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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

横田福栄堂のくず餅 



こんな暑い日には、ここの「くず餅」が食べたくなる(あ、ワタクシ甘辛両党でゴザイマス)。

透明感のある美しさが涼しげでしょ。
もっちりした弾力のある食感と甘みをおさえた上品な味。

最初の出合いは、いただきものだった。
それが娘たちに大人気で、以来、夏になると時々お土産に買って帰ったり、手土産にと重宝している。小豆を練り込んだほんのりピンク色の「くず餅」もいける。どちらも、きなこと黒蜜付き。

聞くところによると、このくず餅、はなまるの「おめざ」で秋元康さんが紹介したのだという。
さもありなん。でもよく見つけてくれたよね。

そう、あちこちのお店に置いてあるので、すごく手に入りやすいのもありがたい。
西大寺駅上のコンビニでも見つけた。
企業努力を感じるところだ。

先日、社長の横田進さんに話を聞いてきた。

本葛は、大宇陀(吉野葛の産地)のかの有名な老舗から取り寄せているそう。
手練の職人が極上の吉野葛を丁寧に練り上げて、あのツヤとコシを生み出しているのだ。

それにしては、1箱630円とお安く感じる。

横田福栄堂と言えば、「みそせんべい」で有名なお店。
現在復元中の大極殿の北西に工場とお店がある。
もともとせんべいのお店として創業しただけに、懐かしい袋菓子がいっぱいあって、とても楽しい。佐紀散策の折にぜひどうぞ。




※横田福栄堂
奈良市二条町1-3-17
0742-33-0418
http://www.hikarij.com/internet/ad/yokota.html

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Posted on 2009/07/31 Fri. 21:18 [edit]

category: こんな品

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31

使用停止中!? 

吉野口駅からJR和歌山線に乗り込んで驚いたface08

siyoukinsi.gif

siyouteisi.gif


座席シートがめくり上げられて「使用停止中」の貼り紙。

ン十年と生きてきて、あちらこちらの電車には乗ったけれど、
これは初体験。むむ、なんと珍しい。
(とカメラを取り出してバシャバシャやってるオバサンも珍しかったりして^^;)

まあ、この座席が使用停止になっても、実際、誰も困ってはいなかった。
いつものようにガラガラの車内。


harigami.gif


クーラーの水漏れが原因のよう。



出発時からこうだったのか、途中で応急処置となったのかはわからないけれど、JRさん、ローカル線のメンテナンスにも気を抜かないでね~。

Posted on 2009/07/30 Thu. 20:55 [edit]

category: 鉄道

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大和の地酒が買える店 



この時期の、外の取材はさすがにシンドイ。

汗をふきふき歩きながら、夕食のきりりと冷えたビールicon45を楽しみにしていたりする。
すっかりオヤジ化しているのも忘れているくらい、私にとっては日常のこと(^_^;)
夏を元気で乗り切る必須アイテムですよね。

唐招提寺近くを通りかかると、「西の京地酒処きとら」が目に入る。
ここは、奈良の地酒が結構そろっている酒屋さん。
「よし、今日はがんばっている自分にゴホウビだ~」。

選んだのは、二上山麓にある「大倉本家」の純米吟醸直汲み本生「大倉」。
2種類の純米吟醸「大倉」が並んでいて、かたほうは備前雄町70%、もういっぽうはヒノヒカリ50%、でこれがなんと同じ値段。
私は迷わず、ヒノヒカリのほうを選んだ。

大倉本家
http://www.kinko-ookura.com/

夕食はにぎり寿司。
純米吟醸酒とはバッチリの相性で、疲れも吹き飛んだのだった♪

いただく場合はさておき、自分でお酒を買うときは奈良の蔵元のものをと決めている。
知名度は低いかもしれないが、奈良のお酒はレベルが高い、と私は思う。

そこで、奈良の地酒が比較的よく入手できる酒屋さんをご紹介。

・酒のあべたや(磯城郡田原本町) 
http://www.abetaya.com/

・大和地酒処 きとら(奈良市西の京)
 http://www.kitora.com/

・京勘 中井酒店(奈良市ならまち) 
http://www17.ocn.ne.jp/~kyokan/

・登酒店(天理市)
http://www.nobori-sake.com/

・奈良銘酒処 ももたろう(法隆寺本店、東大寺店)
http://www.nara-momotarou.com/

・酒商・のより(奈良市西大寺)
http://www3.kcn.ne.jp/~noyori/

Posted on 2009/07/29 Wed. 21:40 [edit]

category:

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29

聖林寺 



雨のなか、朝一番に、桜井方面へ。
ちょっとキンチョーする仕事を終えて、久しぶりに聖林寺を訪ねた。

十一面観音のことばかり考えながら本堂に入って、アッと驚いたのはいつもと同じ。
そうそう、こちらのご本尊は石の子安延命地蔵菩薩だった。
大きくて、堂々として、おおらかな雰囲気。
子授けと安産に御利益あるというが、いかにもと思わせる。

十一面観音を拝してから、お堂の北縁へまわってすわる。
奈良盆地を見下ろすここからの景色がバツグンなのだ。

そういえば以前、故田村キヨノさんにお話を聞いたとき、聖林寺からの眺めがいちばん好きだとおっしゃったことを思い出す。
三輪山の後ろにどんどん山が連なり、若草山までのぞめるここからの景色はほんとにいい、と遠くを見るような目で言われた。
日吉館に嫁ぐ以前の、少女時代の思い出とここからの景色が重なっているという話だった、と思う。

残念ながら、今日はあいにくの天候で視界はさえぎられている。
目の前の三輪山すらも。



ところが、どんどん霧が上がって山容が現れ始めた。


雨が上がると、蝉が合唱を始め、風がさわやかにたつ。
と、三輪山は。



特等席で楽しんだ三輪山と雲の、つかのまのショーであった。

聖林寺ホームページ
http://www.shorinji-temple.jp/

Posted on 2009/07/28 Tue. 22:22 [edit]

category: 大和の寺社

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28

表紙候補の石仏たち 

小冊子『かぎろひの大和路』の表紙のテーマは、路傍にたたずむ「石仏」。

毎号、特集地域あたりにある石仏1体に登場していただいています。

今回、だいぶ絞り込んできたものの、まだ決定には至っていません。
候補の皆様をご紹介しま~す(サムネイルにしました。クリックで大きくなります)。




①野神神社境内の「十一面観音」
どうです、美しいでしょう。







②体性院墓地にいらっしゃいました。味のあるお顔です。








③こちら、上の方のお隣にいらっしゃいました。
なかなかおもしろい(失礼)感じですが、やや摩滅しつつあるのが、ちょっと…。




④交差点の、あの「歓喜寺地蔵尊」も、捨てがたい(失礼)。








⑤十五所神社の狛犬も、愛嬌たっぷりで、心なごみます。




「秋篠川流域」(秋篠寺~九条あたりまで)で、魅力的な石仏をご存じの方、教えていただけたらありがたいです。


Posted on 2009/07/27 Mon. 18:19 [edit]

category: かぎろひの大和路

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100歳まで歩くことのできる自分を目指して 



いちおう、ワタクシ、100歳まで歩く、ことを目指しておりまするicon09

「アンタは長生きするわよ」と周りからよく言われてきた。これってほめられているんですかね。ちがいますか、やっぱり。
昔、見ず知らずの人に「長生きの相をしている」と言われたこともある。って、喜んでいいのかなあ。

100歳まで生きられるのなら、やはりそのときも歩いていたい、この奈良を。

というわけで本日、こういうテーマを掲げる「ゾンタ女性大学」(「奈良ゾンタクラブ」主催)第1回に参加した。

講師は、柳本有二先生。医学博士で神戸常磐大学保健科学部教授。
どうやら「おもいっきりテレビ」や「世界一受けたい授業」などにも出演されている先生のよう。





今日の話の中身をかいつまんでご紹介すると。

icon52水分摂取を忘れずに!
一度にどっと摂るのではなく、少しずつがいい。

icon52現代の便利さが、筋力を弱くしている。
たとえばリモコンは、1年間で4万歩ほどの運動不足をもたらす。

icon52人間だけがもつ直立二足歩行を実現するためには、抗重力筋を鍛えなければならない。
片足上げだけでも効果あり。


印象深かったのは、高齢になっても、潜在体力を引き出すことによって、鍛えられるというお話。
つまり、子どもの頃にした運動(身体を動かす遊び)を脳が覚えていて、それを引き出してやれば、高齢者も体力改善するという。
実際に、子どもの頃の遊びを少しアレンジしたような運動をして、どんどん改善しているケースが増えているらしい。

100歳まで歩けるためには、子どもの頃にしっかり遊ぶ運動しておかなければならない、という結論だ。

え~っ、これから努力すればというお話ではないの? 手遅れ? 
いやいや、考えてみれば、私のような世代はいつも外で遊んでいた、いたぁicon22
鬼ごっこ、かくれんぼ、影踏み、なわとび、ごむとび、缶けり、石けり…
(「屋根ほり」は知らないけど^^;)。

「若いお母さんに伝えてあげて」というのが先生からのメッセージ。
そういえば、外で遊んでいる子って見かけなくなった。

若いお母さん! 子どもを外で遊ばせてあげてください!!

それからやはり、感動するということ。
幸せな人生とは感動をいくつ持っているかで決まる! 
先生はそういう言葉でしめくくられた。

Posted on 2009/07/25 Sat. 23:16 [edit]

category: 耳より情報

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交差点のお地蔵さん 



写真は、ご存じ、西大寺二条町交差点の地蔵堂。

平城宮跡のやや北西、道路(県道104号)のど真ん中に、陸の孤島のようにたたずむ。

地理を説明するのに「あのお地蔵さんのとこを南へ曲がってね…」などとよく言いますよね。

奈良の人にとってはそれほどおなじみなのだが、さて、きちんとおまいりして、お地蔵さんを拝顔された方はどれくらいいるだろうか。
せいぜい、車からチラリ、遠くから合掌、ぐらいでは?

まあおまいりするほどのことはないし(あっお地蔵さまごめんなさい)、と言うよりも、交通量が非常に多い所なので、ちょっと車を止めてというのは不可能だし、道路横断にも命の危険を感じるような場所なのだ。

このほど、ワタクシが身を賭して、横断してまいりましたicon16

お地蔵さま、写真を掲げさせていただくのをお許しください。

「歓喜寺地蔵尊」っていうんですね。





(ちょっと手が震えたかな、写真があまい<(_ _)>)

合掌。
お地蔵さま、これからもお見守りくださいますよう!


※ なむさいじょうさんのブログ「ちょっと奈良まで行ってきます」では、このお隣にある弘法の井戸や、道標の写真も見ることができます。
http://namusaijo.narasaku.jp/e9996.html

Posted on 2009/07/24 Fri. 14:25 [edit]

category: 石仏

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西大寺奥の院 





意外に知られていないのが、西大寺の奥の院。

西大寺の塔頭「体性院(たいしょういん)」で、ここに、かの叡尊さんのお墓がある。

西大寺の北門から西へ、道なりに500mほど行った突き当たり。

目の前にど~んと現れる五輪塔に目を奪われる。
とにかくでかい。
高さ3.3m、基壇を含めると5mを超える。


鎌倉後期、花崗岩製

正応3年(1290年)、叡尊が90歳で入滅すると、弟子たちによって建てられたと言われる。
度肝を抜くような大きさの五輪塔に、師への畏敬の思いをこめたのだろう。

叡尊の業績にははかりしれないものがある。
おそらく、奈良の多くのお寺が叡尊によって復興されたはず。

立派な叡尊像をもつお寺も多い。西大寺、白毫寺、般若寺、元興寺…。

叡尊は興正菩薩(こうしょうぼさつ)という諡号を与えられたことからみても、業績が高く評価され、尊敬されてきたことがわかる。大衆からの信望もあつかった。

叡尊上人がいなかったら、奈良のお寺だってどうなっていたことか。
もっと、顕彰しなければいけないのでは。

奥の院の境内のどこにも、説明書きがないのが不思議なくらい。
もっと広く知らしめて多くの人にお参りしていただいたらいいのに。

奥の院には、このほかにも立派な五輪塔があって壮観。





Posted on 2009/07/23 Thu. 16:25 [edit]

category: 大和の寺社

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蓮長寺 

rentyozisanmon.jpg

奈良へ来てから、数え切れないほど、この前を通っているのに、ついぞ入ってみようという気が起こらなかった。

山門まで100mほどもあるコンクリートの参道の中ほどに、「駐車禁止」の文字がでかでかと見えたり、吸い込まれるように入っていくのは車ばかりで、どうも足を向ける気にならなかったのだ。

ところが、数日前、通りかかると、参道の両脇は夾竹桃のピンクの花で彩られ、両手を広げて招いてくれているかの風情。

足は自然に山門へ(ゲンキンですいません<(_ _)>)。

山門を入ると正面に、風格のある本堂。


rentyouhoudou.jpg



江戸時代の建立で、国の重要文化財。

本堂の外陣天井に絵が描かれている。

rentyouzitenzyou.jpg

rentyoutenzyouup.jpg


迦陵頻伽(がりょうびんが)を描いているらしい。
上半身が女性、下半身が鳥、という仏教での想像上の生き物。
美しい声で法を説くという。

外陣の天井画に感動して辞したのだが、帰って調べてみると、本堂の天井には一つ目の竜が描かれているとのこと!
これにまつわる伝説も。
http://www.izumiya-gr.com/story/story21.htm



※光映山蓮長寺
奈良市油阪町。
日蓮宗。
西方寺(http://kagiroi.narasaku.jp/e11242.html)の東隣。
吉川英治著『宮本武蔵』に登場。

●本堂には本尊として法華経入宝塔を中心に左右に多宝如来、釈迦如来を安置のほか、四天王立像、誕生仏、日蓮像、大黒天像、七面大明神、八大龍王像などを安置してある。
(山田熊夫著『奈良町風土記』より)


Posted on 2009/07/21 Tue. 23:34 [edit]

category: 大和の寺社

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羅城門・稗田阿礼・日本という国 




サローネ・デル・ロト 512回例会のごあんない

●日時/8月4日(火)午後6時30分より約1時間
●場所/本門寺本堂
●ゲスト/大和郡山市長 上田清 氏
●お話 「羅城門・稗田阿礼・日本という国」

何だか三題噺のようなタイトルですが、平城遷都 1300年を少し異なる角度から眺めたいなあとぼんやり考えていたことを、一度まとめてみようと思った次第です。
1300年前を振り返るということは、1300年後の未来に思いを馳せること?最近は、いろいろな面で、お互いに共有する時間の感覚が狭くなり、目先のことが話題になりがちですが、まさに1300年前の現場だからこそ、身近に考えられることがあるはず。
平城遷都 1300年 祭りに関心を持っていただくきっかけになればと存じます。
(ゲストメッセージ)

■会費/2000円
■事務局/大和郡山市筒井町1344 本門寺内
電話 0743-56-4470 FAX 0743-59-0507

http://www4.kcn.ne.jp:80/~p_kei02/

Posted on 2009/07/20 Mon. 21:43 [edit]

category: 未分類

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