曰く、驚異への愛慕心、空にきらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生の歓喜と興味。

人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる

………

大島さん、ありがとうございました。
これからもご活躍ください!

Posted on 2009/11/21 Sat. 22:20 [edit]

category: 読書

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21

奈良県・和歌山県の不思議事典 



高野山麓の実家にいると、いとこのTちゃん(おっさんデス)がふいに顔を出した。

こんなん出たからと置いていったのが、左の本。


『和歌山県の歴史散歩』
和歌山県高等学校社会科研究協会編
山川出版社 発行
1200円(税別)


和歌山県立橋本高校の歴史教師をしているTちゃんも執筆者の1人というわけ。

よく見かける最近の観光ガイド本は、食事処やお店に重点を置いたものが多く、歴史好きには物足りない。かといって、ずしりとした詳しい解説書は携行にそぐわない。

そこへいくと、この歴史散歩はさすがに結構書き込まれていて、携帯にも便利なB6版(12.8×18.2)。
完璧にルビがふられているのも、たいへんありがたい。編集方針がうかがえるところだ。

これの奈良版もあるのでは、と調べてみると、奈良は上下で、とっくに発行されているではないか! 認識不足、情報不足はだあれ(^_^;)
お恥ずかしい限り。今度、見てみようっと。

山川出版社といえば、高校時代、日本史も世界史も教科書はここのだったなあ…
高校の先生方を執筆者にして、各都道府県に1つずつのシリーズ企画のようだ。


Tちゃんは、こんな本にも書いている。

『奈良県・和歌山県の不思議事典』
新人物往来社 発行
3000円(税別)


以前、送ってもらったとき、これは奈良県も入っているからと、『かぎろひの大和路』誌でも紹介したことがある。

歴史編・考古史跡編・人物編・宗教編・民俗編・産業編・地理編・自然編に分けて、不思議を解説している。

たとえば、タイトルを少し拾ってみると。「奈良県」から。
興福寺の勢力拡大の秘密、大和にある紀州藩の飛び地の謎、明治期に絶えた巨大寺院・永久寺の不思議、なぜ奈良奉行は落ち度がないのに罷免されたのか、夫婦和合の神はどの神社か、奈良人形が名物になったわけ、古墳の中で夏眠するヨトウ蛾の不思議…………

Tちゃんは風貌はもとより、かなりユニークな人物(本人の目に届きませんように)。

実は昨年、「大阪ほんわかテレビ」という番組で、おもしろい人物の1人として取り上げられたことがある。

テレビカメラが入ったのは、橋本高校(ワタクシの母校)の教室。
授業風景が映し出される。歴史のドタバタ寸劇が繰り広げられていた。
これが授業?
レポーターは寛平さんだったカナ。

なんでも、興味のわくような授業をということで、歴史上の人物の似顔絵を書いたりしていたところ、これが好評で、ついにテレビ局にまで伝わったということらしい。

幼少期からのTちゃんの歴史好きは知っていたが、似顔絵の才能があるとは知らなかった~。
高校の授業があんな楽しそうでええんかい、という感じ。
一度受けてみたい授業ではある。

ワタクシの高校時代の授業というと、だいたいはシ~ンとして眠くなったものだけどね。

Posted on 2009/11/20 Fri. 20:59 [edit]

category: 読書

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20

柿の紅葉 

kakikinokawa.gif

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高野山麓の実家近くから紀ノ川を見下ろす風景。
雨上がりで向こうの和泉山脈の山並みが隠れているのがちょっと残念なところ。
結構壮大で、ワタクシの好きな故郷風景3本指に入れている。

この季節は、九度山町の名産・冨有柿(ふゆうがき・ふゆがき)で山は赤く染まる。
写真の赤色は柿の実の色というより、紅葉だ。

それにしても、とこの秋、実家へ来るたびに思っている。
柿の紅葉って、こんなにもきれいだったかなあ。

ここで生まれ育ち、18歳で外へ出たとはいえ、この風景にはなじんできたはず。

それなのに、今年は柿の紅葉がやけに新鮮な美しさで、感動的ですらある。
う~ん、今まではどうだったのだろう、こんなに美しかったっけ?

とひとりで反省したり、喜んだり、驚いたりしていると、
姉も今年のは格別だと言う。

姉はさすがに私よりもしっかりしていて、その年の天候や気温で、紅葉は毎年違うけれども、今年のは今まででいちばん美しいと言ってもいい、との感想。

やっぱりね。
透明感のある朱色といったらいいだろうか。

kakikinkei.gif


背後の山は

kakihaigo.gif

kakiike.gif


今年、ほかの樹木の紅葉はどうなのだろうか?

Posted on 2009/11/19 Thu. 20:13 [edit]

category: 高野山麓から

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19

纏向遺跡の古墳群 


11月16日の新聞は、纏向(まきむく)遺跡の中枢域は“水の宮殿”だったと大きく報じていたが、すでに15日の現説待機場所に掲げられていた「纏向遺跡イメージ図」(クリックで大)のなかに、水に囲まれた祭祀施設が登場していた(1971年の調査では、運河状の構造物も発見されている)。

15日、約2時間待ちの現説の後、少々疲れてはいたが、純米吟醸酒「卑弥呼の里」をいただいて、少し元気がでたため(体が温かくなった。お酒にカンパイ!)、そこからやや西のほうに点在する古墳群を訪ねる気になった。

これらの古墳群は、箸墓古墳に先行する日本最古級の前方後円墳とみられており、纏向遺跡を考えるときにも重要な意味をもつ。
その形も、全盛期の前方後円墳とは違って前方部が短く、「纏向型前方後円墳」と呼ばれたりしている。

まずは纏向石塚古墳

墳丘から東を見ると三輪山(下左)、西を向くと二上山。目の前の運動場は纏向小学校。その向こうにこんもりしているのが纏向矢塚古墳。




すぐ北に見えるのが纏向勝山古墳

濠を思わせる池が西北にあり、ここからの三輪山と二上山も美しい。







その南西に纏向矢塚古墳

ここも墳頂に登ってみる。三輪山はこんなふうに見える。


それから南へ、田んぼのあぜ道を通って東田(ひがいだ)大塚古墳へ。
墳頂はこんなのどけさ。東を向くと、箸墓が現れ始めた。



そこから東へ。
ススキの向こうに、三輪山と箸墓が、何だかほほえましく見えたりして…♪


箸墓


このあと、纏向在住の先輩と合流。
池のそばの喫茶店で、古代についておしゃべり。
「このへんの人はみんな、箸墓は卑弥呼のお墓だって思ってる」とのこと。
発掘の内容にはさほど驚かないが、新聞のトップ記事となり、人がたくさん来ることにむしろビックリしているのだという。
地元の人々は、卑弥呼の時代から、代々、子々孫々に、あれは卑弥呼さんのお墓なんだよ、と語り継いできているのかもしれない、ね。

古代ロマンはなぞめいている分、想像は広がり、おしゃべりも尽きない。
すっかり暗くなって、駅へ向かう頃には、あれほどつめかかけていた人の姿はどこにもなく、ひっそりと静かな里にもどっていた。

先輩、ケーキごちそうさまっ。

Posted on 2009/11/18 Wed. 21:23 [edit]

category: 桜井市

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