かぎろひNOW
悠久の奈良大和路を一歩ずつ 風景、もの、人…との出会いを楽しみながら
正倉院展 開幕

いよいよ明日から「正倉院展」が始まりますね。
本日、一足お先に鑑賞させていただきました。
図録もゲット。
今年の図録は、紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)の裏面。
象牙、緑染めの鹿角、紫檀などによって、いわゆる花喰鳥などが華麗にあしらわれているものです。
琵琶を納めた袋の残欠も一緒に展示されていました。

繊細な技巧と鮮やかな彩りに、いつもながらため息をつくばかり。
今年の目玉の1つはこれでしょうか。
光明皇后直筆の「学毅論(がっきろん)」
藤三娘という筆致には、頼もしさを感じます。
このとき、皇后は44歳だったとか。

写真は図録より。
他の出陳については奈良国立博物館のページをご参照ください。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2009toku/shosoin/shosoin_index.html
「十二支彩絵布幕」より鶏図

これを見て、ずうっと昔のことがよみがえりました。
小さな出版社に入社した翌年が酉年で、新年号のグラビアでさまざな鶏を採り上げることになり、これも候補に。
正倉院御物の豪華本に載るこの写真を撮りに行ったのでした。
何しろ本格カメラも三脚も初めてという新米時代で、悪戦苦闘したことを思い出しました。
ン十年前になりますかね^^;
何だか、この鶏さんには、格別の親しみを感じました~。

「正倉院展」は11月12日(木)まで。
かなりの混雑は必至。
閉館1時間30分前に販売されるレイトチケットはおすすめだと思います。
金、土、日と11月3日は7時まで開館。
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