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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

佐渡旅行⑥金山の関連施設 北沢浮遊選鉱場跡 

佐渡旅行の2日目に、金山見学をする予定だったのだけれど、⇒
時間がなくなってしまった。

せめて遠望

230821佐渡金山
↑2つに割れたような山がそれ


想像をたくましくするご一行様(笑)

230821金山遠望


夜は、金山の関連施設である北沢浮遊選鉱場跡がライトアップされていて、ホテルからバスで連れていってくれると聞き便乗。怪しくも不思議な魅力をたたえていた。佐渡のラピュタと言われているのだそう。

230821ライトアップ


コロッセオみたい(行ったことないけど(;^_^A)

230821ライトアップ7


北沢浮遊選鉱場跡⇒


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Posted on 2023/09/11 Mon. 17:00 [edit]

category: 県外

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11

佐渡旅行⑤佐渡うどん 

旅の楽しみのひとつは、その土地ならではの食を味わうことだろう。

今回の佐渡旅も、娘らがいろいろと趣向をこらしてくれていた。

2日目のお昼は「佐渡うどん」。もちろんお初。へぇ、どんなうどんやろ。



見た目はお蕎麦だった。

230821佐渡うどん3

パッと見てクセがあるのかなと思ったのだけれど、全く違和感なく、つるっといけた。

海藻を練りこんであるのだという。調べてみると、呼び名がいくつもあるようで「ぎばさ」「ながも」「あかもく」…。覚えられない(笑)

このお店では「ぎばさ」と書いてあったが、新潟では「ながも」が一般的とか。そういえば、前夜、ホテルの夕食に「ながものお味噌汁」が出たな。あれだったのかー。とろりとした食感だった。

このヒバマタ目ホンダワラ科の海藻は特にミネラルやポリフェノール類が多いのだという。近年注目されているスーパーフードだそうで。

230821佐渡うどん2

佐渡うどん一品だけなら素朴なはずだが、多種の副菜を付けて華やかなメニューにしてあった。

特に、「かき揚げ」に目を奪われた。佐渡の魚介を使っているという。

230821かきあげ


農家をリノベーションしたというお店

20230821佐渡うどんの店



佐渡うどん蒼井⇒

Posted on 2023/09/07 Thu. 22:13 [edit]

category: 県外

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07

佐渡旅行④いごねり 

8月20~22日、二泊三日の佐渡旅行は同じホテルに宿泊。

楽しみはもちろん夕食である。

1日目

20230820夕食

食べきれないほど

220820夕食2
↑アワビの酒蒸しはお持ち帰りで、部屋飲みのアテに(笑)


2日目

230821夕食

↑最初だけしか写真がないのは、この後、ホテルが案内してくれる金銀山「北沢浮遊選鉱場跡」のライトアップツァーに参加するために、ちょっと急いだせいかも(;^_^A

お食事のなかで、「いごねり」という一品が印象に残った。
聞くのも食べるのも初めて。小鉢物だが、2日とも登場していた。

1日目おしながき
230820おしながき


2日目
230821おしながき


いごねりとは、「いご草」という海藻を利用した佐渡の郷土料理⇒

見た目はコンニャクだが食感がちがう。佐渡のソウルフードだそうだ。

Posted on 2023/09/05 Tue. 22:21 [edit]

category: 県外

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05

福知山線廃線敷ハイキング 

8月28日、Yさんの企画案内による恒例「番外編」に参加して、福知山線廃線敷をハイキング。

廃線跡は約4.7km。JR西宮名塩駅から、約15分歩いて、廃線跡入口に到着。

230828福知山廃線敷
↑出発直後

これがまあ、武庫川渓谷に沿うすばらしい景観!

230828福知山廃線敷2

川の表情も豊かで飽きることがありません。

230828渓谷美

往時の枕木もそのままで臨場感に浸りながら

230828枕木2

230828枕木とユリ


6つのトンネルと3つの橋があり、変化に富んでいます。
が、トンネル内は真っ暗。ライト必携です。1人はとても無理。お勧めできません。
でも仲間がいると日常を離れた探検気分に(笑)

一つ目の北山第1トンネルへ

230828トンネル1


230828トンネル出口1-2
↑出口が見えてきたらホッ


圧巻は、清滝尾トンネルを抜けるとすぐ鉄橋(第2武庫川橋梁)があるところ

230828清滝尾トンネルから第2武庫川橋梁

230828第2武庫川橋梁

230828橋梁から

第2武庫川橋梁は昭和29年(1954)に架け替えられたものだそうです。

鉄橋を過ぎるとまたもやトンネル

230828長尾山第2トンネル

思わず、口をついて出てくるのは懐かしい歌

今はやまなか 今は浜
今は鉄橋渡るぞと 思う間もなくトンネルの
闇を通って広野原



こちらはトンネルを抜けると親水広場桜の園

230828桜の園2

トンネルの出口で

230828キノコ


川のせせらぎ、緑の山々、ひんやりしたトンネルの中、真夏には最高のハイキングでした。すばらしい企画に感謝!


廃線敷ハイキングを終えて振り返ると

230828振り返り




YAMAPの地図を確認

230828ヤマップ
↑青い線が歩いた道


現在は、西宮名塩駅と武田尾駅間はずっとトンネルの中なんですねぇ。のみならず、前後もトンネル続きのようで。なんとあじけない(笑)

武庫川渓谷をゆっくり進む電車、やっぱり汽車か(笑)、に乗っているつもりで、風景を思い出しています。

昭和61年(1986) 旧国鉄福知山線生瀬駅 - 武田尾駅間が新線に切り替えられたことにより廃止
昭和62年(1987) 国鉄が分割民営化、JR各社発足


※JR福知山線廃線敷⇒

Posted on 2023/09/03 Sun. 14:28 [edit]

category: 県外

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03

佐渡旅行③ 世阿弥が配流された万福寺の跡 

世阿弥が佐渡島へ流されて、最初に過ごした場所が、国道360号沿いにあることを知り、両津港からホテルまで車を走らせる途中、立ち寄ってもらった。

230820万福寺跡

世阿弥が佐渡島へ配流されたのは、室町時代の永享6年(1434)。時の将軍、足利義教の逆鱗にふれたとされる。齢72歳。この2年前に、息子元雅を亡くしており、心中いかばかりであったろうかと察するに余りある。

だが、世阿弥さん、さすがに常人とはちがう。
配流されたコースや風景を書いた「金島書」なる作品が残っているのだ。7編の小謡とされるが、紀行文風。

これによると、永享6年5月4日、都を出発、若狭の小浜から佐渡島をめざしている。


船止むる、津田の入海見渡せば、…、五月も早く橘の、昔こそ身の、若狭路と見えしものを、今は老の後脊山。されども松は緑にて、木深き木末は景色だつ、青葉の山の夏陰の、海の匂ひに移ろひて、さすや潮も青浪の、さも底ひなき水際哉…。


船から見える風景も書きとどめている。
…雪の白山ほの見えて、雪間や遠く残らん。なを行末も旅衣、能登の名に負ふ国つ神、珠洲の岬や七島の、海岸遥かにうつろひて、入日を洗ふ沖つ波、そのまま暮れて夕闇の、蛍とも見る漁火や、夜の浦をも知らすらん。

たなびく雲の立山や、明け行く天の砺波山、倶利伽羅峰までも、それぞとばかり三越路の、船遥々と漕ぎ渡る、末有明の浦の名も、月をそなたの知るべにて、…

ここはと問はば佐渡の海、太田の浦に着にけり。


情緒豊かに風景を切り取っていて、流罪になった船旅とは思えない。

その日は、大田(現在の多田であろう)で泊まり、翌日は峠越えして、万福寺に着いている。

途中、長谷寺にお参りするのだが、
観音の霊地わたらせ給。故郷にても聞きし名仏にて
と、奈良の長谷寺を思う。

佐渡の長谷寺、確認してみると、奈良の長谷寺を模したとか?⇒
あ、ちょうこくじ、と読むようで。真言宗豊山派、牡丹の名所、十一面観音がご本尊…よく似ているよね。

20230830万福寺跡


万福寺跡にある説明板

202308201万福寺跡説明

石碑には

20230820万福寺跡泉


補厳寺世阿弥碑期成会
金井町

とあって、万福寺跡のある金井町と、補厳寺世阿弥碑期成会、が建てたようだ。

補厳寺は、奈良県田原本町にある世阿弥ゆかりのお寺。こちらにある「世阿弥参学之地碑」も、補厳寺世阿弥碑期成会が建てられたと記憶する。


石碑のあるあたり

230820万福寺跡2


検索していたら、平成23年に撮られたこんな写真を発見。⇒
拝借m(__)m


平成23年万福寺跡

↑写真は石碑が建てられた頃?

現在は手入れが行き届いているとは言い難い状況。何だかちょっとさみしくなったのだった。

※上記、「金島書」の引用は、『日本思想大系 世阿彌 禅竹』(岩波書店)所収より

230901日本思想大系

Posted on 2023/08/31 Thu. 22:16 [edit]

category: 県外

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