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かぎろひNOW

悠久の奈良大和路を一歩ずつ  風景、もの、人…との出会いを楽しみながら

辻邦生が読んだプルースト 

雨のなか、柳生街道を歩いてきました。

帰宅すると、学習院大学史料館からハガキが届いていて、疲れが吹っ飛んだのは言うまでもありません。

171020辻邦生展


この夏、学習院大学史料館へ行ったご縁でハガキをお送りくださったのだと思います(⇒)。
ありがとうございます。

パリ・ストラスブール・東京巡回
辻邦生ーパリの隠者 展

会期:平成29年11月5日(日)ー11月18日(土)
    12:00ー20:00(最終日は16:00閉室)
    会期中無休

会場:日仏会館ギャラリー ※入場無料
    東京都渋谷区恵比寿3-9-25

主催:学習院大学史料館 共催:公益財団法人 日仏会館

講演会「辻邦生が読んだプルースト」
平成29年11月12日(日)14:00ー15:30
日仏会館ホール
講師:保苅瑞穂氏


実は、辻邦生展へ行ったとき、学芸員のTさんから、昨年、パリ日本文化会館で開かれた折の記念冊子をいただくという幸運に恵まれました。

171020辻邦生ーパルの隠者

このとき、秋に東京でも行われるということをお聞きしていたのですが、残念ながら・・・


プルーストについて、辻邦生はあちこちに書いていますが、ひょいと本棚から手にしたエッセイ集『海峡の霧』から、こんなくだりをご紹介してみます。

プルーストに見る至福の味
瞬間と永遠というテーマを扱った文学作品となると、何といっても、プルーストの『失われた時を求めて』を挙げなければならないだろう。この大長編は、さまざまなテーマから成り立っているが、瞬間と永遠の問題は、その基軸となっている。
人生では、時おり、至福の瞬間というものが訪れる。ふと春の訪れを感じたときとか、夏休みの始まった日とか、旅立ちの朝とか、不意に、うれしさが胸にあふれ、全身が輝くようなときがある。だが、それは一瞬のことであり、忙しい日常生活のなかで次第に忘れられる。
プルーストによると、それは失われたのではなく、無意識のうちに、身体の奥底で記憶されているという。そして何年か、何十年かたって、それが不意によみがえることがある。彼は、その記憶を「無意識の記憶」と呼んでいる。
この記憶が引き出されるのは、前に経験したのと同じような物の味、匂い、音などの感覚を、もう一度、味わう瞬間だ、と彼はいう。
この小説の主人公マルセルは、ある陰気な暗い日、散歩から帰って、マドレーヌ菓子をお茶に浸して、口に入れる。その菓子の味が舌に触れた瞬間、説明のつかない歓喜が、突然、身体に湧き上る。




話は変わりますが、ここで急に思い出したことがあります。
この夏、「鼻の日」に講演された耳鼻咽喉科の先生のテープ起こし(実際はICレコーダー)をしたのですが、なんとそこにプルーストが出てきたのです!

先生は、『失われた時を求めて』に触れて、口にしたマドレーヌを、味と言うよりはマドレーヌのにおいを嗅いだときに、小さい頃に家族そろって休暇を過ごしたというようなことの記憶を鮮明に思い出してくるというような箇所を紹介されまして。
においから過去のあの時、あの場所というような記憶、楽しいことも嫌なこともあるかもしれないが、においによっていろんな記憶がよみがえってくることを、作家の名前をとって「プルースト効果」というのだとか。
嗅覚は、聴覚や視覚に比べると、情動や感情の部分と関連。つまり、嗅覚は原始的な脳の場所にあるという話だったかと。


プルーストに言わせると、前に経験したのと同じような物の味、におい、音などの感覚を、もう一度呼び起こす、ですが、耳鼻咽喉科のお医者様側からだと、においに、よりその力があるということ、になりますね。


今日は疲れたので、早く寝ようと思っていたのですが、1枚のハガキのおかげで、眠たくなくなってしまいました。
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Posted on 2017/10/20 Fri. 20:48 [edit]

category: 辻邦生

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第7回「酒なら日本酒」に参加して  

1週間以上も経ってしまったけれど、10月19日に開催された第7回「酒なら日本酒」をレポートしておかなくては!
日本酒一杯と酒肴一品が500円。とは信じられないクオリティの高さ! 奈良酒と料理のマリアージュ(組み合わせ、相性)に挑戦する若手店主さんたちの意気込みが感じられる楽しいイベント(参加費1500円)。

171009参加証



そんな魅力にひきこまれて、過去6回皆勤なワタクシ、今年も休むわけにはいきますまい(笑)。
お馴染みのお顔にあちこちで出会えるのもこれまた楽しいのであーる。

第1回の記念品だった、ピンクのTシャツは、ワタクシにとってはこの日のためだけの制服みたいなもん。普段、こんな色を着ることはないので、ちょっとハイテンションでゴー。
残念ながら、行基さん前で行われたオープニングには間に合わず、出遅れ。
この日を思い出しながら、記録しておこうっと。

家族みんな、この日のイベントを楽しみにしているのだけれど、別行動(笑)
東京の娘夫婦とakkoさんのグループ、夫とワタクシはそれぞれ1人で。毎日のように顔をつきあわせて晩酌しているんやもん、こんなときくらい、新鮮な風に吹かれたいよね(笑)


1人でふらりと、高天地下の受付へ行くと、わー、亀ちゃん・川クン夫妻が担当していてビックリ。
亀ちゃんの胸には生後3か月の赤ちゃんが! すやすや。
この子の成長も楽しみやから、これからも欠かさず参加しなければ(笑)

いちばん先に出会ったのが、亜耶さんから出てきたばかりのマーキーさん!
最近、ちょくちょくお会いしていることを思うと、やっぱりご縁があるのね。

亜耶さんは混みこみの様子だったので、マーキーさんと一緒に他所へ。

●大和旬菜・魚・鶏 じゅん平(奈良市上三条町7 TEL:0742-31-7140)
お酒/裏篠峯 純米 山田錦 超辛口 無濾過生原酒 竹山ラベル
アテ/大ちゃんの本鮪とアボガドの酒粕タルタル

171009じゅん平

酒粕を隠し味にしたタルタルがお、おいし~。鮪の赤とアボガドの薄緑の色合いも美しくて。


●和洋バル なか川(奈良市小西町2-3 TEL:0742-26-3700)
お酒/風の森 純米しぼり華 露葉風70%
アテ/合鴨のスモーク ハニーバルサミコソースとサツマイモ、梨、胡桃のポテトサラダ

171009なか川

マーキーさんのお知り合いの団体さんと同じテーブルで。
「風の森」と洋風料理も合うね。


●吟酒遊膳庵 厨(奈良市小西町2-1 ジャパンドビル2F TEL:0742-24-3738)
お酒/みむろ杉 純米吟醸 山田錦
アテ/鰆のポワレ 柿のソース

171009厨

鰆の蒸し焼きと柿のソースがオモシロイ味わい。


東向通りで、歴史探訪仲間のHさんと会って、立ち話。神戸からお友達が大挙して参加されているとか。
このとき、やまさんも通っていかれた。「やまさーん」


●折衷旬菜 香月(奈良市下御門町28-1 TEL:0742-22-1018)
お酒/春鹿 奈良の八重桜
アテ/栗のサヴァイヨン・ブリュレ仕立て レーズン入り生チョコ・自家製柚子ピール添え

171009香月

毎回、デザートと日本酒を合わされて、度肝をぬくようなマリアージュ。ここは外せないわ。
「奈良の八重桜」は甘すぎると敬遠していたのだけれど、こんなふうに合わせると、むしろ甘さがいい感じ。
娘グループにバッタリ(笑)。情報交換。


もちいどの商店街で、Yさんに会って。
この日の朝、FBで髪をショートにされたことを知っていたので、「わぁ、ステキ~」


ここでちょっと休憩

171009泉勇斎

↑泉勇斎さんで
なんで、休憩して日本酒やねん、って? ほんまや^^;  でも、ご同輩が何人かいらっしゃって、「やっぱり休憩せんとね」(笑)
お隣の若いご夫婦が「何のイベントですか? 」 奈良市内に住んでいて、お酒が好きでも、「酒なら日本酒」を知らない人もいるんやと、ちょっとビックリ。PRしておいたので、来年は参加されるかも。


●青天(奈良市東向南町一番地 AMI21ビル TEL;0742-25-2065)
お酒/生酛のどぶ
アテ/牛すじ煮込み 中華風

171009青天

意表をつかれた、ぬる燗のどぶが、なんだかやさしくてホッ。中華風煮込みにもバッチリ!
蔵元社長がお見えだったのも、うれしいなと。あっ、梅さん! お世話さまです。


●ぼうぼう焼き 鶏若(奈良市小西町5番地 アルテ館2F-A TEL:0742-26-1189)
お酒/花巴 山廃純米 雄町 無濾過生原酒 直汲みにごり 28BY
アテ/大和肉鶏と秋の野菜の天ぷら

171009鶏若

天ぷらの材料が置かれていて興味をひかれた。

17100鶏若2

マーキーさんがお知り合いの方にご挨拶。大阪の人気店の大将とか。大阪の同業者にも注目されているようで!
Kさんご夫妻と「また、お会いしましたね」
ぼうぼう焼って? 今度、食べてみたい。
花巴の蔵元も来られていて、お話を聞けたのもよかった。


●グリルチェンバー(奈良市高天町38-3 近鉄高天ビルB1F TEL:0742-22-3538)
お酒/梅乃宿 山香 山廃純米吟醸 ひやおろし
アテ/手作りスモークチキンと自家野菜のおばんざい盛合せ

171009グリルチェンバー

「食堂 てらかわ」(⇒)の店主、山本さんのお顔も。来年は、「酒なら日本酒」の提供メンバーに入っていらっしゃったらいいなぁ。

最後は、マーキーさんと別れて、亜耶さんへ。

●酒房 亜耶(奈良市高天町38-3 近鉄高天ビルB1F TEL:0742-25-0272)
お酒/百楽門コレクション
アテ/サツマイモのレモンマスタードマリネ、若鶏のトマト煮ローズマリー風味、カレイの昆布締め ポン酢ジュレ 酒米の和風リゾット

171009あや3

百楽門の蔵元社長さん!

171009社長


「百楽門」も多種から選べて

171009あや2


わーい、と喜んでいたら、なんと!
「あなたが200人目です」のプレゼントが!(上の写真、新聞紙でくるんだもの)
えー、ラッキーすぎ。

171009プレゼント

梅乃宿酒造と箕面ビールのコラボ「ARAGOSHI×MINOH]と百楽門のおちょこをいただいて。
あなうれし。ありがとうございました。

※「酒なら日本酒」⇒

「酒なら日本酒」イベントはワタクシの友人たちにも広がり、「来年は声をかけてよ」。
遠くから来られる人に、ならまち散策も兼ねて、案内しようと画策中。

Posted on 2017/10/17 Tue. 20:36 [edit]

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17

名張、夏見廃寺跡へ ご報告 

10月12日、「かぎろひ歴史探訪」第9期の3回目。

コース
近鉄大阪線名張駅⇒夏見廃寺跡と夏見廃寺展示館(昼食と講座)⇒積田神社⇒名張藤堂家邸跡⇒寿栄神社⇒アーケード街⇒宇流冨志禰神社⇒近鉄名張駅(解散)

霧雨のなか、夏見廃寺跡へ

171012公園


夏見廃寺展示館着

171012展示館着


展示館で

171012展示館


廃寺跡に立って往時をしのぶ

171012廃寺跡

晴天時よりも趣あり

171012廃寺跡2


昼食、龍センセ講座の頃には雨も上がって

171012講座


積田神社

171012積田神社2


銀杏の巨樹。色づく頃に来てみたい

171012銀杏



急遽、コースを変更して先に名張藤堂家邸跡へ行くハプニングもありましたが(約束の時間が迫っていたため)、無事に終えることができました。

最終ポイントになった宇流冨志禰神社

171012宇流冨志禰神社2


夏見廃寺展示館、名張藤堂家邸跡は本来、木曜日はお休みなのですが、ご配慮いただきました。
夏見廃寺展示館は、今期の予定を決めるとき(6月)に許可をいただいていたのですが、名張藤堂家邸跡は下見のときに初めて、共通チケットがあることを知り、だめもとでお願いしてみました。
急なことにもかかわらず、対応していただき感謝にたえません。ありがとうございました。

歴史探訪翌日、お世話になった教育委員会のKさんにご報告とお礼のメールをさしあげました。

思いがけず、こんなお返事がかえってきました。

実は夏見廃寺跡から藤堂家邸へ国道沿いを移動されているところを車で通り掛かりました。
後がありましたので声は掛けられませんでしたが、横目には見ておりました。
大変楽しそうな雰囲気が伝わってまいりまして何よりでございました。
このたびはありがとうございました。またのご訪問をお待ち申し上げております。


大変楽しそうな雰囲気とあるのがうれしくて!
今回は34人でのウォークでした。ご参加の皆様、ありがとうございました。

171012記念撮影

※参加者のブログなど
鉄道の旅、音楽の旅⇒ 
できさんの奈良と出雲と⇒
団塊世代プラスONE⇒
FB太古さんのアルバム⇒  


※次回は10月26日(木)、柳生の里を訪ねます。
近鉄奈良駅から邑地中村行き9時41分発のバスに乗りますので、9時30分までに行基菩薩前にお集まりください。
乗り遅れると午後までバスがありませんので、ご注意ください。
下見の後、またご報告します。

Posted on 2017/10/16 Mon. 06:59 [edit]

category: かぎろひ歴史探訪

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16

香具山麓から葛城山麓へ 

10月12日、「かぎろひ歴史探訪」第9期の3回目を無事に終えることができました。ご参加の皆様、ありがとうございました。ご報告はもう少しお待ちください。

あと、東大寺東塔院跡の現地説明会、「酒なら日本酒」レポートなどなど、アップする予定にしてはいるのですが…

昨日、14日は早朝から香具山の近くへ。春日神社の秋祭りでお披露目される御神輿を見学に。この報告も後日になります。

近鉄耳成駅に着いたのは朝7時前

171014香具山麓

171013音羽山


近辺をちょっと歩いてから、急遽、葛城山麓へ。やまとんくらぶの、再度の下見。もう今日しか、時間がとれなーい。

171014葛城山麓

↑9時半頃


171014葛城山麓2

↑博西(はかにし)神社近くで


171014葛城山麓から

↑右手の森が博西神社


よく歩いた1日でした。でも、風景が好きだから、疲れない、というか楽しい。
きたる、桜井市ウォーキングフェスティバル(26km)も意識していまーす(笑)

Posted on 2017/10/15 Sun. 06:27 [edit]

category:

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15

ジオラマによる奈良のバス100年展 

curry & cafe 香炉里(こるり)で開かれている、ジオラマによる「奈良のバス100年展」がおもしろい。

171007奈良のバス100年展

大正時代から現代までの、奈良のバスの変遷も興味深いのですが、ジオラマでの表現が、とてもリアルでのぞきこんでしまいます。


こるりますたーがコツコツと仕上げたジオラマを写真にして、壁面に展示

171007壁面


トップを飾る、大正時代

171007大正時代


現代の2点

171007現代


↑右の写真をもう少し大きくしてみると

171007写真


ジオラマで

171007ジオラマ

↑背景の樹々がない状態ですが、まるで世界が違いますよね。


写真の撮り方も大事だと思うのですが、一段とリアルさや臨場感を増しているのは、バスには運転手や乗客まで乗っているところでしょう。

171007写真アップ




ワタクシ、バロックおじさんからいただいた、奈良交通バスや桜井線の電車を持っているんですよ~

12.9.10バスと電車


背景に、自分の撮った写真を使って、遊んだりしたことがありました。

12.9.10電車三輪山
↑背景は三輪山と箸墓(2011.8.7)

12.9.10龍王山電車
↑龍王山(2012.9.12)

busmidori.jpg
(2013.3..22)

ブログにアップして、まあ、それなりに反響もあったのですが^^;、どうしても気に入らないというか、リアルさに欠けてしまうのは、人がいないという点。人を乗せないとアカンわ、というところにいきついてからは、そんな遊びも遠ざかってしまったのでした。


こるりますたーのジオラマの、小さなバスに乗っている運転手や乗客を見て、思わずニヤリ。
さすが~。鼻息で飛んでしまいそうな小さな人物なんですけどね。
ほんとうにこころにくいばかりのワザが細部にちりばめられていて、ため息ついたり、あきれたり、感心したり…


展示されていたジオラマ

171007ジオラマ展示


製作中

171006製作中



※Curry & Cafe 香炉里⇒
奈良市十輪院畑町11番地9
TEL・FAX 0742-24-3648
11時~20時(冬季は19時)営業
火曜定休日

Posted on 2017/10/13 Fri. 19:57 [edit]

category: こんな店

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