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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

季刊誌 やまとびと 

おもに中南和(奈良県)の情報を発信されているフリーペーパー『やまとびと』が届きました。

160911やまとびと

ご縁があって、『かぎろひの大和路』と相互寄贈というかたちでお世話になっています。うちのほうが発行頻度が低いのですけどね、毎号送っていただいています。

今号が届いて、あれ、これまでとなんか違う!
紙質や手触り、デザインなども、以前とはちょっと趣を異にしていて、新たな意気込みが感じられます。

同封されていたのが

160911やまとびと大学


どうやら、これまでの設置型フリーペーパーから、会員制に移行されたようですね。

新しいシリーズも始まって、内容も充実。
「古事記・いにしえの言葉の響きを体に感じて」(大小田さくら子さん)
「風景の声に耳を澄ませる」(増田隆さん)

あら、増田隆さん!

1609風景の声に

増田さんは最近、フェイスブックのお友達でもあり、1度お目にかかったこともあるのですが、それよりもずうっと以前、『かぎろひの大和路』のバックナンバー全冊のご注文をいただき、ご住所を見ると近くなので、自転車で届けに行ったことがあるのです。

普通なら忘れてしまいそうなのですが、たしか、三十八神社(京都府加茂町)の「猫の耳」という行事を検索されていて、かぎろひ誌(復刊5号「生活と風習と」)がヒットしたということ、それならその号1冊を求められたらいいのに、バックナンバー全部ください、というようなことで、とても印象に残ったのでした。ありがとうございます。

今度は逆にワタクシが検索をかけてみると、増田さんのブログを発見。「久延毘古 独言」でしたか、ね。神さびた神社や鬱蒼とした杜などが大きな写真で載せられていて、ゾクゾクするような臨場感がありました。
お礼のコメントも書いたと思うのですが、いつのまにか、ブログをやめられてしまったのですね。残念。

『やまとびと』の連載ではまたそんな雰囲気が味わえそうで、とても楽しみにしています。
初回は、廃集落の奥深い山に分け入って大塔神社の旧社地を訪ねていらっしゃいます。詳しくは『やまとびと』で。

風景の声に2


長期連載の「やまとのこころ」(岡本彰夫奈良県立大学客員教授・宇賀志屋文庫庫長)も『やまとびと』の目玉のひとつでしょう。
本当の鹿が間違えたという話があるほど巧みに鹿を描いた近世の絵師、内藤其淵(ないとうきえん)について書かれています。

旧字体を駆使しての流暢な文語体はさすが。
文語体も旧字体も好きなのですが、これってかなり編集者泣かせよね、と『やまとびと』編集部につい同情したりして^^;
ああ、致命的な校正ミスを発見するや、我がことのようにドキリとしてしまうのでした。

フリーペーパー『やまとびと』→
ウェブで読めるのですね→

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Posted on 2016/09/12 Mon. 15:33 [edit]

category: 読書

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奈良の「隠れ名所」 

先頃、『意外な歴史の謎を発見! 奈良の「隠れ名所」』(実業之日本社)という本が発行されました。

奈良の隠れ名所


2012年10月から2015年3月まで、毎週土曜日、産経新聞に連載された「なら再発見」の中から選ばれた72編が収録されています。
著者は、奈良検定(→)の最上級「奈良まほろばソムリエ」資格をもつ12人。


産経新聞で連載中、楽しみに読んでいました。終了したときは、残念に思ったので、こんな形で手元に置いておけるのはうれしい限り。そのうちに入手しようと思っていたところ、オトモダチのソムリエさんから贈られてしまいました。ありがとうございます。


本のカバーや帯で謳っているフレーズから、この本の趣旨が一目瞭然。
いわく、
ガイドブックには絶対のらないネタが満載! 
観光客は知らない隠れた名所
地元の人も知らない意外な真実
“まほろば”奈良の歴史と文化を再発見!



どの記事も現地で丁寧に取材調査されていて、臨場感と説得力があります。読みやすくまとめられ、また新書版(じっぴコンパクト新書)という手軽さがいいですね。
ワタクシ、先日の実家日帰りの行き帰り、電車の中で読みました。


では、目次をご紹介しますね。奈良県を五つの地域に分けて

第一章

第二章

第三章

第四章

第五章


読めば、現地へ行きたくなり、奈良好き度がアップすること、うけあい。
第2弾も、期待しています。


30数年前、ワタクシの関わる『かぎろひの大和路』がスタートしたのは、書店に並ぶいわゆる観光ガイド本にもの足りなさを感じたのが原点。ならば、自分たちで見つけて、書いて、発信しよう、てなわけでした。若かった~(笑)

あの頃、こんな本があったら、『かぎろひの大和路』は出ていなかったかも。


※意外な歴史の謎を発見! 奈良の「隠れ名所」
実業の日本社 発行
奈良まほろばソムリエの会 著
執筆者(敬称略)
石田一雄、大山恵功、小北博孝、雑賀耕三郎、鈴木浩、辰馬真知子、田原敏明、露木基勝、鉄田憲男、西川誠、藤村清彦、安井永
900円+税

この本に関わられた方のブログをご参照ください。
tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」→
鹿鳴人のつぶやき→

Posted on 2016/08/23 Tue. 06:20 [edit]

category: 読書

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23

小辺路に跳ぶ 

4年前、38歳という若さで逝ってしまわれた松原佳史さん。

奥様から、追悼文集『小辺路に跳ぶ』をお贈りいただきました。

小辺路に跳ぶ

A5版167ページ
第1部 松原佳史WORKS
第2部 贈る言葉-松原佳史さんへ-
第3部 寄稿論文


この遺稿集は父親の存在もはっきりわからないまま、別れることになってしまった二人の子供にとって、父を知るよすがとなります。38歳という若さでこの世を去ってしまった「松原佳史」が一生懸命頑張ってきたことを多くの方にもっと知っていただける、大切なものになると思っております。…

(はじめにより)

ワタクシに対しても、「忘れないで。思い出してね!」と言われたような気がしました。
ああ、そういえば、松原さんのことを書いた記事も、ブログサービス移行で写真が失われたまま、放ったらかしにしていたのでした。

大急ぎで確認、写真を入れなおしました。
よろしければ、ご覧くださって、松原さんのことを思っていただけたらうれしい限り。

高野山麓でブログのご縁(2010.8.16)→
追悼 松原佳史さん(2013.5.3)→


この本は、松原さんの足跡とご友人たちの追悼文からなるだけではなく、寄稿論文を載せていることで、より資料価値の高いものとなっていると感じました。

●栃原猿楽の動向…吉野歴史資料館長 池田 淳(いけだ きよし)氏
●龍門寺跡出土塼仏に関する予案ー塼仏の製作・分布に注目してー…吉野歴史資料館 中東 洋行(なかひがし ひろゆき)氏
●野迫川・高野の民俗文化と今…大淀町教育委員会 松田度(まつだ わたる)氏


「野迫川・高野の民俗文化と今」のなか、「北今西のオコナイ」取材メンバーに写真家の野本暉房さんのお名前を発見。もしかしたら、写真をアップされているかもと確認してみたら、松原さんご本人が映っていて、胸がキュッとなりました。

野本さんの「大和路写真帳」から→


Posted on 2016/05/23 Mon. 19:31 [edit]

category: 読書

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サンタクロースっているんでしょうか? 

子どもらが独立してからというもの、長らくクリスマスとは無縁だった。
ところが、天使(孫)の出現で、思いがけず、復活~

12月24日、娘から「クリスマス女子会しよう」コールがあって、いそいそ。
3世代にわたる女子会、早や3回目になる。

かんぱーい

151224乾杯


ひとしきり、食べたり飲んだり遊んだ後、天使は就寝。
この夜、サンタさんがくるのだと、大きなプレゼントが用意されていた。
枕元に置いておくのだけれど、外装がシンプルすぎて気がつかないかもしれないなあと、アンパンマンのイラストをはりつけて工夫してある。2歳児だとね、サンタさんのこと、わかっているんだか、わかってないんだか、微妙で、気づいてもらえなかったら話にならないよね、たしかに(笑)

151224プレゼント


朝、娘からのメール
「サンタ大成功♥」
「見つけたときは数分間ずーっと見つめて固まってた(笑)」
「そこから喜んで、サンタさんきてくれたってちゃんと言ってる」
「可愛すぎた」

写真送って~

151225プレゼント



いつしか、ワタクシの時間が巻き戻されて、我が家にもサンタさんがきていた頃にタイムスリップ。
そうそう! 心あたりを探してみると、あった、あった。
娘らの「サンタさんへ」

151224手紙


下手くそな字で一生懸命書いたとみられるサンタさんへのお手紙。
2通それぞれ、封筒(セーラームーン)に入っているのだが、どうやら下の娘(天使の母)はまだ字が書けない頃のようで、お姉ちゃんが代筆している(笑)。小学校低学年と2~3歳の頃かもしれない。

解読してみると

さんたさんへ わたしはにがおえてれぱしいとふでばこをください おねがいします。おてがみください。

もう一通の、代筆したらしいのは

さんたさんへ わたしは、くまのぬいぐるみとかみかざりをください。おねがいします。そしてこのてがみは、○○(妹の名前)のおねえちゃんがかきました。さんたさんへ


サンタさん、よく読めたね(笑)


「サンタクロースっているんでしょうか?」(中村妙子翻訳/偕成社)

15122サンタクロースっているんでしょうか

ワタクシがこれを買ったのは、たしか、子供らが小学生の頃だったから、もう20年ほど前になるのかなあ。
先日、同じ本が書店に並んでいるのを見かけた。きっと根強い人気があるのだろう。
8歳の少女の質問に答えた新聞社の社説だという。

その中から
・・サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。この世の中に、愛や、人へのおもいやりや、まごころがあるのとおなじように、サンタクロースもたしかにいるのです。
・・・
サンタクロースがいなければ、人生のくるしみをやわらげてくれる、子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスも、なくなってしまうでしょうし、わたしたち人間のあじわうよろこびは、ただ目にみえるもの、手でさわるもの、かんじるものだけになってしまうでしょう。
・・・


A5版、30ページほどの薄い小さな本。文字は大きく、漢字すべてにルビがふられている。
サンタさんの絵があるブックカバーをはずすと表れる、上質の、布製ハードカバーがうれしい。

Posted on 2015/12/26 Sat. 08:28 [edit]

category: 読書

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語りだす奈良 118の物語 

シンポジウム「遠くて近い奈良と会津~文化の謎を探る旅」に参加しました。

151121奈良と会津

↑11月21日のことです。ご案内せず、申しわけありません<(_ _)>


会津へ行ったことはないのですが、ワタクシのなかでは特別の地。
ご近所にいらっしゃったSさんご夫妻を通じて、会津を身近に感じてきました。

会津で暮らしていらっしゃったお二人は、(たぶん)30年ほど前、奈良へ旅行されたのがきっかけで、そのまま住み着いたのだとか。冬の奈良の、穏やかな明るい陽ざしにいたく感動したそうです。

お二人の故郷は、会津でも豪雪地帯だったようで、雪のせいで平穏に暮らせない、1年の半分以上が暗くて寒い、本格的な冬になると来る日も来る日も雪に閉ざされるのだと話されていました。

もう10年以上も前になるでしょうか、珍しくちらついた雪に、(年甲斐もなく^^;)「わーい、雪や~♪」とはしゃいだワタクシに「雪で喜んではいけません!」と一喝されたことを思い出します。


また、会津には「雨天順延」というものがない、とはSさんのお言葉。
必ずその日に決行しないと、後の保証もないという、風土の厳しさを語られました。Sさんは、行事を一日延ばしにする関西ののんびりさに呆れるいっぽうで、うらやましさも感じられていたような…

戊辰戦争について、昨日のことのように怒りをあらわにしているのを聞いたこともあります。

そうそう、福島県で1つだけという国宝、徳一菩薩創建と伝わる勝常寺(しょうじょうじ)、薬師三尊のこともよく自慢されていましたね。

東日本大震災は、誰にとっても衝撃的な出来事でしたが、福島を故郷にもつお二人とワタクシでは大きく違うものがあったことは間違いないと思います。


↓シンポジウムの内容

151121奈良と会津内容


会津を語るとき必ず登場する、徳一(とくいつ)さん。
空海や最澄と並ぶ高僧ですが、奈良ではあまり知られていませんよね。ワタクシも最近、名前を知ったばかり。
徳一さんは平安時代の初め、20歳の頃に奈良から東北へ行かれ、やがて菩薩と慕われるようになりました。会津では「私たちの徳一菩薩さま」と敬愛され、知らない人がいないほどだそうです。

西山先生のお話も、赤坂先生のお話も、ひたひたと心に迫るものでした。


Sさん夫妻は今年3月、奈良を離れ、息子さんの近く(関東圏)へ引っ越していかれました。

今回のシンポジウムに参加して、ああ、これを聞いていれば、Sさん夫妻ともう少し中身の濃い話ができたのになあと、思わずにはいられませんでした。


西山先生の最近の著書『語りだす奈良 118の物語』にも徳一菩薩は登場します。
徳一を思い出し、奈良と会津の絆をもう一度深めようという取組みが始まっている。
と書かれています。このシンポジウムのことですね。

151121語りだす奈良


やさしい語り口で、118もあるはずの物語が一気に読めます。どこからでも入っていけます。心が静かなやさしさで満たされ、やっぱり奈良が好きな自分に気づき、そうして、奈良がもっと好きになること、うけあいです。

『語りだす奈良』から「おわりに」の一節を。
……
歴史は終わってしまったものではない。過ぎ去ってはいない。今につながり、私につながり、明日につながっていく。だから奈良は古くて新しい。奈良の物語を語ろう。奈良から物語ろう。
……
 

えへへ、サインをいただきました~♪

151121サイン


※「奈良と会津 1200年の絆」→




Posted on 2015/11/23 Mon. 21:27 [edit]

category: 読書

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